直営店の昇格試験にeラーニングを導入し個々をさらに輝かせる人材育成を

公開日:

  • 採用試験・昇格昇進試験

公開日:

河田 佳香 様

課題・導入理由
  • コストや時間のかかる紙での昇進試験をWeb化したいと考えていた
  • 低コストで使い勝手の良いシステムが条件だった
  • 試験だけではなく、学習ツールとしても活用できるシステムが希望だった
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解決策・効果
  • learningBOX導入で昇進試験をWeb化し、コスト・時間の削減に成功
  • 想定よりも安く導入でき、直感的なUIや出題方式の多さ等使い勝手も良い
  • さまざまな機能が標準で搭載されており、学習ツールとしても活用可能

1949年におでん屋「酒房源氏」として創業した「株式会社物語コーポレーション」。創業以来変わらず「お客さまにとびっきりの笑顔と心からの元気を届けたい」「お客さまに心からリラックスしていただきたい」との思いで店舗運営を行っています。直営店の昇格試験にeラーニングを導入した同社に、その効果や今後の展開などについて伺いました。

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展示会に参加して昇格試験をWeb化できるシステムを探していた

learningBOX導入のきっかけをお教え下さい。

learningBOXを知ったきっかけは展示会(教育ITソリューションEXPO)でした。展示会に参加した目的は、さまざまなシステムを体感して、現在使用しているシステムが本当に弊社とマッチしているか、時代の流れと合っているか等を確認するための情報収集でした。

加えて、昇格試験をWeb化できないかという要望もあり、実現できるシステムはないかと探していました。やはり紙ベースの試験では、コストと時間がかかってしまうことが大きな課題でした。1時間~2時間の試験のために、全国各地から東京・名古屋・大阪などの拠点まで来てもらっていて、その交通費や移動時間をどうにかできないかと考えていました。

learningBOX導入後、どのような効果が見られましたか?

店舗から「昇格試験がWebで受けられるようになって、業務が効率化できたので、とても助かっている」との意見が非常に多いです。店舗にてWebで昇格試験を2時間受けた後に、そのままシフトに入ることもできますので。導入した甲斐があったなと思っています。

また自分の店舗で、使い慣れたパソコンを用いて受験できるので、あまり緊張せずに臨めているようです。身体的な面はもちろん、心理的な負荷が軽減できているようで、予想外の効果も得られています。

つい先日も昇格試験を実施し、同日の夕方には結果を出すことができました。そのおかげで、すぐに次のアクションを起こすことができ、作業的にもとても楽になっています。

直感的に使えて豊富な出題形式も魅力、FC部門にも導入決定

展示会がきっかけとのことでしたが、eラーニングを扱っている企業がたくさん存在する中、learningBOXを選んでいただいた「決め手」をお教えいただけますか?

コストと私どもが求める「使い勝手の良さ」等の要望を全て実現できるシステムはないかと探していたのですが、なかなか当てはまるものがないなと思っていたところ、たまたま御社に出会いました。この展示会では収穫がないかもしれないと思っていた時に、とても良い出会いがありました。

コスト面でかなり安価に提供してくださっている点はもちろん、実際にブースでUIを確認させていただいたところ、直感的に使えて、とても使い勝手が良いなと感じました。試験で活用できるだけではなく、さまざまな機能が標準で搭載されているのも大きな決め手でした。ゆくゆくは昇格試験だけではなく、学習ツールとしても使いたいと考えています。

特に「使い勝手の良さ」を感じられたのは、どのような部分でしょうか?

