中途採用者の研修を行う理由|研修方法やポイントとは?
中途採用者の研修を行う理由|研修方法やポイントとは?
今回の記事では、中途採用者に研修が必要な理由と効果的な研修内容について詳しくご紹介します。
企業は、中途採用者に対して、「研修は不要である」と考える場合は少なくありません。
しかし、【新卒・中途】に関係なく適切な研修が実施できれば中途採用者の能力を最大限に発揮してもらうことが可能です。
目次はこちら
- 1.中途採用者に研修を行う理由
- 2.中途採用者への研修方法
- 3. 中途採用者研修のポイント
- 4. 中途採用者の社員研修を効率化
- 5. まとめ
中途採用者に研修を行う理由
中途採用者は、社会人としての知識や前職での経験があるため、改めて研修を行う必要が無いと考えがちです。
しかし、このような偏った考え方は非常に安易で危険です。
中途採用者であっても研修を行う理由や必要性を一緒に確認していきましょう。
業務内容の理解
業務内容は会社によって細かく異なります。
中途採用者が同業界の経験者だったとしても、以前勤めていた会社の規則のまま働いても上手くいかない可能性があります。
場合によっては早期転職・退職につながるリスクも潜んでいます。
そのため、研修によって業務内容を理解してもらうことが大切です。
会社の理念を知る
中途採用者とはいえ、新しい会社に入社するという状況は新卒採用者と何も変わりません。
研修を通して企業の理念を知ってもらうことで、会社内での働きを理解してもらいやすくなります。
新しい職場に馴染む
中途採用は、新卒採用と比べて同時期に入社する人数は多くありません。
そのため、他の社員とのコミュニケーションがとりにくく、社内で孤立してしまうことも懸念されます。
研修を行うことで、指導役の上司や先輩と親しくなりやすく、職場に馴染みやすくなるメリットがあります。
中途採用者への研修方法
中途採用者に対する研修方法は3つあります。
OJT・Off-JT、eラーニングのそれぞれの特徴をみていきましょう。
OJT
OJT(On the job Training)は、業務を行いながら研修を進めていく手法です。
実務を経験しながら指導役となる上司からスキルを学べます。研修のみを行う時間を設けにくい際に有効です。
Off-JT
Off-JT(Off the job Training)は、業務外の場所で行う研修です。
例えば、指定された場所に行きセミナーや講義を受講することで、スキルアップや知識の定着が可能となります。
中途採用者同士でのコミュニケーションも生まれやすい点も把握しておきましょう。
eラーニング
eラーニングは、自宅や通勤時間などを利用して学習を行います。
パソコンやスマホを活用し、いつでも学習が可能です。
近年はコロナ禍であることもふまえて、人を集めずに研修できるeラーニングの注目度が高まっています。
中途採用者研修のポイント
中途採用者の研修を行う際のポイントは3つあります。詳しい内容についてみていきましょう。
目的や期間を定めておく
目的を持って研修内容を決めていくことが大切です。
例えば、どのようなキャリアを積んでほしいか、中途採用者自身がどういったスキルを身につけたいかといった要素も把握しておきましょう。
目的を達成するまでの期間を決めておくことで、研修内容の方向性も定めやすくなります。
正しい評価を行う
研修を行った際は正しい評価を行いましょう。
主観・客観的な要素もふくめて総合的な判断が必要となるものの、曖昧な評価は逆効果となります。
そのため、研修前にある程度、評価基準は明確に伝えておきましょう。
コミュニケーションをとる
積極的にコミュニケーションをとって、フォローアップしていきましょう。
新卒入社と比べて中途採用者は細かな指導を受けにくく、疑問を解決できないまま研修を進めてしまうケースがあるためです。
中途採用者の社員研修を効率化
効率的に社員研修を行うためにはDX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方を取り入れるとよいでしょう。
DXは、「ITの浸透によって人々の生活をより良くする」といった概念のことです。
DXで変わるコロナ禍の人材育成
DXにより、コロナ禍の人材育成が変わってきました。
例えば、オンラインを活用してのeラーニングやウェビナー(Webによるセミナー)が挙げられます。
集団研修で人材育成するのではなく、オンライン化することで感染症を防ぎつつ研修を行えるとあり、近年は注目されています。
DXで期待される人材育成の効果
中途採用者はスキルやビジネスマナーはありますが、やはり考え方は人それぞれです。
中途採用者が自身の経験を活かしながらも会社の理念や方針にいち早く馴染み、意欲的に会社で活躍できるよう、DXを使った人材育成を活用しましょう。
DXによるオフライン研修では、統一された研修を学ぶことができます。
認識のずれを最小限に抑えられることができ、仮に認識が甘かったり内容が落とし込めないところがあっても、繰り返し同じ内容を学ぶことで一定の理解を得ることができます。
これにより、中途採用者が「なかなか会社に馴染めない」「自分が抱いていた印象と違った」などという問題を最小限に抑えることができます。
また、DXによるオンライン研修を活用すれば、リモートでも直接対面で研修を実施できます。
オフラインの研修では見つけられなかった中途採用者が抱える課題や悩みに気づき、敏速に軌道修正することができます。
その他にも、DXで期待される人材育成の効果は、従来の会場型の研修に比べると場所や時間が柔軟に選択することができるため、経費や人件費の削減ができるため会社にとってもメリットがあります。
まとめ
中途採用者の研修では、新卒入社した社員とは違ったアプローチで研修を行いましょう。
経歴・スキルがあるといった中途採用者であっても、新しい会社に馴染めるとは限りません。
自社にあった研修方法を取り入れたうえで、中途採用者の能力を最大限発揮するためのサポートを行いましょう。
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