タクシー業界売上No.1。リーディングカンパニーとして常にお客様に選ばれ続けるブランドへ

新入社員向け研修にeラーニングシステムを導入し、入社前の知識の定着化を実現。

日本交通株式会社

日本交通株式会社は、
グループ売上高で日本最大※のタクシー・ハイヤー会社です(※日経MJ第37回サービス業調査ハイヤー・タクシー部門)。
創業以来90余年、業界の老舗、そして大手東京四社の一角として、皆さまに親しまれています。
現在、東京を中心としてタクシー約6,100台(業務提携会社を含む)、
ハイヤー約1,300台(請負・ドライバー派遣車両を含む)を運行されています。

 

▼タクシー部 総合研修センター教官 加藤洋治様

導入企業プロフィール

日本交通株式会社

Nihon Kotsu Co.,Ltd.

事業内容

  • タクシー・ハイヤーによる一般乗用旅客自動車運送事業及びマネジメント、自動車整備事業ほか
この度は、タクシー部 総合研修センター教官 加藤洋治様にお話を伺いました。

learningBOX導入のきっかけをお教え下さい。

この度、新卒採用内定者を対象とした入社前の事前研修の為にeラーニングを導入させていただきました。
私が前職でサッカーの指導者をしておりまして、サッカー界ではeラーニングは10年以上も前から導入されていたんですね。
どのような導入の仕方かというと、サッカーの指導をする際に事前にeラーニングで勉強して、その後に皆で集合研修をして、選手を対象に実際の指導をする、という流れですね。導入した当初は、各々のコンピューターリテラシーが違う事もあって、馴染むまで時間がかかるスタッフもいたのですが、今はもう当たり前のシステムになっています。そういう事を経験していたにも関わらず、ここの部署にきてからはeラーニングの事をすっかり失念していまして…(笑)。日本交通では、タクシー乗務員として新卒採用を進めていて、毎年100名を超える方が入社されます。その新卒内定者を対象とした研修を行う時のツールを社内で検討することになり、たまたま「eラーニングはどうか。」という話が持ち上がり、「そういえばサッカー界ではeラーニングは当たり前だったな!!」となったんですよね(笑)。そこで「eラーニング」で検索をかけたところ、龍野情報システムさんのlearningBOXを見つけたんですね。私自身もeラーニングに関して、専門的な知識があるわけではないので、「初心者でも簡単に作る事ができる、eラーニング」に着目しました。お金をかければいくらでも希望に沿うものはあるかと思うのですが、ランニングコストをあまりかけずに導入できるeラーニング、と考えた時にもlearningBOXはベストだったのです。

タクシー乗務員になるためには、第二種免許を取得したり、都内地理試験をパスしたりしなければなりません。これらの資格は通常は入社してから私たち教官が指導して取得していくものなのですが、新卒内定者の中には、入社前の時間に余裕のある間に、これらの資格取得にチャレンジする者がおり、私たちは事前研修という形で全面的にバックアップしているんです。
このような取り組みは、今季で3年目になるのですが、実は昨年は色々な面で苦労をしまして…。例えば、地理についてしっかりと学習してもらって、テストに合格させたいのですが、入社前に会社に来ていただきガイダンスするにも、時間がないんですね。例えば入社手続きに来ていただいた時に前30分のみ、内定式の20分間のみ、というような感じです。
そのような状況下で指導をして、合格までもっていく、という事はなかなか難しいものでした。そのような経験から、eラーニングシステムを導入することで、集合研修をせずとも、ある程度の知識を伝える事によって合格まで持っていこうという狙いがあります。

▼日本交通株式会社様 タクシーサービスホームページ

eラーニングを扱っている企業様がたくさん存在する中、learningBOXを選んでいただいた「決め手」をお聞かせいただけますでしょうか?

まずはWebで検索して、eラーニングについての事前知識をつけてから展示会(教育ITソリューションEXPO)へ参加しました。
この時点で既に目的は龍野さんでしたので、他社を何件か回ったあとで最後にブースへ立ち寄り、直接お話を伺いました。事前調査で疑問に思っていたことはこんなに安価で本当にeラーニングを提供しているのか!?と(笑)。実際にデモを確認し、お話を伺ったところ、この価格でここまでの機能があるならばOKだな、と感じ導入させていただきました。

learningBOXを導入した事で、研修はどう変化しましたか?

かなり楽になりました。
昨年に比べると、研修にかかる指導の時間がかなり削減されています。
どのように楽になったかと言いますと、内定式や入社手続きのタイミングで全体にガイダンスをするのですが、詳細の説明に関しては限界を感じていました。今までは、入社手続きで本社に来ていただくタイミングに合わせて、私たちが本社に行って、30分ほどで地理試験の説明をしなければなりませんでした。また、内定式の空き時間20分程度を利用して事前研修をさせてもらうこともありました。それがlearningBOXを導入してからは全体に理解が深まっているのを内定者との会話の際に感じます。
それから、質問がある度に電話がかかってくると、私たちは細かく丁寧に確認・説明をしていきます。そうすると電話で軽く30分は使ってしまう。そういう流れであったものが、「Webを見た」「eラーニングを確認した」というところから会話が始まるようになったので、電話対応の時間もかなり短くなりました。メールでやり取りするにしても、ある程度予備知識がある中でやり取りできるので、お互いに時間の短縮にもなるし、労力の短縮にもなっていますね。
内定式の時も事前研修にばかり時間を費やせるものではないので、説明が不十分になることもありましたが、learningBOXを導入する事で、説明の至らなかった部分の補足もでき、非常に助かっています。

昨年は、分からないところを個別で指導する家庭教師のような事もやっていたのですが、それによって多くの時間が割かれると、他の業務が全くできなくなってしまうこともありました。ですが、今季はlearningBOXを導入する事によって私が頑張らなくてもシステムが助けてくれますので、他の業務も行えるというところですね。昨年と比べると雲泥の差ですね!

