筆記試験のWeb化で採用活動の効率が大幅にUP
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- 採用時の筆記試験がコロナ禍でできなくなった
- 紙での試験は採点に時間がかかる
- 自社でのシステム構築にはコストがかかりすぎる
- 筆記試験に代わるオンラインテストが可能に
- 採点が自動でできて、時間と人的コストを削減
- 低コストで導入でき、適性検査のコストも抑えられた
1980年、石川県金沢市に設立。金沢本社のほか、東京、名古屋、大阪に拠点を置き、グループ会社も多数。ICTを活用したシステムのコンサルティング、企画·開発から保守まで、システムサイクル全般を支援するさまざまなサービスを行っています。医療、流通、製造などの幅広いフィールドで、経験と技術力を活かし、顧客のICT環境を多面的にサポート。企業や社会に対しさまざまなITソリューションで貢献しています。今回はlearningBOXを採用試験で活用されている同社にお話を伺いました。
どんな状況でも採用活動の質もスピードも落とさない
まずは御社の事業内容を教えていただけますか?
私たちは、一般的に言えばシステム開発会社なのですが、エンドユーザーとの直接取り引きの割合が高く、コンサルティングの領域から、設計・開発・保守・運用までトータルでサポートを行っているのが特徴です。
弊社の代表はよく「システムのサポートを超え、お客さまのビジネスそのものをサポートしたい」と話しています。
learningBOXを導入して約1年ということですが、導入に至った経緯を教えてください。
採用試験では紙で筆記試験を行っていましたが、コロナ禍で実施が難しい状況でした。特に2022年度採用については、スタートの時点でコロナ禍でしたので、基本的にWebで選考を行わなければなりませんでした。そのような中で筆記試験をどう行うのかということが大きな課題だったのです。
採用支援会社が提供している適性検査を取り入れることも考えたのですが、価格が見合わず、かといって自社でシステムを作ろうにもコストがかかります。
筆記試験のWeb化ツールをいろいろと探していましたが、なかなか良いと思うものが見つかりませんでした。研修ツールはたくさんあるのですが、やはり研修と筆記試験では根本的に違います。
検索している中で「クイズをWeb化した」といった記事を見かけたのです。そういえば、筆記試験もクイズではないかと思い、クイズという側面で探せば見つかるのではと考えました。改めて探したところ、learningBOXと出会ったのです。
もともとlearningBOXは「QuizGenerator」(クイズジェネレーター)というクイズに特化したシステムから始まっているので、うまくマッチしたのかもしれません。導入いただき、どのような効果がありましたか?
採点の効率化はもちろん、選考もスムーズに行えるようになりました。紙では手書きで採点していましたが、自動での採点が可能になり、非常に効率が良くなりました。
紙の場合は、例えば50人分を採点するのに、1人につき1分かかったとしても約1時間はかかりますから。その時間と労力が大幅に改善されました。
選考の最初に、学生の皆さんに必ずlearningBOXを用いた試験を受けていただきます。採用支援会社が提供している適性検査を最初に使用していたらかなりコストがかかっていたと思うのですが、まずはlearningBOXで選考をしてから次の段階へ進めるので、人数を絞り込んでから有償の適性検査を行うことができてコスト削減にもつながりました。
受講回数や時間制限などを設けて不正対策を実施
自社で問題を作成されている価値については、どのように感じておられますか?
自社ならではの価値観、選考基準で選考ができるので助かっています。あるカテゴリーの問題を多くしたいというときは、自在にコントロールできますし、自社の価値観や選考基準を反映したテストを作れることが一番良いと思います。
今後、learningBOXの利用の幅を広げる予定や、ご要望などはありますか?
毎回相当カスタマイズしていただいていますので、大きな不満はありません。図形を作ることができれば…などと思うことはありますが、総じて不都合なく利用できています。
1点だけ要望を出すならば、弊社の試験は1つの試験の中にいくつかのカテゴリーがあるのですが、カテゴリーごとの採点ができれば良いと思います。今は合計の採点しかできないので、回答をCSV出力し、社内で用意した採点用のExcelファイルを利用して行っています。それがlearningBOX上でできるとうれしいですね。例えばクイズで、初級・中級・上級とあって、それぞれで何点取ったかが分かるといったイメージです。
試験で活用している機能について教えてください。
不正対策で細かい設定をしています。受験できるのは一回のみ(受講制限)、中断できない(中断再開機能)、時間制限あり(時間制限)といった設定にしています。スマートフォンでの受験もできません。
とはいえ、不正を防ぐことには限界がありますので、そこは最終的に受験する皆さんの良心にお任せする部分もあるのかなと思います。これは今後の課題ですね。
導入後の“運用”ではサポートの対応が一番重要
今後、導入をお考えの方に向けて何か伝えたいことはありますでしょうか?
サポート担当の方が素晴らしい対応で、とても助かっています。learningBOXを導入して改めて思いましたが、そのシステムが良いか悪いかは「カスタマイズ性があるか」「導入後に柔軟な対応をしていただけるか」「ユーザーインターフェースが使いやすいか」が重要だと思っています。その点、御社のシステムはすべて満たしていると思います。
問題を作成するのに、全く苦にならずスムーズに行うことができました。初めて作成したときも半日かかりませんでしたよ。
これはぜひお伝えしようと思っていたのですが、来年も再来年も引き続きそのシステムを使いたいかどうかという判断は、やはりサポートしていただける担当者、つまり“人”が重要だと思っています。
御社のサポート担当の方の対応が最初からとても丁寧で信頼できると思いました。こちらの要望をしっかりと受け止めて、できる・できないもはっきりと言っていただけました。
うれしいお言葉、ありがとうございます。サポートの対応も大きな決め手になったということでしょうか?
おっしゃる通りです。導入後の“運用”では、サポートの対応が一番重要です。やはり顧客と接するサポートの方のスキルが高く対応が良いと、そのシステムはずっと使い続けたいなと思いますよね。きっとたくさんのユーザーを抱えていらっしゃると思うのですが、レスポンスも早くて助かっています。
私は人事担当なので、会社のホームページを見るときは、コーポレートページだけではなく採用ページも見ます。そうすると、その会社がどこを目指しているどのような組織なのかがなんとなく分かります。御社の採用ページもやはり充実していますね。
これから採用試験以外にも、研修などでlearningBOXを活用していきたいので、とても頼りにしています。
インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!