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【対談インタビュー】通信制高校のパイオニア、ルネサンス高校グループが学習管理システム「learningBOX」を選んだ理由とは?

インターネットとデジタル教材を活用した広域通信制・単位制のルネサンス高校グループを運営する「ブロードメディア株式会社」の取締役執行役員 教育サービス本部長 桃井 隆良氏と、learningBOX社代表 西村 洋一郎による対談を実施しました。西村は2012年より、同グループの学習管理システムを受託開発しており、2022年に「learningBOX」に移行してからも、同グループの要望による各種機能開発に携わっています。今回は、西村がシステム受託に至った経緯やlearningBOXへの移行理由、さらにその効果や今後の展望などについてインタビューしました。 ブロードメディア株式会社取締役執行役員 教育サービス本部長桃井 隆良教育業界を経て、株式会社第一興商にて新規ビジネスの創出を担当。ブロードメディア株式会社に転職後は、アメリカでオンライン・ホームスクールが広まっていることを知り、インターネット学習を中心とした通信制高校・ルネサンス高校の設立を主導する。生徒たちの声から日本初のeスポーツコースやK-POPコースなどを設立し、生徒の「やりたい」という気持ちを応援し続けている。現在は税理士等の資格取得を支援すべく尽力している。 learningBOX株式会社代表取締役西村 洋一郎慶應義塾大学理工学部・大学院においてソフトウェア工学の研究に従事。株式会社キバンに入社後は、eラーニングコンソーシアムに「Learning Manegement System」として登録されている31システムのうち4つのシステムに携わる。2011年に個人事業主として無料のクイズ作成システム「QuizGenerator」をリリースした後、2012年7月に、株式会社龍野情報システム(現:learningBOX株式会社)を設立。競技プログラミング(Atcoder)php分野においては、現在でも世界トップクラスを維持している。 ブロードメディア株式会社が運営するルネサンス高校グループとはスマートフォン・タブレットなどを活用したeラーニングで学べる通信制高校のパイオニアとして知られています。「ルネサンス高等学校」、「ルネサンス豊田高等学校」、「ルネサンス大阪高等学校」の3校と11拠点のキャンパスなどを運営。eスポーツコースのほか、芸能・美容・留学・受験などに特化した多彩なコースを提供しています。 learningBOX社設立は、ルネサンス高校グループのシステム受託開発がきっかけ 桃井様がルネサンス高校の設立を主導されたそうですね。 桃井様:はい。さかのぼること約20年前、私はブロードメディアで放送事業を任されていました。放送事業と聞くと音楽、映画、ドラマなどエンターテイメントをイメージされるかと思いますが、新しいことをやりたかったので、教育事業を提案しました。 まだ世の中にインターネット経由のサービスがここまで普及していなかった頃ですが、オンラインで学べる広域通信制高校を設立し、通信会社としてのこだわりを持たせようと提案しました。当時は社内から「なぜうちの会社が教育事業をやるのか?」という疑問の声もありましたね。ところが、すんなりと採択され、私が新規事業を立ち上げていくことになりました。 今でこそルネサンス高校グループは3校合わせて8,000名以上の在籍生徒数となり大きく成長しましたが、立ち上げ当初の入学生徒数はたったの2人でした。第1号校となった茨城県久慈郡大子町の学校の入学式には、生徒1人しか来なかったのですよ。来場者の方は80人くらいいるのに(笑)。それが広域通信制高校の始まりでしたね。 西村がシステムを受託するに至った経緯をお伺いできますでしょうか? 桃井様:当時はインターネットを使って教育事業を展開しているところはほとんどなかったこともあり、eラーニングに適したシステムが存在していませんでした。その頃は別会社で構築したシステムを使用していましたが、どんなに良いシステムも数年が経てば古くなってしまいます。そこで新たにシステムを作り直そうということになりました。 その頃、私がとても信頼している社員の方がいました。その方にシステムの依頼先について相談したところ、前職の同僚である西村さんをご紹介いただいたのです。ところが、当時西村さんは個人事業主だったため、重要な基幹システムを依頼するには不安もありました。 しかし、その方が「あんなに仕事ができる人は見たことがない!」と強く言い切ってくれたので、そこまで言うのならばと西村さんに依頼することにしました。 西村:この経緯があり、法人化に踏み切ることにしました。ブロードメディアさんとのご縁が、株式会社龍野情報システム(現:learningBOX株式会社)創業のきっかけです。2013年4月から10年近く、ルネサンス高校グループの学習管理システムの独自開発を請負、スクラッチ(ゼロからオリジナルのシステムを開発すること)で構築していました。 