コラム

おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法

おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法

おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法 今回の記事では、新人研修の目的や新人社員のモチベーション維持の手法についてご紹介します。 入社したばかりの新人が、その会社で最初に経験するのが「新人研修」です。 会社の仲間としてキャリアをスタートするにあたり、業務に必要な知識やスキルを身につけてもらうのが重要です。 実はこの「新人研修」は、今後の会社員としてのモチベーションを左右するほどの影響力があることをご存知でしょうか? 意気揚々と入社した新入社員のやる気をさらにアップさせる「新人研修」には何が必要なのでしょうか?   目次はこちら 1.新人研修とは 2.研修を行う4つの目的 3. 新人研修で使われる4つの手法 4. モチベーション維持にはフォローが重要 5. 新人研修をさらに充実させるeラーニングシステム 6. まとめ   新人研修とは 新人研修とは文字通り、新しく入社した社員に行われる研修ですが、新卒での入社か、そうではないのかによってその内容は異なります。 なぜなら、新卒採用の社員と中途採用の社員では、社会人としての経験値に差が生じます。   新卒採用の場合 社会人としての経験がない新卒採用の社員は学生から社会人への意識改革が研修のメインになります。 コンプライアンスや社会人としての心構え、基本的なビジネスマナーなどがそれに該当します。 もちろん、具体的な業務に関する研修もありますが、一番大きな目的は「社会人になった!」という自覚を与えることでしょう。   中途採用の場合 社会人経験のある中途採用の社員はビジネスマナーなど社会人としての知識は身に付けています。 企業は、中途採用の社員には即戦力としての活躍を期待します。 そのため、「企業理念・企業特有の業務知識・業界情報」などを伝えるのが新人研修のメインとなります。 一人ひとりの経験やスキルに合わせ、足りない部分を補填して理解を深めていくことが重要です。   研修を行う4つの目的 新人研修の一番の目的は会社にとって有益な人材に育てることです。 新卒採用であろうが、中途採用であろうが大前提は変わりません。 そんな有益な人材の育成にはどのような研修が必要なのでしょうか。 教育担当者は、「なぜ研修を行うのか?」という目的をしっかりと明確にしておくことです。 「なんとなく、やらないといけないものだから」という気持ちで研修を行うと、その気持はおのずと新入社員にも伝染します。 教育担当者は、知らない間に「フレッシュな社員のモチベーションを下げてしまう」可能性があるので要注意です! では、新人研修を行う目的とは一体何なのでしょうか? こちらでは、大きく4つの項目を例にご紹介します。   【目的1】企業理念を理解する 新入社員には、まず初めに自社の企業理念を理解してもらうことが必要です。 理念やビジョンを知ってもらうことはとても大切です。 企業理念はその会社での働き方の基準になります。 会社の方向性に沿った働き方をするためには、これらの理解は欠かせません。 また、理念やビジョンの共有はモチベーションの向上につながります。 社員全員が共通の目的を持ち、仕事に取り組むことで、成果も目に見えて上がることが期待されます。 企業理念などは一度の研修で伝わるものではありませんが、くり返し伝え、会社全体に浸透されるように取り組みましょう。   【目的2】社内での人間関係を構築する 当たり前のことですが、入社したばかりの社員には周りに知り合いがいません。 研修には、上司や同期など新しく社内での人間関係を構築するという目的があります。 会社で働くには良好な人間関係は大変重要な項目です。 日頃のコミュニケーションが取りやすければ、業務もスムーズに行うことができます。 また、何か困ったことが発生したときに、上司、同期を問わず、相談相手がいることも重要です。 自分の味方をしてくれる存在が社内にいるということは大きな安心につながり、社員の離職防止にも繋がります。 新人研修で、多くの人と接する機会をつくることは、働きやすい環境へとつながります。   【目的3】業務に必要な技術や知識を身につける 業務内容に応じた必要な技術や知識を身に着つけさせることも新人研修の大きな目的のひとつです。 しっかりとした技術や知識を身につければ、研修後、スムーズに業務をスタートできます。 基本的なビジネスマナーもここに含まれます。 一般的な知識だけでなく、その会社や部署独自の知識や技術も伝えるようにしましょう。 その際には、現場で働く社員のリアルな声を取り入れ、実践的な研修内容にすることをおすすめします。   【目的4】社内でのルールを知る 会社には会社独自のルールや規律が存在します。 顧客対応が必要な仕事なら、服装の基準などがあるかもしれません。 会社にとって死活問題となっている情報漏洩を防止するため、文章の管理や記録メディアの取り扱いなどにルールがある会社もめずらしくありません。 中途採用の社員は、独自のルールに「前職と勝手が違う」とギャップを感じる可能性もあるので、何のためのルールであるかを丁寧に説明する必要があります。   新人研修で使われる4つの手法 こちらでは、新人のやる気を大きく左右する新人研修の進め方について代表的な4つの方法をご紹介します。 ■手法その1「グループワーク」 数人単位のいくつかのグループに分け、課題に取り組む手法です。 一緒に課題に取り組むなかで、チームワークスキルを育むことが期待されます。 ■手法その2「レクリエーション」 簡単なゲームを「レクリエーション」として用いる手法です。 「ジェスチャーゲーム」や「伝言ゲーム」など、誰でもできる単純で簡単なゲームがよく使われます。 レクリエーションは、緊張をほぐしたり、コミュニケーションをとるきっかけとなるといった効果があります。 ■手法その3「ロールプレイ」 実際のビジネスシーンを想定し、そのなかで必要とされる役割を演じる手法です。 「ロールプレイ」とは「役割(role) を演じる(play)」という意味で使われます。 座学ではなかなか身につかない実践的なノウハウを得ることができます。 ■手法その4「OJT」 「On-the-Job Training」の略で、経験豊富な上司や先輩が実際の業務を通じ指導し、知識や技術を身に付けさせる手法です。 実際に仕事をしている人から直接指導を受けられるのがメリットです。   モチベーション維持にはフォローが重要 研修が終わると、新入社員は各部署へと配属されていきます。 新入社員は新しい環境に期待と不安を常に感じているはずです。 そんな新人を迎える配属先の先輩社員や上司はどうすればいいでしょうか? 教育担当者はまず、配属先で孤立していないかを確認しましょう。 新入社員には何かわからないことがあった時に気軽に質問できる相手が必要です。 頼れる人の存は職場を働きやすくします。 そのような環境であれば、おのずと仕事へのモチベーションも上がります。 配属されて2〜3ヶ月間はわからないことも多く、壁にぶち当たることが多いです。 配属されて2〜3ヶ月後はモチベーションがちょっと低くなる傾向がでやすいです。 「あれ?思っていたのと違う」と不安を感じる社員もいます。 この時期は一度、新人社員と話し合う機会を作ることをおすすめします。 今までの成長具合を振り返り、これから先の新たな目標を設定するなどし、新人社員のモチベーションをサポートしましょう。   新人研修をさらに充実させるeラーニングシステム 「リモートワーク」ということばが一般的になった現在では、研修をリモートで行うことも一般的になってきました。 「eラーニングシステム」は新人研修の手法として最近注目されている教育システムです。 eラーニングシステムシステムを使った研修には次のようなメリットがあります。 【新人側のメリット】 ・自分のペースで場所を問わず学習できる ・何度も反復練習し、身につけることができる ・習慣化しやすい 【会社側のメリット】 ・研修のクオリティが均一である ・学習の進捗状況の管理がしやすい ・研修にかかるコストの削減が期待できる もちろん、eラーニングシステムにも、社員間の交流が減ることや、モチベーションのコントロールがむずかしいなどのデメリットもあります。 限られた時間で効率よく新人を研修が必要であれば、通常の研修とeラーニングシステムでの研修の併用を検討してみてはいかがでしょうか? それぞれのメリットを活かし、デメリットを補う研修プログラムができあがるのではないかと思います。   まとめ 新人研修は新入社員のこれからの働き方の土台となり、モチベーションに大きな影響を与えます。 新人研修の目的は会社にとって有益な人材を育成することです。 研修の目的を明確にしっかりと研修を行うことで、企業は、新入社員だけでなく、組織全体の生産性の向上へとつながります。 また、最短で効果を出すにはオンライン研修も検討すべき手段です。 弊社のeラーニングシステム「learningBOX」なら、さまざまな角度から新入社員の知識の定着を確認できます。 成績や進捗状況も簡単に確かめることができるので、社員のモチベーションUPにも繋がります。 プログラミングの知識がなくても、直感的に操作できるシンプルなシステムは多くの企業で高評価をいただいております。 まずは無料登録でその使いやすさを体験してください。     ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングを使った新人社内研修をご紹介します」
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learningBOXのデザインをカスタマイズする方法

