コラム

マイクロラーニング

スキマ時間で学習【マイクロラーニング】

スキマ時間で学習【マイクロラーニング】 こんにちは!最近、肉より魚を好むようになったCS担当の木下です。 記念すべき第1回目の投稿テーマは、学びの潮流「マイクロラーニング」です。 目次はこちら 1. マイクロラーニングとは? 2. マイクロラーニングの3つのメリット 3. まとめ 1.マイクロラーニングとは? マイクロラーニングとは、1回の学習時間が短い教材を気軽にモバイル機器を使って学習するスタイルを示します。 学習時間は概ね3~10分程度で完結します。 従来の学習といえば、30分~1時間以上の学習ボリュームがあり、まとまった時間を使って自宅のPCで腰を据えて学習するスタイルが一般的でした。 これに比べマイクロラーニングでは、会社や学校の通勤・通学時間や、家事の合間やアルバイトまでのスキマ時間を使って学習できます。 日々忙しく過ごす日常の中で、まとまった時間がとれない現代人に適した学習スタイルといえるでしょう。 ちなみに、私が大好きなYouTubeもマイクロラーニングですね。 5分~15分で再生できる動画コンテンツが多く、スキマ時間で楽しめる最高のエンターテイメントです(笑) マイクロラーニングの3つメリット スキマ時間を活用した学習 マイクロラーニングは学習時間が短い教材(3~10分)のため、移動時間や休憩時間、スケジュールとの合間など、スキマ時間を活用した学習が可能です。 まとまった時間が必要なボリュームがある学習に比べ、手軽に学習に取り組むことができるのが特徴です。 モバイル機器(Mラーニング)と組み合わさっており、時間と場所の制約を排除できていることがメリットといえるでしょう。 学習の習慣化 教材ごとの学習時間が短いため、学習継続のハードルが低くなり、継続による学習の習慣化に期待ができます。 当社の学習管理システム learningBOX をご利用頂くと、教材ごとを短い単元で分けることができるため、学習者が興味のある教材や苦手教材などの特定の単元を繰り返し学習することができます。 また、成績管理機能を組み合わせて使うことで、学習者ごとの苦手分野の傾向分析が可能になります。 教材の作成・更新が簡単 1時間ほどのボリュームがある教材を作成するのは大きな労力が必要ですが、それに比べて10分程度の短い教材を作成する方が簡単です。 さらに、短い教材だと更新も簡単です。例えば、「税務」といったボリューム教材よりも、「消費税」と分解した教材の方が税率が変更した時もスピーディに更新対応できます。 3.まとめ マイクロラーニングは、現代社会に適した時流の学習方法といえるのではないでしょうか。 その理由としては「スキマ時間を活用した学習」「学習の習慣化」「教材の作成・更新が簡単」といった3つのメリットがあります。 今後は通信技術5Gの到来で、ますますモバイル機器を活用したマイクロラーニングは更に進んでいくものと予想されます。 社員教育や通信教育の進め方に課題を感じているようでしたら、マイクロラーニングの仕組みを取り入れることをオススメします。