桃井様:当時、西村さんはまだ若かったのにさすがだなと思いました。西村さんに頼んで良かったと思っています。 目次に戻る クラウド型だからこその汎用性・安全性の高さを評価 その後、2022年にはクラウド型の学習管理システム「learningBOX」に移行されましたが、決め手は何でしたか? 桃井様:ITの技術はどんどん進化しますから、どんなに良いシステムでも10年も経てば使えなくなってしまいます。そこで、2つの選択肢を検討しました。今回もうち独自のフルオーダーメイドのシステムにするか、他の企業や学校も使用するクラウド型のシステムにするか。悩みましたが今回は、後者の汎用性が高いシステムを選ぶことにしました。learningBOXは、技術の進化に応じたシステムのバージョンアップも早いですし、セキュリティ面でも安全性も高く安心でした。learningBOXの開発力はすごいなと思いましたよ。マルチデバイスにも対応していた点も決め手になりました。 バージョンアップについてlearningBOXでは年4回のメジャーバージョンアップを行い、四半期ごとに新機能の搭載・既存機能の改善を行っています。毎週水曜日(祝祭日除く)には、バグフィックス・脆弱性対応などを含むマイナーバージョンアップも実施しており、現在ご利用いただいているバージョンへの対応も常日頃の重要な業務として実施しています。 セキュリティ対策についてlearningBOXは安心してお客さまにお使いいただくために、セキュリティ体制を構築し、さまざまなセキュリティ強化に継続的に取り組んでいます。 セキュリティ対策について | eラーニングシステムのlearningBOX 目次に戻る 管理者の負担、生徒の勉強に対するハードルの低減も実感 learningBOXに移行してから、どのような効果がありましたか? 桃井様:管理者側の運用面では、ユーザー登録などの工数削減を実現できました。以前使っていた11年前に開発したシステムはUIデザインも古くなってしまい、スマートフォン向けに最適化されていなかったのですが、learningBOXではこれらの問題も一気に解決しました。eラーニング学習をする生徒たちにとって、どこでも使いやすいことはとても重要なポイントですので助かりました。 スマートフォンでの学習も今では一般的になりました。 桃井様:当時は「携帯電話で勉強なんて、大丈夫なのか?」と疑問視する人もいました。ところが子どもたちは携帯電話・スマートフォンに慣れ親しんでおり、モバイル端末で勉強をするという習慣も、自然と身に付いていきました。 とある母子家庭の高校生の話ですが、母親が働きに出ている間、年の離れた兄弟の面倒を見ながら、携帯電話で勉強をしていたケースがありました。パソコンだと子守しながら勉強なんてできないですよね。その話を聞いた時に、いつでもどこでも勉強ができるのは、勉強に対するハードルが低くなるのでとても良いことだと確信しました。 携帯電話・スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末で勉強しやすい学習管理システムが必要だったので、その点においても強みをもつlearningBOXさんは、当社が目指していた「モバイルラーニング」にマッチしていました。 西村:「モバイルラーニング」といえば、昨年末に無料で使えるクイズ・問題作成ツール「QuizGenerator」がメジャーバージョンアップしました。スマートフォンでも勉強しやすいUIになり、さらに使いやすく進化しています。 桃井様:(西村のスマートフォン画面を見て)とても使いやすそうですね!「勉強」というと、机に座って長時間教科書を開くというイメージですが、スマートフォンで効率よく勉強できるスタイルが今の時代に合っていると思います。勉強へのハードルが低くなったのはスマートフォンのおかげだと考えています。 QuizGeneratorについてWebやITの専門知識がなくても、誰でも簡単に多種多様な問題形式のクイズ・問題をWeb上で作成・公開することができます。クイズ・問題の形式は正誤問題・穴埋め問題など全部で13種類。商用利用も無料で、企業研修・検定試験などにもご利用いただけるツールです。 QuizGenerator | 無料で使えるクイズ・問題作成ツール 2023年5月には、キーワード、YouTubeの動画のURL、WebサイトのURLからクイズを生成できる「AIでかんたんクイズ生成」もリリースしました。 AIでかんたんクイズ生成!| QuizGenerator 目次に戻る 今後は集団授業から個別指導へ、AI活用がカギ 教育現場ではますますAI活用が促進されていくことが予想されます。今後の教育についてどのようにお考えですか? 桃井様:全国の広域通信制高校の生徒数が、ここ20年近くは多くても18万人程度だったのが、コロナ禍による影響もあり今では26万人以上になっています。通信制教育は今後も伸びていくと思いますね。 教育方針も集団授業から個別指導に変わっていくと考えています。そして、個別指導の中核になるのはAIでしょう。