learningBOXのデザインをカスタマイズする方法 こんにちは!マーケティング課の廣田です。 8月に入社し、早1ヶ月が経ちました。 最近は少しずつですが業務を任せていただき、今後はブログ記事などでお目にかかることが増えるかと思います。 ぜひ名前を覚えていただけると嬉しいです! 今回の記事では、learningBOXを自分好みのデザインに調整できるカスタマイズをご紹介いたします。 learningBOXを使用するにあたり、「教材を用意できたのはいいけれど、もう少し会社の色や個性を出したい!」と思われたことはないでしょうか? 弊社のeラーニングシステムはデザインカスタマイズを利用することで、学習環境のトップページやログイン画面などを自由にカスタマイズすることができます。   目次はこちら 1.デザインカスタマイズとは? 2.デザインカスタマイズでできること 3. デザインカスタマイズによるメリット 4. learningBOXを好みのデザインにカスタマイズする方法 5. まとめ   デザインカスタマイズとは? learningBOXを、お客様の活用シーンに合わせて「オリジナルなデザイン」に変更できる有料オプションです。 こちらは、弊社のデザイナーがお客様に合ったデザイン案を提供させていただく内容となっています。 色味や画像・ロゴ等の差し替えは勿論、learningBOXのトップ画面を変えることも可能です。 自由度高く好みのデザインに変更することが可能ですので、ぜひお気軽にご相談下さい。   デザインカスタマイズでできること デザインカスタマイズでできる内容はたくさんありますが、今回はその中でも基本となる「お客様専用のURLを作成する」、「トップページなどのデザイン変更」、「サイドメニューの変更」についてご紹介します。   トップページ・サイトURL・サイト名の設定ができる    上記の画像は学習環境のトップページです。 ページの構造や使用する画像を、細かく変更することができます。 サブドメインを設定することで、御社専用のURLを取得することができます。   ロゴ画像・favicon・背景画像などの設定ができる サイドメニューの上部に表示されるロゴ画像や、favicon、ログイン画面時に表示される背景画像などの変更が行えます。 特に先程記述したトップページやログイン時の背景画像などは、利用者が最も目にしやすい箇所です。 ここまで変更するだけでも、お客様の特徴や個性をかなり組み込めるのではないでしょうか?   サイドメニューを自由に変更できる サイドメニューのボタンの表示項目、ボタンの文言、文言横のアイコンなどの変更も可能です。 デザインの雰囲気を教材内容に合わせて日本語表記にしたり、英語表記にするのもおすすめです。 ※これらは、お客様ご自身で簡単に変更することが可能です。 詳しくは下記の「個人、または自社で作成する」の項目で解説しています。   デザインカスタマイズの特徴とメリット learningBOXをデザインカスタマイズすることで、どのようなメリットを得ることができるでしょうか? こちらでは「教材を提供する側」と「利用者側」の目線で2つ取り上げてみます。   教材を提供する側のメリット「個性を出せる」 記事の冒頭でも軽く触れましたが、学習環境のトップページやログイン画面をデザインカスタマイズすることで唯一無二の教材を作り上げることができます。 独自のオリジナリティを組み込むことで、商用利用に適したデザインにしたり、外部の利用者に向けて独自性をアピールすることが可能です。 教材内容も勿論大切ですが、トップページやログイン画面を自由に変更することでユーザーに信頼感を与えることができるなど、「教材を提供する側」と「利用者側」との関係についてもメリットがあると思われます。   利用者側のメリット「利用者の意欲を駆り立てる」 トップページやログイン時の背景画像などを設定することで、利用者に「何の教材なのか?」をより魅力的に伝えることができます。 どれだけ教材内容が良質なものでも、利用者の興味関心や意欲がなければ教材を活かすことができません。 利用者がよく目にする箇所を、興味の持てるデザインにすることで利用者の意欲も高まります。 ある実験では、人は見た目が美しいほうが使いやすく感じるという結果が分かっています。 たかが見た目かもしれませんが、デザインというものがどれだけ人に影響するのか、その影響力はとても大きいと推測されます。   learningBOXを好みのデザインにカスタマイズする方法 こちらでは、デザインカスタマイズを使用するまでの手順について解説します。   デザインカスタマイズの利用方法について デザインカスタマイズの利用にはライセンス契約と有料オプションを付けていただく必要があります。 ▼ご利用プランは以下の二種類です。 ・共用サーバー  初年度費用220,000円/年(次年度費用66,000円/年) ・専用サーバー  初年度費用495,000円/年(次年度費用330,000円/年) 有料オプションを付けていただくことで、「サイトカスタマイザー機能」、「Fromメールの利用」、「API連携」なども利用が可能になります。 上記については、また別の記事にて詳しく取り上げていきたいと思います。 詳しくは、料金プランのカスタマイズをご覧下さい。   弊社へ依頼する 「デザインを変えてみたいけど操作が難しそう…」、「良いデザイン案が思い浮かばない…」、そんな時は弊社のデザイナーがお客様のご希望に沿ったデザインを提供しています。 お客様の求めるデザイン像を的確に把握するため、デザイナーとの調整が必要になります。 デザインカスタマイズをお申込みの際はお早めにご相談下さい。 納期につきましては、こちらのデザインカスタマイズのご利用についてをご覧下さい。   個人、または自社で作成する 「デザインカスタマイズの利用方法について」でも少し触れましたが、より自由度を高くデザインをカスタマイズしたい! そんな方には、サイトカスタマイザー機能が大変おすすめです。 こちらの機能は、デザインカスタマイズとは違い、お客様ご自身でデザインをカスタマイズしていただく機能です。 ページの構成を1から変更することができるので、より自由に細部までこだわりたいという方におすすめです。 上記の「デザインカスタマイズでできること」の項目でご紹介した基本設定についても、こちらの機能から簡単に設定を変更することが可能です。 ※詳しくはこちらのサイトカスタマイザー機能をご覧下さい。   まとめ 今回の記事では、デザインカスタマイズでできることや「特徴・メリット」についてご紹介しました。 デザインカスタマイズは利用者がただ学習するだけでなく、興味を持って学習する姿勢を作り上げるオプションです。 また、learningBOXは無期限で利用できるフリープランもあります。 管理者を含め、10名様まで基本となる機能が全て無料で使えるプランとなっています。 ぜひ、この機会に弊社のlearningBOXを使ってみて下さい! 最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