学校で活用できるeラーニング学習【前編】

学校で活用できるeラーニング学習【前編】 お久しぶりです!マーケティング担当貴田岡(キタオカ)です🍎。6月も終わりの週に突入しました。全国的にも天候が不安定で、地域によっては気温の温度差も激しく体調を崩されている方も多いかもしれません。暑い夏がもうそこまで迫ってます! 今回もlearningBOXを通して、学校教育で役立つeラーニング学習を読者の皆様にお届けできるように頑張っていきたいと思います!eラーニング学習に興味はあるが実際にどのような場面で活用すればいいか分からないで困っている方!本稿の記事を参考にぜひ、一緒にeラーニング学習の使い方や活用方法を考えてみましょう 目次はこちら      ------【前編】今回はこちら!------ 1. 例題からヒモ解く 2. 目標設定 3. 学習教材を作ってみましょう 4. 科目ごとに分ける      ------【後編】------ 5. learningBOXのアカウント登録について 6. グループ設定 7. 成績管理の設定について 8. まとめ 例題からヒモ解く 今回は、仮の設定として中学校で社会科を教えている『龍野太郎先生』を題材に、教育現場で期待・活用できるeラーニング学習を考えてみましょう。本稿では先生方の悩みや生徒への指導方法をeラーニング学習の練習課題とし、話を進めていきます! 基本情報 龍野太郎:三年生の社会科を担当 龍野太郎のPCレベル パソコン関係はインターネットで情報収集レベル。プログラミング知識なし、パソコン操作はワードやエクセル、PowerPointで資料作成が行えるレベル 龍野太郎の悩み ①クラスによって点数のバラツキが多い ②一人一人に合わせた学習指導が現実的に難しい ③授業やテストに使う資料作りに労力を奪われ、業務の大半の時間を費やしてしまう ④親御さんの期待やプレッシャーが大きい ⑤社会科に関する生徒の興味が薄く学習意欲が低い 教育現場ではこういった悩みを抱える先生方は多いかと思います。決められた時間の中でいかに成果(成績)を残すかが求められ、一人の教員に対しての『業務・責任』の負荷が高く、身体的・精神的にも苦しい思いをしながら日々の業務をされている方が多いと思います。教員は生徒に勉強を教えること以外にも業務外の仕事や学校行事、親御さんとの関係性もあり、立場的にも、低姿勢で板挟みになることが多いです。部活やクラス・学年担当を持っている方はもっと多忙な日々を過ごしているかと思います。 龍野太郎の悩みを基に、eラーニング学習で教員の負担を減らし、生徒の勉強意識を高める学習環境の作り方、弊社のlearningBOXを実際に用いて、一緒にeラーニング学習を始めてみましょう!! 目標設定 ミッション ①生徒の知識や学習意欲を向上させる ②一人一人のレベルに合わせた勉強方法を提案・作成 ③資料作成に費やす時間を削減する ④学校や親御さんからの信頼を獲得する ⑤eラーニング学習を通し社会科に興味をもってもらう 上記の①~⑤の条件を満たせるような設計を早速learningBOXで作ってみましょう 学習教材を作ってみましょう 社会科という大きなワード(概念)で、学習教材を作ろうとすると、あまりにも入り口が広く、どこから手を付けていいか分からなくなります。範囲やジャンルを狭めて教材を作り、徐々に学習範囲を広く中身の質を高めていきましょう オススメ問題作成手順 ・小項目・中項目・大項目と分けてまず考えます。 ・小項目の問題が増えてきたら→中項目(グループ・カテゴリー)ごとに情報を整理しましょう。 ・中項目が増えてきたら→大項目に分けて構成完了 イメージ図 learningBOXで実際に教材を作ろう 大項目: 社会科 中項目: ①歴史、②地理、③公民・・・etc 小項目: ①‐1日本の歴史、②‐1日本の地理、③‐1日本の社会の仕組み・・・etc 作ったクイズはこちらです 日本の歴史に関する問題10問  → 歴史の問題 日本の地理に関する問題10問  → 地理の問題 日本の社会に関する問題10問  → 社会の問題 総合問題           → 総合問題 本番に近いテスト問題     → テスト ※ノーマルモードとマスターモードの違いはこちら learningBOXの特徴 ①excel、テキストで簡単に問題が作成。初めての方は『問題作成フォーム』がオススメです ②多機能な出題形式 ③画像や動画も挿入可能 ④解説にURLリンクを埋め込み可能 ⑤オプション機能を活用することで本番により近いテストが行える ▼クイズ作成機能はクイズの種類が豊富で、かつ機能も充実しています。 ▼セクション機能や動画を埋め込むことも可能です。 科目ごとに分ける 上記で作った教材をフォルダ毎に整理しましょう。 コース設計を助ける学習制御機能 コンテンツ機能の制約バーを用いることで前提条件を設定可能です。制約には2種類あり、制約より上の問題・資料を全て解答・閲覧する、または、制約より上の問題・資料を全て合格する、の2種類があります。※こちらの制約バーを用いることで学習者は効率よく手順通りに学習を進める事ができます。 目的に合わせた受講回数の制限 受講制限を設けることで、特定の回数まで受けさせることができます。普段の授業では刺激が与えづらい、緊張感・集中力もグングンアップ!! グループごとに教材の割当が出来ます 生徒のレベルに合わせて、各グループごとに配布したい教材を割り当てることが可能です! 前編のまとめ 今回は話が長くなりそうなので、ここで一度区切ります。前編では、龍野太郎の悩みを基にeラーニング学習で活用できそうな学習方法の提案・教材作成・問題の分け方をlearningBOXを例にお伝えしました。今回ご紹介したこのlearningBOXを使ったeラーニング学習はどうでしたでしょうか。学校や教育現場で現在使っている教科書やノート、プリント学習とまた違った新鮮な新しい勉強方法だったんではないでしょうか?勉強方法も時代と共にこれからどんどん、発展していくことでしょう。私たちが求める・求められる『教育の質・指導方法の柔軟性・時代に合わせた教育』は、転換期に入ったのかもしれません。 後編では、learningBOXで作った学習環境を基に成績管理・登録方法など、詳しくお話ししたいと思います。eラーニング学習を始める際に気なる操作方法やコスト面も後編でより深くお伝えします。eラーニング学習に興味がありながらも一歩踏み出せないでいた方、操作方法が難しそうで諦めかけていた方!弊社のlearningBOXでその不安を期待に変換しましょう!!それではまた、後編でお会いできるのを楽しみにしております!ご覧いただき、ありがとうございました。
learningBOXver27

