企業向けeラーニングは4種類│選ぶポイントや効果的な運用のコツ

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新型コロナウイルス感染拡大の影響や働き方の変化を受け、対面が必要な集合研修からeラーニングへの切り替えを検討している企業も多いでしょう。企業向けのeラーニングは、コンテンツの提供方法や研修の分野により、さまざまな種類があります。

今回は、企業向けeラーニングの概要や種類、選び方のポイント、運用のコツを解説します。社内研修の効率化や研修効果をアップさせる方法をご検討の場合は、ぜひ参考にしてください。

企業向けのeラーニングの種類

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人材育成を行う際は、企業向けのeラーニングを活用するのがおすすめです。ここでは、企業向けeラーニングの概要や種類についてご紹介します。

企業向けのeラーニングとは

企業向けのeラーニングとは、社内研修をオンライン上で効率的に提供・管理できるサービスを指します。教材の作成・配信や学習状況の可視化が可能な学習管理システム(LMS)を導入し、学習者はサーバーにアクセスし講義を受ける形が一般的です。
新入社員研修やコンプライアンス研修、ハラスメント研修など多くの社内研修に利用されています。

eラーニングは研修の準備にかかるコストや手間を削減しやすく、時間や場所を選ばずに個人のペースで受講できることから、集合研修に代わって需要が高まっています。社内研修の規模が大きくなり、研修担当者の負担や交通費、学習教材の作成コストが増大している企業ほど効果を実感しやすいでしょう。

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eラーニングとは?重要性が増した理由を徹底解説

eラーニング(イーラーニング、e-learning)とは「インターネットを活用した教育の仕組み」のことです。今回の記事では、eラーニングがなぜここまで普及したのか背景を交えながら、特徴や強みだけでなく苦手とするところも含めて解説していきます。

企業向けeラーニングの4つの分類

企業向けeラーニングは、保有するコンテンツや機能に応じて4つに大別できます。具体的には、汎用型のコンテンツ提供型、特化型のコンテンツ提供型、コンテンツ活用支援型、コンテンツ作成支援型の4種類です。自社の抱える課題や予算に応じて適したサービスを選ぶ必要があります。

<企業向けeラーニングの4つの分類>

分類 特徴
汎用型のコンテンツ提供型 新入社員研修や階層別・職種別研修に適したコンテンツが多い
分野はビジネスマナーやコンプライアンスなど
研修教材や実施するリソースがない場合に適している
特化型のコンテンツ提供型 専門分野に特化したコンテンツが用意されている
情報セキュリティやITスキルなどの分野が主
専門領域の研修教材やノウハウがない場合に向いている
コンテンツ活用支援型 自社コンテンツはあるものの運用面で苦戦している場合に向いている
理解度を測るテストやクイズなどの受講管理の機能が強み
コンテンツ作成支援型 日々新たなコンテンツを追加したい場合に向いている
画像や動画を撮影し共有できる機能などが特徴
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企業向けのeラーニングを選ぶ際のポイント

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企業向けのeラーニングは、費用面や機能面などさまざまな観点で差別化されています。そこで、企業向けeラーニングの選び方や重視すべきポイントを解説します。

研修の目的に適したコンテンツが充実しているか

企業向けのeラーニングを導入する際は、研修を通じて学習者が習得する知識やスキルを明確にする必要があります。目的が明確になっていないと、どのような学習形態やプランが適切なのか判断しにくいためです。

ただし、目的に適したテーマを提供しているか否かだけで導入を判断するのはおすすめしません。コンテンツの質を見極め、学習効果を見込めるかどうかを判断することも大切です。
具体的には、講師の質や具体例の数、動画教材への対応の有無、動画や画像の豊富さなどをチェックしましょう。無料トライアルで実際の研修コンテンツを確認できるサービスがおすすめです。

自社のオリジナルコンテンツを作れるか

企業の人材に求められる知識やスキルは、業界や業種ごとに異なります。そのため、社内教育にeラーニングを活用する際は、既存コンテンツだけでなく自社オリジナルのコンテンツを作成できるプラットフォームを選ぶことが重要です。直感的に操作ができ、簡単なステップで教材を作成できるサービスを導入すれば、コンテンツの準備にかかる工数を削減できます。

また、過去の研修で使用した動画教材や資料がある場合は、それらをカスタマイズして流用できるものを選ぶと良いでしょう。

学習の進捗管理が行いやすいか

eラーニングでは、講座を受けるタイミングや頻度を学習者に一任することになります。研修内容の理解度における個人差を軽減するためにも、受講状況の一元管理が可能なサービスを導入するのがおすすめです。進捗状況が遅れている学習者へのアラートの表示や、テストの結果が思わしくない社員へのフィードバックを行うことで、効率的にサポートを行えます。

<企業向けのeラーニングの選び際のポイント>

検討・比較のポイント
研修の目的に適したコンテンツが充実しているか
自社の保有コンテンツを活用しやすい機能が搭載されているか
学習者の人数や利用頻度に適した料金体系が用意されているか
学習者のモチベーションを維持しやすい仕組みはあるか
学習者と管理者が使いやすい操作性、デザインになっているか
ライブ配信や動画配信はできるか
スマートフォンやタブレット端末などの複数端末でも利用可能か
自社オリジナルコンテンツを作成し、配信できるか
想定されるユーザー数や同時利用数をカバーできるか
予算計画に収まる費用で使えるか
利用者の評判は良いか、問題点を指摘していないか
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企業向けのeラーニングを効果的に運用するポイント

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eラーニングを活用して研修効果を向上させるには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、企業向けのeラーニングを効果的に運用するためのポイントを解説します。

実践的な研修と組み合わせる

eラーニングは動画視聴が中心となり、研修中に主体的に考えたり行動したりしにくいため、インプットした内容を実践できる場を用意するのが効果的です。例えばビジネスマナー研修の場合、同期や上司とのロールプレイングを行うといった対策が考えられます。

コンテンツを最新情報にアップデートし続ける

研修内容を最適化するには、法改正や市場の変化などを踏まえて、定期的にコンテンツをアップデートすることも重要です。紙ベースの研修の場合は資料を修正した上で印刷し直す必要があるものの、eラーニングであれば教材の修正から差し替えまでをオンライン上で完結できます。

学習者の習熟度に応じたフォローアップを欠かさない

多くの学習管理システムには、授業内容に関するテストやアンケート機能が用意されています。こうした機能を活用して学習者の習熟度を把握し、必要に応じてフォローアップを行いましょう。企業側が積極的に働きかけることで、社員のモチベーション向上につながり、意欲的な学習が期待できます。

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企業向けeラーニングを導入して社員教育に活用しよう

今回は、企業向けeラーニングの種類や選び方、運用のポイントをお伝えしました。eラーニングは、研修コストを抑えつつ学習効果を高められるツールとして、社内研修の定番となりつつあります。
運用のポイントを理解した上で自社に適したeラーニングを導入し、社員教育に活用してはいかがでしょうか。

社内研修にeラーニングを取り入れる場合は、eラーニングシステムの「learningBOX」をご活用ください。learningBOXは、教材の作成や配信、採点、学習履歴の管理など、eラーニングで研修を行うために必要な機能が揃った学習管理システムです。
無料・無期限で各機能を、10アカウント分ご利用いただけるフリープランも用意しておりますので、まずは無料トライアルからお気軽にお試しください。

また「learningBOX ON」を利用すれば、企業で必須となる研修コンテンツをlearningBOXに追加することもできます。ハラスメント研修や情報セキュリティ研修、コンプライアンス研修などを組み合わせることで、自社オリジナルの研修プログラムを簡単に設計できます。

  

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