即日利用開始できるLMS、learningBOX

西村です。learningBOXって、実は、クレジットカード決済で利用開始できます。半年ほど前までは、1年単位のプラン申込で、途中からの人数追加がやりにくい・・・などの課題も抱えておりましたが、最近のアップデートで、クレジットカード決済がかなりつかいやすくなりました。DX担当チームには感謝しかありません。 クレジットカード払いのメリット クレジットカードで払うと、いいこといっぱいあります。 すぐに利用開始できる(弊社営業日関係ない) クレジットカードで決済すると、弊社の営業日や金融機関の営業日などに影響されず、即時利用開始いただけます。 振込手数料が不要 銀行振込の場合はお客様に手数料を負担いただいておりますが、クレジットカードであれば手数料なしでお支払いいただけます。 弊社営業担当・経理担当が幸せになる 入金確認作業やそれをシステムに反映する作業がなくて弊社の営業やカスタマーサポートが幸せになります。また、金銭のやり取りがシステム的に完結するので、誤りもなく、経理担当も安心です。 クレジットカードのポイントがたまる クレジットカードのポイントがたまります。うれしいですね!(ポイントの取り扱いなどは勤務先のルールに違反しないようご注意ください) クレジットカードをおすすめしないケース とはいえ、クレジットカードでの支払いをお勧めしないケースもあります。 高額になる場合 クレジットカードの限度額を超えたり、限度額を過度に圧迫するような場合は、クレジットカードでの支払いはお勧めしません。弊社側も、数パーセント程度の決算手数料がかかってしまうので、銀行振込による支払いをお勧めしたいところです。 専用サーバの構築などを伴う場合 専用サーバの構築などを伴う場合は、納品日の調整が必要になりますし、高額になる場合にも該当するので、弊社のカスタマーサポートに連絡をいただいき、銀行振込にてお支払いいただく場合が一般的です とはいえ お支払い方法や使い方に不安がある場合は、メール、チャット、お電話などにてお気軽にお問合せください。電話は龍野の本社で対応しておりますが、カスタマーサポートチームのすぐ隣には開発チームや営業チームもおりますし、その隣には私もおります。料金プランのことから、技術的な相談、機能要望、不具合報告まで同じ窓口で対応しております。
ハッシュ関数・ストレッチング・ソルト

