導入事例(learningBOX × カオナビ)

learningBOX導入事例

株式会社物語コーポレーション

learningBOXとタレントマネジメントシステム·カオナビ
システム連携の好事例!

株式会社物語コーポレーション
人財応援部 マネジャー 中井 久美 様
物語アカデミー マネジャー 髙橋 真人 様

2021.3.23

1949年、おでん屋「酒房源氏」として愛知県豊橋市にて創業。以来、焼肉·ラーメン·お好み焼等の外食事業を展開し、現在は国内外で500店舗以上(直営·FC含む)を出店しています。 飲食を通じてお客さまにリラックスできるひとときと心からの元気を届けるとともに、経営理念である「Smile & Sexy」のもと、人間味あふれる“物語人リーダー”を輩出し、世の中をイキイキとさせることを使命として、従業員一同がさまざまな活動を行っています。

研修や受験の成績と人財情報を一元化したい
人財の異動先の上司が部下の成績をすぐに確認できない
ライセンスの取得率など受験結果の集計が負担
learningBOXの成績をすべてカオナビへ取り込むことが可能
設定した時間に自動更新で成績と人財情報が同期される
ライセンス取得率の更新がスピーディーに
手作業だった同期作業が自動化されて仕事の効率化が促進
すぐに上司へ、上司から現場へ、フィードバックがスピードUP

情報の掛け合わせが、人財の成長を加速させる!

━ learningBOXを導入いただいているということで、以前インタビューさせていただきました。その後、どのように活用されているかお聞かせいただけますか?

昇格試験といえばlearningBOX。毎週発信しているコンテンツ「物語人検定」の作成にも活用しています。

当時取材を受けたスタッフから、昇格試験等で使用していきたいとお伝えしたかと思います。
その後すっかり社内では“昇格試験といえばlearningBOX”が定着して、共通言語となりました。主任と副店長の試験を3ヶ月に1回、店長の試験を1ヶ月に1回、計3種の試験を行っています。 また、毎週10問のテストを全社に向けて配信する「物語人検定」というコンテンツの作成を担当しています。 龍野さんのご担当に毎週お電話して教えていただていますが、いつも丁寧に対応してくださるのでついつい甘えてしまっています(笑)。

    物語コーポレーション-導入事例

━ 御社の重要なツールになっているようで、とてもうれしいです。ほかに、導入して良かった点などはありますか?

コロナの影響で休業した際も、learningBOXを使い毎日従業員に学びの機会を提供しました。

[中井様]
毎週月曜日に全体朝礼を行っており、役員が持ち回りで講話を行ないます。その内容も髙橋のつくる検定に盛り込んで、従業員の理解度をチェックしています。 会社が伝えたいことが本当に伝わっているのかを確認でき、社の方針を浸透させることにも繋がると、大変重宝しています。

[髙橋様]
昨年(2020年)、新型コロナウイルス感染症の影響で1ヶ月ほど全店休業いたしました。その期間、毎日learningBOXで全社に向けて勉強ツールを提供していました。 休業期間中も無駄なく従業員の学びの時間に当てることができ、learningBOXを導入しておいて良かったと思いました。

learningBOXの導入事例

━ このたび、カオナビさんとシステムを連携されたということで、まずはその経緯をお聞かせいただけますか。

新しいツール「物語ライセンス」の受験情報をカオナビに取り込むことが目的でした。

[中井様]
もともと、昇格試験をlearningBOXで、人事情報の一元化をカオナビでと別々のニーズからそれぞれのシステムを導入していました。
その後人事制度が新しくなり、昇格試験以外にも、法改正ごとに知識を更新したり、最新のコンプライアンスについて学んだり、常に勉強を続けることが必要となりました。 最低限必要な知識が日に日にレベルアップされていくなか、それをチェックできる自己啓発ツールとして、「物語ライセンス」というコンテンツを導入しました。

2020年の8月に開始し、現在はテストランの真っ最中。2021年7月から正式にスタートさせる予定です。
その「物語ライセンス」の受験をlearningBOXで行ない、結果をカオナビに取り込みたい。そのような目的で今回の連携がスタートしました。
実際に連携がはじまったのは、ついこの3月からです。

━ なるほど!新しい制度の導入にあわせてのシステム連携というわけですね。 具体的にはどのように連携されているのでしょうか?

異動が多く情報の更新も煩雑でした。しかし、自動更新が可能になり一同で感動しました!

[中井様]
learningBOXは、弊社の設定上、自身の成績は見られますが、上司が部下の成績を確認できませんでした。 しかし、カオナビと情報を同期することでそれが可能になりました。この点が今回一番大きなメリットだと感じています。 弊社は成長段階にあり、新店オープンやそれに伴う異動が多くあります。そして、その異動した人財の情報の更新を手作業で行っていました。 ライセンスの結果を異動先の上司に共有できるまで最大2ヶ月ほどかかるなど、かなり時間を要していたのです。

今回のlearningBOXとカオナビとの連携で、自動で更新されるようになりました。 本当に感動的で、部内でかなり盛り上がりました!(笑)連携したことで、人財に関する情報の集約ができているカオナビに別軸の情報を掛け合わせていくというフェーズに移っています。 例えば、ライセンスの取得率が高い組織が優秀なのか?など、情報を掛け合わせた上で分析できれば、人事や運営の新たな指針になるのではと考えています。

カオナビ-物語コーポレーション

━ ライセンス制度はまだテストラン中ということで、連携についてもいろいろと試されているところでしょうか?

