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  • 【導入事例インタビュー】シンギュラリティバトルクエスト実行委員会(一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所)

次世代のAIアスリートを輩出!誰でも参加できるオンライン大会へ

公開日:

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武藤 裕介 様(写真左)白坂 理佳 様(写真右)

課題・導入理由
  • 多人数の解答を短時間で正確に採点しなければならない
  • コロナ禍の移動制限があるなかで大会を開催したい
  • 参加者の情報を一元で管理したい
  • ネットワークが不調の際にも対応できるようにしたい
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解決策・効果
  • 受験者の人数を問わず、瞬時にミスなく採点が可能
  • コロナ禍で多くのイベントが中止になる中、全てオンラインでの開催を実現した
  • エントリー時から参加者の情報をすべてデータベース化
  • スマートフォンから参加することで、ネットワークの不調にも対応できた

全国高校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト」は、総合的なAI/ICTスキルを磨き上げた「AIアスリート」となる高校生を発掘・育成し、その頂点を決める競技大会です。2019年の第0回はオフラインで開催、2020年の第1回からはコロナ禍を機に完全オンラインへ移行。多人数の採点・参加者管理を正確かつ効率的に行うため、CBT活用を前提にlearningBOXを導入し、オンライン大会の運営基盤を整備しました。

大会URL:https://singularitybattlequest.club/

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将来のAI/ICT分野を担う若者たちの登竜門

まずは「シンギュラリティバトルクエスト」についてお教えいただけますでしょうか。

武藤様:高校生が放課後等に参加する部活動は、野球部やサッカー部、バスケット部などの体育会系と、演劇部や美術部、吹奏楽部など文化部系に分かれます。パソコン部やプログラミング部、最近ではeスポーツ部など、コンピューターを駆使して活動する部活動を「ギーク系部活」という新しいカテゴリーとして扱い、ギーク系部活で活動する高校生のインターハイ的な大会として2019年から開催しているのが「シンギュラリティバトルクエスト」(以下、「シンギュラ」)です。

私は実行委員長を務めています。ギーク系高校生を対象としたコンテストや大会としては、NHKの「ロボコン」や各種のプログラミングコンテスト、経済産業省認定で国家資格の「ITパスポート試験」などがあります。

シンギュラは「AI/ICT」をテーマに、情報技術分野において国内最先端の企業が開発したAI/ICT競技で、スキルとチームワークを完全オンラインで競う次世代型の「競技会」です。

シンギュラでは【AQ】AIクエスト、【CQ】サイバークエスト、【DQ】データクエスト、【RQ】ロボクエスト、【XQ】Xクエストの5種目の競技を「ホモ・デウス世代のペンタスロン(五種競技)」と提唱し、3人1チームで挑戦する競技形式になっています。

そして、白坂理佳さんには、ネットワークやサイバーセキュリティをテーマにした競技【CQ】サイバークエストの競技開発、選手指導、競技解説者としてご協力いただいております。

いろいろな種目に分かれているのですね。白坂さんが携わっておられるサイバークエストについてお教えいただけますか。

白坂様:サイバークエストは、セキュリティに関する知識と技術をCTF形式で競う競技です。 CTFとは「キャプチャー・ザ・フラッグ」の略で、さまざまなジャンルの問題を出題し、その問題からフラグと呼ばれる正解の言葉を見つけ出します。フラグを見つけ出すと、問題に応じた得点を獲得でき、獲得した合計点を競います。

問題によって難易度が異なり、難しい問題ほど高い得点が割り当てられています。正解者数に応じて問題の得点が減っていくため、簡単な問題ばかりを解いてしまうと順位が下がってしまうこともあります。そのため、どの問題を解くかといったチームの戦略も重要になります。

日立グループが保有する「日立サイバーセキュリティセンター」についてもお教えいただけますか。

白坂様:日立製作所、日立ソリューションズ、日立ソリューションズ・クリエイトの3社共同で開設した施設となっています。日立グループの中で、高度なセキュリティの知識や技術を持つ人材を育成する一環として設立しました。

最新のサイバー攻撃に関する研究内容をもとにした研修を開催するなど、日立グループの社員のセキュリティに関する知識や技術を向上させるために利用しています。

第0回のシンギュラの際には、ここに高校生の皆さんに集まっていただいて、決勝を前にサイバークエストとAIクエストの講習会を実施しました。高校生の皆さんにとっても、このような施設があることを知る良い機会になったのではと思います。

日立ソリューションズ・クリエイトさまがシンギュラに協力されるようになった理由は何だったのでしょうか?

白坂様:人材育成に貢献したいという思いからです。世界的にサイバーセキュリティの重要性が高まる中、日本ではセキュリティやAIはもちろん、ICT人材が不足するといわれています。

高校生のみなさんが、このようなイベントに参加することで、身近にあるサイバーリスクやセキュリティの重要性を知ってもらうことができます。この大会をきっかけに、将来、ICT分野で働く人が増えることを願っています。

CBTによる作業効率化とオンライン開催の実現

シンギュラの大会に、弊社のlearningBOXが導入されたきっかけについて教えてください。

武藤様:2019年の第0回大会は予選会場に参加者を集めてオフラインで開催しました。実はこの予選大会でも将来的なオンライン競技会への準備として、learningBOXを使用しました。

シンギュラの前身として、2017年から小学生向けのプログラミング競技会「GPリーグ」を開催しています。その地方予選で数百名の小学生の解答用紙を短時間で正確に採点しなければならず、非常に苦労してきた経験から、高校生向けの競技会にはCBTを活用しようと考えておりました。

