京都府向日市「ふるさと検定」をlearningBOXでWeb検定に
公開日:
公開日:
- 検定受検者の利便性向上や、会場実施における業務負担等の課題を抱えており、さらに若年層へのアプローチも行いたいことからWeb検定への切り替えを検討していた
- 高齢の受検者も多いので、操作の画面の分かりやすいシステムが希望だった
- 機能が一通り揃い、紙の検定で実施していたことを、システム上で実現できている
- 紙の印刷費、合格証発送費、会場費用、人件費等の削減にもつながっている
- 市外からの受検者も増えるなど、今後もWeb検定のメリットに期待できそうだ
- 画面のインターフェースも分かりやすくて、直感的に操作できた
京都府向日市(むこうし)は、西日本で最も小さな自治体で、全国に誇る特産品のタケノコの産地として名を馳せるとともに、かつての都「長岡京」の史跡が多く残る歴史深いまちとしても知られています。2017年から市のPR等の一環として「向日市ふるさと検定」を開催しており、市への愛着形成や認知拡大に力を入れています。今回はこれまでは紙で行われていた検定を、learningBOXで「向日市ふるさとWEB検定」にリニューアルしました。Web検定に変更する際の苦労やlearningBOXの具体的な使い方について伺いました。
市のPRに「ふるさと検定」を活用
まずは企画広報課の取り組みと、ご担当者さまの業務についてお聞かせください。
ふるさと創生推進部企画広報課では向日市のPRや広報に関する業務を行っています。
向日市としても観光には力を入れていて、竹の径は特にイチオシの名所となっています。
私は市のPRの一環として「向日市ふるさと検定」を担当しています。
向日市ふるさと検定とはどのような検定ですか。
「向日市ふるさと検定」は2017年から始まって2023年で7回目の開催となりました。向日市のことをもっと知っていただき、愛着を持ってもらうほか、向日市に来てくれる方が増えることを期待して行っている検定です。
市民の方だけでなく、どなたでも受検いただくことができ、既に市外の方の応募も実績があります。初級、中級、上級の3つの級を用意していて、初級は無料、中級・上級は有料となっています。受検対策用のテキストも用意していますので、より多くの方に受検していただき、向日市のことを知っていただきたいと思っています。
Web検定にすることで受検者を増やしたい
今回、検定をWeb開催にされたのはどのようなきっかけがあったのでしょうか。
会場受検では、受検者の方のスケジュール調整が必要ですし、当日の天候不良や、交通機関の遅延、感染症の拡大などによる急な欠席といった問題が発生する可能性があり、受検者にとって、決して便利なものではありませんでした。
Web開催にすることで、受検者自身のタイミングで、また場所を気にせず、遠方からでも受検できるようにしたいと思ったことが最大のきっかけです。
また、これまでから若い方へのアピールが難しく、Web検定にすることでターゲットの幅が広がるのではないかという思いがありました。
Web検定に切り替えたことで、どのようなメリットがありましたか?
受検者の方が期間中であればいつでも、どこでも好きな時に検定を受けられるというのが最大のメリットだと思っています。運営側としては、紙の印刷費、合格証の発送、会場の費用、当日の監督など、従事する職員の人件費も削減できます。単純な比較はできませんが、これらの手間が少なくなるメリットも大きいです。
数あるシステムの中からlearningBOXを選んでいただいた理由やきっかけを伺えますか?
まずは機能が一通り揃っていたことです。こちらが行いたいことはほとんど実現できました。紙の検定で実施していたことを、そのままシステム上で実現できています。画面のインターフェースも分かりやすくて、直感的に操作できました。高齢の受検者も多いので、操作の画面の分かりやすさは重要です。私はパソコンが苦手で、IT関連には明るくないのですが、困ったらサポートの方が丁寧に教えてくださるので、なんとか形にすることができました。
learningBOXで受け付けから、検定、アンケート回収まで全て対応
どのようにlearningBOXでWeb検定を運営されているのか教えてください。
learningBOXでは、受検者の受検用アカウントの発行から検定への申し込み、検定の受検、合格証の発行、アンケートの実施までを行っています。募集は市のホームページで行っていますが、それ以外は全て、受け付けから検定終了まで、learningBOXの中で実現できています。ロゴ画像の設定や、メニューの文字なども変更できますので、受検者の方にも分かりやすい画面設定にすることができています。
learningBOXのアカウント申し込み登録、研修機能をご利用いただいているということですね。実際に運用していく中で、改善してほしいと感じた点などはありますでしょうか?
現在は有料の検定について、申し込み後に市役所で支払い用紙を作成送付→入金確認後に承認→検定開始となっているのですが、ここも完全にWeb上で完結できたらありがたいなと思っています。今はプランや費用などの関係で決済の部分がシステム内で使えないようですね。
現在、決済機能をもっとお手軽に使っていただけるよう対応中ですので、もう少しお待ちください。では、Web検定の導入について反響はありましたでしょうか。
新しい取り組みは特に上司も細かくチェックをするのですが、learningBOXでは紙で実施していた検定が良く再現できていると評価してくれています。Web検定は新たな取り組みなので、これから別の課題も出てくるかもしれませんが、改善しながら進めて行きたいと思っています。
最後にWeb検定実施を検討している皆さまにメッセージをお願いします。
パソコンが苦手で、IT関連には明るくない私でも簡単に検定を作ることができました。サポートも手厚く、安心して進めることができました。
インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!