試験や学びのデータをすべての人財データとあわせて管理できることは、多数のデータを扱う人事にとってとてもありがたい!

[中井様]
テスト環境でできることは終わりまして、おそらく問題ないだろうと。研修で学んだ結果や成績、どのように昇格してきたかなど、すべて人財情報と束ねて一元管理できるので、多数のデータを扱う人事にとって本当にありがたいと感じています。 新入社員が業務を開始する4月にはさらに本格稼働させたいと考えています。

物語コーポレーション-中井様

━ 業務の改善という面で、ほかにどのような効果が期待できそうでしょうか?

情報が伝わるスピードが段違い。その分人財の成長スピードも早まるはずです。

[中井様]
やはり先程お話したように、異動したその日に異動先の上司がライセンスの取得情報を確認できるということですね。 その分早く部下の成長を促すことができ、組織全体の人財の成長スピードが早まるはずです。 結局は人間同士のやりとりだとしても、情報がデータ化されているといないとではかなり違います。 個人の情報、受験結果、異動遍歴、入社の際の決意表明もカオナビを通して確認できるので、従業員一人ひとりのキャリアプランやロードマップに上司が上手く導けるようになると思います。

人財の動きが活発な弊社にとって、この点が改善されたことは本当にありがたいですね。 あとは、ライセンスの取得率の集計をしなくても良くなったことが大きいですね。 毎週3時間くらいかけて部内のスタッフが対応していたのですが、この作業が省略されたことで他の業務に手がまわるようになりました。 毎週土曜の午前中にその作業を行い、月曜に結果を発信していました。 しかし約2日のタイムラグがあり、その間に受験した結果は翌週にまわってしまっていました。 受験者からすると「受けたはずなのに…」と混乱しますし、スピード感という面でも課題でしたが見事に解消されました。

━ 業務面と合わせて、人財の育成や分析にどのように活かせるとお考えになりますか?

多面的な評価が可能になり、今後さらに社内の人財への理解が深まっていくのではないでしょうか。

[中井様]
これからは、「物語ライセンス」と昇格試験の2本柱をlearningBOXで運用して社内の学びを加速させていきたいですね。

[髙橋様]
そのうえで、カオナビの人財情報と掛け合わせて多面的に評価できるようになり、人財への理解が深まっていくのではないでしょうか。

━ まだスタートしたばかりで、これから改善点などが出てくるのかもしれませんが、現時点でなにかご希望やご要望はございますか?

龍野さんは、こちらの意図を汲んでご提案いただけるので本当にありがたいです。今後は他のシステムでも連携できないか試していきたい。

[中井様]
何かあればその都度ご相談しているので(笑)、龍野さんはレスポンスが早くて助かっています。 こちらの質問に対して正確な返答をいただけるだけでなく、意図を汲んでさらなるご提案をいただけるので本当にありがたいと思っています。 今回はlearningBOXとカオナビとの連携でしたが、人事関連はシステムがたくさんあるので、今後いろいろと試すことができれば良いなと。

[髙橋様]
毎週行っている「物語人検定」の効果がもっとわかりやすくならないかと思っています。 採点システムの改善やグラフの表示をできるようにしていただいたりと、龍野さんと相談しながら少しずつバージョンアップさせていますが、これからさらに受験者にしっかりとフィードバックできるものにしていきたいと考えています。

物語コーポレーション-導入事例インタビュー

━ 本当に、お二人が会社のビジョンに沿って社内の“学び”を引っ張っていらっしゃるんですね!

システムを上手く使って、経営理念や会社の方針をしっかりと全社に浸透させていきたい。本気で取り組んでいきます!

[中井様]
弊社は拠点が全国にあるので、システムを上手く活用しないと理念や方針を浸透させることが難しいと思います。 私も髙橋も、もともと店舗で現場を経験してきました。本社の温度感がどれくらい伝わっているのか、または伝わっていないのかが体感としてわかります。 対面で伝えることが一番響くのだと思います。 しかし距離等の理由でそれが叶わないのであれば、システムを使っていかに理念を共有していくか、本気で取り組んでいきたいですね。

↓物語コーポレーション様の公式ホームページです。

━ あとがき

今回は、learningBOXと株式会社カオナビ様のタレントマネジメントシステム『カオナビ』を活用されている物語コーポレーション様で、両システムを連携させた事例をご紹介させていただきました。 人の成長や幸せに重きを置く物語コーポレーション様だからこそ、従業員の皆さまのために少しでも成長できる良い環境をつくりたいという思いがひしひしと伝わってきました。learningBOXが、その思いを叶える一助になっていることに私たちも喜びを感じます。何より、日々learningBOXをご利用いただいている実感をお伺いできて、大変貴重な機会となりました。

これからも、どんな小さなご要望も私どもで考え、より良いシステムづくりを目指して参ります。この度は、お忙しいところお時間を割いていただきまして、心より感謝申し上げます。

中井久美様、髙橋真人様、インタビューにお応えいただき、ありがとうございました!