STEM教育とは?
はじめまして。開発の横山🐈です。皆様はSTEM教育(ステム教育)という言葉をご存知でしょうか?こちらは、2000年代に米国で始まった教育モデルです。本稿では世界中で注目を集めているSTEM教育についてご紹介いたします。
目次はこちら
- 1. STEM教育とは?
- 2. 海外のSTEM教育
- 3. 日本のSTEM教育
- 4. まとめ
STEM教育とは?
STEMとはScience(科学), Technology(技術), Engineering(工学), Mathematics(数学)の頭文字を取ったもので、2000年代に米国の国立科学財団が提唱しました。
STEM教育はもともと科学技術による国際競争力を高めるために、理工系分野の履修を高めることを目的にはじめられました。現在では概念が拡大し、超スマート社会に備えて創造力や感性の重要度が増すためにArt(芸術)を加えたSTEAM教育や、Robotics(ロボット工学)を加えたSTREAM教育など関連する様々な概念を含め多様化しています。
ただの理工系分野の教育だけではなく、
- 実践力の重視
- 科目別教育から横断的教育へ
- 体験型・創造型・新技術積極的導入
- ⼈種統合・多様性重視:教育機会の公平性担保
- K‐12(12歳以下の初等教育)の価値重視
- STEM 分野教員育成重視
など、社会や創造性と密接に結びついた総合的な教育として世界各国で取り組まれています。
海外のSTEM教育
米国から始まったSTEM教育ですが、現在では世界各国が国策として積極的に取り組んでいます。
国名 | 背景 | 具体的な取り組み |
アメリカ |
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中国 |
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イスラエル |
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シンガポール |
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EdTechを活用して、学習の個別化や横断的な知識理解と活用が世界のトレンドのようです。
日本のSTEM教育
日本におけるSTEM教育の取り組みは、主に総務省・文部科学省・経済産業省などが行っているようです。
文部科学省では2002年よりスーパーサイエンスハイスクールが行われています。
文部科学省では、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、 先進的な理数教育を実施する高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、 学習指導要領によらないカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、 観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を平成14年度より支援しています。
さらに2020年度より小学校においてプログラミング教育の全面実施に向けて様々な施策を行っているようです。経済産業省では教育改革に向けて「学びのSTEAM化」「学びの自立化・個別最適化」「新しい学習基盤づくり」の3つの柱を掲げています。
一人ひとり違うワクワクを核に、「知る」と「創る」が循環する、文理融合の学びに。
一人ひとり違う認知特性や学習到達度等をもとに、学び方を選べる学びに。
学習者中心、デジタル・ファースト、社会とシームレスな学校へ。
日本でも海外と同じように、EdTechを活用し学習の個別化や横断的な知識理解と活用を目指しているようです。
まとめ
- STEM教育は理工系分野の教育だけではなく、超スマート社会に向けて「AIを創り、活かし、新しい価値を生み出す」ための総合的な教育
- 米国から始まったSTEM教育は、現在では世界各国が国策として積極的に取り組んでいる
- EdTechを活用し、学習の個別化や横断的な知識理解と活用
そう遠くない未来に当たり前のように1人1台パソコンやタブレットを用いてe-Learningを行う日が来るかもしれませんね!
弊社のeラーニングシステム『learningBOX』もSTEM教育に向けて鋭意開発していきますので何卒よろしくおねがいします!😀
STEM教育に関する参考ページはこちら
出典:諸外国の教育の現状に関する参考資料(経済産業省)(2019/09/05に利用)
出典:Society 5.0 に向けた人材育成 ~ 社会が変わる、学びが変わる ~(2019/09/05に利用)
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