ハッシュ関数・ストレッチング・ソルト

こんにちは。こんにちは。西村です。年度末で大忙しですが、なんとかやってます。 パスワードはわからない learningBOXのサポートチームへのお問い合わせで、パスワード忘れたんだけど、教えてもらえますか??ってのがあります。お客様からすれば、サービス運営者ならパスワードぐらい分かるんじゃない?と思われるのかもしれませんが、実は、我々もパスワードに何が設定されているか知るすべはありません。 パスワードはハッシュ化されている learningBOXにおいて、パスワードはハッシュ化されて保存されています。ハッシュ化というのは、元の値に対して何らかの演算を行い、元の値の特徴は分かるものの、元の値が何であるかわからない値を作ることです。例えば、「整数に対して各桁の和を求める」というハッシュ関数を考えてみます。左から右は簡単に求まりますが、右から左は求めることができませんよね?これをハッシュ関数の一方向性といいます。 上記の例では、右の値から左の値を推測できませんが、右の値が同じになるような左の値は簡単に求められてしまうので、パスワード認証システムとしては安全ではありません。右の値を当てることがどれだけ難しいかは衝突耐性、衝突安全性などといわれ、適切なハッシュ関数を使うことが大切です。 ストレッチングで時間稼ぎ ブルートフォース攻撃。いわゆる総当り攻撃で、ありとあらゆるパスワードを試されると、どんなパスワードでも破れてしまいます。この総当り攻撃にかかる時間を引き伸ばすのがストレッチングという手法です。現代のCPUは速いです。GPUはもっともっと速いです。たかだかゲーミングPCレベルのGPUでも10TFlops、つまり、1秒間に10兆回程度の計算ができてしまいます。10万回の計算で実行できるハッシュ関数は、1秒間に1億回実行できてしまします。つまり、数字8桁のパスワードは1秒で破られます。やばいです。アルファベットと数字が使われているなら1日ぐらいかかるかもしれませんが、1日で破られます。やばいです。そこで、ストレッチングです。ストレッチングとは、ハッシュ関数を繰り返し通すことで時間稼ぎをする方法です。1024回通せば1日が1024日に伸びます。そこそこ安全です。 ソルトで安全に 1024日かかるといっても、それはゲーミングPCでのこと。予算が100億円あれば破れます。楽勝です。予算100億円あれば、10桁までのすべてのあり得るパスワードに対してストレッチングした後のハッシュ値を求め、レインボーテーブルなどという魔法の逆引き辞書を作れてしまいます。(※厳密に算出した金額ではありません)これに対抗するために、パスワードにソルト(Salt)をふって味付けします。こうすることによって、レインボーテーブルによる逆引き攻撃を防ぐことができます。もちろん、1このパスワードを破るために100億円注ぎ込まれると破ることができるわけですが、そこはバランスです。 オンライン攻撃とオフライン攻撃 ストレッチングとソルトの話は、実は、オフライン攻撃の話でした。オフライン攻撃というのは、ハッシュ化された値が外部に漏れていて、その値に対してPC上で総当りによるパスワード推定をする方法です。ハッシュ化された値が漏れていて・・・とか軽くかいてますけど、この時点で情報流出事故です。インシデントではなく、アクシデントです。大変な状態です。そんな事態に落らないよう、開発プロセスを整備し、コーディングルールを徹底し、コードレビューを行い、脆弱性診断をしているわけです。その一方、「オンライン攻撃」は簡単に実行できます。オンライン攻撃とは、ログイン画面にて、IDとパスワードを入力して、ログインしようとする攻撃です。誰でもできますね。 オンライン攻撃を防ぐ:回数制限 パスワードをN回間違えたらログインをロックする。それだけで試行回数を制限でき、不正ログインされる可能性が格段に下がります。learningBOX 2.10.xより、パスワードの誤入力回数の上限を設定できるようになりました。 オンライン攻撃を防ぐ:二要素認証 learningBOXでは、IDとパスワードが正確に入力された場合に、E-mailにて追加認証キーを通知することができます。この機能を使うことで、認証キーの送信先のメールボックスにログイン認証が破られない限りは、不正ログインできないです。 オンライン攻撃を防ぐ:IPアドレス制限 learningBOXを専用サーバ契約いただくことで、接続元のIPを制限することができます。つまり、会社からしか接続できないよう制限できるということです。 最後に セキュリティー技術は日進月歩で進んでいます。一度学習しただけで満足せず、常に新しい知識を取り入れ続けることが大切です。また、情報セキュリティマネジメント試験、情報処理安全確保支援士試験などの公的な資格を取得することで、俯瞰的な知識を効率的に身につけることができます。私も非登録ですが、情報処理安全確保支援士試験を受験し、合格しております。✌

