eラーニング研修は導入すべき?メリットや選ぶポイントを解説

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eラーニング研修は導入すべき?メリットや選ぶポイントを解説

様々な社会情勢もあり、できる限りオンライン上で効率的に社内研修を進めていきたいと考えている経営者や担当者はいないでしょうか。

この記事では、近年諸企業で導入が進んでいるeラーニング研修の概要やメリットを解説していきます。eラーニング研修実施の流れやシステムを選ぶポイントも紹介していきますので、これからeラーニング研修を導入したい方はぜひ最後まで読み進めてください。

目次はこちら

  1. eラーニング研修とは
  2. 企業がeラーニング研修を導入するメリット
  3. 企業がeラーニング研修を導入するデメリット
  4. eラーニング研修実施の流れ
  5. 学習管理システムを選ぶポイント
  6. eラーニングの導入が必須の時代となりつつあります
  7. まとめ

 

eラーニング研修とは

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eラーニング研修とは、インターネットに接続されたPCやスマートフォンを介して遠隔で受けるタイプの研修です。システム自体は1990年のインターネット黎明期から存在しており、当時はCBT(Computer Based Training)と呼ばれていました。

eラーニングの「e」は「電子的な」を意味する「electric」の頭文字です。eラーニング研修はその文字通り、電子媒体を通して行う研修を指しています。
 

企業がeラーニング研修を導入するメリット

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あらゆる分野においてオンライン化の流れが加速していることもあり、eラーニング研修と導入する企業が増えてきました。導入検討にあたって、取り入れることでどのようなメリットが得られるのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、企業がeラーニング研修を導入するメリットを4点紹介します。

交通費・宿泊費・会場費などのコスト削減が可能

eラーニングを導入することで、研修開催にあたって従来発生していたコストの削減が可能です。

例えば「集合研修」を実施する場合、受講生は研修を受けるために一つの会場に集まる必要があります。全国展開をしている企業の場合は、交通費や宿泊費を支払う必要があり、大きな出費になってしまうでしょう。また、参加人数が多い場合は、受講生を収容するために大きな会場をおさえなければなりません。

eラーニング研修なら交通費や宿泊費などが不要となるため、大幅なコスト削減が可能です。

講師を手配する手間が不要

eラーニング研修は、すでに内容が固まっているオンライン上のプログラムを進めていく研修です。そのため、特別に講演や内容を指導する講師の手配が必要ありません。

特に専門的な内容を学ぶ研修である場合には、人脈がない限り質の高い講師を探すのは一苦労ですが、その手間がかからないのは大きなメリットでしょう。また、本来講師に支払う謝礼なども必要ありません。

講師・教育の質が均一

eラーニング研修は、同じ講座を受ける場合には指導者のレベルに左右されずに学びが進んできます。そのため、地域や受講する年によって講師や学びの質にバラつきがありません。指導内容の均質化が図られるため、一定レベル以上の学びが保証されます。

進捗状況の管理が容易

eラーニングで研修を受けることにより、学びの進捗管理がより簡単になります。開催側・受講者側ともに「今どこまで受けているか」などを管理画面から確認できるため、学びの全体像を掴みやすくなり、進捗状況を把握しやすくなる点がメリットといえるでしょう。都度抱えている課題も明確になり、その後の学びもスムーズになります。

 

企業がeラーニング研修を導入するデメリット

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eラーニングを導入するメリットは数多くありますが、一方でデメリットも存在します。オンライン上で行うeラーニングならではの課題も把握しておきましょう。

ここでは、企業がeラーニング研修を導入するデメリットを4点紹介します。

初期費用・月額費用が必要

eラーニングによる研修を導入する際には、初期費用や月額費用が必要です。どのようなシステムやサービスを利用するかによっても変わりますが、一般的にはこの2つの費用が発生します。

集合研修と比べると交通費や会場費はかかりませんが、総合的なコストだけ考えると集合研修よりも高くなる可能性もあるでしょう。

ネット環境が必須

eラーニングはインターネットを介して行う研修であるため、受講する場合はネット環境の整備が必須です。パソコンやスマートフォンの普及は全国的に進んでいますが、各家庭や個人の状況によってネット環境や設備の有無は異なります。

入社前研修に利用する場合など、自宅にネット環境がない受講生には環境を整える費用が負担となるケースもあるでしょう。

実技習得は難しい

eラーニング研修はあくまでも座学での研修がメインのため、実技の習得が難しい点がデメリットとして挙げられます。実際に手を動かして作業を覚える、他の受講生と協力しながら成果物を作っていくような内容を研修内容として盛り込むのは難しいでしょう。

一方、集合研修では複数人で実技を習得できるメリットを持っています。

受講生のモチベーション維持が難しい

オンラインによる研修が持っている「いつでもどこでも学べる」というメリットは、反面デメリットにもなり得ます。研修を受けるタイミングに強制力をつけることが難しいため、受講生のモチベーションが低い場合にはサボりを誘発する可能性もあります。