知人からlearningBOXを紹介され、御社のご担当者さまから説明を受け、シンギュラにぴったりだと感じ、採用させていただきました。

実際に使用してのご感想をお聞かせください。

武藤様:CBTなので当然なのですが、受験者の人数を問わず「瞬時」に「ミスなく」採点が行われることは、人海戦術で数百人の採点作業で苦労を経験してきた私たちにとっては、まさにRPA(ソフトウェアロボットによる業務自動化)導入の恩恵を受ける感動的な体験となりました。

ただ、この時点では、新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るうことになるとはまったく想像もしていませんでした。ですので、さらなる感動と感謝はこの後のことになります。

2020年開催の第1回大会では、新型コロナウィルスのパンデミックが宣言されたことで、学校の休校や部活動等が制限され、スポーツイベントだけでなく、予定されていた数多くのコンテストや大会が中止となりました。

そのような中、シンギュラはlearningBOXの特徴を最大限に活用し、参加選手が自分の高校の部室から予選に参加できる競技環境を整備することで、無事大会を開催することができました。

昨年は第1回ということで全く無名の大会でしたが、山形県のS高校や埼玉県のU高校など、情報処理系の大会の上位校にご参加いただくことができました。例年参加しているコンテストや大会がコロナ禍の影響で中止となった中、シンギュラがオンラインで開催されることを知って初めて参加したと伺いました。learningBOXを導入して良かったと改めて感じました。

機能面についてはいかがでしょうか?

武藤様:シンギュラでは、競技参加者の登録段階からlearningBOXを活用しています。氏名、メールアドレス、都道府県、学校名、学年など、必要な情報を登録の際に参加者自ら入力していただくことができます。

その情報をもとにデータベースを作成して、学習履歴の管理から予選問題の実施・採点まで、すべてをlearningBOXで完結できるので、非常に高機能で使い勝手が良いと感じています。

シンギュラには5つの競技種目があり、それぞれ参加する選手が違いますので、選手をあらかじめ競技ごとにグループ分けしています。お知らせ管理機能+タイマー設定で決められた時間に必要事項を競技別にご案内ができる機能が非常に便利でした。

また、これは正規の使い方ではないのかもしれませんが、個別の選手からの質問にもメッセージボックスを活用することで、混乱することなく、競技ごとのFAQを構築、共有、蓄積することができました。

それから、昨年思いがけず感謝したことがあります。それは、システムの機能が完全にスマートフォンに対応していたことです。実は、参加校の1校で予選当日、学校のパソコンがネットワークの問題で使えなくなるというトラブルが起こりました。しかし、現場の先生がとっさに判断し、参加選手たちは自分のスマートフォンから無事に予選へ参加できました。

そして、そのチームは決勝大会で上位入賞を果たしたのです。learningBOXがスマートフォン対応しているおかげだと、主催者として本当に感謝しています。

問題作成作業に関しても、選択問題やプルダウンは当然ですが、ドラッグ&ドロップできる穴埋め問題や、表現の揺れを吸収する記述問題も作成できるので、一度操作に慣れてしまえば、紙のテストより短時間で問題作成ができるので助かります。

まだ試せていませんが、Python(プログラミング言語の一つ)も動かせる機能があるとのことですので、次回の大会での出題も検討しています。

学習格差の解消を目指して

2021年大会が楽しみですね。

武藤様:2021年度大会では、全国47都道府県の教育委員会に対して後援申請を行っておりますので、参加者数が大幅に伸びると予測しています。以前の大会の場合、参加者数が確定してから問題と解答用紙の印刷を手配して、各地の会場に配送していました。

CBTでは、印刷物の制作と配送業務が全くないので、作業が大幅削減になっただけでなく、費用も大幅に削減できています。これまでの印刷費+配送費を、プロモーションなど他の目的に活用できるようになりました。

一方で、シンギュラはAI/ICTのスキルを競う大会ですが、一段階上のミッションとして「学習格差の解消」を目指しています。昨年までは3人1組でエントリーするチーム参加のみでしたが、今年から個人参加もできるように規約を改正しました。

ギーク系部活に所属していなくても、通信制の高校でも、自宅からでも、地方からでも、へき地からでも参加できます。もちろん性別も学年も障害の有無も関係ありません。日本に住む高校生で、参加したい意欲とインターネットにつながるパソコンかスマートフォンがあれば、どなたでも参加できるオンライン大会を目指しています。ぜひ、お気軽にエントリーしてください。

最後に、learningBOXのについてご意見をいただけますでしょうか。

武藤様:learningBOXを導入して、インターフェースの使いやすさには感謝しています。作問、成績のチェック、選手の管理など日々の業務もスムーズなのはもちろんですが、ユーザー向けのインターフェースも丁寧にデザインされているので、操作ミスや迷子になることも少ないようです。

あと、一番重要なのは操作で困ったときのアフターフォローです。業務上の操作等で困ったときに、御社の担当者の方がすぐに対応してくれますので、ユーザーへのサービス向上にもつながります。

シンギュラでは、今後の大会サービスをスケールアップさせるために、さまざまなカスタマイズを検討していますが、御社のご担当者さまがいつでも親身に相談に応じてくれますので、本当に信頼できるビジネスパートナーに出会えたと感謝しています。これからも末永くよろしくお願いいたします。

インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!

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