地域活性の一助となる“リスキリング基盤”の構築を実現|ツール統合で運営負荷を軽減
岡山県を中心に、広島県・香川県・愛媛県へサービスを提供し“地元企業の第二人事部”として地域の雇用創出と人材育成に取り組む、「株式会社キャリアプランニング」。地域のIT人材不足の課題から、同社が立ち上げた「キャプラエンジニアスクール」では、募集が年1回に限定されることや、運営負荷の高さが課題でした。そこで、learningBOXを導入し学習管理を一元化。現在は年4回の入校が可能となり、スクール卒業生が地元企業に就職するというサイクルが整ってきています。地域活性の一助となる“リスキリング基盤”へと成長を遂げている同スクールに、learningBOX導入による変化と得られた成果、そして今後の展望について伺いました。
- スクールの運営にあたって複数ツールを併用していたため、管理負荷が大きかった
- ライブ授業ゆえに募集時期が年1回に限定され、機会損失が発生していた
- 地域のIT人材不足が深刻化し、未経験者の育成機会を増やす必要があった
- システムが集約されたことで、運営の効率化と業務負荷の大幅な軽減につながった
- 入学機会が増えたことで、機会損失が減少。スクール卒業生の転職支援を通じた人材派遣や人材紹介の収益に間接的につながった
- 企業と求職者に恩恵を与え、地域活性の一助となるリスキリング基盤の構築を実現
- 必要な学習機能が十分に揃っていたこと
- 運営コストが抑えられること
- 実際に触れて感じた使いやすさと学習効果を高める細かな機能があったこと
- トライアル期間のサポート対応が迅速・丁寧で安心感があったこと
地元企業と、ITエンジニアを目指す人をつなぐスクールを開設
まずは、御社の事業内容とご担当者さまの業務内容について教えてください。
「地元企業の第二人事部」として、岡山県を中心に、広島県・香川県・愛媛県にサービスを提供し、地域の雇用創出と人材育成に取り組んでいる企業です。「人材派遣」「職業紹介」「人材開発」「業務受託」の事業を通じて、人と企業双方の成長を支援しています。
私は、未経験からITエンジニアを目指す方向けのオンラインスクール「キャプラエンジニアスクール」の責任者として、コンテンツ開発、募集・マーケティング、運用設計、さらにサブ講師として課題添削や補講、カウンセリングまで幅広く担当しています。
「キャプラエンジニアスクール」の特徴についてお聞かせください。
地方のIT人材不足を解消する目的で2022年6月に立ち上げました。プログラミング学習の伴走支援に加え、総合人材サービス会社として転職支援まで一貫して行うことができる点が特徴です。
受講生の属性について教えていただけますか?
受講者は約8割が女性で、30代の方が中心です。多くの方が仕事を続けながら将来のキャリアを考え、ITエンジニアへのキャリアチェンジを目指し入校されています。
弊社が人材サービスを主軸としていることもあり、ITエンジニアへの転職相談をきっかけに受講へ進まれる方が多い印象です。また、卒業後は地元のIT企業へ転職されるケースが中心となっています。

スクール立ち上げの背景には、地元企業からの要望があったとか。
地方のシステム会社ではITエンジニアの採用が年々難しく、即戦力は都市部に集中する状況が続いていました。一方で企業側から「未経験でも、育成していきたい」という声も増えてきたことから、私たちが初期教育を担い、ITエンジニアとしての土台となるスキルを身に付けた「未経験者」を企業につなぐ仕組みをつくろう、と考えたことがきっかけでした。
複数ツール運用による負荷を軽減し、募集機会を広げたかった
eラーニングシステムの導入が必要となった背景、導入前の課題についてお聞かせください。
「キャプラエンジニアスクール」の第1期・第2期は、週1回のオンラインライブ授業(Zoom)を中心に進行し、課題提出にはSlack(コミュニケーションツール)やBox(ファイル共有サービス)など複数のツールを併用していました。
ライブ形式では同時並行で複数期を開講することが難しく、募集時期が年1回に固定される状況が続いていました。開講期間外にも、キャリアチェンジの相談は寄せられていたものの、そのタイミングでは受け入れできず、学習機会を提供できないケースがありました。
その課題が、eラーニングシステム導入を検討するきっかけになったのですね。
より柔軟に受講開始のタイミングを設けるため、第3期から動画コンテンツを中心としたオンライン学習形式への移行を決定しました。
「いつでも学び始められる環境」を整えるべく、学習管理と教材提供の両方を一元化できるeラーニングシステムの導入検討を始めた、というのが背景です。
「機能」と「コスト」の両面から判断し、learningBOXを導入
learningBOXを最初にお知りになったきっかけ、どのような点に興味を持たれたかについて教えてください。
eラーニングシステムの選定では、まず必要な機能を整理するところから進めました。弊社では、社内教育は別のシステムを使っていましたが、今回のスクール運営には費用面が合わず、新たに適したものを探す必要がありました。
検討を進める中で、インターネット検索を通じてlearningBOXを知り、導入コストの低さや機能の充実度、さらに受賞歴からも信頼できるサービスだと感じ、まずは「フリープラン」を申し込みました。
検討開始から導入までは3カ月ほどかかったとのことですが、最終的な決め手となったポイントについて教えていただけますか?
