コラム

eラーニングを使った学習の活用方法とは?

eラーニングを使った学習の活用方法とは? こんにちわ。マーケティング担当の貴田岡です。 早速ですが、学校や企業におきまして『新人研修や社員の教育・指導方法、学力低下、勉強方法の問題』など、学生・若手社員の教育や指導、育成に悩みを抱える担当者は業界を問わず沢山いらっしゃるかと存じます。教育担当を任命され、何から取り掛かればいいか分からず悩んだり不安を感じている方も多いかと思います。教育に関するこの悩みは深く、業界を問わず共通ではないでしょうか。決められた時間や限られたコストの中でいかに学習効果を高め、再現性のある教育を行えるか?本稿では『eラーニングを使った学習の活用方法』について解説します。 目次はこちら 1.eラーニングを用いた学習方法 2.LMSとは(学習管理システム) 3.事例紹介 4.QuizGenerator(クイズジェネレーター) 5.learningBOX(ラーニングボックス) 6.まとめ eラーニングを用いた学習方法 まず初めに、eラーニングとはPCやモバイル端末を用い、インターネット上で学習・勉強を受けることのできるシステムです。eラーニングの活用によって会社内での研修を受ける際、研修施設を借りる、外部から講師を招くなどの調整や手間、コストを削減することが期待できます。そもそもeラーニングとは、『どのような目的で利用・導入されるものなのでしょうか。』 eラーニングを導入するメリット ・自分のペースで学習できる ・最新の教材を全学習者に一律に提供できる ・時間と場所の制約を受けない ・個人の理解度や能力、目標に合わせられる ・音声や動画により、学習理解度をさらに深められる 従来の学習方法では、特定の場所や時間に拘束され、講師が直接、講義をおこなう『ヒト対ヒトの教育』でした。それに対し、eラーニングはPCやタブレット、スマートフォン等の端末を活用しネットワークを介して学習します。『いつでもどこでも何度でも好きな時間に教育を受ける』ことを実現した学習スタイルです。IT情報技術を組み合わせた仕組みであり、ネットワークを介した学習のため「教育IT」「Webラーニング・オンライン学習」と同じ意味として使われがちです。インターネットの普及やIT技術の進歩によりますます注目が集まり、その使い勝手や学習効果に企業や学校、社会全体がその可能性に期待を向けています。 LMSとは(学習管理システム) eラーニングの実施に必要な、学習教材の配信・成績などを統合して管理するシステムのことです。LMSは、eラーニングでのOS(オペレーションシステム)とも言える重要な存在、eラーニングの運用に必要な機能を備えた管理システムです。一般的に下記のような機能を備えます。 ・学習者の登録、変更、削除 ・教材の登録、学習者への教材の割り当て ・学習者個人の学習履歴、学習進捗状況、成績の管理 ・成績集計、統計分析機能 ・情報共有者の掲示板の設置や、学習者に対するメール送信 事例紹介 今回、弊社の学習環境を利用し、eラーニング学習を作成・構築したある専門学校の教師の事例をご紹介いたします。 『言語聴覚士国家試験対策に活用した事例』 言語聴覚士とは、病気や生まれつきの障害などによって、「話す・聞く・食べる・飲み込む」ことに不自由がある人に対して、言語能力や聴覚能力などを回復させるリハビリを行う仕事です。多くは3年制の専門学校、4年制大学で、指定科目の既修得者は2年制の大学院・専攻科・専門学校があります。現在、日本では61校が文部科学大臣、厚生労働大臣の指定を受けて言語聴覚士の養成を行っています。 eラーニングとの出会い 私は専門学校の教師として2017年に言語聴覚士の国家試験対策を担当しました。医療系分野は難しい言葉や内容、覚えることも多岐に渡り科目数も非常に多いです。国試対策を行う際に、活用できる資料や参考書などもあまり世に出回っておらず国試対策に大変頭を抱えていました。どうしたら効果的に良い勉強や学習方法を進め、受験生達を国家試験合格に近づけることができるか?自問自答の日々を過ごしていました。そんな思いを抱えたまま、たまたまインターネットで見かけた『eラーニング学習』。読み込んで行くうちに、辿りついたのが「QuizGenerator」という無料でWEB教材を作れるサービスを提供している龍野情報システムとの出会いです。 導入前 eラーニング学習という凄そうな学習方法を見つけたものの、自分で上手く教材を作成・管理・更新することができるのか。パソコンの知識もなく、操作に苦手意識があり、ITという言葉だけでも身構えしてしまう私。新しい一歩が中々踏み出せない。失敗したらどうしよう。考えれば考えただけ不安ばかりが過る。しかし、今までの勉強方法や、やり方ではせっかくこれから目を出し社会に活躍していく子たちに申し訳ない。情報社会が進むにつれて私たち教員や学校も時代にあった勉強法を取り入れなければいけない。勇気を出すしかないと思い決断しました。 導入後 eラーニング学習を取り入れ、大きく変化した点は生徒の学習意欲が以前にも増し積極的に参加するようになりました。勉強に保守的だった子も自主的に問題に取り組み始め、目的やレベルに合わせ学習することで、自己分析力や勉強に対する苦手意識が薄れ、今では新しい問題や教材をやりたいというリクエストも増えました。 ※eラーニング学習は従来の勉強方法と違い、時間や場所に制約を受けず、自分の好きな時間で自分に合わせたレベルの問題が解ける。人の目を気にする必要もなく、自由に各々が勉強を進められる点が良かったからではないでしょうか。一人一人に割ける時間が限られる中、必要な人に必要な分だけの適切な指導が出来ないでいた勉強。今回活用した『eラーニング学習』は今まで受け身であった学習スタイルを覆し、受験生の自主性を作り出しました それでは、それら受験生達の自主性を生み出した弊社のeラーニングサービスを紹介させて頂きます。 QuizGenerator(クイズジェネレーター) QuizGeneratorでは誰でも無料で簡単にクイズが作れます。プログラミングがわからない人でも誰でも、多種多様な問題形式で作成できます。WEB上でかんたん作成・簡単公開!スマホ、タブレット、パソコンなどで利用可能です。商用利用無料でほぼ全部の機能がご利用頂けます。問題作成フォームを使えばword感覚でかんたんに作り上げることができます。上級者向け機能としてはエクセルでの問題一括登録も行えます。 ※ライセンスを購入した場合、デザインカスタマイズや音声の読み上げ機能等特別な機能が利用できるようになります! QuizGeneratorの詳しい使い方 learningBOX(ラーニングボックス) ラーニングBOXではQuizGeneratorで作成した教材をより効果的に活用・運用が可能です。ラーニングBOXを使うことで動画教材の配信やテストや演習問題の配布、学習順の制御ができ、各教材の演習問題をクリアし、合格者には認定証の発行が可能です。実際の紙で行われているテストをWEB上で再現することができます。ラーニングBOXでは問題演習以外にも、レポート課題(ファイル提出課題)やアンケートの集計管理も行えるなど便利な機能がたくさん盛り込まれています。無料で活用いただけますので是非お試しください。 ラーニングBOXの詳しい使い方 まとめ 今回、eラーニングを使った学習の活用方法をお話ししました。今まで当たり前のようにやってきた私たちの学習・教育方法は今、変革期を迎えています。教育や指導、学習方法に悩みを抱えている企業・学校・教育担当者の皆様。eラーニング学習の利便性や活躍の場はこれからますます広がり、私たちの社会に馴染み深いツールと変化していく思われます。QuizGeneratorやラーニングBOXは手軽に効率・効果的にeラーニング学習が行えます。どちらも無料でお使い頂けますので、この機会に是非eラーニング学習の使い勝手をお試し下さい。