実際にlearningBOXでの研修を受けた社員さんからはご意見ございましたか?

リサーチしておりましてですね(笑)、これは私が作ったコンテンツなのですが(▼下記画像参照)、法令テストについての各コンテンツは非常に使われていて、内定者からもlearningBOXを基準に勉強した、という声が上がっています。動画も何度も確認できるように設定していますので、何度も確認し学習する事で、実際の合格に繋がっているという嬉しい感想もあります。
地理試験の方は、今までは紙ベースの資料を使って、実際の集合研修のガイダンスで指導する形で学習させていました。現在はそのガイダンスを動画教材としてlearningBOXにあげていますので、何度も繰り返して学習ができるので、とても喜ばれています。ただ、実際の勉強、特に基礎に関する部分はまだ紙ベースで勉強されていますね。というのも一番難易度が高いテストが地理テストなので、地理のコンテンツを充実させたいと思っているのですが、まだ紙ベースの資料より充実したものを作ることが難しく、これは今後の課題だな、と思っています。基礎の部分はまだこれからなのですが、応用に関する部分はコンテンツがよく利用されていると、受講履歴から確認できています。


▼加藤様の作成された、とても作りこまれたコンテンツ一覧

learningBOXを使用しての事前研修ですが、使い方の説明についてはどのようにされていますか?

まずは10月頭の内定式の時に、事前の資格取得にチャレンジする場合のサポート体制についての説明を行います。
そこで、チャレンジする方に対して「Webで学習するシステムを導入しました。皆さんのアドレスへログインIDをお送りしています。まずはログインして下さい。」という簡単な説明をします。learningBOXの操作方法については内定式の合間では時間が取れませんので、操作説明もlearningBOXへ動画教材としてアップしています。ですので、当日の説明は「まずは動画を確認してから、学習を進めて下さい。」と言うだけで終了します。

learningBOXを使って、今後の業務改善予定はございますか?

まずは新卒内定者の事前研修での効果を、客観的な指標として出してから、中途採用者の研修(新卒採用者と同様に、安全運転の授業、関係法令の授業、地理の授業、接客の授業等があります)にも応用させていきたいと思っています。最終的には各事業所へ配属された後の現場研修でも活用してもらえるようなコンテンツにしていきたいですね。
各事業所での現場研修においては、各所が独自に資料やテストを作ったりしています。ですので、今後は各所の良いコンテンツやノウハウが集まれば、全社的に水平展開し、活用してくれるようになってくれればいいなと思っています。
また、現在は「誰がどのコンテンツを確認したか」「どの時間にログインしたか」等のチェックはできているのですが、「誰がどの問題でつまずいたか」「どの分野が苦手か」というところまで分析できていないです。今までの紙ベースでの授業の蓄積もあるので、どういう所で間違いが多いか等はある程度把握はできているのですが、実際の客観的なデータで出すと、思い込みと実際とで違う事ってあるのではないかと考えています。将来的にはlearningBOXの集計も取って、確実なデータを今後の教材に反映させていきたいですね。その為にも作り込みをもっと強化していこうと考えています。そうする事でゼロベースの人間が勉強を始めた時に、短い期間で専門内容を習得させられるような新たな教材を作っていきたいですね。タクシーの業務は法律に沿った営業する事が求められます。ボリュームの多い法律の学習を、新入社員の方々が学ぶにはハードルが高いので、誰にでも分かりやすいコンテンツを作っていきたいです。さらには、専門的な知識やノウハウが求められる観光タクシー乗務員の授業にも導入させたいですね。

やはり昔からの研修方法にも良い点があるでしょうし、Webへの適性には個人差もあるでしょうから、eラーニングに対して全く抵抗がない、というと嘘になります。
ただ、一度実際に使ってみて、その使用感に楽さを感じることができると、人にとってかけがえのないものになるじゃないですか。スマートフォンもそうですよね。learningBOXもそんな存在になって欲しいなぁ、と思っています。


あとがき

この度の導入事例はいかがでしたでしょうか?

日本交通株式会社 加藤様にインタビューをさせていただいた時点で、learningBOXの導入期間は、わずか5ヵ月でした。5ヵ月間で、今までの研修にかかる指導時間の大幅な削減を実現されています。それにはコンテンツの充実はかかせません。今後も加藤様の作り込まれるコンテンツをサポートできるよう、私達learningBOXも価格面はもちろん、操作面、サポート面等進化しつづけて参ります!

お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

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