テストを作成する際に、13種類の出題形式が用意されているのがとても良いです。learningBOXだと、テストで「ここの知識を試したい」という時にピンポイントで確認できる出題形式があってとても助かります。仮に「出題形式が4種類しかありません」となると、その4種類に合わせた知識の問い方を考える必要が出てきますよね。 そこで制限がかかってしまうのですが、learningBOXは記述もできる、穴埋めもできるという点で、とても問題が作りやすかったです。

作り手側の使い勝手という点と、もう一つはマルチデバイス対応である点ですね。昇格試験は社員だけではなく、パートナーの方(パート・アルバイト)も受けることができるので、受験者も年々増えてきています。そうなると、スマートフォンやタブレットで受験ができるというのはとても重要なポイントです。

弊社では「役職パートナー」という制度があり、パートナーの方でも店長・副店長・主任になることができるのですが、先日実施した昇格試験では、パートナーの方の受講者が約150名いました。皆さん東京・名古屋・大阪などの各拠点まで来ることもなく、自分達の慣れた環境とスマートフォンで受験することができました。受講者はもちろん、私どもも試験官として出向かなくてよくなったため本当に助かっています。

個人端末で昇格試験を受けることについて、スタッフの皆さんは抵抗を感じておられませんか?

スマートフォンは日常的に使用しているご自身のものですし、昇格試験を受ける前にも、実際の試験と同じ動作確認を受けていただきましたので、大きな問題はありませんでした。また直近の昇格試験においても、何の問題もなく終了しています。

現在は直営店の昇格試験だけではなく、FC部門にもlearningBOXを導入していただいていますね。

そうですね、FC部門にも導入が決定したようです。基本的に私どもは直営店の昇格試験に使用させていただいていますが、FC部門でも研修に関する課題がありました。なかなか時間がなく、FC部門独自の研修後に知識を問う機会を設けられていなかったようです。

FC部門こそ、コスト面と時間の問題が大きいため、learningBOXが役立ちます。いつもの環境でテストが受けられる、学ぶことができるという点は本当に心強いです。合格点に達するまで、何度も受講できる点も良いですね。

マニュアルなどのナレッジ共有にも活用したい

社内教育にとても力を入れていらっしゃる印象を受けました。

実はあまり「教育」という観点では考えていないんです。弊社の経営理念の「Smile & Sexy」ですが、人が人間らしく、自分らしく生きるという、人としての生き方を経営理念としています。自分らしく生きたいと思っている方々が、わざわざこの会社を選んでくださっています。弊社を選んで来てくださっている方々の「個を輝かせたい」という思いが根本の思想にあると思っています。結果的にその思いが、従業員の教育につながっているのだと感じています。

また、受講した結果のフィードバックにもこだわっています。個々の受講結果は受講者の上長に預けおり、受講者本人に開示しているのは、合否のみです。試験問題は、経営理念に関する分野、食品衛生に関する分野、コンプライアンスに関する分野、部下教育に関する分野等にセクション分けしており、各セクションごとの得点率を算出しています。受講者が弱かったセクションを重点的に指導するように上長へ要求しています。

learningBOXの今後の活用方法をお教えいただけますか?

現在考えているのは、昇格試験だけではなく、学習ツールとしての活用です。「虫食いノート」という機能があったと思うのですが、この機能を学習ツールとして使用したいと考えているところです。

マニュアルに記載されていることをしっかり身に付けるためや、勉強した内容を確認するためのツールとして学習を補完できればと考えています。

新入社員やパートナーの方を教育する上で一番大切にされていることは何ですか?

個々の可能性を諦めないことです。諦めないのですが、変な期待もしないというルールが自分の中にあります。相手は自分とは違うので、自分ができることが相手にできるとは限らないですし、その逆も然りですね。自分の思いを相手に100%確実に伝えることは難しいとも思っています。ただその人の可能性は潰してはいけないと思いますし、その人の可能性を諦めてはいけないですね。

この考えに至るまでには、たくさんのフラストレーションを乗り越えてきました。先ほどお話した弊社の経営理念である「Smile & Sexy」ですが、人が人間らしく、自分らしく生きるという、人としての生き方を経営理念としています。とても人に熱い企業で、入社してすぐにお世話になった店舗の店長や副店長が、本当に私のことを思って教育し、育てようとしてくれているという熱意が伝わってきました。

今、自分が教育する立場になって、今まで先輩方がしてくださった、人を思う教育を続けていきたいと思っています。その思いとIT技術のlearningBOXを掛け合わせて、人材育成をさらに加速させていきたいですね。

インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!

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