現在の集団授業だと成績上位者と下位者の中間に合わせるしかないのです。そうなると「できる子」はもっと上に行きたいのに行けない状況になりやる気をなくしてしまいます。だからこそ、一人ひとりに合った個別指導が最適だと考えます。しかし人間の能力だけでは限界があるので、やはりAIが必要になります。 「教員不足」の解決にもつながるでしょうか? 桃井様:確かに、AI活用は「教員不足」を補う目的もあります。今後ますますAIが教育現場に浸透していけば、教員の役割は学習内容の指導よりも生活指導の方が重要になっていくと思います。例えば、子どもたちの相談相手やサポーターとして、教員の役割も徐々に変わっていくのではないでしょうか。 西村:AIの進化が加速していますよね。高校生や大学生たちが学校を卒業したら、どのような能力を求められるのかが分からないくらい、進化してしまっているように感じます。 桃井様:そうですね。当校でも今後、AIに関する教育を充実させていくことも検討しています。私はプログラミングができない情報教育は、英会話ができない英語教育と一緒だと考えています。英語の文法はある程度分かるのに、ヒアリングやスピーキングが苦手な人が多いです。プログラミングもまた、情報科目でたくさんのことを学ぶけれど、実際にプログラミングできない…というのが今の実態です。私はこの状況を変えていかないといけないと考えています。西村さんのような優秀なエンジニアの人が、プログラミング教育を担ってもらえると良いですね。 西村:そうですね。AIが加速化していく社会を生き抜く上では、プログラミングの言語運用能力のスキルも今後ますます求められていくと思います。 AI機能開発について2023年秋、ChatGPT連携新機能「AIアシスト」として「クイズ・テストの自動生成」「暗記カードの自動生成」「レポートの自動分析」「コースの自動作成」を開発しました。2024年もさまざまなAIアシストを実装予定です。 AIアシスト | eラーニングシステムのlearningBOX 目次に戻る 広域通信制高校×learningBOXで子どもたちに自発的な成長の機会を 今後、learningBOXに期待することは何ですか? 桃井様:ルネサンス高校グループでは、ゴルフやサッカーのプレーヤー、芸能人などの卒業生を多く輩出しています。最近では、大学に進学する子も増えているのですよ。広域通信制高校を立ち上げて感じたことは、子どもたちが求めているものは、自分のペースで自分のやりたいことができる環境だということです。やりたいことを実現するためだったら子どもたちは登校しますし、勉強もするようになります。 eスポーツコースに通う生徒の例を挙げると、元々は不登校だったのですがルネサンス高校グループに入学し、eスポーツをするために通学するようになりました。そのグループの中でリーダーにもなり、自分のスキルをどんどん発揮するようになりました。さらには、eスポーツの共通言語は英語なので、必要性を感じて英語の勉強にも一生懸命取り組んでいました。私たちはそういう自発的な成長の機会を増やしていきたいのです。 そのためにも、learningBOXさんには、子どもたちが使いやすく楽しんで勉強ができるようなシステムを開発してもらいたいです。当校以外の学校にもどんどん使ってもらいたいですね。 西村:ありがとうございます。システムを提供している当社としては、ルネサンス高校グループを卒業した生徒が活躍するシーンをこれからもたくさん見たいですね。“世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来”を実現すべく、今後も開発領域の拡大に注力していきたいと思います。 「learningBOX」は、学校教育、通信制高校にも適した学習管理システムです。 【参考】 学校教育 | 活用シーン | eラーニングシステムのlearningBOX ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る

暗記学習に最適!穴埋め問題の簡単な作り方とコツを教えます

暗記のコツは「繰り返すこと」、つまり反復学習にあります。資格試験や定期テスト対策などでよく活用される穴埋め問題(虫食い問題)は、解答の前後関係も含めて問題全体を理解することができ、記憶をより定着させやすくなるのがメリットです。 この記事では、学習管理システム(LMS)を使った穴埋め問題の簡単な作り方と効果的な活用方法を詳しくご紹介します。資格試験対策やWebテストなどで穴埋め問題を取り入れたいと考えている方は、ぜひご一読ください。 ツールの活用で簡単に作れる穴埋め問題 穴埋め問題(虫食い問題)とは、設問の一部が空白になっており、正しい内容を解答させる方式で、記述式と選択式があります。問題作成者の設定した正解とユーザーの解答を一致させる必要があるため、正解は端的で短い内容にするのが基本です。 文章作成ソフト・表計算ソフトなどでも作成できますが、より効率的に問題を作成したい、作成した問題を配布したり成績を管理したい場合は学習管理システム(LMS)を利活用するのがおすすめです。 