learningBOXがVer2.7へバージョンアップ

いつもeラーニング作成システムのlearningBOXをご利用いただき、誠にありがとうございます。 本日、learningBOXがVer2.6から2.7へバージョンアップしました。 この記事では、各種新機能が追加されたVer2.7.4(2019年6月12日リリース)について、詳しくご紹介いたします。   今回のバージョンアップについて 今回のバージョンアップでは、「カルテ機能」「タグ付け機能」など目玉となる新機能に加え、「虫食いノート」「メンバー管理」といった既存機能の改善など、多くの機能が追加されました。 それでは、2.7系バージョンアップについて詳しくご紹介させていただきます。 タグ付け機能 「学習をよりアダプティブに。」 問題をタグ付け機能で振り分ける事により、点数だけでは分かりづらい学習者の成績の特徴が見えるようになります。 事前に設問にタグを設定しておくことで、1人ひとりの苦手分野・得意分野を分析できます。 この「タグ」を利用して成績分析・表示させたものが、以下の「カルテ機能」です。 カルテ機能 「学習の"進捗状況"を確認できる」 カルテ機能により、個々のユーザーが毎日どのくらい学習していて、どこまで進捗しているかを確認できます。 これにより、一人ひとりの学習状況を把握でき、よりアダプティブな学習者支援ができます。 その他新機能・機能改善について メール通知機能強化 ・マイページに表示される「お知らせ」をメールで通知できます。 ・成績管理画面から絞り込んだ条件の学習者に、メールを一斉送信できます。 認定証 ・認定証をオリジナルのデザインにできます。 ・認定証を一覧で確認できます。 虫食いノート ・「覚えたチェック」を付けられます。 メンバー管理 ・招待メール再発行機能 ・アカウント有効期限機能 コンテンツ管理、各種機能の追加・改善 ・PDF印刷禁止機能 ・右クリックで複製できる機能 ・添付ファイル教材 ・WEBページ/虫食いノートの入力欄を拡大 専用サーバー 主にカスタマイズ・オプション契約されている方向けの新機能ですが、EC機能についての各種新機能の追加・改善、また機関システムを持っている企業様への対応として、ログインや成績結果のAPI連携ができるようになりました。 その他 詳しい操作方法やご不明な点については、弊社担当:CS営業チームまでお問い合わせください。 ●お問い合わせフォーム 今後も、さらにお客様のお声に耳を傾け、より快適にご利用いただけるよう機能改善に取り組みます。 今後ともlearningBOX/QuizGeneratorをよろしくお願いいたします。
VR教育

教育分野で進むVRテクノロジー【世界のeラーニング】

教育分野で進むVRテクノロジー【世界のeラーニング】 こんにちわ。朝はゆで卵派・マーケティング担当の本木です。 【世界のeラーニング】シリーズもおかげさまで今回で6回目です。 これまでアダプティブラーニングや、MOOCなどいろいろご紹介してきましたが、今回は、アメリカのEdtech・eラーニングサービスにおける最先端のテクノロジー、「VR」について触れてみたいと思います。 目次はこちら 1.VRとは? 2.教育分野での活用 3.アメリカでのサービス事例 4.まとめ VRとは? 既に「VR」という言葉自体は非常に身近になっていますが、改めて説明しますと、VRとは「Virtual Reality」の略であり、日本語では「仮想現実」と訳されます。 一般的にはディスプレイやVRゴーグルなどを使用することで、360度にわたって視野が広がり、仮想現実の世界を体験できるテクノロジーです。 VRといえば、ゲームやエンターテイメントのイメージがありますが、教育にも親和性が高く、アメリカではEdtechの最先端分野の一つとなっています。 ▼イメージ 教育分野での活用 教育の分野では、宇宙や深海などの仮想空間で体験したり、職業の疑似体験などをはじめ、本では表現が難しい、もしくは、立体的に表現した方が理解しやすい分野(STEM教育関連、例えば、人体の臓器の形状など)で、より理解しやすく、より楽しく学ぶためのツールとして広がりはじめています。 アメリカでは、アメリカ政府がVRを利用した教育を普及させる試みで「VRエデュケーションプロジェクト」というプロジェクトを発足して、教育を目的としたテクノロジー商品の開発には助成金を交付される仕組みがあります。 →アメリカ政府の「Ed Tech Developer's Guide」(←全て英語です) アメリカでのサービス事例 それでは、早速ですが、具体的に代表的なサービスを見ていきましょう。 まずはじめに「Nearpod(ニアポッド)」です。 ▼タブレットでのVR体験 Nearpodは幼稚園から高校生まで学べるVRのコースを約100種類以上を用意しており、学校の先生が授業の教材として使うことができ、また、Nearpodを通して、先生が生徒の回答・反応を収集することができる授業を進めるためのプラットフォームとしての役割を担っているとのことです。 教室での利用が多いので、タブレットがメインで活用されており、VR見たり、授業の教科書・ノート代わりになっているようです。 次に「Zspace(ゼットスペース)」です。 ▼デモ動画(心臓の鼓動音まで出ている) 「Zspace(ゼットスペース)」(→ジースペースとも言う)ですが、こちらも小学生から高校生を対象としたVR教材を多く用意しています。特徴としてはノートパソコンのようなディスプレイ型のデバイスを使って、専用のメガネをかけると目の前に物体があるように見えます。そして専用のペンツールを操作をすると自在に動かすことができます。 こちらもNearpodと同じく、ゴーグルはメインで使われず、学習者が快適にVR学習を進めることができるかどうかを追求した結果、このようなスタイルになったんでしょう。 デモ動画にあるように、立体的に表現した方が理解しやすい分野(STEM関連、例えば、人体の臓器の形状など)で、より理解しやすく、より楽しく学ぶためにVRを活用した教材はとても魅力的ですね。 まとめ さらに、VRテクノロジーは企業の研修でもVRは活用されています。 アメリカの小売業大手Walmartは講師による店舗での実地研修に代わって、VRを使った研修プログラムが用意されているとのことです。 ▼VRを研修に活用 このようにVRはエンターテイメント分野だけでなく、教育分野での活用・普及が非常に進んでいることがわかりました。 STEM教育というと、プログラミング教育がメインに思えてきそうですが、このようなVRのテクノロジーが進化することによって科学・技術・工学・数学の教育の最適化が進んでいきそうですね。 さてみなさん、この【世界のeラーニング】シリーズですが、これまでアメリカの中心にご紹介してきましたが、今回をもってアメリカ編は一旦、終了となります。次回以降は、中国?ヨーロッパ?アジア?どこにいくのでしょうか?心配です。楽しみです。 お読み頂きありがとうございました。 ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏
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進化するアメリカのEdtechサービス【世界のeラーニング】