まず、当スクールが求める学習環境を十分に満たす機能が揃っている点と、コストパフォーマンスの高さを評価しました。トライアル期間中の対応も迅速かつ丁寧で、サポート面でも安心感があったことも、決め手の一つでした。
実際に触れてみて、「ここが良い」と感じた機能はどの部分でしたか?
当初は「動画をアップロードできる」「学習管理ができる」といった基本的な要件を重視していました。ところが、実際に触れてみると、「クリア条件」や動画の「スキップ再生を禁止」など、学習効果を高める細かな機能が充実していることが分かりました。こうした機能が揃っていたことは、運営面でも非常に心強かったですね。
オールインワンのシステムで、オンラインスクールを効率的に運営
learningBOXの活用・運用方法についてお聞かせください。
オンラインプログラミングスクール「キャプラエンジニアスクール」の学習プラットフォームとして活用しています。受講生は研修動画の視聴やプログラミング課題の提出を行い、講師がそれらの課題をlearningBOX上で採点・フィードバックをしています。
また、月に1本〜2本のペースで、講師が最新のIT技術やトピックスを解説する「情報技術ニュースレター」を受講生限定で配信しています。
コンテンツの種類やよく使っている機能についてお聞かせください。
学習コンテンツでは「動画」と「PDF」、課題提出では「レポート課題」を使用しています。
当スクールでは、専門技術を学ぶ上で着実に学習を進めていくことが大切だと考えています。そこで「クリア条件」を活用し、研修課題に取り組むためには、その回の研修動画を必ず見なければ課題が開放されない、また課題に合格しなければ次の研修が開放されないなどの学習環境を構築することで、一つずつ理解しながら学習を進めることができるようにしています。
コース1回分の動画構成は、どのような内容か教えてください。
1回分の学習は「前回課題の解説」「前回内容の復習ダイジェスト」「本編」「次回課題の説明」という4本の動画で構成されています。振り返りから本編学習、次の課題へとスムーズにつながるように設計しています。本編が約1時間前後の長さとなっています。

受講体験をより豊かにするための機能について
learningBOXを使ってみて、使いやすい点や便利だと思う点について教えてください。
UIが分かりやすく直感的に操作がしやすいです。権限設定も細かくできますし、ユーザー目線での導線も迷わないと思います。先述の「クリア条件」や動画の「スキップ再生を禁止」は、学習効果を高めることにつながっています。
learningBOX導入後、お困りのことや改善要望はございませんか?
全体的にはとても満足していますが、改善されるとうれしい点もあります。プログラミング課題の提出に使っているレポート機能では、「.java」ファイル(プログラミング言語を使って作成したプログラムのソースファイル)を直接添付できないため、受講生には一度ZIP形式でまとめて提出してもらっています。ファイルをそのまま添付できるようになると、よりスムーズだと感じています。
そのほか、改善されると助かることはありますか?