目次に戻る learningBOXのご紹介 learningBOXは教材作成、問題・テスト作成、配布、採点、ユーザーの管理など、研修や教育に必要な機能がそろう学習管理システムで、さまざまな形式の問題を効率的に作成できます。learningBOXを使った穴埋め問題(選択式)の作成方法を見ていきましょう。 クイズ・テスト作成フォームから穴埋め問題を作成する learningBOXでは、以下5つのステップで穴埋め問題が簡単に作成できます。 learningBOXにログイン 画面左のメニューにあるコンテンツ管理にアクセス※問題を作成するためにはコースの作成が必要です 作成したコースをクリックして、コースの中の階層画面を開きます画面左上にある「+」アイコン>「教材」>「クイズ・テスト」>「クイズを作成」の順に選択して、クイズ・テスト作成フォームを開きます クイズのタイトルを入力し、必要に応じてオプションを設定してください 画面下部にある「問題編集へ」ボタンをクリックし、出題形式から「穴埋め問題」を選択して作成していきましょう クイズ・テスト作成フォームについて 「クイズ・テスト作成フォーム」は、大きく分けて下記2つの項目から構成されています。 オプション:出題数や出題順、合格点、設問ごとの正誤表示など詳細設定ができます。 設問:クイズ・問題を作成します。2問以上を作成したい場合は、設問の直下にある「+」アイコンをクリックして設問を増やしてください。 クイズ・テスト作成フォームの詳しい使い方についてはこちらをご確認ください。 虫食いノートを活用する 虫食いノートはlearningBOXの教材形式の一つで、暗記学習に特化したツールです。文章作成ソフトのような手軽さで、覚えたい内容に虫食い囲み線を加えてオリジナルの虫食い教材を作成・編集できます。 虫食いノートは、以下4つのステップで簡単に作成できます。今回は例題として、日本史に関する虫食いノートを作成していきます。 learningBOXにログイン コンテンツ管理にアクセス 作成したコースをクリックして、コースの中の階層画面を開きます 画面左上にある「+」アイコン>「教材」>「虫食いノート」>「虫食いノートを作成」の順に選択して、作成フォームを開きます 虫食いノート作成フォームに上記のテキストをコピーして貼り付けてください。 虫食いノートのメリット 穴埋め問題がサクサク作れる テキストの色や大きさの変更、画像の挿入が可能 パソコン・スマートフォン・タブレット端末などマルチデバイスに対応 作成した問題は、learningBOXのユーザー管理機能を活用して登録ユーザーとシェアできる 虫食いノートの機能を上手く活用することで、業務に必要な知識やスキル、定期テスト・資格試験によく出る範囲など、反復学習によって習得させたい内容の「インプット・アウトプット」を簡単にWeb上で行えます。ぜひ、記憶の定着に虫食いノート機能をお役立てください。 目次に戻る まとめ 今回はlearningBOXを活用した穴埋め問題の作成方法や虫食いノート機能についてご紹介しました。文章作成ソフトや表計算ソフトでも穴埋め問題は作成可能ですが、公開・配布には印刷が必要だったり、別のシステムが必要になるなど時間とコストがかかります。learningBOXなら、問題作成から公開・配布・テスト後の成績管理までワンストップで対応でき、作業工数を減らしながら一元管理できるのが大きな強みです。 learningBOXのフリープランなら10アカウントまで無料でご利用いただけます。まずはお気軽にお試しいただける無料プランをお試しください。 ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る

新しい学習画面で、学びをより身近に

QuizGeneratorの学習画面がリニューアル learningBOXをご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、2023年12月に予定しているVer2.24へのメジャーバージョンアップより、QuizGenerator(クイズ作成ツール)の学習画面のデザインが刷新されます。新しい学習画面はスマートフォンでの利用を考慮し、レイアウトの変更や全画面表示が可能です。 ▼デザイン変更イメージ 下記リンクより、新しい学習画面のクイズをご確認いただけます。 > サンプルクイズ【マスターモード】> サンプルクイズ【ノーマルモード】> サンプルクイズ【試験レイアウト(横書き)】> サンプルクイズ【試験レイアウト(縦書き)】 ベータ版を先行リリース! 先週リリースされたVer2.23で、一足早くベータ版をお試しいただけます。ぜひベータ版をお試しいただき、Ver2.24の安定版リリースをお楽しみにお待ちください!詳しい操作手順については、下記をご参照ください。 learningBOXのアカウントをお持ちの方 操作手順①learningBOXにログインします。②コンテンツ管理画面の左上にある、「+」アイコンをクリックします。③「教材」>「クイズ・テスト」>「クイズ(ベータ版)を作成」を選択します。 learningBOXのアカウントをお持ちでない方 learningBOXのアカウントをお持ちでない方、QuizGeneratorのみご利用の方は、下記リンクからお試しください。 >お試しはこちら