自社eラーニング教材の作り方と作成時のポイントを解説

更新日:2022年1月28日 自社eラーニング教材の作り方と作成時のポイントを解説 テレワークが普及するなかで、社員研修や社内教育においてもeラーニングを活用して自社独自の研修動画で社員教育を行いたい、と考えている企業も少なくありません。 しかし、そういった企業の人事担当者の多くが「どのように動画作成をすればいいのか分からない」「どうすれば学習効果の高い動画を作成できるのか分からない」と、頭を悩ませているでしょう。 そこで今回は、eラーニングを作成するための3つの選択肢と、自作eラーニングの作り方、eラーニング作成時のポイントを詳しく解説していきます。   目次はこちら eラーニング作成の3つの選択肢 自作eラーニングの作り方 eラーニング作成時のポイント eラーニング作成時の手順やポイントを押さえて高品質の自社研修動画を   eラーニング作成の3つの選択肢 自社独自でeラーニングを作成する際の選択肢としては、主に「専門業者へ依頼する」「教材ソフトなどを活用する」「自社で作成する」の3つがあります。 どの方法で作成するかによって利用できる機能や導入までにかかる時間・コストも大きく変わってくるので、それぞれにおける料金、過去の実績、内容、自社適正などを考慮して最適なものを選びましょう。   ①専門業者へ依頼する 専門業者への外部委託が一般的な作成方法です。専門的な知識や長年の経験を培ったプロに任せることで、時間や労力をかけずにクオリティの高い教材を作成することができます。 研修動画の撮影や編集だけでなく、自社の目指す教材をしっかりヒアリングして企画から行ってくれるので、受講者の学習効果も得られやすいでしょう。 さらに、業者によっては導入後のフォローまで行ってくれるところもあるので、eラーニングを初めて導入する企業であっても安心です。 イニシャルコストは掛かりますが、一度作成した教材は何度でも使い回しが可能なので、中長期に渡って使う予定の教材や大人数に配布する場合、費用対効果は十分にあると言えます。作りたい教材の数が少ないと、より費用を抑えることができるでしょう。   ②教材ソフトなどを活用する eラーニング教材作成ソフトやeラーニングシステムといったツールを活用することで、作成者のイメージや目的に合った教材を、専門知識なしに制作できます。 教材作成をサポートするシンプルなものから、配信機能がついているものまでさまざまです。スマホで撮影するだけで簡単に作成できるものや複数の外国語に対応できるものもあります。 オリジナル教材のほかに、既存のコンテンツをレンタルできるサービスなども魅力的です。 低価格ながら高品質の動画を作成できるサービスも数多く存在しますので、教材ソフトを利用する際には自社の予算や目的に合わせて、制作実績があり信頼性の高いサービスを選ぶと良いでしょう。   ③自社で作成する 自社での作成は、専門のサポートツールを使わずに1から自社で制作する方法です。作成者のスキルや知識量もよりますが、PowerPointや動画編集ツールなどを利用して作成することになります。 学習内容や動画のイメージは自社のオリジナルで企画でき、かけるコストや作成する教材の数なども全て予算に合わせて設定できるので、作成自由度が高いというのが特徴です。外部への委託や教材ソフトの利用より、費用を抑えることができます。   自作eラーニングの作り方 実際に自作eラーニングを作るにあたっては、主に5つのステップに分けて作成に取り掛かります。あらかじめ作業の行程を把握して、それぞれの目的や重要性を理解しておくことで、作業効率や研修動画の完成度を高めることができるでしょう。 5つのステップと各ステップにおける重要事項をわかりやすく分けて説明しているので、以下の手順を参考にして動画作成に取り組んでみてください。   STEP1:目的・ターゲット・ゴールの策定 目的 「何のために教材を作るのか」という目的を明確にしなければなりません。目的を明確にすることで、どのような学習内容を盛り込めばいいのかなど企画が立てやすくなります。 ターゲット ターゲットとは「誰がこの教材を利用して学習するのか」ということです。対象者が新入社員などの若者か管理職など上の世代なのか、また、女性が受講することが多いか男性が多いかによって教材の全体としてのイメージは変わってきます。 ゴール 「教材で学習することの目標は何なのか」という設定も重要です。ゴールを決めておくことで、作成中に教えたいことが膨れ上がっても、情報を明確化して学習効果の高い教材を作成できます。   STEP2:教材構成の設計 スケジュール eラーニング作成における各工程のスケジュールを明確にします。スケジュールの項目としては、要件定義、原稿作成、設計書作成、コンテンツ制作、検査などです。各工程の担当者(役割)も合わせて明確にしておくことで、効率的に進められます。 タイトル タイトルは最後につけるよりも、最初の段階でざっくり決めておくのがおすすめです。タイトルを決めておくことで、何についてのコンテンツを作成するのか今一度整理できます。 最終的にキャッチーなタイトルに変更してもいいですが、この段階ではひねりの無いタイトルにしておくのが良いでしょう。 章・節 構成をする上で一番重要な作業とも言えるのが、必要な項目を「章」「節」としてピックアップする作業です。どのような内容、順番にすれば受講者に伝わりやすいのかを考えながらまとめます。項目が多くなりすぎる場合は、コンテンツを分割するなど工夫すると良いでしょう。   STEP3:コンテンツ作成 スライドショー作成 最初にイメージを膨らませたeラーニングの原案から、どのようなコンテンツに仕上げていくかの完成イメージを関係者と共有するために、スライドショーを作成します。スライドショーの作成にはPowerPointを使用するのがおすすめです。 原稿作成 PowerPointで原稿作成する際には、スライド1ページにつきコンテンツの1画面とするのが一般的です。スライドの内容やノート部分の説明文の内容を整理することを中心に詳細設計の作業を行なっていきます。 使用する用語や表現が統一していないと学習内容に集中できなくなるので、この段階でしっかり内容をまとめておきましょう。 撮影 撮影をする際には、事前に撮影現場などを確認して出演者や撮影機材の配置場所などをイメージしておくことで、効率良く作業を進めることができます。 素人が撮影すると暗くなりがちなので、照明器具を用意するなどして十分な光を当てなければなりません。また、リハーサルの実施も必要になるので、十分な時間を確保した上で撮影にのぞみましょう。   STEP4:完成物の確認 撮影が無事終了したら、学習内容や動画にバグがないかなど完成物の確認を行います。 誤字、脱字などは見落としがちになるので、複数人で入念にチェックしましょう。第三者に確認してもらうことでより客観的に評価を行うことができ、品質の向上につながります。   STEP5:完成後 完成物の確認の確認で問題がなければ、実際に社内などで研修を実施します。受講者にアンケートを取るなどしてフィードバックをもらいましょう。学習者にとってみやすい映像であったか、コンテンツの長さは適切であったかなど、項目ごとに評価を明確にすることで今後の改善に役立てることができます。   eラーニング作成時のポイント eラーニング作成時にナレーションを挿入したりコンテンツの長さを調整したりするなど、ポイントを押さえることで、より受講者にとって学習効果の高い、また企業にとっても運用しやすい動画ができます。 使用するツールに慣れていない場合や初めて作成する場合であれば、時間が掛かってしまうかもしれません。こちらで紹介するポイントを押さえて自社にとって最適な動画を作成しましょう。   図・表・ナレーションを挿入する 図・表・ナレーションを挿入することで、動画の音声だけでなく視覚からも情報が入ってくるので、学習効果を高めることができます。1つのスライドに情報を盛り込みすぎないように注意して、伝えたい内容だけに絞りましょう。 テロップなどの文字は端的に、色や自体・サイズなどに変化を持たせると見やすくなります。ターゲットのポジションや年齢層などを考慮し、挿入する素材の種類を選定する配慮もあるとなお良いでしょう。   講師本人またはアバターを登場させる スライドに盛り込む情報は端的にまとめるとよいですが、図や表、ナレーションの挿入だけではシンプルすぎて、受講者の興味が引きづらくなるかもしれません。 講師本人またはアバターを登場させることで、受講者の訴求力をアップさせ、より効果的に理解を深めることができるでしょう。講師またはアバターとスライドの表示を上手に組み合わせることで、飽きない構成を作ることができます。   1つのコンテンツは長くしすぎない 1つのコンテンツが長すぎると受講生の集中力が欠けてしまうので、まずは研修動画のなかで伝えたい内容やポイントを整理しましょう。不要な内容は意識的に省くようにします。 長すぎる場合はパート分けするなどの工夫をして伝えたい要点を30分程度にまとめるのがベストです。長くても1時間以内に収めましょう。   更新・修正がしやすい設計にする eラーニングで学習していく内容は日々情報が進化していきますし、最初のうちは改善点を見つけて修正を重ねることも多いかもしれません。また、コンテンツがリリースされた後も利用している制度の変更や改訂、不具合が発生するなどの可能性もあります。 変更が生じることを見越して更新や修正をしやすいような設計にしておくことで、後々の作業が楽になるでしょう。 「更新・編集しやすい設計」は、構成が整理されていて1つのスライドごとの情報が端的に表示されていたり、図・表・イラストなどの素材がきちんとファイルに分けて保存されていたりするなどです。 修正箇所を見つけやすくしておくこと、更新・修正が必要だと見越して作っておくことで、後々の作業効率に大きな差が生まれます。   モチベーション維持の工夫をする 質の高い教材の作成において、「わかりやすい」だけではなく知識の定着やモチベーションを維持させるための工夫も重要です。 単に教材を試聴してもらうだけでなく、「クイズやテスト形式で理解度チェックを行う」「インセンティブを設ける」「Q&Aの時間を設ける」などの仕組みも取り入れることで、より学習効率を高められます。 進捗状況や正答率の閲覧機能を活用したり、合格ラインを設定したりするなども企画・設計の段階で話し合って進めていきましょう。   eラーニング作成時の手順やポイントを押さえて高品質の自社研修動画を eラーニングを自社独自で作成する際の注意点として、作成者側の自己満足ではなく受講者にとって分かりやすく、モチベーションが維持できる動画であることが重要です。どれだけ苦労して作った動画であっても、知識の定着が出来なければ良い教材であるとは言えません。 今回解説した内容をきちんと意識することで、効果的なオリジナルコンテンツを作成できます。ぜひ、ご活用ください。   ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングを使った新人社内研修をご紹介します」
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【eラーニングを無料体験】個人でも利用できるlearningBOX