学習時間の管理が、もう少し柔軟になるとありがたいですね。learningBOX上の学習時間だけでなく、自主学習の時間も集約できるようになると、受講生の学習状況をより正確に把握できると感じています。
また、「クリア条件」で2つの条件を関連させるなど、もう少し細かく条件設定ができるようになると助かります。
ありがとうございます。社内で検討させていただきますね。では次に、learningBOXの営業、サポートの対応はいかがでしょうか?
迅速かつ丁寧に対応いただけており、サポート面には満足しています。ただ、まだ活用しきれていない機能も多いと思うので、年に何度かご相談の場を設けていただけるとありがたいです。
「こういうことを実現したい」という要望に対して、具体的な機能の使い方や、その組み合わせ方法等を教えてもらえると、新たな気づきを得られるので、とても心強く感じます。
受講生・運営・地域がともに前進する学習基盤を構築
learningBOX導入後、どのような効果を感じておられますか?
数値として明確に出しているものはまだないのですが、実感している効果はいくつかあります。その一つが、業務効率化の面です。以前は複数のツールを使い分けながらスクールを運営していたのですが、learningBOXに集約できたことで、全て一元的に管理できるようになりました。必要な情報も探しやすく、過去の記録も振り返りやすい。これは本当に助かっています。
運営面でも変化があったのでしょうか?
はい。ライブ授業の際は、週に一度、夜間の授業に立ち会う必要がありました。動画視聴に切り替えたことで、不規則な勤務から解放されたのは大きいです。講師も、これまでライブ授業に使っていた時間を教材開発等に充てられるようになり、運営面でも非常にプラスになっています。
さらに、入校のタイミングを増やせたことも効果だと感じています。以前は年に一度だけだったので、タイミングが合わずに入校できない方も多かったですが、それが年4回受け入れられるようになったことで、機会損失が減りました。
スクール卒業生の転職支援を通じた人材派遣や、人材紹介が収益につながっているという側面もあります。
では、地方での人材育成という観点では、どのような変化がありましたか?
先述のように、地方ではITエンジニアの母数が少なく、システム会社が採用に苦労されているケースが多いです。その中で、当スクールから定期的に卒業生が出るようになったことで、「人材採用の提案をしてもらえる頻度が増えて助かります」と地元企業からお声をいただくようになりました。
システム開発の仕事は首都圏に多いため、未経験からITエンジニアへの転職にチャレンジする機会も、やはり首都圏が多い印象を持っています。しかし、さまざまな事情から地元でITエンジニアを目指したいという方もいます。そういった方が地元にいながらITエンジニアを目指せる選択肢が生まれたのは、非常に大きな意義があると考えています。
結果として、企業と求職者の双方にメリットが生まれ、地域の活性化にもつながるようなリスキリングの仕組みを整えられたことが、learningBOXの導入によって得られた大きな成果だと感じています。

実際のスクール生からはどのような声が寄せられていますか?
「何度でも研修動画を見返すことができるので復習がしやすくなった」、「好きな時間にどのデバイスからでも受講でき、隙間時間を活用して学習を進められて便利」という声をいただいています。
キャリア形成とリスキリングを支える新しい学習コンテンツを
今後どのようなコンテンツを作っていきたいですか?
個人のキャリア形成やリスキリングにつながる新しいコンテンツの開発を進めていきたいと考えています。特に需要の高いIT分野では、難しそうと感じる方も多いので、もう少しライトに興味を持ってもらえるような教材づくりに取り組んでいきたいです。
地方での人材育成という観点では、どのような構想をお持ちでしょうか?
地域に根付く総合人材サービス会社として、ニーズに合った学びの機会を届けていきたいと考えています。まずは、基本的なリテラシーやスキルを身に付けてもらい、それを地元企業で生かせるような環境づくりに取り組みたいです。
まずは触れてみてほしい「かゆい所に手が届く」システム
learningBOXの導入を検討している方にメッセージ・アドバイスをお願いします。
learningBOXは「かゆい所に手が届くシステム」だと思っています。システムのアップデート等も定期的に実施され、ユーザーのニーズをくみ取って、マーケットインの視点で開発をされています。さまざまなシーンでの活用が期待できますので、迷われている方は一度トライアル(フリープラン)をしてみると良いのではないでしょうか。
インタビューにお応えいただき、ありがとうございました!
もっと知りたい方へ