進化するアメリカのEdtechサービス【世界のeラーニング】 こんにちわ。朝はごはん派・マーケティング担当の本木です。 【世界のeラーニング】シリーズもおかげさまで今回で5回目です。 前回はアダプティブ・ラーニングが学校教育現場に与えた影響をご紹介させて頂きました。 今回はアメリカにおいてEdtechが企業に与えた影響とその動きについて触れてみたいと思います。 目次はこちら 1.アメリカにおけるeラーニング・Edtechの普及と進化 2.ビジネス分野のEdtechサービスの例 3.eポートフォリオの登場と普及 4.まとめ アメリカにおけるeラーニング・Edtechの普及と進化 アメリカは、国土が広く、また多くの企業が国内だけに留まらずグローバル展開をしており、集合研修で社員教育・人材育成をするには限界があり、必然的にeラーニング及びEdtechサービスが普及する土壌がありました。 結果、インターネットの普及とともに、企業の人材育成の手段の一つとして、eラーニングの普及とEdtechサービスの進化が進んでいきました。 そして最近では、企業の人材育成だけでなく、人材獲得を目的として福利厚生の一環としてeラーニング・Edtechサービスが利用されることも多くなっています。 ビジネス分野のEdtechサービスの例 それでは早速ですがビジネス向けサービスで人気のEdtechサービスを見てましょう。 まずはビジネスマン向けSNS「LinkedIn(リンクトイン)」です。 このLinkedInがオンライン学習向けサービスである「Lynda.com(リンダドットコム)」を買収しました。 この買収によって、SNSサービスとオンライン学習の学習履歴情報もミックスされたものなりました。 LinkedInでは、ユーザーが勤務先や役職、業種やスキル、学歴などのビジネスプロフィールを公開しています。 これにLynda.comの学習情報(ユーザーが受講した学習履歴や修了証書)もミックスされて公開することにより、ユーザーのタレント(能力)やスキル志向をSNSを通して見つけることができるようになりました。 これにより、企業内での人材活用、また人材募集や協業をする際に、大きな判断の一つとして利用できるようになりました。人材の流動性が高いアメリカならではのサービスですね。 eポートフォリオの登場と普及 LinkedInで紹介した学習履歴情報について少し突っ込んでみたいと思います。 アメリカでは学習履歴の保存・蓄積のIT化が進んでおり、いわゆる「eポートフォリオ」に就職・進学に活用されているようです。 例えば大学での学生の研究内容・成果がeポートフォリオにまとめられ、大学生が就職活動のためにそのeポートフォリオを通して企業にPRを行い、それを企業がインターンシップや人材獲得の材料とする動きです。 eポートフォリオのプラットフォームサービスの一つ「Portfolium(ポートフォリウム)」です。 こちらは大学での利用が進んでおり、学生のスキルレベルアップにも役立っているとのことです。 履歴書や学歴といった形式的なものから、学習履歴といったより具体的な情報がITによってデータ化され、就職・転職・進学のあり方を変えるものになりそうです。 まとめ アメリカの広い国土と数多くのグローバルな企業の存在により、eラーニング及びEdtechサービスが進化して広がっています。 また、SNSのような既存のITサービスにオンライン教育とその学習履歴が繋がったり、学習履歴管理をメインとしたプラットフォームサービスが登場するなど、Edtechサービスの裾野も広がっています。 単に学ぶだけでなく、進学・就職のあり方を変えるなどEdtechサービスが与える影響が大きいことがわかりました。 次回以降はeラーニング・Edtechの最先端テクノロジー、例えばVRなどにも触れていければと思います。最後までお読み頂きありがとうございました!