弊社のeラーニングシステム【learningBOX】は個人の方から企業様までどなたでも無料でeラーニングをご利用いただけます。learningBOXは教材の作成、Webテスト、メンバーの成績管理など、eラーニングを運用する際に必要な機能が全て完備されたLMSです。 今回の記事ではeラーニングに「興味を持っている・使ってみたい」とお考えのお客様にぴったりな内容になっております!本稿では、沢山のお客様からご活用頂いているlearningBOXの機能や特徴について詳しくご紹介いたします。  IT知識がゼロでもeラーニングを導入できる learningBOXは、専門知識がない人でも簡単なマウス操作と文字の入力でeラーニングを始めることができます。パソコン操作に苦手意識がある方でも手軽に管理・運用が行えます。コンテンツの作り方は、専用の作成フォームに従って、直感的に触りながら操作を覚えることができます。 learningBOXは教育効果を高めるコンテンツ機能がとても充実してます eラーニングで一般的な動画教材以外にも、learningBOXでしか設定できない、クイズ・テスト機能、コース機能、レポート課題作成機能など様々なコンテンツを追加することができます。作成したコンテンツは、管理者が設定した特定のメンバーやグループに配布することができ、受講回数や公開期間を細かく設定することもできます。 learningBOXの特徴はズバリこちら 学習効果を確認するためのテスト・演習問題が簡単に作成できる WEBで簡単に教材を配布できるので、印刷や研修会場の準備などの必要がない あらゆる業種・分野で検定テストを作れる 制約バーを使ってコース学習の条件設定を行うことができる 今回は特別にシステム内を少しだけお見せします! こちらでは、learningBOXのコンテンツ機能の中でも特に人気なクイズ機能ご紹介します。今回は練習なので、クイズ機能を使って、択一問題を1問作成しました。動画が見えにくい方はフルスクリーンでご覧ください。    ※learningBOXはクイズの出題形式も大変豊富で一般的な択一問題、正誤問題以外にも、弊社オリジナルの穴埋め問題や並び替え問題、画像選択、リスニング問題など、全部で13種類以上の出題形式を使ってクイズを作ることができます。 目次に戻る フリープランのポイント learningBOXのフリープランは、管理者を含め10名様まででしたら、有料のオプション機能を除き、ほぼ全機能が無料でお使い頂けるプランです。フリープランで登録した教材やユーザーのデータ、学習環境は有料プランでもそのままアップグレードすることができます。有料プランのオプションを追加すると、オリジナルのデザイン設定や独自のドメイン設定ができるなど、お客様のご希望に合わせたカスタマイズが可能です。※有料プランのサービスや料金についてはこちらの料金プランに詳しく解説されています。 learningBOXのコンセプトは「EdTechのチカラで、世界を変える」 eラーニング学習に興味関心を持っていても、パソコン操作や設定方法に拒否反応を示したり、苦手意識がある方は多いと思います。世の中に出回っているeラーニングシステムは非常に高額で、主に大企業向けのシステムとなっているサービスが殆どです。 弊社が掲げる目標は「誰でも簡単にeラーニング学習が構築できるシステム」です コロナウイルスの感染拡大に伴い、私たちの日常は大きく変化しました。日本は技術的には先進国と言われておりますが、教育のICT化は海外と比べると大変遅れています。しかし、今後の日本を考えると、教育現場でのICTの活用は必要不可欠です。 目次に戻る コロナ時代に求められるeラーニングの役割 新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大し、国内では「第5波」が今までのレベルをはるかに上回るスピードで拡大しています。日本でも多くの企業や教育機関でeラーニング導入に向けた動きが加速しております。 eラーニングは人材教育を効果的に支援することが出来る学習ツール eラーニングは一度、学習環境を構築してしまえば何度でも繰り返し利用ができます。自分のペースで何度でも繰り返し学習を進めることができるため、資格取得学習や受験対策・苦手科目の克服にも大変適している学習方法です。 learningBOXを実際にご利用いただいている企業様の活用事例をご紹介します eラーニング導入で頭を抱えている担当者!こちらのページでは実際にlearningBOXをご活用いただいている、企業・学校さまの導入事例をご紹介しています。learningBOXの導入に至るまでの経緯や悩み、導入後の効果なども詳しく紹介されています。 その1.株式会社やる気スイッチグループ様learningBOXでは何度も試験を受講できる点が、受講者からはとても反響が良かったです。    その2.物語コーポレーション様learningBOXはピンポイントで確認できるテストが作成できる。    弊社ではlearningBOXをこのように活用しています!新入社員向け研修にlearningBOXを利用し、実務実践までのシミュレーションを行っています。 目次に戻る まとめ 今回の記事では、learningBOXの特徴や機能について簡単ではございますがご紹介いたしました。弊社のeラーニングシステムは学習者にとっても使いやすいeラーニングです。もし、eラーニングシステムの導入をご検討中の方はぜひ一度、弊社のlearningBOXをお試しください。learningBOXの無料利用はこちらからアカウント登録をすることができます。本稿もご覧いただきありがとうございました。   ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る

