長年使ったLMSからのスムーズな移行を実現!大学でのICT活用事例

公開日:

  • 学校教育

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Bruce Lander 様

課題・導入理由
  • 使用していたLMSで不具合が多く、問題発生時のサポート体制も十分ではなかった
  • 最初は無料だったが、有料化されると連絡があり、他のサービス利用料などと合わせると、予算に合わなくなった
  • 6年間使ったLMSからの移行作業は、コンテンツ量が膨大で多くの時間を必要としそうだったため消極的になっていた
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解決策・効果
  • 予算に合ったlearningBOXに乗り換えを決めた。サポート体制が良く、分からないことがあれば素早く対応してくれた
  • 学生の情報をCSVで一括登録することができた。スライドや動画の掲載も簡単で、想像よりもかなりスムーズに移行作業を行うことができた

松山大学大学院言語コミュニケーション研究科長・松山大学人文学部教授として、異文化間コミュニケーション等のバイリンガルイズム、英語教育教授法分野でICTツールを駆使した指導を行うランダー教授。2016年よりLMSを活用した授業を展開してきました。直近6年間使用したLMSに度重なるトラブルが発生していたこと、また無料だったサービスが有料化されるようになり、別のLMSへの乗り換えを検討した結果、learningBOXの導入に至りました。短い期間で移行作業をしなければならない状況でしたが、無事に作業を行うことができ、運用を続けています。今回はLMS乗り換えに関する体験談を伺いました。

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以前のLMSでは、授業時間にアクセスできない等のトラブルがあった

ランダー教授は随分前からICTツールを授業に活用されてきましたが、まずはEdTechに興味を持ったきっかけについて教えてください。

私の最初の研究分野である「Autonomous Learning(自律学習)」を通じて、EdTechに興味を持つようになりました。自律学習は、自分で学ぶ習慣や管理能力を身に付け、自ら主体的に学習することです。この自律学習にはEdTechの活用が非常に重要であると考えるようになりました。これが約12〜15年前のことです。

そして10年ほど前には、コンピューターを使って語学を学ぶ「CALL」(Computer Assisted Language Learning)を教育方法として取り入れ、さらにCALLから「MALL」(Mobile Assisted Language Learning)に切り替えました。 MALLは携帯電話やタブレット端末を学習目的で使用することを意味します。今ではEdTechに欠かせないものになっていますよね。

大学の授業にICTツールを活用することの利点は何ですか?

今では、多くの学生が最新スマートフォンなどのデバイスを持っています。そのため、それらのツールを活用した学習を彼らに提供するのは自然な流れです。先にも言った通り、私は2016年頃から私の研究分野の一つとして、授業でLMSなどを使用する試みをスタートしました。

ICTツールを取り入れることで、学生の自律学習、アクティブ ラーニング、協調学習を促進することができます。さらに学びに楽しい要素を盛り込むこともでき、ペーパーレス化を実現できることも良い点ですよね。

以前のLMSは6年間使用されていたそうですが、どのような課題があったのでしょうか?

学生たちからは、複数のページがダウンしたり、サイト自体がダウンしたりしていて、何時間もアクセスできない状態がたびたびあると聞きました。ある時はアクセスできない時間に授業が重なってしまい、授業そのものが進まずに困ることもありました。しかも、カスタマーサポートや管理会社にすぐに連絡することもできなかったのです。

それに加えて、費用の問題もありました。使用したこれらのサイトの多くは、最初は無料でしたが、現在は多くのサービスが有料になっています。また、これらの料金は最初は低額で始められますが、徐々に上がっていき、予算に合わなくなっていました。そのために別のサービスを見つける必要があったのです。

ランダー教授とゼミの学生たち

1週間しかない中でも、ユーザー登録が数分で終わるなど順調に移行できた

当初はLMSの乗り換えに消極的だったそうですね?

以前のLMSでコンテンツを作成するのに非常に多くの時間を費やしたため、最初は変更することに消極的でした。膨大なコンテンツの移行作業にはさらに多くの時間が必要ですし、かといって最初からやり直す時間もありません。

新しいデバイスや新しいツールに乗り換えたり、導入したりするということは、一からその操作等を学ばなくてはなりません。とても労力がかかりますし、そのことが教師にとっては非常に大きなハードルとなっていると思います。

そんな中でも、授業開始の1週間前にlearningBOXへの移行をスタートされましたね。作業は順調に進みましたか?

まず良かった点は、学生の登録を教師が管理できることです。以前使用していたサービスでは、学生がログインIDやパスワードを忘れたなどのトラブルが多く、その都度、サービス提供会社へ確認する手間がありました。一方、learningBOXにはCSVファイルでの「ユーザー一括登録」があり、全員の情報を簡単に自分で登録できることが分かりました。ユーザー登録の作業は数分で完了したと思います。

以前のLMSでは問題の解決に苦労していましたが、learningBOXではサポート体制も優れており、素早く移行作業を進めることができました。

クイズ作成フォームもとても使いやすいと思いました。また動画サイトやスライドのリンクを埋め込むこともできるので、問題の作成もスムーズに進みました。学期末の講義に対するアンケートでは、学生たちからたくさんの肯定的なフィードバックをもらえたので良かったと思っています。

ICTに関する豊富な知識と経験をお持ちの教授にこのような評価をいただいてとても光栄です。それでは、最後に読者にメッセージをお願いします。

learningBOXのような企業は、私たち全員が知っているGoogleやMicrosoftなどの大きな企業とは異なる独自のサービスを提供していますね。learningBOXは、多彩な機能を持つプラットフォームとして、その汎用性の高さで他社との差別化を図っていると思います。

また、learningBOXは顧客が必要としている機能を随時追加するなどのアップデートも行っています。テクノロジーは常に進化していますが、learningBOXも常に進化を続けているといっても良いでしょう。今後もとても柔軟で汎用性が高く、より使いやすいサービスに変化していくと思います。

インタビューにお応えいただき、
ありがとうございました!

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