【2019年6月19日(水)~6月21日(金)】第10回教育ITソリューションEXPO in 東京ビッグサイト青海展示棟に出展します!

教育ITソリューションEXPOとは? 「教育ITソリューションEXPO」とは、全国各地から学校・教育関係者が来場される、日本最大の教育分野向けIT専門展です。業務支援システム、ICT機器、デジタル教材、eラーニング、各種学校向けサービス、セキュリティ、災害対策など、教育ICTに関するあらゆる技術・製品・サービスの展示が行われます。学校・教育関係者、学校向け流通関係者、ICT・通信事業者などが多数、来場し、課題解決に向けた相談・商談が行われるイベントです。 出展内容 learningBOX WEBで誰でも簡単に学習環境が構築できます。 QuizGenerator WEBで誰でも簡単にクイズが作成できます。 見どころ 今回の展示会では、learningBOX最新バージョン2.7系をお披露目させていただきます。新機能の『成績分析管理』や『クイズにタグ付け機能』、『メール通知機能』など、様々な機能をリリースいたします。 誰でも簡単にクイズが作れるQuizGeneratorは完全商用無料でご利用いただけるクイズ作成ツールです。また弊社サービスのlearningBOXを使えば、作ったクイズを企業や学校の教育教材として配布することもできます。 弊社出展について 会期:2019年6月19日(水)~6月21日(金) 10:00~18:00 ※ 6月21日(金)のみ17:00終了 会場:東京ビッグサイト青海展示棟 出展ブース:B8-26 ※青海展示棟(東京テレポート駅 徒歩2分 / 青海駅 徒歩4分) 会期中はデモンストレーション、運用相談も承っております!! 入場方法 本展への入場には招待券と名刺2枚が必要になります。招待券はこちらよりお申し込み頂けます。 招待券は1枚につき1名様のみ有効です。(会期中3日間有効。) 複数名でご来場される場合は大変お手数ですが人数分の招待券をご用意ください。