learningBOXがVer2.23へバージョンアップ

learningBOXをご利用いただき、誠にありがとうございます。さて、本日learningBOXがVer2.22から2.23へバージョンアップしました。それでは、各種新機能についてご紹介いたします。 おすすめ新機能 AIアシスト AIを活用して、クイズ・テストや暗記カードの作成、レポートの分析を自動で行うことができます。機能ごとに、それぞれご説明します。 1.クイズ・テストの自動生成 AIを活用し、クイズ・テストを自動で生成できます。これにより、クイズを簡単に追加でき、クイズの原稿を考える工数や時間を大幅に短縮できます。 ➡詳しくは、「AIアシスト-クイズ・テスト」をご参照ください。 2.暗記カードの自動生成 AIを活用し、暗記カードを自動で生成できます。これにより、暗記カードで覚えたいキーワードや内容を作成者の時間や工数を掛けずに作成できます。 ➡詳しくは、「AIアシスト-暗記カード」をご参照ください。 3.レポートの自動分析 AIによるレポートの分析機能を利用できます。これにより、管理者側の採点に掛かる工数を削減できます。 ➡詳しくは、「AIレポート分析」をご参照ください。 今回追加された新機能の一覧は、下記よりダウンロードの上ご確認ください。 その他 詳しい操作方法やご不明な点については、下記までお問い合わせください。 ●お問い合わせフォーム 今後もさらにお客様のお声に耳を傾け、より快適にご利用いただけるよう機能改善に取り組みます。ぜひとも、learningBOX/QuizGeneratorをよろしくお願いいたします。

AIで本当に業務効率化はできる?社内で使ってみた[AIアシスト<教材の自動生成>]

eラーニングシステム「learningBOX」に、ChatGPT連携の「AIアシスト」機能が登場します(2023年9月20日リリース予定)。手軽で安全にAIを活用できるため、この機会にぜひお試しいただきたい機能です。 今回は、learningBOXメンバーに協力を仰ぎ、「AIアシスト」を実際に体験してもらいました。この記事では「教材の自動生成(クイズ・テスト生成)」についてのインタビューをご紹介します。 「レポート分析」についてのインタビュー記事はこちら learningBOXの「AIアシスト」とは? AIアシスト機能について、改めてご紹介させていただきます。 レポート分析…提出されたレポートを模範解答に基づいてAIが分析。フィードバックコメントを自動生成し、レポート採点作業をアシストします。 教材の自動生成(クイズ・テスト生成、暗記カード生成)…learningBOXにアップした動画やPDF教材、WebサイトのURL等からワンクリックでクイズや暗記カードを自動生成できるようになります。 これにより、時間がかかりがちな問題作成やレポート採点の時間短縮が可能になり、オンライン社内研修や学校教育のスムーズな運営をアシストすることができます。 目次に戻る 教材の自動生成(クイズ・テスト生成)を使ってみた!インタビュー 今回インタビューしたのは、情報セキュリティチームのメンバーです。 製品企画部 仕様設計課 プロジェクトマネージャー 兼 管理部 情報セキュリティチーム 鳥居 インタビューの前に、learningBOXの情報セキュリティ体制について少し紹介させていただきます。 learningBOXのセキュリティ体制について「情報セキュリティ委員会」を設置し、安心してお客さまにサービスをお使いいただくために、さまざまなセキュリティ強化に継続的に取り組んでいます。 詳しいセキュリティ対策についてはこちら 今回は、全社員を対象とした情報セキュリティ研修で、セキュリティハンドブックの理解度テストを作成するシチュエーションを想定し、教材の自動生成(クイズ・テスト生成)を使ってもらいました。 情報セキュリティ研修とは…learningBOXの新入社員研修・定期研修の一つで、文書や規定、手順書など約50点のコンテンツが盛り込まれている研修です。今回使用したセキュリティハンドブックは毎年1回更新されます。更新に合わせて定期研修も毎年実施しています。 社内研修担当者が、教材作成でこれまで抱えていた課題とは? 情報セキュリティの研修を運営していくにあたって、これまで抱えていた課題について教えてください。 鳥居:情報セキュリティ委員会では、年1回セキュリティハンドブックの更新のタイミングで研修とそれに対する理解度テストを実施していますが、社内から「情報セキュリティ研修の頻度をもう少し増やした方が良いのでは?」という意見が挙がっていました。 