アダプティブ・ラーニングの普及について【世界のeラーニング】

アダプティブ・ラーニングの普及について【世界のeラーニング】 こんにちわ、マーケティング担当の本木です。 おかげさまで好評(自分の中で)の【世界のeラーニング】シリーズ、第3回です。 反転学習・MOOCの話に続きまして、今回はeラーニングで日々存在感を増しているキーワード 「アダプティブ・ラーニング」 について切り込んでいきたいと思います。 目次はこちら 1.アダプティブ・ラーニングとは? 2.代表的なサービス 3.押さえておきたいキーワード 4.まとめ アダプティブラーニングとは? アダプティブ・ラーニング(Adaptive Learning)とはそもそも何の意味でしょうか? 「adaptive」を辞書で調べてみると「順応性のある、適応する」といった意味です。 アダプティブ・ラーニングとは、AI(人工知能)を用いて学習者の学力に合った教材を習熟度別に最適化して提供する学習方法という意味です。 簡単にいうと、「学習者のレベルに合わせた学習方法」というところでしょうか。 AI(人工知能)技術の登場・進化とともに、教育分野でも、学習履歴データを解析して、個々人に最適化された学習コンテンツを提供する学習方法として、普及してきています。 学校の例に例えますと、今までだと、クラス全員に同じレベル・内容の宿題・問題をさせるのが一般的ですが、これだと、苦手な分野は苦手なままになる可能性があり、得意な分野はさらに伸ばすことがしづらい状況になります。アダプティブ・ラーニングによって苦手な箇所やつまずいた箇所については、その点を集中的に基本から学習していけたり、得意な分野はさらに得意になれるよう、学習をしていける仕組みを実現できます。 ネットショッピングだと、リコメンド機能というものがあって、商品検索履歴や購入履歴をもとに「あなたにおススメの商品はこちら」とか「一緒に買われている商品はこちら」などいった形で商品一覧がリコメンド表示されますよね。そういったものに近いイメージでしょうか。 ともあれ、子供のころを思い出すと、苦手な科目・単元の場合、わからないままどんどん進んでいくので「この単元、早く過ぎ去ってほしいー!」と思っていたのを思い出します。個々人のレベルに合わせて学習が進むって素敵ですね。 代表的なサービス それでは、代表的なサービスを見ていきましょう。 まずはKNEWTON(ニュートン)です。 アダプティブ・ラーニングの代表格が2008年に登場したアメリカのKnewton(ニュートン)。 ニュートンはアダプティブ・ラーニングに特化したサービスです。一例としてアリゾナ州立大で準備したある数学コース修了率は17%上昇、途中脱落率は56%も減少したほか、45%の学生が予定より4週間も早くコースを修了したという情報があります。 特徴としてはWEBテストを用いて、学習者に次の最適な学習内容・課題がリコメンドされる仕組みであり、管理者・学習者・保護者ともに、どこでつまずいているのか、どこが先に進めるのか、などの把握が可能とのことです。 その他のアダプティブ・ラーニングの提供サービスを紹介すると、 ●DreamBox Learning(ドリームボックスラーニング) 算数・数学をメインとした適応型オンライン学習サイトです。 ●IXL アメリカの学校で導入があるとのことです。実際に学校の宿題として利用されている情報もあります。日本語サイトも実際に問題が解けます。 押さえておきたいキーワード ここまでアダプティブ・ラーニングについて代表的なサービスをみてきましたが、今後、AIの進化・普及とともに、アダプティブ・ラーニング(Adaptive Learning)も学びのスタイルを変革しそうな手法の一つになりそうですね。。 さて、ここでアダプティブ・ラーニングに関連して、知っておきたい用語も併せて紹介します。それぞれの詳しい内容はまた後日、記事にて案内したいと思います。ここではさらっと紹介します。 ●教育ビッグデータ 教育のデジタル化・ICT化が進むにつれて、今まで紙ベースだった学習データの多くがデータ化によって入手が可能になりました。これらの活用はデータサイエンスという高度なアプローチが必要ですが、子供だけでなく大人も含めた教育全体の在り方を変えるデータですね。 ●ラーニングアナリティクス(Learning Aanalytics) 上に述べた教育ビッグデータを利用した学習のデータ解析アプローチも非常に重要です。各種eラーニングやMOOCなど教育のデジタル化により、得ることができるようになった学習データを活用するためにラーニングアナリティクスによる分析・測定はこれからより一層注目されそうです。 ●教育支援としてのレコメンド機能 教育ビッグデータ・ラーニングアナリティクスを活用した、学習者支援としてのリコメンド機能です。 EC(E-commerce)で馴染みのある機能ですが、教育の場合だと、さらに有益な機能になりそうです。例えば、個別に苦手部分を克服するための推薦された学習コンテンツや学習者の属性データ(年齢・性別・趣味嗜好)を活用した学習コンテンツの推薦など、いろいろな期待ができます。 まとめ ビッグデータが様々な産業分野で変革を促しているように、教育のデジタル化→ビッグデータ化→アダプティブ・ラーニングの進化・普及というふうに、教育分野も同様に変革されていくということですね。 今回はアメリカのアダプティブ・ラーニングの例に、そこから関連する用語も紹介させてしました。次回はさらに鋭い視点で?世界のeラーニングについて切り込んでいきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました! ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏

SCORM(スコーム)とは?

