ICT教育にタブレットを取り入れるメリット・デメリット、導入の注意点

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現代社会ではあらゆるシーンでデジタル化が求められています。それは、教育現場も例外ではありません。「ICT元年」とも呼ばれる2021年には、GIGAスクール構想により本格的な学びがスタートしました。大きく特徴的なのが、児童1人に対し1台の情報端末が配布されていることです。

では、ICT教育に情報端末を導入することによるメリットやデメリットは何でしょうか?教育現場に導入する際の注意点と一緒に確認していきましょう。

GIGAスクール構想とは?

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GIGAスクール構想とは、小中学生の児童生徒に、1人1台の学習用端末と学校の高速ネットワーク環境などを整備する文部科学省の取り組みのことです。

GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略であり、「すべての児童生徒のための世界へつながる革新的な入り口」を意味しています。この構想の目的は多様な子どもたち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育を提供することです。

当初、2019年度から5年間かけて順次整備する予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、大きく前倒ししてGIGAスクール構想は急加速しています。

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タブレット端末が教育現場で使用される理由3つ

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ICT教育の現場で生徒側が使うデバイスは、タブレット端末がメインとなっています。そこには3つの理由があります。

【理由1】負担なく持ち運びができる

学校でも自宅でも使用することが想定されるため、端末の持ち運びが必要です。タブレット端末なら、PCと比べ軽量かつ比較的小型であるため、小学低学年の児童であっても負担なく持ち運びすることができます。

【理由2】直観的に操作ができる

タブレット端末はキーボードを使用しなくても画面をタッチすることで操作が可能です。現代の児童生徒はスマートフォンに日頃から触れていることが多く、パネル操作に慣れています。タブレット端末なら操作方法を一から指導する必要もなく、直感的に操作することができます。

【理由3】学習効果を得やすい

タブレット端末なら、色のついた図柄やアニメーションを用いた教材で学習することが可能です。児童の興味を引きつつ、わかりやすい授業が実施できます。

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ICT教育にタブレット端末を取り入れるメリット

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ICT教育にタブレット端末を導入するメリットとは何でしょうか?生徒側と教員側の2つの視点で確認しましょう。

【生徒側】

①授業の幅が広がる

タブレット端末の使用で動画や音声を使った今までにない授業が可能となり、授業の幅が大きく広がります。プロジェクターや電子黒板などを活用すると、教科書以外の教材を用いる機会はさらに増えます。

②学習へのモチベーションが高まる

教科書の文字を読むだけではいまいち理解できなかった内容も、理解が深まる可能性があります。タブレット端末を使用した場合、視覚と聴覚から複合的な情報を得ることができるため、理解度が増すとともにモチベーションも向上します。

③主体的になる

関心を持った学習内容に対し、自ら調べ知識を深めることが可能なのもタブレット端末を用いるメリットのひとつです。自分の気になったものを重点的に調べることから、主体性を持った学習をすることができます。

【教員側】

①効率的に授業を行うことができる

授業中のプリント配布はPDF配布に、板書も電子黒板へと変えることで、授業を準備するための時間と労力の削減が可能になります。

②教員間の情報共有が容易になる

タブレット端末用への教材であれば、クラウドを用いて教員間の情報共有が簡単にできます。

③データとして活用しやすい

授業の内容や生徒の進捗具合などをデータとして簡単に取り扱うことができます。また、そのデータを蓄積することで、今後の方針を検討する際の手がかりとしても活用できます。

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ICT教育にタブレット端末を取り入れるデメリット

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もちろん、ICT教育だからメリットばかりというわけではありません。ICT教育を導入することによる懸念事項もあります。

【生徒側】

  • 集中力がもたない可能性がある
  • 紙に書くことが少なくなる
  • 目が悪くなる

次から次へと多くの情報を得ることができるタブレット端末を使用することで、集中力が低下してしまう生徒もいるかもしれません。板書をノートに書く必要がなくなり文字を書く機会が減少してしまうと、長期的には何らかの影響が出てくる可能性もあります。また、長時間端末を見続けることによるドライアイや視力の低下も懸念事項のひとつです。

【教員側】

  • タブレット端末が不具合を起こせば授業継続が難しくなる
  • 授業内容や生徒の成績などが外部に流出する危険性がある

タブレット端末に依存しすぎると、端末が不具合を起こした場合に授業の継続が難しくなります。万が一トラブルが起こった際はどうするのか、対応策を事前に決めておくことが求められます。また、インターネット上から授業内容や生徒の個人情報などが流出する危険性も否めません。セキュリティ対策は万全にしておく必要があります。

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タブレット端末を導入する際の注意点

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タブレット端末を使用した授業は児童生徒の興味を引き、効果的なものとなりますが、導入する際には注意が必要です。

最も注意すべき点はセキュリティ管理を万全にしておくということです。特に個人情報には細心の注意を払い、情報が漏洩しない環境を整えなくてはいけません。最適で安全な設定環境を構築していきましょう。

また、児童生徒にも年齢に応じた使い方のルールを設定することがおすすめです。小学低学年なら取り扱いの方法から、少しずつネットリテラシーを高めるよい機会とすべきでしょう。その際には保護者にも周知することが求められます。

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ICT教育の実例

品川翔英小学校

一人一台のiPadを貸与し、簡単な操作からプログラミングまで学べる「情報プログラミング教育」を週に1度実施しています。また、様々な教科でiPadを有効活用し、児童の主体的・探究的な学びを行っています。

【参照】 https://www.shinagawa-shouei.ac.jp/primaryschool/feature/intelligence/

日本大学藤沢小学校

コンピュータや情報ネットワークを使って授業を行うだけにとどまらず、これからの国際社会を生きていくために児童一人ひとりがコンピュータをツール(道具)として使いこなせることや、情報ネットワークを正しく活用できることを目標としています。

【参照】 http://fujisawa.es.nihon-u.ac.jp/education/ict/

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まとめ

教育現場のICT化の流れは今後とどまることはなく、ますます加速していくでしょう。ただ、ICT教育だから無条件によいというわけではないことに注意してください。「何をどうするのか」というビジョンをしっかり持たなければ、生徒にとっても教員にとっても効果的なICT教育の実現は難しいでしょう。また、その目的に合わせて教員が適切な準備をしておくことも大切です。

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