しかしながら、現状私は通常業務と兼務でセキュリティ関連の仕事をしていることもあり、研修の回数を増やそうにも、そのための時間を捻出できないという状態が続いていました。教材やテストの作成にはとても時間がかかるので、その時間を短縮できれば課題が解決できるのにと思っていました。 AIがベースを作ってくれるのでテスト問題作成の心理的負担が軽減! 実際に教材の自動生成(クイズ・テスト生成)を使ってみてどうでしたか?良かったところを教えてください。 鳥居:一から自分でテスト内容を考えなくてよいので業務負担を減らせそうだと感じました。ただ、AIが作るテスト問題の精度にはまだ課題があるので、人の手で修正を加えていくことは必要になりそうです。 それでも研修頻度を増やすことを考えると、テストをいくつも自分で作成するのは大変なので、AIが最初のベースを作ってくれるのは心理的負担の軽減につながりますね。テスト問題だけでなく、正解と不正解の選択肢の内容を提示してくれるのもありがたいですね。 誤答を考えるのも意外と大変ですよね。 鳥居:そうですね。微妙に間違えるように工夫するなど、結構時間がかかるポイントになっていたので助かります! ▼クイズ・テスト生成もこんなにスピーディー! 他に、AIアシストを活用することで改善できそうなことはありますか? 鳥居:現状、セキュリティハンドブックに関する研修資料やテスト問題は外注で制作してもらっているのですが、最近メンバーが増えたこともあり、今回の教材の自動生成も使うことができれば、内製化も十分可能になるのではと考えています。内製化ができるようになれば、コストも削減できそうです。 社内ルール浸透にも教材の自動生成を活用できそう! 今回は情報セキュリティ研修のシーンで使ってみていただきましたが、他にどんなシーンで教材の自動生成を活用できそうでしょうか? 鳥居:情報セキュリティに関わらず、社内ルールを周知したいときにもテストを気軽に作成できそうだなと思いました。例えば、ネットワーク関係やコンプライアンスなどですね。私は立場上、社員から相談や質問を受けることが多いのですが、それぞれの社内ルールのテストを用意しておけば個人の理解度も深まり、問い合わせも減らせるのではと思いました。 気になった点や改善ポイントは? 実際に使ってみて気になった点や改善してほしいところはありましたか? 鳥居:現状は教材の自動生成では出題形式が択一問題しか選べないので、並べ替え問題や穴埋め問題など、もう少しバリエーションがあると使いやすいですね。 また、作成するクイズ・テストの難易度が選べるとさらにうれしいです。例えば、情報セキュリティ研修の頻度を上げようと思うと、最初は基礎的なテストを実施し、回数を重ねるごとに難易度を上げていければ身に付きやすいのかなと思いました。 難易度をAIで観測するのは難しいとは思いますが、出題形式のバリエーションが増えれば難易度を調整することも可能かなと思います。もっと言えば、受講者の習熟度に合わせたクイズ・テストが作れるようになるのが理想ですね。さらに実用的な機能になると思います。 気になった点では、今回はPDF教材を使ってAIでテストを作成してみたのですが、PDFの元データがWordかPowerPointかによってテスト生成の精度に差が出ました。今回の場合は、Wordの方がAIとの相性が良いのかなと感じました。 具体的に、どういうことですか? 鳥居:セキュリティハンドブックは元データがPowerPointだったものをPDF化してAIでテストを作成しました。実は、別の情報セキュリティ手順書という資料でも試してみたんです。情報セキュリティ手順書は元データがWordで作られています。これをPDF化してからAIでテストを作成してみたところ、後者の情報セキュリティ手順書の方がテスト生成の精度が高かったんです。 恐らく、Wordの方が読み物としての情報量が多いのでAIが読み取りやすく、精度も上がったのではないかと感じました。一方で、PowerPointは特性上、見出しや図解が多くて文章も端的な表現のものが多いため、テスト生成の精度が落ちるのかもしれません。 なるほど。それは新しい見解かもしれませんね。では最後に、今後実際にこの機能を業務で使っていきたいと思いますか? 鳥居:そうですね。ぜひ使いたいです。テスト問題を一から自分で考えて作成するのは大変なので、賢くAIの力を借りていきたいですね。教材の自動生成のおかげで、研修の頻度を上げることを前向きに考えられるようになりました。 今までやりたかったけど、できなかったことが実現できるようになるのが良いですね。 目次に戻る まとめ 今回は、教材の自動生成(クイズ・テスト生成)について鳥居のインタビューをご覧いただきましたが、いかがでしたか? AIはアシストしてくれる役割であり、人がディレクションをし、修正をしていくことは必須とのこと。AIを上手に活用していくことで、マンパワーの問題で解決できていなかった課題を一つずつ解決していくことができれば素晴らしいですね。 まだまだAIの精度については課題はあるものの、今回の鳥居のように、オンライン社員研修や教育・人材育成の現場でのアシストとしてお役立ていただけるものと確信しています。 現在QuizGeneratorのページ上で、短いお題やクイズを作成したい内容が記載されたURL等を入力するだけで、AIがクイズを自動生成する「AIでかんたんクイズ生成」サービスも無料公開しています。9月のAIアシスト機能リリースまで、こちらでもぜひAI体験をお楽しみください。 ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る