SCORM(スコーム)とは? 早いものでもう少しで、5月も終わりです。これから本格的な夏に向けて関西の暑さにびびってます、マーケティング担当の貴田岡です。僕の地元青森は夏でも26~30度位です。🍎 さてさて、雑談はさておいて、本題に行きましょう!!eラーニング学習や勉強、これに関連する情報を収集していくうちについついお目にかかる?!『 SCORM(スコーム)』みなさんも調べていて何回か遭遇したことがある用語ではないでしょうか?!この『SCORM』という未知数な存在感!eラーニングに関係の深い概念・概要であることは間違いないが、いまいち内容が難しく、イメージが湧きません。 今回はこの『スコーム』について一緒に勉強・覚えていきましょう 目次はこちら 1.概要 2.SCORMの背景 3.SCORMの仕組み 4.標準化のメリット 5.まとめ 1.概要 SCORM(Sharable Content Object Reference Model/スコーム)とは、アメリカの国防総省であるADL(Advanced Distributed Learning Initiative)が策定したeラーニングに関する世界標準規格を指します。国際基準で適正に評価され『品質と信頼の証し』が標準化された規格基準です。 教材コンテンツをこの規格に準拠させることで、開発したメーカーに関係なく、さまざまなLMSでの学習が可能になります。スコームとは『eラーニングにおける共通化のための標準規格』と考えていいでしょう。日本ではeラーニングコンソシアムが中心となり普及に努めています。 SCORMをゲーム機に例えて考えてみましょう 新しいゲーム機を買うと以前使用していた、ゲーム機のコントローラーとの使い勝手や操作・ボタンの位置など相違に戸惑うことがありますよね。せっかく慣れてきたのに、また操作の学びなおしや、思い通りに操作できるまでに余計なストレスがかかってしまいます。しかしコントローラーに規格が定まっていた場合、どうでしょうか?!以前のゲーム機と変わらないコントローラーであれば操作に戸惑うことはなくスムーズに作業が行えます。以前のゲーム機と共通の操作ができ、マニュアルを読まなくても、直感的に作業をすすめることができるはずです。SCORMはここでいう規格を意味します。 2.SCORMの背景 SCORMは、異なる学習管理システム間においても教材・学習材が共通に使えることをめざし、規格の乱立を防ぐ目的で定められました。しかしながら、SCORM自体の仕様の複雑さから、一般の素人が簡単にSCORMに合致した教材・学習材を作ることが困難であるという矛盾や課題も抱えています。SCORMは、1997年の初出以後、何度か改訂されており、日本では日本イーラーニングコンソシアム(略称eLC)により日本語版が公開されています。 3.SCORMの構成 では、次にSCORMの構成についてみてみましょう。 ・耐久性 ・相互運用性 ・アクセス可能性 ・再利用性 これらをキーワードをもとにSCORMをわかりやすく説明すると、 e-Learning コンテンツのシステムやソフトウェアのバージョンアップなどでも大きな修正の必要がなく、多くの OS や Web ブラウザなどで学習可能で必要なときに学習教材が検索でき、既存のコンテンツを容易に再利用して新規コンテンツの作成を可能(再利用性)にするための規格と言えます。 e-Learning は、LMS(学習管理システム)の上で教材コンテンツを利用するという形態が一般的ですが、この両者を連結する部分の共通仕様などを定めたのが、SCORMです。 4.標準化のメリット ▼標準化とは? そもそも標準化とは?『複数の要素間で、仕様や構造、形式を同じものに統一すること。』と定義されます。製品の標準化は色々な分野で行われています。一般的なメリットを幾つかを挙げてみましょう。 ・使い勝手が同じになることで、新しく学習しなくても操作が可能である ・製品仕様が安定することから、エラーやバグなどのトラブル件数が減る ・同一仕様のスケールメリットで、コスト、価格が下がる ▼SCORMによる標準化のメリット ソフトウェアをはじめ新製品を使うときには、慣れるまでの期間が必要です。しかし、使い勝手が共通化していれば、新しく覚える手間や、こうした時間も少なくなります。現在 e-Learning は、LMSとコンテンツに分かれて流通していますが、この連結部分の標準化が進めば、どのコンテンツを、どのLMS上でも使えることになる。これは、eラーニングにもあてはまりますので、より良い製品が、より安価にユーザーに提供されることに繋がります。 まとめ 今回は簡単ではありますが『 SCORM 』についてお話をさせていただきました。SCORMとは国際基準で適正に評価され『品質と信頼の証し』が標準化された規格基準で、e-Learning における共通化のための標準規格です。コンテンツのシステムやソフトウェアのバージョンアップなど、大きな修正の必要がなく、多くの OS や Web ブラウザなどで必要なときに学習教材が検索でき、既存のコンテンツを容易に再利用して新規コンテンツの作成を可能にする設けられた世界標準規格です。

