オンライン学習最前線!eラーニングを支えるLMSとは【2021年】
オンライン学習最前線!eラーニングを支えるLMSとは【2021年】
マーケティング担当の貴田岡です。
今回の記事では、eラーニングには欠かせない「LMSの機能や仕組み」について詳しくご紹介いたします。
最近では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、テレワークが推進され、LMSを導入する企業が年々増えています。
▼今回の記事はこんなお悩みを持つお客様におすすめ!
1.人材教育を効果的に行いたい
2.社内の研修を一元管理したい
3.研修を行うための、社員の交通費・宿泊費を削減し、教育コストを抑えたい
4.社内のノウハウを可視化し、組織レベルで共有したい
目次はこちら
- 1.LMSとは
- 2.SCORMによるLMSの標準化
- 3.LMSを利用することで実現可能になったこと
- 4.コロナ時代の人材教育について
- 5.まとめ
LMSとは
LMSは(Learning Management System)の略で、学習管理システムとも言われます。
LMSとは、eラーニングの教材・学習・成績管理だけではなく、研修やコースの申し込みや学習者の進捗度などの管理を統合して一元管理できるシステムです。
企業の人材育成に必要な機能を総合的に備えたプラットフォームとして開発が進んでいます。
インターネットを通じて、eラーニングを配信するシステムやサービスの土台や基盤となる環境のことを指し、IT技術を活用することで、学習者は遠隔地や自宅からでも研修を受けることができます。
LMSを活用することで、「組織全体の学習効果を高めつつ、業務効率化を実現することが可能です。」
LMSの目的
学習を管理するという名の通り、もともとeラーニングで作成した教材を学習者に配信したり、学習結果をデータとして管理することを目的として開発されました。
インターネットが普及する以前のeラーニングは、CDやDVDとパソコンを併用した教材が研修で使われていました。
管理者はCDやDVD等の教材を学習者に届けさえすれば、学習を開始できるという仕組みでした。
しかし、従来の方法では学習者のやる気やモチベーションの維持が難しく、管理者は学習者の進捗情報や成績を全く把握できないことが欠点でした。
1.学習者が受講を完了したのかどうか?
2.どれだけ学習を進めたのか?
3.どのコースが学習者にとって必要なのか?
これらの情報を管理できないという状態で研修が進んでいました。それに加え、研修内容の改善も効果検証も行えませんでした。
そこで登場したのがLMSです!
LMSというプラットフォームが登場して、eラーニングの運用に必要な情報を統合的に管理できるシステムが整いました。
管理者・教育担当者は学習者の学習データや成績データをリアルタイムで取得し、戦略的に人材教育を行うことが可能になりました。
LMSの登場により、「学習履歴やテスト結果を学習者自身で確認したり、最適なタイミングでサポートやフィードバック」を受けられるようになりました。
LMSの主な機能
LMSの機能は、学習者向けと管理者向けの2つに大別されます。
「どの学習者にどの教材やコースを割り当てるか?」、「学習者がどれくらい受講を進めているか」といった管理を行うことができます。
世の中には多種多様な機能を搭載したLMSが数多く出回っています。
eラーニングの普及促進・標準化を進める特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソーシアムでは、LMSの主な機能を以下のように紹介しています。
◆LMSの主な機能
1.学習者の登録、変更、削除
2.教材の登録、学習者への教材の割り当て
3.学習者個人の学習履歴、学習進捗状況、成績の管理
4.成績集計、統計分析機能
5.情報共有用の掲示板の設置や、学習者に対するメール送信
参照元: 日本イーラーニングコンソーシアム
LMSの特徴を簡単にまとめると
LMSを使ったeラーニングは学習状況をサーバで管理しているので、学習状況をリアルタイムに確認できます。
学習情報を一元管理することで、学習が遅れている人に適切な対処を促したり、正誤情報の分析から学習教材の品質を継続的に向上させることが期待できます。
・学習の開始から終了までの流れが理解しやすい
・学習の進捗率やテスト結果がリアルタイムに表示され、モチベーションを維持しやすい
・学習履歴を閲覧できるため、得意分野や苦手分野を把握できる
・企業によっては時間と場所(IP制限など無い場合)を選ばず受講が出来る
・コストの抑制や迅速な導入が可能になる
・学習者ごとの進捗状況やテスト結果を閲覧、CSVで抽出できる
・学習者の学習時間の集計やテストの添削が自動化され、業務負荷が軽減される
・データをサーバ上で一元管理できるため、受講者や教材の管理が容易になる
学習者全体の進捗・成績管理ができるだけでなく、成績データの数値化やグラフ化によって学習者一人一人の得手・不得手を簡単に把握できるのもLMSの特徴です。
SCORMによるLMSの標準化
SCORM(Sharable Content Object Reference Model/スコーム)とは、アメリカの標準化団体であるADL(Advanced Distributed Learning Initiative)が策定したeラーニングに関する世界標準規格のことを指します。
eラーニングにおける標準規格で、LMS(学習管理システム)と教材を組み合わせるための仕様を定義しています。
SCORMに準拠した教材であれば異なる会社の教材を搭載することも出来ます。
日本国内においては、日本イーラーニングコンソシアムがLMSやコンテンツの認証および、SCORM関連資格の認定を行っています。
SCORMの2つの役割
SCORMには、大きく分けて2つの役割があります。
