インフルエンサー向けコンプライアンス研修に活用
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- コロナ禍の影響で集合研修ができなくなった
- 数百人規模の研修会場費、参加者交通費等の経費がかさんでいた
- クリエイターの研修参加モチベーションを高めたい
- コンプライアンスの徹底という重要ミッションのため、確実に受講者に届けたい
- learningBOX導入でオンラインの非対面研修を実現
- 会場費や交通費などの経費を大幅に削減できた
- 使いやすいシステムで、受講意欲を削がない
- 動画+テストの組み合わせで身になるコンテンツに
2013年6月設立で「セカイにコドモゴコロを」を理念に掲げ、自由な発想で多くの人に「新しい体験」を届けている「UUUM株式会社」。YouTuberのマネジメントから始まり、その他SNSのインフルエンサーのサポートや彼らのインフルエンス力を生かした企業向けソリューションの提案など、誰もが主役になれる新時代のメディアを活用した価値の創造、エンターテインメントの提供を行っています。同社に、導入の決め手や活用方法、今後の展望などについて伺いました。
eラーニングによるコンプライアンス研修で、トラブルを回避
まずは、御社の事業内容についてご説明いただけますでしょうか。
YouTubeのクリエイターを中心に、SNSを使ってご自身でコンテンツを発信されているインフルエンサーの皆さんのマネジメント・サポートから始まり、現在は幅広く事業を展開しています。ご一緒させていただいているクリエイターさんの中でも高い影響力を持つ数百組とは、専属プロデュース契約を結び担当マネージャーを配置しています。
また、商品やサービスを販売している企業さま向けに、クリエイターさんのインフルエンス力を活用したプロモーションのご提案やサポートを行うことも私どもの仕事です。ほかにも、グッズの販売やイベントの開催、ブランド立ち上げなど、インフルエンサーの皆さんと一緒にファンの方々に楽しんでいただけるいろいろな活動を行っています。
弊社のlearningBOXをご導入いただいた背景についてお教えいただけますか。
弊社では、研修を行う対象が大きく2つあります。1つは社員、もう1つがクリエイターさんです。社員研修については、以前からすでに利用しているサービスがあり、そちらに備わっている汎用性のあるカリキュラムでの運用が定着しています。
一方で、クリエイターさん向けの研修については、汎用性のあるものではなくオリジナルのコンテンツが必要でした。自分たちの手でオリジナルのカリキュラムが作成できて、クリエイターの皆さんにきっちりと届き、弊社側でも管理がしやすい。そんなツールを探しているうちにlearningBOXに出会いました。
他のLMSツールとも比較されたと思うのですが、learningBOXを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
クリエイターサポートの担当者が、メリット・デメリット、使いやすさ、価格などを比較できる資料を作成してくれました。その中で一番重要だと考えていたのが“使いやすさ”です。
クリエイターの皆さんは日々忙しいので、使用感に壁があるとなかなか利用してくれないのです。learningBOXは直感的に取り掛かれるので、まさに求めていたものと一致したと思います。
行動変容を目的として、動画視聴後に確認テストを実施
御社で作成されているコンテンツはどのようなものなのでしょうか?
learningBOXは、主にコンプライアンス研修で利用しています。コンプライアンスの徹底については、弊社が上場した際にも社会に対して約束させていただきましたし、クリエイターの皆さんがインフルエンス力を高めていく中で、世の中に安心安全な発信を行う上でも必須です。レピュテーションリスクを考慮して、健全に活動していただくためにお伝えしなければならないことは山のようにあります。
そのため、年に2回、コンプライアンス研修という形でlearningBOXを使って受講していただいています。主に動画を作成して、それを視聴していただくという方法をとっています。
広く拡散されるような動画や画像を日々発信していく中で、どうしてもリスクをゼロにすることはできません。巻き込まれてしまう場合もありますし、著作権や肖像権など法律に関するトラブルも起こり得ます。
そこで、実際に起きた事例やクリエイターが巻き込まれたケースを教訓とするため、映像にしてお伝えします。そしてその動画を視聴した後に、内容に即したテストを受けていただいています。
知らずに間違いを犯してしまうこともありそうですよね。その動画は毎回作成されているのでしょうか?
