learningBOXを導入し、老若男女に愛される教材を提供

公開日:

  • コンテンツ販売(B to B)
  • 小規模学習塾

公開日:

向川 誉 様

課題・導入理由
  • 取り扱う製本教材が増えるにつれて在庫の管理が大きな負担となっていた
  • 印刷会社の料金値上げにより、製本教材の価格維持が困難だった
  • アプリのアップデートに伴う製本教材の差し替え対応が難しかった
  • 営業活動の際に、重い製本教材を複数持ち運ぶのが大変だった
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解決策・効果
  • シンプルなUIで使いやすいシステムを導入し、教材作成・管理が効率的に行えるようになり、制作時間やコストが大幅削減した。製本に比べ更新も手軽で負担が減った
  • 端末1つでの営業活動が可能となり、工夫で営業効率化と顧客満足度向上を実現した
  • 多彩な教材の提供で、学ぶ楽しさや生徒の学習スキル向上に寄与している

2000年に福井県鯖江市でパソコン教室をスタートした「株式会社ハレヤカ・ジャパン」。現在は教室運営だけでなく、全国のパソコン教室、放課後等デイサービスをはじめ、各企業・団体などに教材を販売しています。製本教材の在庫負担や印刷コストの上昇等の課題を解決すべく、教材のデジタル化に着目し、learningBOXを導入しました。ICT教材制作会社として、全国約370カ所に老若男女向けの幅広い教材を展開している同社に、システム導入の経緯や導入による効果、今後の展望などを伺いました。

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7年間の教材提供の中で浮き彫りになった課題と、デジタル化への決断

まずは、御社の事業内容をお伺いできますでしょうか?

全国のパソコン教室、就労移行支援サービス、放課後等デイサービス(支援を必要とする障害のある子どもが、放課後や学校休業日等に利用できる福祉サービス)、企業、団体などに教材の販売をしています。また、直営店としてパソコン教室も運営しております。

learningBOXを導入する前にどのような課題があり、それをどのように解決しようと考えましたか?

これまで約7年間、製本教材を主力として提供してきました。初めの頃は問題なく運用できていましたが、取り扱う教材が増えるにつれて、在庫管理が大きな負担となっていました。さらに、印刷会社の料金値上げやアプリの頻繁なアップデートに対応することが難しくなりました。そこで、教材提供の効率化が緊急を要する課題となりました。

これらの課題を解決する方法として、「教材のデジタル化」に着目し、約2年前からeラーニング教材の導入を本格的に検討し始めました。デジタル化を進めることで、印刷コストの増加を抑えつつ、教材の差し替えにも柔軟に対応できる仕組みを構築できると考えたからです。

learningBOXを最初にお知りになったきっかけ、どのような点に興味を持たれたかについてお聞かせください。

東京ビッグサイトで開催されていた展示会に参加した際、複数のeラーニングサービスを提供する企業とお話しする機会がありました。初めは他社のサービスにも良い印象を持っていましたが、試用してみると、文字の小ささやデザインの古さなど、基本画面のUIに課題を感じました。

そんな中で出会ったのがlearningBOXでした。「フリープラン」で実際にコンテンツを作成してみたところ「こちらの方が使いやすさは優れている」と感じ、興味を持ちました。

learningBOX導入の決め手となったポイントをお伺いできますか?

弊社では「シニア向け」「子ども向け」「ビジネス向け」の教材を提供していますので、「誰でも分かりやすい操作性」が最大の決め手でした。

さまざまな対象者向けの教材が混在していると、学習者が目当ての教材をすぐに見つけることができません。しかし、learningBOXでは「コンテンツ割当」機能が標準搭載されており、グループや個人を限定できるので大変助かっています。

また、弊社はBtoBtoCで運営しているため、権限の設定(グループ権限設定)が柔軟にできることも非常に助かっています。

特に子ども向け教材では、「タイピング教材」を簡単に作成できる点や、クイズ形式で飽きさせない教材づくりが可能な点が魅力でした。

一方、ビジネス向け教材では、動画形式が中心です。1教材ごとのアップロード上限が大きいプランを選ぶことで、容量を気にすることもありませんし、従量課金制のおかげでコスト面でも安心です。

こうした利便性と機能の充実が、導入を決めた大きなポイントです。

learningBOXの導入から、教材の提供開始まではスムーズに進みましたでしょうか?

既存の教材データを簡単に活用できるため、大変スムーズでした。利用者がログイン後に迷うことなく教材にアクセスできるので、管理者側も助かっています。

learningBOXで効率的な教材提供を実現

もともと課題として感じていた教材提供の効率化やコスト面について、learningBOX導入後にはどのような成果を感じていますか?