新人研修におけるカリキュラム内容とは?作成時の注意点等も解説

新人研修におけるカリキュラム内容とは?作成時の注意点等も解説 社内の人材を育てる場合、新人研修におけるカリキュラム作成は、今後の働き方のモチベーションを左右するほど重要な要素です。 しかし、具体的にどのようにカリキュラムを作成したら良いかわからない人もいるでしょう。 そこで本記事では、新人研修におけるカリキュラムの作成方法や注意点について解説していきます。   目次はこちら 1.新人研修のカリキュラムの内容 2.新人研修カリキュラムの作成方法 3. 作成時の注意点 4. まとめ   新人研修のカリキュラムの内容 新人研修のカリキュラムには、大きく分けて導入研修と職種別研修があります。 それぞれ何を学ぶか把握しておきましょう。   導入研修 新人研修は、導入研修と呼ばれるカリキュラムからスタートします。 導入研修の内容は、ビジネスマナー・社会人としての心得・自社の理念を知る・コミュニケーションをはかるなどの基本的な内容です。 社会人としての自覚を促したうえで、どのような職種でも該当・対応できる内容のものが多いといえます。   職種別研修 新人が配属される職種の内容を学ぶ研修です。 実務に近いことに加え、具体的な仕事に活かせる内容を学ぶことが目的となります。   新人研修カリキュラムの作成方法 新人研修のカリキュラムを作成するための詳しい方法をみていきましょう。 事前準備や目的・期間の設定などの細かい要素を決めることで、スムーズな学習が可能となります。   受講者のレベル確認 カリキュラムを作る前提として、受講者のレベルを知っておく必要があります。 例えば、新卒・中途の違い、中途でも未経験者かどうかなどで、受講者のレベルが変化するためです。 受講者に合わせたカリキュラムを作成することで、それぞれのレベルに合った研修が可能となります。   研修の目的や期間の設定 研修の目的および期間もスタートする前に決めておきましょう。 それぞれの設定が曖昧だと、カリキュラムの工程を終えられず、学んで欲しい内容にも触れられないといった問題が発生する可能性があります。 そのため、目的に合わせて期間を設定しましょう。   手法やカリキュラムの設定 新人研修で受講者が学ぶ手法を以下の内容から決めておきましょう。 OJT……実務をこなしながら学ぶ Off-JT……実務以外に勉強の場を設ける グループワーク……グループでコミュニケーションをとりながら学ぶ ロールプレイング……顧客対応など疑似体験しながら学ぶ eラーニング……インターネットを活用し自主的に学ぶ 実務であればOJT、知識ならeラーニングなど、学んで欲しい内容や業務などによって適している手法は異なります。 カリキュラムを作成する前に、どの手法が向いているか検討しましょう。   作成時の注意点 カリキュラムを作成する際の注意点をみていきます。   準備は入念に行う カリキュラム作成前に、多角的な視点を持って準備しましょう。 例えば、前年度のカリキュラムの良い点や反省点などから改善を行っていく必要もあります。 講座を開く場合は講師や会場のスケジュールを押さえ、eラーニングを活用する場合は教材の内容から配信する方法を検討しなければなりません。 どのような手法かによって、対応しなければならない準備は異なる点に注意が必要です。   理解しやすい構成にする カリキュラムは、新人が理解・把握しやすい構成にする必要があります。 例えば、最初に難しい課題を与えても頭に入りにくいため、難易度が低い企業理念や事業に対する相互理解からスタートした方が理解されやすいといえます。 その後、徐々に詳しい業務内容について学ぶ流れにすることで、知識の定着が進みやすくなるでしょう。   まとめ 新人研修におけるカリキュラムは、大きく分けて導入研修と職種別研修があります。 学ぶ手法にもOJT・Off-JT・eラーニングなどの違いがあるため、学んで欲しい内容や会社の状況によって選択しましょう。 また、カリキュラムを作成・提供・実施する際は、シンプルで新人に理解されやすい内容にするなど、効率的に学んでもらえるように努める意識を持つことが大切だといえます。 learning BOXでは、用途や目的に合わせたコンテンツを多数揃えており、学んだことをクイズ形式で復習することも可能です。 中長期的なカリキュラム作成にも長けているため、たくさんの企業で導入頂いています。まずは、無料登録で体験してみてください。     ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングを使った新人社内研修をご紹介します」
人材育成で英語を学ばせる目的と学習を成功させるポイントとは?

人材育成で英語を学ばせる目的と学習を成功させるポイントとは?