AIで本当に業務効率化はできる?社内で使ってみた[AIアシスト<レポート分析>]

最近では、AIが急速に発展し生成AIツールが数多く誕生していますが、みなさんは業務の中でAIを活用していますか?情報漏えいなどのセキュリティの観点から、まだ業務で使うにはハードルがあり懸念している企業も多いのではないでしょうか。そんな中、learningBOX株式会社では、eラーニングシステム「learningBOX」でChatGPT連携の新機能「AIアシスト」をリリースします(2023年9月20日予定)。手軽で安全にAIを活用できるため、この機会にぜひお試しいただきたい機能です。 今回は、learningBOXメンバーに協力を仰ぎ、AIアシストを実際に体験してもらいました。この記事では、「レポート分析」についてのインタビューをご紹介します。 「教材の自動生成」についてのインタビュー記事はこちら learningBOXの「AIアシスト」とは? まず「AIアシスト」新機能について簡単にご紹介します。 レポート分析…提出されたレポートを模範解答に基づいてAIが分析。フィードバックコメントを自動生成し、レポート採点作業をアシストします。 教材の自動生成(クイズ・テスト生成、暗記カード生成)…learningBOXにアップした動画やPDF教材、WebサイトのURL等からワンクリックでクイズや暗記カードを自動生成できるようになります。 これにより、時間がかかりがちな問題作成やレポート採点の時間短縮が可能になり、オンライン社内研修や学校教育のスムーズな運営をアシストすることができます。 目次に戻る 「レポート分析」を使ってみた!インタビュー 今回インタビューしたのは、営業部サポート課の以下の2名です。 左から、営業部 サポート課 高島(東京支社所属) 柏原(本社所属) 東京⇔本社をオンラインで繋ぎインタビューを実施。新入社員研修のCS(カスタマーサポート)研修のシチュエーションを想定し、研修の問題作成~採点までの作業に「レポート分析」を使ってもらいました。 CS(カスタマーサポート)研修とは…learningBOXの新入社員研修の一つで、実際にあったお客様からのお問い合わせ内容を題材に、learningBOXのカスタマーサポートとしてどのように返答するのが望ましいのかを学ぶレポート課題です。learningBOXの学習管理システムを使ってレポートを提出し、先輩社員が一問一問採点してフィードバックをするというものです。learningBOXとQuizGeneratorそれぞれのサービスに関する問題数は50問以上に及び、苦戦する社員が続出している難関研修です。 レポート課題で採点者がこれまで抱えていた問題とは? お二人がレポートを採点するにあたって、これまで抱えていた問題について教えてください。 高島:レポート課題の採点をする際、合否の判断だけでなくフィードバックコメントも書くのですが、自身で答えを導き出せるようヒントを加えつつ、分かりやすい文章を0から作らなければなりませんでした。そこが毎回難しくて時間がかかってしまっていました。 また、一社員につき計50問以上の回答が届くのですが、業務の合間を縫ってその量の合否判断&フィードバックをしなければならないため、いつの間にか採点待ちのレポートが溜まってしまうこともありました。 柏原:レポートの回答は人によって言い回しが違うので、ポイントを正しく押さえているかを一つ一つ確認するのに時間がかかっていました。 1問の採点に5分かかっていたのが1分に短縮?! 実際にレポート分析を使ってみてどうでしたか?良かったところを教えてください。 柏原:まず「ついにAIの時代が来たか~!」と思いましたね(笑)。それはさておいて、AIが自動で模範解答との類似度を提示し、フィードバックコメントも作成してくれるので、正解のポイントを正しく記入しているかをすぐに判断できるようになったのが良かったですね。 そのおかげで1問採点するのに5分はかかっていたところを、感覚的には1分くらいに短縮することができたように思います。例えば問題数10問なら、50分かかっていたところを10分くらいに短縮できるかもしれないですよね。 AIが作成するフィードバックに関しても、ポイント毎に「この文言が欠けています」「ちゃんと書けています」など的確なので、判断材料としては問題なく活用できる印象です。 あと「レポート受付時に分析」という項目に予めチェックを入れておけば、採点画面を開いたときにはすでにAIが分析した回答が表示されているので、これも非常に便利だなと思いました。 