佐用共立病院は、「愛・信頼・安全」を理念に、地域の皆様のインフラとして活躍する急性期総合病院です。地域の医療を支え、充実したサービスをご提供するために職員は様々な研修を受講します。
当院では、医療安全研修、感染症対策研修、NST研修など専門的な研修のほか、病院の運営や管理、将来の計画を共有するための研修、社会人として身につけるべき一般教養研修など、実に多種多様な研修を実施しています。
しかし、職員の数も多く勤務形態も複雑多種であることから全職員が集合研修に参加するのは現実的に難しい状況でした。講義を録画したDVDを貸出すなど多忙な職員のフォローを行ってきましたが、職員情報と成績のリンクができない、研修の理解度を正確に把握することも困難などの問題点がありました。
職員が時間や場所を選ばず、自らフレキシブルに学べる環境を実現することは当院の課題でした。

そんな時、知人からの紹介で使い始めたのが龍野情報システムさんのeラーニングシステム「learningBOX」でした。講義の録画を研修資料としてWEBで配布できることや、学習履歴の保存、成績管理も可能であることが決め手となり、集合研修からlearningBOXを使ったオンライン研修へと移行することにしたのです。
eラーニングでの研修は、職員自身がスケジュールを調整して適宜学習を進める事ができるので、業務と学習のバランスを主体性をもってコントロールしています。
管理者は受講履歴はもちろん、テストやレポート提出の機能を使って、研修の理解度を確認しながら細かなサポートも可能になり、充実した研修成果とスマートな情報の一元管理ができるようになりました。さらに既存の資料も電子化を進め、将来的には独自のカリキュラムを作成していきたいと考えています。

▼佐用共立病院でご利用いただいている
learningBOXのトップページです。

昨今の新型コロナウイルス対応では、learningBOXを使って院内でリアルタイムに情報を共有するなど、活用の幅も広がっています。learningBOXは、ITリテラシーの高くない人でも直感的に操作できる優秀なUIが非常に使いやすく気に入っています。
今後はlearningBOXに関するアンケートをツール内で実施して、職員からのフィードバックを元に、さらに充実した内容へと院内でバージョンアップさせる予定です。カスタマイズが容易なのも大きな魅力ですね。
learningBOXの活用により職員は効率的で上質な学習機会を得ています。そこで得た学びを、地域の皆様に良質な医療サービスという形で還元することが私達の目標です。
learningBOXは、ITの力で当院をワンチームにしてくれる、私達にベストなツールであると感じています。

▼動画を使った研修教材の
作成から受講の流れが確認できます。