eラーニング導入時のサーバーの選び方について
eラーニング導入時のサーバーの選び方について
マーケティング担当の貴田岡です。
今回の記事では、「サーバーとは一体どういったものか?」について、サーバーの種類や用途についてご紹介します。
サーバーという言葉はよく耳にするものの、実際サーバーについて尋ねられると、具体的な回答に困るという方も多くいらっしゃるかと存じます。
実は、サーバーと一言でいっても複数の種類があり、それぞれ用途も異なります。
eラーニングを導入する際には、サーバーの構築が必要不可欠です。
eラーニングの導入を検討していて、どういった運用方法で進めていけばいいかお悩みのお客様!
本稿では、基本的なサーバーの仕組みや機能・特徴に加え「専用サーバー・共用サーバー」の特長についても詳しくご紹介いたします。
目次はこちら
- 1.そもそもサーバーとは一体・・・?
- 2.サーバーの種類と用途について
- 3.活用シーンに合わせたサーバーの選び方について
- 4.まとめ
そもそもサーバーとは一体・・・?
サーバーとは「サービスを提供する側のコンピューター」をいい、英語で書くとServerとなります。
サーバーとはサービスを提供している企業側のコンピューターを指し、インターネットを介してユーザーと繋がっています。
ユーザーのリクエスト(要求)に応じて、それに応答したデータを提供するコンピューターやプログラムのことを「サーバー」と呼び、サーバーから提供される情報やサービスを受け取る側のユーザーのことを「クライアント」といいます。
簡単にまとめると
⇒ インターネットで繋がっている他のパソコンへ、様々な情報やサービス、データを提供する役割を持ったコンピューターです。
サーバーとインターネットの関係
サーバーは、ネットワークで繋がったコンピューター上で、サーバー自身がもっているデータやサービスなどを他のコンピューターに提供する役割を担っています。
サーバーはクライアントからの命令を受けることで働き、リクエストされたデータやサービスをクライアント側に返します。
▼インターネットでWebサイトを見るときを想像してみてください。
特定のWebサイトを見る場合、まず初めにWebブラウザに検索キーワードを入力し、Enterキーで決定します。
このとき私たち(クライアント)は、Web上の住所(IPアドレス)を管理しているサーバーに表示させたいWebサイトの住所を問い合わせ、表示をリクエストします。
Webサイトのページのデータを保管しているサーバーは、リクエストのあったWebサイトの画像やHTMLファイルといったデータを提供します。
この一連の仕組みにより、該当するWebサイトが表示されます。
WEBサイトが表示されるまでの一連の流れ
①WEBブラウザに「検索キーワード・URL」を入力します。
②DNSサーバーへURLを送信し、IPアドレス(インターネット上の住所)へ変換
③該当IPアドレスのWEBサーバーにアクセス
④WEBサーバーからWEBページのデータを提供してもらい、WEBブラウザに表示
※インターネット上にはサーバーがたくさんあり、住所を指定してアクセスすることで、私たちは任意のデータをブラウザで表示することができます。
サーバーの種類と用途について
サーバーは、大きく分けて物理サーバーと仮想サーバーの2種類があります。
今回は物理サーバーに焦点を絞って、ご紹介いたします!
物理サーバーとは
物理サーバーとは物理的に存在する1台のサーバーのことをいい、サービスを提供してくれるコンピューターそのもののことを指します。
身近なものでいうと、パソコンも物理サーバーに該当します。
⇒物理サーバーにはさらに「共用サーバー」と「専用サーバー」の2種類に分類されます。
共用サーバー
共用サーバーは、1台のサーバーを複数人で使用するサービスです。
1台のサーバーを複数人で使用するため、初期費用や年間・月額料金といった利用料金が専用サーバーに比べ圧倒的に安くなります。
しかし、複数の利用者でサービスをシェアするため、自社独自の設定や、デザインをカスタマイズできないことや、ほかの利用者の使用状況によっては、こちら側のシステム処理に影響が出る可能性があるといったデメリットも顕在します。
▼共用サーバーを例えると1つのマンションに複数の居住者がいるイメージで、マンションの一室を借りている状態と考えていただくとわかりやすいかと思います。
専用サーバー
共用サーバーは1つのサーバーを共有していますが、専用サーバーは1つのサーバーを丸ごと1つ使います。
専用サーバーのメリットは、契約者がサーバーの持つリソースをすべて使用できる点です!