そうですね。前回の研修後に起こったことなど、できるだけ直近の事例をできるだけ早く共有するようにしています。
一般的なサポートに関する内容であれば、動画の中で私が語ることもありますが、例えば法務に関することなど専門的な知識が必要であれば、弊社の法務担当者に登場してもらうなど、事例によって語るにふさわしい人選をしています。そうすることで、重要度を実感していただけるのではと考えています。
美容系のインフルエンサーであれば薬機法だったり、ゲーム系であれば著作権だったりと主に関わる分野が違ってくるので、ジャンル別の内容を個々に発信することもあります。ただ単に動画を視聴して、知識として頭に入れることがゴールではなく、行動変容を伴うことが目的です。
クリエイターの皆さんの活動を必要以上に阻害したり制限をかけたりはしたくないという面もありますが、必要な情報を知り実践することで、ご自身のブランドを守っていただきたいという思いで伝えています。
ご導入いただいて、どのような部分で効果を実感されていますか?
対面の研修と比較しても、遜色なく研修効果を発揮できていると思います。もともとは、ホテルなどの会場を借りて、何百人というクリエイターの皆さんにご参集いただいて研修を行っていました。
オフラインで集まることの良い面というのはクリエイター同士のコミュニケーションの場になっていたことですね。皆さん、日々それぞれで活動されているのでお互いの顔を見る機会がありませんし、私どもも、直接会って話ができる良い機会でした。しかし、その会場費や参加者の交通費も含めると、多大なコストがかかっていたのです。
そんな中、コロナ禍によって大規模に集まるということが難しくなりました。直接的なコミュニケーションの価値については、コロナで断念せざるを得ない。とはいえ、必須であるコンプライアンス研修をどう行うか、どう進捗を確認するか。その課題を解決していただいたのがlearningBOXです。
コスト面においてはかなり削減できましたし、必要な情報を届ける、受講者に納得してもらうといった研修本来の目的の達成度は以前と同等だと思います。
コンテンツを作った分だけ、自社にノウハウが蓄積されていく
learningBOXをご利用いただいて、分かりにくかったところや使いづらいと感じた部分はありますか?
概ね、使用感について不満や違和感はありません。ただ「コンプライアンス研修を開始します」ということをアナウンスする際に、learningBOXに紐付いているメールアドレスに送信してスタートさせているのですが、普段私達とクリエイターの皆さんとのコミュニケーションはSlackを使っているので、メール以外のコミュニケーションツールとも連動できるとありがたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございます。さっそく検討させていただきます。では、自社でコンテンツを作成することについて、どのような部分に価値を感じていらっしゃいますか?
先程申し上げたとおり、画面を通して、クリエイターの皆さんにちゃんと腹落ちしてもらい、行動変容していただくことが目的です。そのために作成者は内容をしっかりと咀嚼(そしゃく)してコンパクトな動画に収め、視聴する側が飽きないように、最後まで見られるものをと考えながら作らなければなりません。
その作業はスタッフの勉強になりますし、動画が蓄積されていくに伴って、それだけ自社にノウハウが蓄積されるということです。続けていくことでどんどん価値が膨らんでいくと思っています。
最後に、今後の展望などをお聞かせいただけますか?
いろいろなプラットフォームで活躍されているクリエイターの皆さんは本当に多彩で、これからもどんどん楽しいことを発信していくでしょう。芸能人の方でも、果敢にYouTubeやSNSを使われている方がいらっしゃいますので、芸能事務所とのアライアンスも非常に多くなってきています。
それら自己表現される方々がより健全に発信できて、誹謗中傷がない世の中に少しでも近づけるように寄与できればと考えています。そのためにぜひ、これからもlearningBOXの力をお借りできればと思います。
インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!