人材育成で英語を学ばせる目的と学習を成功させるポイントとは? 海外への業務拡大や英語業務に対応する場合、英語学習が必要になると想定されます。 しかし、どのようにして学習を進めていけば効率的か、わからない人も多いのが実状です。 本記事では、英語学習を成功させるポイントや研修スタイルごとの特徴について詳しく解説します。 目的に合った研修方法を効果的に実践し、英語力を向上させましょう。   目次はこちら 1.企業が人材育成で英語を学ばせる目的 2.英語の研修スタイルごとの特長 3. 英語研修を成功させるためのポイント 4. eラーニングを活用した学習方法とは 5. まとめ   企業が人材育成で英語を学ばせる目的 企業が人材育成で英語を学ばせる目的は、大きく分けて3つあります。 それぞれの目的に合わせて学習していくことが大切です。   1.社員の英語力向上 今後、海外赴任の予定がある場合やインバウンド対策をしたい場合などは、社員の英語力を企業としても向上させる必要があるでしょう。 海外と効率的なやり取りを行うためにも、英語力は高めておかなければならないからです。   2.英語業務への対応 英語業務に対応したい場合、人材育成で英語を学ばせたいと考える企業も少なくありません。 これまで日本語のみの業務であったとしても、外資系企業と共同でビジネスを行う場合には、英語業務が増加する可能性があるためです。   3.海外へのビジネス拡大 海外に向けてビジネスを拡大する際、社員には高い英語力が求められるようになります。 基礎的な英語力に留まらず、英語4技能(読む・書く・話す・聞く)といったスキルの基準を社内でも策定しなければなりません。   英語の研修スタイルごとの特長 ここからは、4つの英語学習の研修スタイルについてみていきましょう。 学んでほしい内容や期間によって適切な研修スタイルが異なります。   講師派遣型 講師派遣型とは、日時・期間などを定め、講師を会社に招いて英語の講習を行う手法です。 外部講師を社内に招くため、迎え入れるための準備も必要になります。   短期留学型 短期留学型は、語学学校に社員を通学させ、短期間で英語力を向上させる方法です。 英語漬けの日々を送れるため、短い期間で高いレベルの英語力を身につけてもらいたい場合に有効な手段といえるでしょう。   オンライン研修 eラーニングとも呼ばれ、オンラインを活用して社員に英語を学んでもらう手法です。 自宅や通勤途中であっても勉強ができ、1日の学習時間も数十分程度からできるため、業務が忙しい場合でも利用しやすい研修スタイルです。   ブレンディッド・ラーニング ブレンディッド・ラーニングとは、eラーニングと対面型の学習を織り交ぜた学習方法です。 基礎的な学習はeラーニング、コミュニケーションが必要な学習は対面で行うなど、効率的に学習を進めやすい点がメリットとなります。   英語研修を成功させるためのポイント ここでは、英語研修を成功させるためのポイントを3つみていきましょう。   英語を学ぶ目的を明確にする 英語を学ぶ目的や理由は、会社側から明確に伝える必要があります。 仮に伝えていない場合、社員は学習に対するモチベーションが上がらず、挫折する可能性が高まるためです。 加えて、会社の将来性なども合わせて話しておくことでモチベーションアップにつながります。   目的やゴールに適した育成を行う 目的やゴールによって研修スタイルは違います。 例えば、3か月以内に海外へのビジネス拡大を計画している場合は、ビジネスレベルの英語力が必要です。 海外赴任を行うケースは日常会話ができなければ、生活に苦労してしまいます。 そのため、企業は目的に合わせた学習内容を提供しなければなりません。   継続学習のためのサポートを実施する 英語を学ぶには、継続的な学習が不可欠です。 また、継続して学んでもらうためには、企業側がサポート体制を整える必要があります。 費用の補助や気軽に質問と相談ができるなど、企業として行えるサポートを検討しましょう。   eラーニングを活用した学習方法とは eラーニングは企業が学習教材を配信し、社員が自宅などでオンライン学習をする手法です。 形式は企業ごとに自由に決められます。 例えば、動画による講習・クイズ形式・記述問題・テストなどが行えるため、学習させたい内容に合わせて選択することが可能です。 講習や短期留学をする時間や費用の余裕がない際に有効な学習方法でもあります。   まとめ 英語学習をする際は、目的や理由を明確にしてから研修手段を選びましょう。 講師による講習や短期留学は、効率的な英語学習が可能です。 しかし、業務が忙しく講習や短期留学が難しい場合は、オンラインを利用したeラーニングを活用するなどの工夫が必要です。時間や費用などを検討したうえで、効率的な英語学習を行いましょう。 また、英語を学んだあとは、英語を活用した業務を遂行していくことが大切になります。言語が変わるだけで、慣れていた仕事も始めは戸惑いを感じます。learningBOXでは、用途や目的に合わせたコンテンツを多数揃えているため、learningBOXを活用すれば、英語を使った業務のシミュレーションや研修も取り入れることが可能です。まずは無料登録で、お試しください。     ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングを使って英語のコース学習を作る」
learningBOX Ver2.15

learningBOXがVer2.15へバージョンアップ

今回のバージョンアップについて eラーニング作成システムのlearningBOXをご利用いただき、誠にありがとうございます。 本日、learningBOXがVer2.14から2.15へバージョンアップしました。 こちらの記事では、各種新機能が追加されたVer2.15.10(2021年8月25日リリース)について、詳しくご紹介いたします。   新機能・機能改善一覧はこちら   新機能 機能改修 1.サイトカスタマイザー5.推奨環境以外でログインした端末へのアラート表示 2.手書き画像作成・提出機能(クイズ/レポート)6.グループのアカウント登録数に制限をつける 3.バッジ一覧表示機能7.CSV一括登録【権限付与機能】 4.スポット契約 今回のバージョンアップでは、かねてよりご要望の多かった「サイトカスタマイザー」が新しく開発されました。 その他、既存機能の改善なども含め、多くの機能が追加されました。 それでは、2.15系バージョンアップについて詳しくご紹介させていただきます。   サイトカスタマイザー こちらは、お客様ご自身でサイトの基本情報、デザイン、サイドメニューのカスタマイズができる機能です。 ※共用サーバー/デザインカスタマイズもしくは専用サーバーをご契約のお客様のみ、ご利用いただけます。   手書き画像作成・提出機能(クイズ/レポート) コンテンツ管理の【クイズ・テスト】【レポート課題】に新機能が追加されました。 こちらは、学習者が自分で書いた文字やイラストを解答として提出できる機能です。   バッジ一覧表示機能 学習者が自分の取得したバッジを一覧で確認できる機能です。   スポット契約 現行プランの契約期間途中で、一時的にアカウント登録数(ユーザー)を増やす「スポット追加注文」が追加されました。 これにより、管理者は有料プランの契約終了を待たずに、learningBOX内からアカウント登録数を追加できます。   推奨環境以外でログインした端末へのアラート表示 弊社が推奨するOS/ブラウザ以外からアクセスをした場合、初回時のみアラートが表示される機能です。   グループのアカウント登録数に制限を付ける グループのアカウント登録数に制限を付けることができます。 こちらは、グループ管理権限のあるユーザーが設定できます。   CSV一括登録【管理権限】 CSVでの一括登録により、ユーザーに対して管理権限を付与できるようになりました。   その他 詳しい操作方法やご不明な点については、弊社担当:CS営業チームまでお問い合わせください。 ●お問い合わせフォーム 今後も、さらにお客様のお声に耳を傾け、より快適にご利用いただけるよう機能改善に取り組みます。 今後とも、learningBOX/QuizGeneratorをよろしくお願いいたします。
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