日々の研鑽にeラーニングが欠かせない!全社員に一律の研修が可能に
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- 本社、コールセンターと拠点が2つあり、1カ所で同時に研修を行う際に時間とコストがかかる
- 受講人数が多く、研修が複数回に分かれ手間がかかっていた
- 毎月行っているテストの管理や集計が煩雑になっている
- オンラインで、時間と場所を選ばず受講可能。受講者の移動時間、移動にかかる経費の負担も軽減
- 一度に多くの人数が受講でき、時間と労力を大幅に削減
- テストの採点や集計が自動で行え、平均点などの情報もすぐ取り出せるように
1990年設立の「株式会社ヴェントゥーノ」は「ともに美しく生きていく」を理念に、モズクやコンブ、ワカメなどに含まれるぬめり成分「フコダイン」の高い機能性を活かした健康食品や化粧品、ヘアケア商品の販売を行い、内と外から健康と美をサポートしています。自社で原料を開発するなど品質にこだわり、科学的エビデンスに基づいた商品を開発するほか、他社とパートナーシップを結んでの健康食品のOEM事業や長年培ってきたノウハウを活かしたコールセンターの受託業務も行っています。対面研修からオンライン研修に切り替えた同社にお話を伺いました。
お客さまのために、美と健康の知識を深める
まずは御社の事業内容を教えていただけますか?
中野様:主に健康食品と化粧品の通信販売を行っている会社です。一部原料の開発なども行っており、メーカーとしての側面もございます。今年で31年を迎えまして、これからさらに発展すべく、全社で日夜努力しているところです。
learningBOXの導入に至ったきっかけを教えてください。
担当者様:DX時代に合わせた社内IT化の一環でした。弊社には、本社とは別にコールセンターの機能を持つ支社がありまして、両方で一定した研修を行いたいという課題がずっとありました。どちらかのスタッフが移動して1カ所で研修を行うとなると時間とコストがかなりかかります。その解消のためにシステムの導入を考えたのがきっかけでした。
導入前は、会議室などに集まって対面の研修を何回かに分けて実施していましたが、それも毎月行っているので大変でした。
それは大変ですね。どのような内容の研修なのでしょうか?
中野様:健康食品や化粧品を自社で開発し販売しているので、やはりその商品の知識というのは全社員が同じように持っておかなければなりません。毎月、担当者が中心となって商品の勉強会を行っています。
新商品がリリースされれば勉強が必要になるのはもちろんですが、既存の商品の理解を深めていくことも大切です。また、今社会で課題になっていることがあれば、私たちの商品ならこんな面から解決できるのでは、といった視点も加えながら、毎月一生懸命考えてやってもらっています。
learningBOX導入で、社員研修が大幅に効率化された
learningBOXを導入していただき、どのような効果がありましたか?
担当者様:例えばテストを行う際ですが、以前は紙に小テストを印刷して配って、解答用紙を回収して、1人ずつ点数をつけてと、かなりアナログな手法で手間がかかっていました。
それがすべて自動で集計されて、平均点を出す作業にも時間がかからなくなったのは、とても大きな効果です。
中野様:先程の、研修を行う際の2拠点間の移動問題を解消できたのもうれしい効果です。それぞれ仕事がある中で行わなければならないので、時間調整で苦労していました。
それから、受講人数も多いため、これまでは研修を1回で終わらせられなかったことも課題でした。教える側の担当者も毎回同じではなかったので、同じことを教えても伝え方やニュアンスが違ってくるという問題もありました。その点も解決できて、トータルで研修が大幅に効率化されたのが大きいですね。
また導入が2019年の夏頃でしたが、その後コロナ禍に突入しました。弊社でも、テレワークを推進する時期があったのですが、eラーニングの導入でいつでもどこでも受講できる体制が整っていたので助かりました。
研修ではテストも実施されているということですが、どのような問題を作成されていますか?
担当者様:御社の「QuizGenerator」(クイズジェネレーター)を使って、多様な形式で問題を作成しています。例えば、新商品の商品名などを記述で答えてもらう問題や、「この商品に配合している原料にはどんな作用があるか」などの問題です。
紙で実施していた頃からいろいろな形式の問題を作成しており、learningBOX導入後も 、正誤問題(○×問題)、穴埋め問題などを作成しています。
中野様:かなり難しい問題を作ってくれているんですよ。お客さまにご案内をするコールセンターの社員などは、特にしっかりとした知識を持っておかなければなりません。また、広告を出す際も、どこをポイントとして出すべきかという点において、この試験で学んだことが使えるのです。
今後は、キャリアや役職に応じた社員研修を充実させていきたい
コンテンツを自社で作ることができる価値についてはどのようにお考えですか?
担当者様:やはり自社商品の研修がメインとなってくるので、自分たちで作ったほうがより細かな部分まで学べて、普段の業務で運用しやすいものになります。より有用なコンテンツにするために、毎月資料を作ってコールセンターと打ち合わせを行っています。
電話を受ける社員に必要な知識やポイント、コツのようなところをフィードバックしてもらうためです。そこでもらったアドバイスで、お客さまに伝わりやすい表現にするなど修正を加えて仕上げていきます。
教材は、お1人で作られているのですね。どのように作成されているのでしょうか?
担当者様:基本的には動画教材が中心です。PowerPointの動画作成機能と人工音声を作るサービス(Microsoft Azure)を用いて作成しています。
動画を視聴した後、復習としてPDFを見てもらいます。そして1カ月後に、同じ内容のクイズをQuizGeneratorで作り、再度復習として見直しをしています。
未学習者へは自動でリマインドメールを送る設定にしていて、毎月95%以上の社員が受講している状況です。内容については、開発職から事務の担当まで全ての部門の社員が一律で受けるものなので、できるだけ分かりやすいものにしています。
素晴らしいですね。研修以外でlearningBOXを活用してやってみたいことや計画はございますか?
中野様:まず社員研修ですね。弊社には素晴らしい社員がたくさんおりますが、恥ずかしながらまだしっかりとした社内研修制度がありません。キャリアに応じて行う研修や、役職者はこの勉強をしておきましょうというような階層別のコンテンツができればと考えています。
それから、お客さま向けに何かできないかなと考えていまして、弊社のお客さまは、1つの商品を定期購入で長くご愛用頂くことが多いので、お客さまとのお付き合いも長くなります。ですので、より商品への理解を深めていただくこと、弊社を知っていただくことが大切です。そういった面でもうまく活用できるのではと思っています。
お客さまに向けてのセミナーを開催するなど、イメージが広がりますね。最後にlearningBOXへのご要望などあればお願いします。
担当者様:そうですね。強いて言えばですが、eラーニングでは動画などの教材をWeb上で受けるということになり、やはり対面で行うよりもモチベーションの維持が難しいのではないかと考えています。そこで、例えばZoomなどを使ったリアルタイムの講義とlearningBOXとの連携ができると良いなと思っています。
今もZoomのURLを貼り付けて、そこからリアルタイム配信自体はできると思うのですが、誰が受講していて誰がしていないかなどの受講管理までをlearningBOXで一元化できるとありがたいなといったところでしょうか。ぜひ、これからもいろいろと相談に乗っていただけると心強いです。
インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!