eラーニングの歴史について

eラーニングの歴史について こんにちわ!CS担当の坂本です。 皆さんはオンライン学習などのインターネットを使った習い事や勉強はされておりますでしょうか? 最近ではパソコンやスマートフォンが普及し、インターネットを使った学習が当たり前のようになっていますが、そもそも、そのはじまりはどのようなものだったのでしょうか? 今回は「eラーニングの歴史について」、お話したいと思います。 目次はこちら 1.eラーニングのはじまり 2.eラーニングの発展 3.インターネットを利用した学習へ 4.スマートデバイスの登場 eラーニングのはじまり eラーニングの元となるコンピュータを使用した学習は、1950年代にCAIと呼ばれる「コンピュータで教育を支援できないか」という考えから、アメリカを中心に開発が始まりました。 従来の集合研修では、インストラクターと受講者が同じ場所に長時間いなければならないということや、受講者の進捗状況の確認などは全て人が行わなければならないという点から、効率的と呼べるものではありませんでした。また、ビデオ教材なども登場しましたが、一方的な情報の提示で、こちらも学習効果が高いものとは言えませんでした。 そこで、学習場所を選ばない、コストを削減できる、学習者の管理ができるといったメリットのあるパソコンを利用した学習が注目されたのです。 しかし、実際に理想的なシステムの構築は困難であったため、CAIによる教育の質の向上は思ったようには進みませんでした。 eラーニングの発展 1990年代に入りパソコンの発達・普及に従って、CAIはCBT(コンピュータ・ベースド・トレーニング)へと変化していきました。 CBTとは、主にCD-ROMを教材とした学習方法を表します。CD-ROMの大容量の特性を生かし、動画や音声を活用した教材が作られました。そして、「eラーニング」という言葉が登場したのはこの頃でもあります。 特に1995年、爆発的人気となったWindows95が発売され、一般家庭にもパソコンが普及していきました。Windows95にはCD-ROMが標準装備されており、これによりCBTによる教育が確立していったのです。 しかしながらCBTも、「教材作成のコストがかかる」「配布後は内容の修正が難しい」「管理者側で受講者全員の学習の進捗度を管理することが困難」という点から、一般的に普及するまでには至りませんでした。 インターネットを利用した学習へ 日本において大きな変化があったのは2000年、当時の森内閣が日本型IT社会の現実を目指す「e-Japan構想」が打ち出され、翌年には、eラーニングの普及促進事業が本格的にはじまりました。 これにより、eラーニングの学習方法もCD-ROMによる学習から、インターネットで配信された教材を利用してオンラインで学習する方法に変化していったのです。学習環境をオンラインに置くことで、教材の管理や受講者の学習進捗度の確認を簡単に、低価格で行えるようになりました。 オンラインでの学習方法はWBT(ウェブ・ベースド・トレーニング)と呼ばれ、インターネットの普及に伴い、eラーニング研修を導入する企業が増えはじめ、徐々に私たちの生活に浸透していきました。 スマートデバイスの登場 2000年代後半からiPhone・Androidに代表されるスマートフォンや、さらに大型なタブレット端末が登場し、eラーニングはさらに大きく変化しました。 持ち運びが便利なスマートデバイスのおかげで、いつでもどこでもすきま時間に学習することが可能になり、スマートフォンで移動中に学習することが一般的になってきました。持ち運びが便利という利点から、リアルの集合研修でしか教育・育成ができなかった職種、例えば、接客・整備・調理などの現場でも導入が進んでいます。 さらに最近では、受講者同士でコミュニケーションを取り合うことにより、支援しあったり学習意欲を向上するのに高い効果が期待されるという点から、受講者同士のコミュニケーションツールとして、SNSなどを組み合わせる方法も取り入れられています。 まとめ 今回はeラーニングの歴史について振り返ってみました。 コンピュータの教育への活用から始まり、パソコン・インターネットの普及、そして、スマートデバイスの登場、SNSの普及によって、eラーニングそのものの役割や効果も大きく広がってきていますね。 今後はさらなるテクノロジーの進化で(既に活用が始まっていますが)AI・VRなど最先端の技術もeラーニングに組み込まれて、eラーニングの在り方も変化していくかもしれませんね。 最後までお読み頂きありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

アメリカでのMOOC(ムーク)のはじまり【世界のeラーニング】

アメリカでのMOOC(ムーク)のはじまり【世界のeラーニング】 こんにちわ。マーケティング担当の本木です。 前回から始まりました【世界のeラーニング】シリーズ。 初回は「アメリカの反転学習の始まりの一つ、カーンアカデミー(Khan Academy)について」ご紹介しました。 今回はカーンアカデミーからの流れからの話として、オンライン教育の一つとして普及した「MOOC(ムーク)」について調べたいと思います。 目次はこちら 1.MOOCとは? 2.代表的なMOOC 3.まとめ MOOCとは? 「MOOC(ムーク)」とは別名「MOOCS(ムークス)」、正式名称は、「Massive Open Online Course(大規模オンライン公開講座)」となります。 その名の通り、オンラインで大規模な講座を受講することができるプラットフォームサービスであり、名門大学の講義を、インターネットにアクセスできる環境さえあれば誰でも(基本的に)無料で受けることができるということで主にアメリカをはじめとして普及していきました。なかには、講義だけでなく、講義受講後のテストや課題の提出などがあり、修了資格を得ることができるものもあります。 MOOCはプラットフォームサービスなので、各大学が各自でサービスを立ち上げているのではなく、仲介である「MOOCコンソーシアム」や「MOOCプロバイダー」のプラットフォームを利用して受ける形です。 今は大学だけでなく企業も参加して講義を出しているようなので、広義な意味合いだと、シンプルに「オンライン講座」と捉えても良さそうです。(本ページでは主に大学レベルのオンライン講座として取り上げています) 代表的なMOOC ▼Coursera(コーセラ) https://www.coursera.org/ 米スタンフォード大など有名大学のコースが用意されています。 ▼edX(エデックス) https://www.edx.org/ マサチューセッツ工科大(MIT)とハーバード大の共同によって立ち上げられました。 ▼Udacity(ユーダシティ) https://www.udacity.com/nanodegree プログラミングをはじめとしたコンピュータ・サイエンス分野を専門としたMOOCです。 まとめ MOOCは大学に行かなくてもインターネットさえあれば、誰でも大学レベルの講義を受講できるという学習機会を生み出しました。 実際にモンゴルの15歳の学生がedXのコースで優秀な成績を取り、マサチューセッツ工科大学(MIT)へ進学したというニュースがありました。しかしながら、MOOCはそのハードルの低さの分、修了率が非常に低いとのことです。どうしても学習者のモチベーションに寄るところが多く、自学自習の性格が強いサービスなので修了率が低くなってしまうようです。 ただ、産学連携といった形で、「Google」「Facebook」などといった世界のトップ企業が協業で作ったMOOCのコースも展開されており、現在注目されているAIやデータサイエンス、そして自動運転などのテクノロジーの最先端の講義も増えていっているようなので、今後も注目されそうです。 またMOOCのように、Edtechのサービスがアメリカで普及していくことにより、学校教育での学び方も変わっていっています。次回以降は、学校教育に与えた影響なども鋭く?斬っていきたいと思います。 次回もどうぞよろしくお願い致します。 ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏

