外部への研修販売と社内研修を1つのシステムで効率的に管理|手厚いサポートにも満足
「株式会社ベストプランコム」は、生命保険20社、損害保険10社を取り扱う大規模保険代理店です。2023年にlearningBOXを導入してから、日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会の認定研修コース(社外向け)を中心に運用を進め、今後は社内の「継続教育」「コンプライアンス研修」へと活用の幅を広げる計画です。learningBOX導入による効率的な研修運営と、手厚いサポート体制が同社の教育基盤を支えています。今回は、導入の背景や活用状況、今後の展望等について伺いました。
- FP協会認定研修を運用するため、効率的に研修販売・管理できる仕組みが必要に
- 社内研修は手作業で履修管理しており、取りまとめの手間等の負担が大きかった
- 1システムでFP協会認定研修の販売、社内「継続教育」「コンプライアンス研修」のeラーニング化を実現。効率的な運営かつ、システム管理も1名で対応できている
- 社内研修も開始に向けて準備が進んでおり、各拠点も含め均一な学習環境が整う
- サポート対応が手厚く、電話でも対応してもらえる安心感が、研修運営を支えている
- 同業者に、自社の活用方法に合うのはlearningBOXと推奨されたこと
- 維持管理面やランニングコストなど、コストパフォーマンスが良い
- 外部販売用の「EC」オプションが用意されていること。購入数に応じて無駄なく運用できる仕組みが魅力だった
研修販売・社内研修の両面で効率化の必要性が高まり、eラーニング化を決断
まずは、御社の事業内容とご担当者さまの業務内容について教えてください。
弊社は、生命保険20社、損害保険10社を取り扱う大規模な保険代理店です。全国に19拠点を展開し、本社は広島にあります。従業員は約130名、そのうち営業職員(以下、募集人。 募集人:生命保険または損害保険の勧誘・販売活動を行う人)が約110名です。募集人は会社貸与のパソコンを使い、法人・個人を問わず訪問型で営業活動を行っています。
私は、各種システム関連の業務を担当しており、eラーニングシステムのlearningBOX、資産管理システムやメールシステムなどの運用を担っています。その中で、募集人からの各種設定などについての問い合わせも受けています。
eラーニングシステムの導入が必要となった背景、導入前の課題についてお聞かせください
社外への販売と社内教育、両方の研修を効率的に進めるために、どうしてもeラーニングシステムが必要だったからです。
社外への研修販売では、「AFP」(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)や、その上級資格の「CFP®」(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)といった資格の合格者向けの認定研修コースを運営しているのですが、日本FP協会の認定教育会社として登録を受けた後、どのように実施していくかが課題になっていました。
「AFP」というのは、FP(ファイナンシャルプランナー)として、十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや提案ができる技能を習得した人に与えられる資格です。「CFP®」は、「AFP」の上級資格となっています。
社内向けの研修では、どのような課題をお持ちでしたか?
募集人は、「継続教育制度」において、所属する保険会社や代理店の行う研修を毎年履修することを義務付けられています。(※1)
社内では毎月「継続教育」や「コンプライアンス研修」を実施しており、その履修状況を各拠点長が履修簿に取りまとめて報告しており、その作業が大きな負担となっていました。
社外への研修販売・社内研修の両面で効率化の必要性が高まり、「そろそろeラーニング化を」と経営陣とも話していたのですが、体制の整備などに時間を要していました。
結果的に、社外向けの日本FP協会の認定研修を先に展開することになりました。社内向けの研修は、今準備を進めている段階です。
(※1)参考:
■ 生命保険協会,「営業職員・代理店の教育制度」
同業者からの一押しとコスト面が大きな決め手に
learningBOXを最初にお知りになったきっかけについて教えていただけますか?
インターネットで「eラーニング」などのキーワードで検索していたときにlearningBOXさんを知りました。
なるほど、検索して見つけられたのですね。他社さんも比較されたのでしょうか?
そうですね、最終的には3社ほど比較しました。実は弊社の社長から、お知り合いの業者さまも紹介いただいたのですが、その方に「こういう使い方を考えている」と相談したら、逆に「その利用方法ならlearningBOXさんの方が合っていますよ」と勧めてもらって。その一押しもあって、learningBOXの導入を決めました。
もちろんコスト面も大きかったですし、それ以外にも、SaaS(サース:Software as a Service インターネット経由でソフトウェアをサービスとして利用する仕組み)サービスなので、維持管理がしやすい点や、ランニングコストの部分も、弊社の運用スタイルに合っていると感じました。

ありがとうございます。研修を販売するために「EC」オプションもご契約いただいていますね。
はい。「EC」オプションは、購入数に応じて手数料を支払う仕組みなので、利用が少ないときはコストを抑えられます。状況に合わせて無駄なく運用できる点が、とても良いと感じています。
研修販売から運用を開始、社内研修eラーニング化も準備を進行中
実際のlearningBOXの活用・運用方法について教えてください。
先ほど言及したのですが、日本FP協会が主催する「AFP」(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)や、上級資格の「CFP®」(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)資格の合格者向けの研修に活用しています。
これらの資格は2年ごとに更新が必要で、その際には継続教育(資格更新のための単位取得)が義務付けられています。弊社は日本FP協会から認定教育会社として承認を受けているため、受講者が弊社の研修を終えると、単位が付与されます。いくつかの研修を受講して必要数の単位を取得することで、資格更新が可能となります。この認定研修の販売・管理をlearningBOXで行っている形です。
まずは外部向けの研修販売で活用されているわけですね。受講者数はいかがですか?