教育のICT化について

教育のICT化について そもそもICTとは? ICTとは、Information and Communication Technology「情報伝達技術」や「情報通信技術」などと訳されます。「Communication」というワードがあるように、「人と人」「人と物」それぞれの間で情報や知識を共有することを意味しています。IT(Information Technology)に代わって使われつつある言葉です。「教育のICT化」とは、高度に発達したテクノロジーを活用し、より効果的・創造的な教育を目指すことを意味します。ICTは今、大変注目されている言葉です。あまり馴染みがないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、世界に目を向けてみるとICTは広く普及しており、「IT」ではなく「ICT」というワードを使うのが一般的です。教育現場だけではなくIT業界でも注目されている「教育のICT化」について一緒に学んでいきましょう。 目次はこちら 1.ICT教育とは? 2.ICT教育のメリット 3.ICT教育のデメリット 4.ICT教育の必要性と展望 1.ICT教育とは? ICT教育とは、PC・スマートフォン・タブレット端末など、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法のことを指します。ICT教育の歴史は、生徒たちに「わかりやすい授業」を実現するための指導方法として、2005年に文部科学省によって展開されました。このICT教育では、教育指導におけるICTの効果的な活用によって、子どもたちの主体的・協働的な学びや学力の向上が目指されています。実際に、この指導法を取り入れた多くの学校で、生徒の学習意欲や学力の向上があったと報告されています。 『なぜ今、ICT教育が必要なのか』 では、なぜ「ITC教育が必要なのでしょうか?」その理由には、情報通信技術の急速な発展が関係しています。急速に変化する現代社会に対応していくためには「情報活用能力」が重要となってきます。子どもたちが情報やその手段を主体的に選択・活用・運用できるよう「基礎知識」を備える目的として近年「ICT教育」の需要が注目を浴びています。現在、インターネットが普及し、情報が簡単に手に入るようになりました。今後技術が進歩してくことで、従来の教育で行っていたような知識を持つことよりも、情報をどう効率よく集められるかということが重要になってきます。 2.ICT教育のメリット ICT教育が注目される理由は、教育を受ける子どもにも、教員にも多くのメリットがあります。ICT教育には以下のようなメリットがあると考えられます。 分かりやすい授業 ➡デジタルツールによって問題や解説に画像や動画を活用した分かりやすい授業を行うことができ、生徒の興味・関心を高め学習に対するモチベーションが高まります。また教員からの一方通行の授業ではなく、タブレットを使っての主体的・協同的な授業が出来ることも生徒の学習効果に対するモチベーションを高めます。 生徒が授業に積極的に参加しやすくなる ➡生徒にとってはタブレットを使えること自体が楽しいものです。テキストによる文字情報だけでは伝えづらいことを、ICTを使って視覚や聴覚に訴えかけることができるので、楽しみながら効率的な学習を進めることができます。挙手をして発言をしたがらない生徒でもPCを使った共同編集などでは積極的に参加しやすくなります。 教員が効率的に授業を行うことができる。 ➡PCやタブレットを使うことで、板書時間やプリントを用意する手間を削減することが期待できます。紙ではなく電子データを扱うことになるので、情報の利活用が楽にできるようになり、かつインターネットを使うことで情報を早く仕入れることができ、作業の時間短縮に繋がります。電子データなので、使用した資料などの情報共有を教員間で簡単に行えるようになります。 デジタル機器に慣れる ➡現在、ビジネスにおいてもデジタル機器は必須のものとなっています。早い段階で社会に出て必要なデジタル機器を使いこなすことができます。 3.ICT教育のデメリット ICT機器は便利である分、管理や故障対応も行う必要があります。また情報漏えい防止などにも気を配る必要があります。これらが、教員の負担を増やすことに繋がると危惧されています。 