導入後、制作コストと営業コストの両面で大きな成果がありました。製本教材では、入稿後の変更ができず、何重もの最終チェックが必要でした。アプリの仕様変更があると最初からやり直しになるため、非常に負担が大きかったのです。

learningBOXでは、いつでも内容を変更できるため、制作時間の短縮とコストの大幅削減を実現しました。さらに、「お知らせ」機能を活用することで、新作リリースや更新情報を迅速かつ確実にお客さまに届けられるようになりました。従来のメルマガ通知と組み合わせることで、情報伝達の精度も向上しています。

営業面では、重い製本教材を持ち運ぶ必要がなくなり、タブレット端末1台で教材を説明できるようになりました。その場でデモIDを発行できるため、お客さまの関心を引き留めやすくなり、契約に結びつける機会が増えました。さらに、すべての教材で「サンプル」を用意できるようになり、新作や商品ラインアップを分かりやすくアピールできる点も大きいです。

ありがとうございます。その他learningBOX導入による変化などはありますか?

これまで、製本教材とは別に、教室インストラクター向けの講習マニュアルや補足資料を用意しており、それらを専用サイトからダウンロードできるようにしていました。ただ、製本教材の場合、オンライン上にいろいろな資料を用意していても気付かないですし、なかなか活用されなかったのです。

learningBOX導入後は、提供する教材も、インストラクター用のマニュアルも、生徒さんが閲覧するガイドも、全てlearningBOXから提供できるので、迷いがないですよね。お客さまにとっても便利ですし、提供する私達も管理がしやすくなり助かっています。

製本教材からeラーニング教材への切り替え時、お客さまの反応はどうでしたか?

子ども向け製本教材を切り替える際、まずはeラーニング教材のメリットを丁寧に説明しました。特に、タイピング教材の活用や、豊富なクイズ・テスト形式(出題形式一覧)が搭載されている点を強調しました。

learningBOXでは、1単元ごとに学習して確認テストが行えるため、理解度を深めやすいことが大きな魅力です。タイピングスキルも同時に向上させられる点を伝えると、「それは良いですね!」といったポジティブな反応をいただきました。

また、以前は動画教材を別サイトで配信していましたが、learningBOXで動画も統合的に提供できるようになりました。その結果、インストラクターが動画配信の説明を行う手間が省け、子どもたちが自分で学習を進められるようになりました。

この「自学自習」のスタイルは教室側の負担軽減につながり、多くの子どもたちを一度に指導できるようになるなど、非常に良い反響を得ています。

さらに、タブレット端末やスマートフォンでの学習は生徒ごとのニーズが細分化されており、短時間で特定のスキルを習得できる教材が求められます。learningBOXでは、15分程度で完結する短編教材を簡単に提供でき、教室でも高い評価をいただきました。

好きなところから自由に学べる教材は、生徒に学びの楽しさを提供し、学習の自由度を大幅に向上させています。私自身もインストラクターとして、その柔軟性の高さに大きな魅力を感じています。

子ども向けやシニア向けなど、さまざまな教材を手がけていらっしゃる御社ですが、learningBOX導入後、製本教材とeラーニング教材の割合はどのようになっていますか?

シニア向け教材は引き続き製本形式を採用していますが、それ以外の教材はlearningBOXを活用し、eラーニング化を進めています。現在は、おおよそ(learningBOX上での教材):(製本教材)=6:4の割合です。

特にシニア向け教材では「直接書き込みたい」という要望が多いため、短編教材をlearningBOXで提供し、教室で印刷して使える形にしています。このように、完全なデジタル化ではなく、生徒のニーズに合わせた柔軟な提供方法を実現しています。

今求められる教材開発を推進していく

導入検討の段階から伴走させていただいているlearningBOXの営業やサポート体制について、どのように感じていますか?

learningBOXのサポートには非常に満足しています。電話やメールでの対応が丁寧で、ささいな質問にも迅速かつ的確に答えていただけます。特にメールのレスポンスが早く、安心感があります。

お客さまからの要望を弊社経由でお伝えした際も、すぐに対応していただけたので、営業活動がスムーズに進められています。このような手厚いサポート体制が整っていることで、安心してサービスを活用できています。

今後の業務改善や教材開発について、どのような展望をお持ちですか?

賞味期限の短いテーマの教材は、在庫リスクの関係で製本化が難しい状況でした。たとえば、一般に「〇〇ペイ」と呼ばれるようなキャッシュレス講座は今非常にニーズが高いものの、需要が減少した際の在庫リスクが課題でした。

しかし、learningBOXでは在庫を抱える必要がなく、教材の提供終了やアップデートが簡単に行えます。この仕組みを活用し、先日キャッシュレス講座教材を提供したところ、多くの契約をいただくことができました。

今後は在庫リスクを気にすることなく、時代に合った新しい教材を積極的に開発し、迅速に提供していきたいと考えています。learningBOXの柔軟性を生かし、お客さまの多様なニーズに応える教材づくりを進めていく予定です。

インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!

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