まだ受講者は多くないので、今後増やしていくことが課題ですね。認定教育会社は他にも複数あり、講座の金額や単位数もバラバラですから、受講者に選んでもらえるように努力が必要だと感じています。
コンテンツの更新頻度についても教えてください。
社外向けには年間5〜6コンテンツを更新し、法令改正に合わせた差し替えも行っています。有料販売の研修ですので、ミスがあってはいけないと、さまざまな面で神経を使っています。
並行して、社内の「継続教育」や「コンプライアンス研修」も本格的に展開していく予定です。教育担当部署が中心となって、毎月2本ずつの新しいコンテンツを作成しています。

教材の形式はどのようなものが多いですか?
テキスト中心の教材が多いですが、動画も取り入れています。YouTubeにアップロードした動画のURLを貼り付けて(埋め込み動画)受講できるようにしています。確認用のテストでは、「択一問題」や「正誤問題(○×問題)」「穴埋め問題」など、さまざまな出題形式を使い分けています。
豊富な機能と人による丁寧なサポートで、安心して活用できる
learningBOXを使ってみて、使いやすい点や便利だと思う点について教えてください。
機能が本当にたくさんあって、それ自体はすごく便利だと感じています。ただ、設定に関しては少し難しいところもあって。でも初期導入の段階から、営業担当の方やサポートの方が丁寧に教えてくださるので、とても助かっています。
貴重なご意見ありがとうございます。learningBOX導入後、お困りのことや改善要望はございませんか?
そうですね。マニュアルとして「使い方サイト」が広く展開されていて、このようなシステムでは珍しいくらいに充実していると思います。ですが、実際に調べようとすると、どのようなキーワードで検索すべきなのかが思いつかなくて。
自分で調べて解決にたどり着くのに苦労しています。やりたいことにたどり着くまでの“道筋”が頭の中でうまく整理できなくて、「どことどう関連しているのか」がつながらないですね。メールだと細かく伝えづらいので、ついサポートの方に電話してしまうことも多いです。
なるほど、参考にさせていただきますね。お問い合わせの際、learningBOXの営業、サポートの対応はいかがでしょうか?
とても満足しています。サポートの方とは、もうホットラインがあるような感覚ですね。名前を伝えると「こんにちは、少々お待ちくださいね」と、皆さん気さくに応じてくださって、とても親切に対応していただけます。
質問すると、だいたい「そういうことなら、できますよ」と答えていただけるのですが、自分でその解決策にたどり着けないんですよね。その部分が自分で解決できるようになると助かるなと感じています。
一方で、きちんと電話でつながって、直接説明してもらえるのは本当に助かります。最近はチャット形式や、チャットボット(ユーザーの質問に自動で回答するプログラム)の対応が多い中で、人が応対してくれる安心感は大きいですね。
研修管理の効率化、手厚いサポートによる安心感の両面で支えられていると実感
learningBOX導入で、どのような効果が得られていますか?
一番大きな効果は、研修の運営が効率的になったことと、困ったときにすぐサポートしていただける安心感ですね。社外(研修販売)・社内の双方の研修を1つのシステムで運用できるのは、非常に合理的ですよね。システムの管理自体も私1人で担当できています。
システムを使わずに、社外向けの認定研修を展開しようとすると、教材などをPDF化して、メールでやり取りすることになります。それがlearningBOXを導入したことで、非常に効率的に回せるようになります。
社内では、毎月実施している「継続教育」や「コンプライアンス研修」もeラーニング化できるようになるので、募集人だけでなく事務職員まで含めて、全拠点で均一な学習環境が整います。
これまで、社内の研修では、履修状況を各拠点長が履修簿に取りまとめて報告する必要がありました。learningBOXでは、システム上で履修状況が確認できる(カルテ)ので、その作業自体が必要なくなりますよね。
結果的に、効率化と安心感の両面で支えられていると実感しています。
社内アンケートや、新たな外部向け研修にも取り組みたい
今後のlearningBOXの活用予定についてお聞かせください。
社内アンケートに活用していければと考えています。learningBOXの「アンケート」機能を使えば、フォームなどを別で用意する必要がなく、システム上で一元化できて効率化につながります。社員の声をよりスムーズに集められるようになると思います。
社外への研修販売では、AFP資格を新規で取得したい方向けの展開にも力を入れていきたいですね。AFP資格は、2級FP技能検定の合格とAFP認定研修の修了といった要件を満たし、日本FP協会へ登録することで、付与される資格です。
コストとサポートの両面で優位性を感じてもらえるはず
learningBOXの導入を検討中の方にメッセージをいただけますか?
やっぱり、learningBOXの最大の魅力はコストパフォーマンスの高さだと思います。それに加えて、サポートもとても手厚く、不明点もしっかりと解決できるので安心です。これまで利用してきた他のサポートと比べても、群を抜いて優れていると感じています。
インタビューにお応えいただき、ありがとうございました!


