「生きるための学びと、活かせる学び」の提供。
eラーニングコンテンツ作成する為の「箱」としてlearningBOXを導入し、老若男女に愛される教材を提供。
株式会社ハレヤカ・ジャパン(旧名:株式会社ウォンツ・ジャパン、2021年11月社名変更)は、
2000年に福井県鯖江市でパソコン教室をスタートされました。
現在はスマホやパソコンの楽しさを伝える教室運営と同時に、
ICT教材制作会社として、全国約370教室に教材を展開されています。
導入企業プロフィール
株式会社ハレヤカ・ジャパン
haleyaka japan
事業内容
- 1. ICT教材開発
- 2. パソコン教室運営
- 3. シニア向けECサイト運営
※この度のインタビューは西村様が遠方からスカイプで、向川様が東京支社からご参加いただきました。
貴社の事業内容をお聞かせ下さい。
全国のパソコン教室、就労移行支援サービス、放課後等デイサービス(発達障害のお子さんが放課後に通う施設等で授業を行うサービス)、企業、団体などに、パソコンやスマホの教材の販売をしています。また、直営店としてパソコン教室を運営しております。
learningBOX導入前の課題をお教えいただけますでしょうか?
ここ7年間は製本教材を販売していました。
スタートした当初、製本教材に問題はなかったのですが、扱う教材が増えるにつれて、在庫を大量に抱える問題が生じました。また、ここ数年の印刷会社の料金値上げによる影響、アプリのアップデートの早さに製本教材では差し替え対応が困難である等の課題も抱えていました。これらの課題の解決として「教材のデジタル化」を2年程前から検討していたのです。そうすることで、材料の値上げによって教材価格を上げる必要もありませんし、アプリのアップデートにもスムーズに対応できますよね。
learningBOXを知ったきっかけは何ですか?
東京ビッグサイトで開催されていました「教育ITソリューションEXPO」に参加し、約5社のeラーニングを取り扱う企業とお話をさせていただきました。ここがいいかな、と思う企業は龍野情報システムさん以外に実はあったのですが…(笑)、お試しで実際に使用してみると、字の小ささやデザインの古さ等の基本画面のUIが気になっていました。そう思っていた時にlearningBOXに出会ったんです。すぐに無料プランでIDを発行していただき、実際にコンテンツを作成してみたところ、数段こっちの方がいいよね!と(笑)。
現在は製本教材とeラーニング教材の割合はどれくらいでしょうか?
シニア向け教材は製本形式となっていますが、他の教材はlearningBOXを使用してeラーニング化しています。割合でいいますと6(learningBOX):4(製本教材)という感じですね。ただ、シニア向け教材に関しては、テキストに書き込みたいという生徒さんからの要望が強いため、短編の教材をlearningBOXで提供して、それを教室で印刷できるようにします。完全なeラーニング化、というと少しニュアンスが違うのですが、learningBOXでデジタル教材を提供することで、アプリの仕様変更にすばやく対応しながらも、生徒さんの学習ニーズを満たせると思っています。
PDFの「ダウンロード」、「印刷」の許可/禁止設定も対応しております。
何を決め手にlearningBOXに依頼しましたか?
まず『誰でもわかりやすい操作性』ですね。また、弊社が提供している教材には「シニア向け」「子供向け」「ビジネス向け」の三種類があるんですね。同じeラーニングに別の層向けの教材が混在していますと、学習される方は混乱してしまいます。ですが、learningBOXには対象に合わせてコンテンツを作成できる機能が標準搭載されているので、すばらしいですね。あと、子供向け教材の場合、タイピングがまずできてこそ、教材を使って学習ができるという点があり、タイピング教材が手軽に作成できる点も非常に魅力的でした。
あと、クイズの問題形式を選べるため、変化をつけて飽きさせない教材づくりが可能で、子供向けの教材開発にはぴったりな機能だな、とも感じました。ビジネス向け教材は動画形式となっています。動画容量に合わせて月額料金が増えていくプランでは、コスト面で大変なのですが、learningBOXではIDによる従量課金制であり、動画容量を心配しなくても大丈夫なのは本当に助かっています。今まで使用していた教材データを簡単に埋め込めるため、eラーニングシステムの乗り換えがスムーズだったのも良いですね。顧客のID管理の権限を柔軟に設定できることも非常に助かっています。というのも弊社はBtoCではなくて、BtoBtoCにて運営しておりますので。
今はまだ具体的ではないのですが、アプリのプランも将来的に使用したいな、とも考えています。
…たくさんあげましたが(笑)、eラーニングを提供する弊社にとっても、それを使用されるお客様(教室)にとっても、教材作成機能が豊富にあるという点は本当にありがたいですね。
あと、製本では大きな課題が1点ありました。
教材とは別に、教室インストラクター向けの講習マニュアルや補足資料を用意しており、それらを専用サイトからダウンロードできるようにしていました。ただ、製本教材の場合、オンライン上にいろいろな資料を用意しても、気づかれずなかなか活用されなかったのです。learningBOX導入後は、提供する教材も、インストラクター用のマニュアルも、更には生徒さんが閲覧するガイドも、全て一つのサイトから提供できるので、迷いがないですよね。お客様にとって便利ですし、提供する私達も管理が簡単という点が、導入の大きな決め手となりました。
ありがとうございます!弊社担当スタッフの対応はいかがでしたか?