アメリカの反転学習の始まりの一つ、カーンアカデミー(Khan Academy)について【世界のeラーニング】

アメリカの反転学習の始まりの一つ、カーンアカデミー(Khan Academy)について【世界のeラーニング】 こんにちわ。マーケティング担当の本木です。 入社してまだ浅い新米、しかも、おじさんですが、どうぞよろしくお願いします。 早速ですが、eラーニング業界の知識も非常に浅い自分のための勉強も兼ねて、【世界のeラーニング】シリーズということで連載記事を書いていきたいと思います。今回は、アメリカの反転学習の始まりの一つと言われている「カーンアカデミー(Khan Academy)」についてご紹介します。 目次はこちら 1、カーンアカデミー(Khan Academy)とは? 2、カーンアカデミーの特徴 3、与えた影響 4、まとめ カーンアカデミー(Khan Academy)とは? カーンアカデミーは2006年にアメリカのサルマル・カーンによって設立されたオンライン学習サイトです。もともと、遠方に住む、いとこの子供の家庭教師をするためにウェブソフトで学習してもらうために作ったとのことです。 最初は設問を出す仕組みで、設問が解けない時にそれに合わせた学習内容を表示する仕組みだったとのこと。その後、友人の勧めで解説動画を作り、それをユーチューブに上げていったところ、”動画で分かりやすい”、”何度も見直して自分のペースで学べる”などで評判となり、利用者が爆発的に増え始めて、本格的なオンライン学習サイトに発展していったとのことです。(なお、現在の利用者数は全世界で毎月数百万~数千万人と言われています。) カーンアカデミーの特徴 カーンアカデミーのスタンスは、「設問を出しながら学習を進めていき、設問が解けないと、それに合った学習内容を表示する」とのことで、ビデオ自体は補助教材として位置づけであるところが大きな特徴かと思います。 カーン氏自身が「学習するのに最も役立つのは、設問を解くことなんです」「我々の本当のパワーの源泉は設問のソフトウェア(レベルチェックのテスト)にある」と言うほど、レベルチェックする機能に重きを置いています。 起きた影響 カーンアカデミーの登場によって起きた影響として、よく言われているのが「反転学習(Flipped Learning)」と呼ばれる授業・学習スタイルの普及です。 カーンアカデミーの動画を学校の教師達が生徒のための予習動画として使い始めたのです。 ●「反転学習(Flipped Learning)」とは? 従来は教室で行っていた講義をビデオ学習によって自宅で行い、問題演習やレポート作成を授業時間内で行う授業形態のことです。 反転授業とは | eラーニングについて | クイズ作成・問題作成ツール - クイズから始まるeラーニング 当時から反転授業自体は実施する試みがあったようですが、ビデオ教材を教師が作成する負担が大きく、反転授業を実施したくてもできない教師達が多くいたこともあり、そのような経緯から授業の予習としてカーンアカデミーの動画を利用する教師が増え、反転授業のスタイルが広まったとのことです。 まとめ 調べる前は、「反転学習の普及のきっかけ」のイメージが強かったので、「ビデオ教材のルーツ」的なイメージでしたが、カーンアカデミー自体が重きを置いているポイントが「理解度をチェックする問題・テストで学習を進めていき、わからないところをビデオ教材で学習する」という点は印象的でした。 今回は、アメリカのEdtechの始まりの一つと言われている「カーンアカデミー(Khan Academy)」についてご紹介しました。また次回もぜひご覧下さい。 あっ、そういえば、我が社eラーニング作成システム「learningBOX」もクイズ問題作成ツールの「QuizGenerator」から始まったサービスです! 「本当のパワーの源泉は設問のソフトウェアにある!」 まだの方はどうぞご利用下さい! ▼誰でも無料で簡単にクイズが作れるWEBで作れるクイズ問題作成ツール「QuizGenerator」 詳しくはこちら ▼使いやすい・値段が安い”をコンセプトにしたeラーニング作成システム「learningBOX」 詳しくはこちら
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