記憶の定着はアウトプットで決まる!カーピック博士の記憶に関する実験

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記憶の定着はアウトプットで決まる!カーピック博士の記憶に関する実験

学習効率-eラーニング学習

はじめまして! 2020年9月より入社しました開発部の鳥居です。 
龍野情報システムに入社して1ヶ月に渡る新入社員研修も無事終了しましたが、まだまだ理解しなければならないことも多く、勉強の毎日です。
さて、働きながら勉強するとなるとなかなか勉強時間の確保も難しいですよね。

ビジネスパーソンにとって、企業内の昇格試験やTOEIC、資格試験など、学習する上において記憶の定着力が一層求められています。

今回の記事では、『学習するときにどのような学習方法が効果的なのか?』というお題について、アメリカ、パデュー大学のカーピック博士が興味深い実験を行っていましたので、みなさんにご紹介したいと思います。
 

目次はこちら

  • 1.カーピック博士の記憶に関する実験
  • 2.脳のパフォーマンスはアウトプットで決まる
  • 3.記憶の定着にはeラーニングを使った反復学習がオススメです
  • 4.まとめ

 

カーピック博士の記憶に関する実験

カーピック博士の実験

アメリカ、パデュー大学のカーピック博士がワシントン大学の学生を対象に、スワヒリ語を40単語覚えてもらうという実験を行いました。
学生は4つのグループに分けられ、全ての単語を覚えるまで以下の学習を繰り返しました。

Aグループ・・・
40個全ての単語を学習したら、40個全てについてテストを行う。
2回目以降も40個全ての学習をして、40個全てのテストを行う。

Bグループ・・・
40個全ての単語を学習したら、40個全てについてテストを行う。
2回目以降は間違えた単語だけを学習するが、テストは40個全てについて行う。

Cグループ・・・
40個全ての単語を学習したら、40個全てについてテストを行う。
2回目以降は40個全ての学習をして、間違えた単語のみテストを行う。

Dグループ・・・
40個全ての単語を学習したら、40個全てについてテストを行う。
2回目以降は間違えた単語だけ学習して、間違えた単語のみテストを行う。

learningBOX-記憶

いずれのグループも4~5回繰り返せば全て覚えることができたようです。
かかった時間はAグループを100とすると、B、Cグループは75、Dグループは50程度だったそうです。

この結果だけを聞くと間違えた問題だけ学習し、間違えた問題だけテストしたDグループが最も効率がいいように思えますよね。
実はこの実験には続きがありまして、1週間後に抜き打ちテストを行ったところ、その学習効果に大きな違いが出たのです!
みなさんはどのグループが1週間後も単語を多く記憶していたと思いますか?
 

脳のパフォーマンスはアウトプットで決まる

先ほど紹介した、4つのグループに1週間後に抜き打ちテストを行った所、以下の結果となりました。

記憶力-learningBOX

いかがでしょうか?
一番労力を費やしたAグループが80%、一番労力を費やさなかったDグループが35%のできだったというのは予想がつきやすいと思います。
しかし、BグループとCグループの結果についてはみなさん予想がつきましたでしょうか?
テストの都度全ての問題を再学習していたCグループの成績が悪かったのは意外だったのではないでしょうか?
 

脳は「インプット」より、「アウトプット」で記憶する

この実験結果から、記憶の定着には暗記(=情報のインプット)ではなく、テスト(=記憶のアウトプット)が重要だということが分かります。
学習する時はひたすら参考書を読んで覚えるよりも、繰り返しテストを行って記憶の定着を図る方が効率がよさそうですね。

アウトプットは脳内の記憶を定着させる近道!

インプットとは、脳の中にさまざまな情報を「入力」することを、逆にアウトプットは脳の中に取り込んだ情報を処理して外へ「出力」することをいいます。双方の最も大きな違いについて、精神科医の樺沢紫苑氏は自著において「運動」があるかどうかだと述べています。

「書く」「話す」といった運動神経を使った記憶は、「運動性記憶」と呼ばれます。運動性記憶の特徴は、一度覚えるとその後はほとんど忘れることはないということです。3年ぶりに自転車に乗ったら乗り方を忘れていた、ということはないはずです。

(引用元:樺沢紫苑(2018),『学びを結果に変える アウトプット大全』p.22, サンクチュアリ出版)より

記憶力を上げる黄金比は「インプット3:アウトプット7」を意識する!

記憶効率を上げる黄金比は「インプットが3に対してアウトプットが7」だ。勉強に脳科学を取り入れるべし。

(出典:Study Hacker|インプットとアウトプットには黄金比あり! 脳科学で「勉強」「記憶」の効率を劇的に上げる。)より

 

▼実験結果を簡単にまとめると・・・

記憶の定着には「確認テスト」が効果的であり、それも間違えた箇所のみ行うより、すべて確認テストを行うことが求められます。「丸暗記する」といったインプットの学習よりも、「問題を解く」というアウトプットの学習の方が2倍以上の効果をもたらします。

 

記憶の定着にはeラーニングを使った反復学習がオススメです

eラーニング-反復学習

記憶の定着にはテストをするのがいいのですが、メジャーな資格取得のための学習ならともかく、企業研修や業務に関わることなど、学習内容によっては市販の問題集がないこともありますよね。

そんな時はぜひとも弊社のeラーニングを使ってテストを作成してみてください!learningBOXはアウトプットに必要なテストを簡単に誰でもWEBで作成することができます。作り方も簡単で、専用のフォームに従って、問題文や解答、解説を設定することができます。
 

▼サンプルとして4択問題を作成する動画を載せましたので一度ご覧になってください
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簡単な画面操作だけで問題を作成することができました。大量に問題を作成する場合は、Excelやテキストファイルを使って一括でアップロードすることも可能です。learningBOXのクイズ機能を使うと、問題の種類も4択問題だけでなく正誤問題や穴埋め問題、記述問題など13種類以上の問題を作成することができます。

▼テストに関係する記事はこちら

①:クイズの作成
②:テストの作成
③:受講制限

 

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learningBOXは従来の学習環境をWEB上で構築・管理ができる、eラーニングの「箱」です。この箱の中に動画やPDFなどの学習教材、問題・テスト、成績などを入れて、学習を管理していくシステムです。

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まとめ

今回のブログはいかがでしたでしょうか?効率的な学習にはアウトプットが大変重要です。
learningBOXは「使いやすさ」と「低価格」にこだわったシステムです。専門知識がない人でも簡単にテスト問題が作れ、採点や成績管理も可能です。learningBOXは10アカウントまでの利用なら無期限で無料でお使いいただけます。
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