いつも電話対応をしてくださる女性スタッフの上田さんの対応が素晴らしいですね。
些細なことでも丁寧に対応してくれますし、メールのレスポンスも早いです。また、弊社からの要望、すなわち、お客様からの要望にもすぐに対応してくれるので、積極的に営業活動ができることも非常に助かっています。
learningBOX導入後、どのような効果がみられましたか?
制作コストと営業コストに削減効果がありました。
製本教材の場合、入稿したら最後なんですよね。その後の変更が許されない。ですので、最終チェックには凄く神経を使っていて…何重ものチェック体制で行っていました。しかし、最終チェックが終わったあと、アプリの仕様が変更となると、最初からチェックをやり直すことになります。learningBOXの場合、いつでも何度でも変更することができるので、製本の場合と比べて、制作時間の短縮と制作コストの軽減が実現できています。
また、お客様への更新通知(新作のリリースや教材の更新情報等)をメルマガとしてお送りしていました。learningBOXに搭載の「お知らせ機能」を使用することで、お客様には二重に更新通知をお知らせできるのは非常にありがたいですね。
営業では、重たい大量の製本教材を持って行かなくても、タブレット一つで教材の説明ができます。また、デモIDをすぐに発行できるため、お客様の関心を逃がすことなく、契約に結びつけやすくなりました。
また、今までの製本教材では、新作をリリースしても、お客様が教材を購入されないと、どのような内容であるかを確認してもらえませんでした。learningBOXを導入してからは、すべての教材にサンプルを用意する等商品ラインナップや新作をアピールするのも容易になりましたね。
製本教材からeラーニング教材へ切り替わる時のお客様の反応はどうでしたか?
子ども用の製本教材を切り替える時には、eラーニング教材のメリットをまず説明しました。タイピング教材を使用できること、豊富なクイズ(確認テスト)が入っていることを推しましたね。製本教材の場合は、教材で学習してから課題をする、という流れを繰り返すのですが、learningBOXの場合は、1単元ごとに学習と確認テストを行うことができるため、理解を深めることができます。また、タイピング教材があることで、学習スキルと同時にタイピングスキルも上げていくことができます。学習成果と掛け合わせて、learningBOXによるeラーニングの魅力を伝えたところ、「いいですね!」という反応をいただきました。
また、今までは動画教材を別サイトにて確認いただいていたのですが、learningBOXだと動画も配信できますので、インストラクターが子どもに動画配信サイトの説明を行う必要もなく、子どもが自分で学習を進めるようになりました。自学自習ですね。そうすることで教室の手間が軽減されますし、一度に多くの子ども達を教えることもできます。とても良い反響をいただいています。
タブレットやスマホの教材は、PCの場合と違って、学習される生徒さんのニーズが細分化されています。一回の授業のなかでも「○○を教えてほしい」「▲▲ができるようになりたい」と、細かい要望に対応する必要があり、それには教材もそうした内容に仕上がっていないといけません。
製本教材では実現ができなかったのですが、learningBOX では15分で一つのことを学習できる短編教材を提供することができます。実際に教室に使っていただいたところ、凄く反応が良かったですね。学習の自由度が上がりました。私もインストラクターなんですが、好きなところをどこからでも学習ができるって、とても魅力なんですね。生徒さんにわかりやすさだけでなく、学ぶ楽しさを提供できることも重要なポイントです。
今後の業務改善予定をお教えいただくことは可能でしょうか?
ニーズが高かったとしても、賞味期限の短いテーマの教材は、在庫リスクが大きくて製本化しにくかったんですね。最近ではPayPayやLINE Pay等のキャッシュレス講座がそれにあたります。今とてもニーズがあって…9月頃(2019年)に教材を作ったところ、たくさんの契約をいただきました。learningBOXでは、在庫を抱える必要がなく、教材に賞味期限がきたとしても、作り直すことも提供を終了することも簡単です。このような取り組みは製本教材では難しいことでしたので、今後は在庫リスクを気にすることなく、どんどん新しい教材を作っていきたいですね!
あとがき
この度の導入事例はいかがでしたでしょうか?
株式会社ハレヤカ・ジャパン様の、『いきるまなび』としての、時代の流れに柔軟に対応した教材提供の一部にlearningBOXが携われている事を嬉しく思います。
これからもハレヤカ・ジャパン様の、お客様へ教育の本質をお届けする時間を少しでも多くする為に、より効率化の図れる柔軟なシステム開発を行ってまいります。
お忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。