「レポート受付時に分析」にチェックをしておくと、採点するときにはAI分析が完了している状態になるので時短になります 高島:操作が簡単で、レポート課題の作成を素早くできた点も良かったです。基本的に、通常の問題作成のフローに模範解答を追加するだけでした。分析もスピーディに示してくれるので全体的に時間短縮になると思いました。 柏原さんが言われるように、AIが提示してくれるフィードバックの文章も的確なものが多く助かりました。例えば、説明が不足している回答の場合でも具体的なアドバイスを入れて文章にしてくれるんです。その文章をコピーして編集すればよいので、とてもスムーズでしたね。 ▼レポート課題の作成もこんなにスピーディー! ▼レポート分析を使った成績画面 社内研修だけでなく、各種試験や試験対策にも活用できそう! 今回はCS研修のレポート採点シーンで使ってみていただきましたが、他にどんなシーンでレポート分析を活用できそうでしょうか? 高島:大学や資格取得のスクール、社内研修などに加えて、介護業界や建設業界などの正確性が求められる業界は研修を受けた後にレポート課題があるため、そのようなシーンでも活用できそうです。他にも、採用試験や昇進試験、また試験対策でも利用できるのではないかと思いました。 柏原:learningBOXには診断テストの機能もあるのですが、お客様からは「診断テストを作成するのが難しい」という声をいただくことがあります。確かに、診断テストは統計学などを学んでいないと一から作るのは大変です。AIアシストを使ってみて、やはり分析が長けていると感じるので、診断テストにもAIアシストが搭載されるとさらに便利になるのではと思いました。 気になった点や改善ポイントは? 実際に使ってみて気になった点や改善してほしいところはありましたか? 柏原:今後の改修で改善されるかもしれませんが、現状ではレポート課題の回答文字数が1,000文字までしか入力できないのがネックかもしれません。例えば、大学のレポート課題の場合を想定すると足りないかなと感じました。 あとは「模範解答との類似度」の数字の根拠も必要だと感じています。というのも、模範解答をそのまま回答すると当然100%と出ますが、その模範解答から文言の足りない回答をいくつか作成して試してみると、85%前後が多くなるという結果になりました。数字のバラツキもあり、何を根拠にその%になっているのかが客観的に分かると説得力が増すと思いました。 「模範解答との類似度」として正解率が表示されます さらに、模範解答以上の回答を出してみるとどうなるかについても試してみたところ、85%という正解率でした。これはAIが模範解答と比べてしまうので、それに対しての85%になってしまうのだと思いますが、人が採点していたら加点ポイントとなるところです。そう考えると「AIはあくまでアシスト」というスタンスが無難と感じました。 あと、最初は入力形式に迷うかもと思うところがありました。課題の提出方法の入力形式ですが、「テキスト入力」を選択しないとレポート分析が使えないので要注意です。 レポート分析を使用するには、「テキスト入力」を選択してから「AIレポート分析(ベータ版)を利用(テキスト入力のみ)」にチェックを入れましょう 高島:CS研修では回答のフィードバックにヒントとなるURLや画像(スクリーンショット)を貼ることが多いので、ぜひこれは挿入できるように進化してほしいと思っています! 今後、実際にこの機能を業務で使っていきたいと思いますか? 柏原:はい、ぜひ!learningBOXとQuizGeneratorのレポート課題を合わせると50問以上あるので、日々の業務をしながら採点するのは結構ハードですからね。 現段階では、AIにレポート採点を完全に頼り切ることは難しいレベルではあると感じています。ですが、それでもかなりの時間短縮にはつながるので、今後ぜひ使っていきたいです。夏入社以降のCS研修で本格的に使ってみようと思っています! 目次に戻る まとめ 今回は、レポート分析について高島と柏原のインタビューをご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか? 「AIはあくまでアシスト」その観点を持ちながらうまく有効活用していくことで、今まで時間がかかってしまっていた仕事を効率よく回せるようになるのは朗報ですよね! まだまだAIの精度については課題はあるものの、きっとレポート課題採点のアシストとしてお役立ていただけるものと確信しています。 現在QuizGeneratorのページ上で、短いお題やクイズを作成したい内容が記載されたURL等を入力するだけで、AIがクイズを自動生成する「AIでかんたんクイズ生成」サービスも無料公開しています。9月のAIアシスト機能リリースまで、こちらでもぜひAI体験をお楽しみください。 ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る
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