その1.教材をシステムに登録する
その2.教材とシステムの間で成績等をやり取りする
※これらが標準仕様として定められていることで、異なるベンダーの教材とLMS(学習管理システム)を組み合わせて利用できます。
SCORMのメリット
SCORMが登場する以前は、A社の作った教材は、A社のLMSでしか利用できませんでした。
A社とB社が業務提携をして仕様を共通化していたりすれば別ですが、基本的にA社のコンテンツはA社のLMSでしか使えない、B社のコンテンツはB社のLMSでしか使えない。
しかし、SCORMが登場することで、LMS(学習管理システム)と教材(コンテンツ)相互運用を実現することができます。
▼SCORMに関する記事はこちらに詳しく解説されています。
LMSを利用することで実現可能になったこと
LMSの登場により、現場の担当者でも簡単にeラーニングを管理することができるようになりました。
学習者の成績データ、学習教材やプログラムまでもをWeb上で一括管理できるようになり、管理者側の負担も削減され、効果的で効率のよい運用が可能になりました。
履修者登録や受講者管理、教材の更新、プログラムのメンテナンスをコストを抑えながら素早く柔軟に対応できるようになり、学習者側はいつでもどこでも最新の環境・教材で学習ができるようになりました。
ログイン状況や受講頻度、テストの結果や規定のコースを完了したのかどうかなど、こうしたユーザー情報や学習データを取得することで、「社内や組織、一人一人に合った教材」を提供することが期待されます。
龍野情報システムのLMSは使いやすさと低価格にこだわったeラーニングシステムです
龍野情報システムのLMS(学習管理システム)である『 learningBOX 』は、開発者目線ではなく利用者目線に立ったデザイン設計になっております。
learningBOXは従来の学習環境をWEB上で構築・管理ができる、eラーニングの「箱」です。
この箱の中に動画やPDFなどの学習教材、問題・テスト、成績などを入れて、学習を管理していくシステムとなります。
▼こんなお悩みをお持ちでしたらlearningBOXで解決できます!
その1.すでにLMS(学習管理システム)を導入しているが、LMSの操作、設定、システムが分かりにくい。
その2.ITの知識をもった人間しか設定・管理ができないで困っている。
その3.LMSに掛かる費用を安く抑えたい。
eラーニングの導入でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。導入サポートオンラインミーティングも好評受付中です。
learningBOXの活用事例をまとめました
learningBOXを利用してここが変わった!改善された!など、導入後の嬉しい声を集めました。
利用者が実際に感じた「learningBOXの導入効果」とは?
その1.ニューノーマルな社会に対応し、自宅でオンライン受験を可能に!
その2.要望にすぐ応えてくれる柔軟さと、サポートの対応が良かった
その3.何度も繰り返し学習できるので、とても喜ばれています。
⇒learningBOXを活用した導入事例一覧はこちらから確認することができます。
◆龍野情報システムでの活用事例はこちら
コロナ時代の人材教育について
新型コロナウイルスの影響により、業績・売上の低下や急なテレワーク導入など、組織活動の在り方や人々の働き方が変化しました。
第3波も到来し、未だその対応に苦慮されている企業も少なくありません。
日本全国で経済活動が停滞し、業績が大幅に低下し、赤字経営になった組織も数多くあります。
▼新型コロナウイルス感染拡大による企業への影響について
東京商工リサーチは8月3日は17時までに、「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が11件(倒産11件)発生、2月からの累計は385件(倒産321件、弁護士一任・準備中64件)に達した。なお、集計対象外だが、負債1,000万円未満の小規模倒産が12件判明している。
出典:東京商工リサーチ|「新型コロナウイルス」関連破たん状況より
【IT業界、実は廃業も多かった】新型コロナウイルスで倒産・廃業している業界と、使われた補助金を徹底調査!プラスの影響を受けているIT業界は、実は廃業も多かった!?
出典:チャットプラス株式会社|新型コロナウイルスによる各業界への影響調査より
コロナ時代に求められるデジタルコミュニケーション
いまだ収まらないコロナウイルス感染拡大により、現在多くの企業が事業継続のため、固定費・経費を把握して見直すことが急務の課題となっています。そして、人材の育成・教育・研修に関わる費用もコスト見直しの対象になる場合もあるかと思います。
ウィズコロナ時代に、組織としていかに業績を回復・拡大していくのか?
コロナウイルスと共存する社会を、これから生き抜いていかなければならない中、自組織の業績をいかに回復、拡大していくかが、経営層や管理職にとっての最重要課題です。「コロナ禍による社会の変化は様々なことを変えるチャンス」でもあります。
悪化した業績を回復させ、赤字分の挽回を目指し、組織を持続的に成長させるためには、時代を読み解いたマーケティングや経営戦略、人材教育、それらを実行するマネジメント力が必要です。
まとめ
今回の記事では、eラーニングには欠かせない「LMSの機能や仕組み」について詳しくご紹介しました。
eラーニングやLMSが注目される反面、その高額なランニングコストに頭を悩まされる経営者も多いかと思われます。
しかし、企業の人材育成は、コストでなく、投資です。人材育成は企業経営の「会社力」に繋がります。
ぜひ社員教育を通して、不況という逆境を皆で乗り越えていきましょう!
コメント ( 0 )
トラックバックは閉鎖されています。
まだコメントはありません。