大容量のディスクスペースや、安定したネット回線を独占使用できるため、より安定的にサイトを運用することができます。
また、専用サーバーは、サーバーの管理権限があるため、自社で必要に応じてソフトウェアのインストールや設定の変更が行えます。
一方、サーバーの運用や構築も自分でしなければいけないことや、前述の共用サーバーよりもコストがかかるのが難点です。
▼専用サーバーは、一軒家を丸々借りている状態を想像していただけるとわかりやすいかと思います。
知ってるとちょっと得するサーバーの豆知識
サーバーにはさまざまな種類のものがあり、Webサービスは多くのサーバーの働きによって成立しています。
それぞれ役割が異なっていますが、eラーニングを運用するには下記に当てはまるサーバーも重要な働きとして密接に関係しています。
その1.Webサーバー
Web上において、利用者のWebブラウザ(Chrome、Safariなど)からのリクエストに応じてデータを返してあげるサーバーです。
HTTPを中心としたHTMLファイルなどを取り扱います。
Webサーバーには、HTMLやCSS、画像ファイルなど、コンテンツに必要なファイルが保管されています。
一般的にサーバーと呼ぶ場合はWebサーバーを指していることが多いです。
その2.メールサーバー
利用者に対してメールの送受信サービスを提供するサーバーであり、自身のネットワーク宛に送られたメールを保管してユーザーに渡したり、自身のネットワークから該当の他ネットワークにメールを送ったり、メールの送受信に関わる機能を提供しています。
受信するサーバーではIMAP、POP3、送信するサーバーではSMTPと呼ばれるプロトコル(約束事)を使ってメールの送受信をしています。
その3.データベースサーバー
データベースサーバーの大きな役割は、データの保存でシステムが扱うデータの管理、保存、更新、削除、バックアップを行います。
データベースサーバーは、顧客情報などのデータを必要に応じて保存、上書き、抽出するためのサーバーで、比較的規模の大きなWebサイトやアプリケーションの処理には必要不可欠なサーバーとなります。
データの取り出しにはSQL(MySQLやPostgreSQLなど)を利用して抽出します。
その4.DNSサーバー
DNSは、インターネットをスムーズに活用するために必要不可欠なサーバーです。
DNSは「Domain Name System」の略称で、ドメイン名とIPアドレスを紐付けるシステムです。
ドメイン名はインターネットの住所にあたり、通信の宛先を特定するための重要な手がかりとなります。
各ホームページにはIPアドレスと呼ばれる住所があり、ホームページをインターネット利用者が識別しやすいようにこの数字をドメインに変換しているのがDNSサーバーです。
活用シーンに合わせたサーバーの選び方について
eラーニングを使って、新人研修・社内研修などの企業情報を扱ったり機密情報を扱う場合
学習者のアクセスがイントラネットに限られる場合は専用サーバーを検討することをおすすめします。
自社サーバは閉じられた環境で利用するため、不特定多数のユーザが利用する共用サーバーより情報漏えいのリスクが少なく、セキュリティ面でも安心です。
さらに専用サーバーは、共用サーバーに比べ高スペックな場合が多く、負荷の高いWebサイトなどの運用に適しています。
※イントラネットとは、「社内ネットワーク」のことで、つまり社内や学内など範囲が限定されたネットワークのことです。
▼専用サーバーの特徴やメリットについてはこちらの記事にて詳しく解説されています。
eラーニングにかかる初期費用を抑えたい!
共用サーバーを利用する場合は、初期費用を抑えられます。
また、共用サーバーの場合は契約会社から用意された環境を利用するため、専門的な知識が無くても利用できるといったメリットもあります。
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learningBOXの活用シーンについてはこちらの記事にて詳しく解説されています。
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まとめ
今回の記事では、eラーニング導入時のサーバーの選び方や、基本的な仕組みや機能・特徴についてご紹介しました。
eラーニングを導入する際には、サーバーの設置が必要不可欠です。
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