受講生全員のモチベーションを一定に保ち、足並みを揃えていくための対策が必須になるでしょう。


 

eラーニング研修実施の流れ

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ここからは、eラーニング研修の導入を考えている方向けに、研修実施の流れについて解説します。

どのようにプログラムを組んでいけばいいのかわからない、進め方を体系的に知りたいという方はぜひ参考としてください。

STEP1:研修内容の決定

最初に行うべきことは、研修の主目的を決定し、内容を固めていくことです。会社が抱えている課題や特定の対象に学ばせたい内容などを洗い出し、どのように学びを進めていくのかを決めていきましょう。

新入社員や管理職など、受講生それぞれの状況によって学ぶべき内容は変わるため、個々が抱えている課題の解決やステップアップを図ることが研修の大きな目的です。

STEP2:学習管理システム(LMS)の決定

主目的が定まった後は、どの学習管理システム(LMS)を利用するかを決めていきましょう。自社で教材を用意するタイプや教材が用意されているタイプなど、各企業によって様々なサービスやシステムがリリースされています。そのため自社の研修目的に合うシステムを慎重に選定しなければなりません。

より効果的なeラーニング研修とするためにも、プログラム終了後を具体的にイメージできるシステムを選びましょう。

STEP3:研修の管理者の決定

内容とシステムが固まったら、研修の管理者を決めましょう。受講生をまとめつつ、研修の進捗状況などを適切に管理できる人が適任です。

受講生が多く1人で管理しきれない場合には、チームを組んでプロジェクト方式で進めていくのも一つの方法です。その際にも、最終的な責任や決定権を誰に委ねるのかしっかりと決めておきましょう。

STEP4:研修の実施

すべての準備が整ったら、実際に研修を実施するフローに移ります。管理者を中心に、受講生の進捗状況や提出されたレポートの確認などをスムーズに進めていきましょう。

受講生の進捗に遅れなどが発生した場合には、都度適切なケアを施すことも重要です。eラーニング研修はどうしても受講生の進捗やモチベーションに差が出てきやすいため、全体のバランスをどのように取っていくのかを常に意識して研修を進めていきましょう。

STEP5:アフターフォロー

すべての研修において忘れてはいけない事柄は、「研修を行うことではなく、学んだ内容をどのように業務に活かすかが目的である」という点です。そのため、研修終了後のアフターフォロー実施を徹底しましょう。

eラーニング研修を終えた後には、学習度を測る課題を与えるなど研修の効果を適正に測れる方法を用意するのもおすすめです。そのほか、レポートやアンケートの提出を通して成果や感想を集める手法もよく用いられます。
 

学習管理システムを選ぶポイント

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eラーニングを進めていくための学習管理システムは、各企業によって数多くの製品がリリースされているため、どのように選定すればいいのかがわからない方が多いかもしれません。

自社に合った学習管理システムが選べるよう、ここでは学習管理システムを選ぶポイントを解説していきます。

自社の事業や目的と合った教材の種類があるか

学習管理システムを選ぶ際には、自社の事業や目的に合った教材があるかを最初に確認しましょう。学習の目的から逸れたシステムを使っても、高い効果は得られません。

例えば、新人研修をeラーニングによって行う場合には、「円滑にコミュニケーションを取れる仕組みがある」「社会人としての基礎が学べる内容がある」など、その分野の種類が豊富なシステムを選ぶようにしましょう。

教材の量は豊富か

学習管理システムを導入する際には、教材の量や機能が豊富なシステムを選定することが重要です。一度研修システムを導入すると、また新たなシステムへの乗り換えは非常に難しくなります。また、初期費用も新たに発生するためコスト面からもデメリットが発生します。

広範な研修内容に対応し、プログラムを変更する可能性なども考慮して、教材の量が豊富なシステムを選ぶことをおすすめします。

操作性は高いか

操作性の高さは見落としやすいポイントではありますが、重要な事柄です。受講生側にとっても開催側にとっても「使いやすさ」はスムーズな研修を実施するにあたり非常に大切です。

特に、あまりパソコンやスマートフォンに慣れていない世代に向けて受講する場合には、直観的に操作できる機能を持っているシステムを選ぶことをおすすめします。

モチベーション管理機能はあるか

オンライン上で研修を行う際には、受講生のモチベーション管理が重要な課題です。

できる限りモチベーションを一定に保つためにも「アラート機能」など、ついサボってしまう受講生を後押しする機能があればより高い効果が期待できるでしょう。
 

eラーニングの導入が必須の時代となりつつあります

eラーニングによる研修は、近年の社会情勢もあり、取り入れる企業や検討する企業が増えてきています。オンライン上で行うことにより、学びの質が一定に保たれ、プログラムを準備する手間が削減される点が導入促進に拍車をかけているといえるでしょう。

eラーニング研修を社内に導入しようとしている方は、各サービスやシステムの特性をしっかりリサーチし、目的に合った内容をぜひ選定してみてください。効率的に社内教育を進めていくためには、今や必須のシステムです。
 

まとめ

今回はeラーニング研修について、研修実施の流れや導入する際のポイントについて紹介しました。
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