端末購入の負担 ➡ICT教育を導入するにあたって、専用の機器を購入する必要があります。個人購入である場合は保護者の負担になります。また使用中に起こりえる機器のトラブル、故障時の修理、代替品の購入にも費用が発生してしまいます。 電子機器に苦手意識を持つ教員の負担になることもある ➡ICT機器に苦手意識を持つ教員もいます。教員にとっては電子機器に対する苦手意識・上手く使いこなせるかなどの操作面での不安が予測されています。 生徒の思考・創造性が低下する懸念もある。 ➡ICT機器を使うことで、学習効率を上げる一方で生徒はインターネットを使って何でもすぐに調べてしまうクセが出来てしまい、生徒の思考・想像力の低下に繋がる恐れがあります。 以上がICT教育における代表的なデメリットになります。 4.ICT教育の必要性と展望 ICT教育には、多くのメリットがありますが、デメリットも隠れています。しかしながら上記のようにICTを導入することによって、授業の理解度が上がったり、意欲的に授業に取り組めたりという点で効果的な学習ツールとして効果が望めます。では、今後子供たちの将来においてICTを導入することは、どのような場面に役立っていくのでしょうか。時代の変化、技術の進歩に伴い、今の子供たちが社会に出るころにはほとんどの仕事でICTが必須になっているでしょう。そのため、ICTを使った教育環境を作ることで、ICTについて考えるという機会を提供することは大変重要なことといえます。時代に合わせた教育環境で育つからこそ、習得した知識を活用できるようになります。 将来的に子供たちが日本の教育を受けてよかったと思えるような環境作りに、ICT導入は必要なものと考えられています。これからの時代、保護者自身も、時代の変化に臨機応変とした姿勢で臨み、教育の在り方や育て方を見つめ直し、柔軟に対応する必要があるでしょう。 『ICTのゴールは教育のデジタル化ではなく、デジタルを活用した教育環境の整備』 最後に教育のICT化について デジタル化・インターネット化はこれから急速に進むと思われます。教育の目的の1つに「創造力の育成」があり、仮にこれをゴールとした場合、ITやインターネットを活用した教育のICT化は必須ではないかもしれません。しかし、ITやインターネットを活用し知識を習得し、さまざまな体験を積むことは非常に重要であり、インターネットの力を最大限活用すれば、生徒一人ひとりの創造力は一層高まるはずです。これからの情報社会ではインターネットが当たり前になる中、ツールとしてのICT活用はぜひとも学校教育の期間で学んでもらいたいスキルの1つだと思います。 まとめ 今回お話しした、教育のICT化とは「情報伝達技術」や「情報通信技術」を活用した「人と人」「人と物」それぞれの間で情報や知識を共有することを意味します。PC・スマートフォン・タブレット端末など、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法です。ICT教育には、今までにない可能性や学習の効率化がある一方で課題もたくさんあります。アナログからデジタル化への変化に伴い私たちの身の回りの生活や学習環境は常に新しくより高度に便利なものに姿を変えつつあります。これからの時代を生き抜いていくためにもICTという言葉はもっと身近に私たちの生活に関りを深く浸透していくでしょう。教育のICT化とは『教育のデジタル化ではなく、デジタルを活用した教育環境の整備・発展・運用』と考えていいでしょう。
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『eラーニングの問題作成のコツについて』

誰でも簡単に作れるeラーニングの問題作成を効果的・効率的に作成する方法 『eラーニング活用をご検討、迷われている担当者様へ』 eラーニングの問題作成では、一般的に知識の習得度や達成度を確認するために用いられます。学習内容の理解度を確認することを主な目的とし、それに基づいた出題を選定することが望まれます。ですが、この作業がなかなか大変です。 ※eラーニングを導入する場合、問題に関しての『 正解 』にあたる学習内容だけを把握してればよいわけではないからです。 本稿では『誰でも簡単に作れるeラーニングを効果的・効率的に作成する方法』について解説したいと思います。「よい学習教材」と「よいテスト」の両者を受講者に提供することがeラーニングによる教育を成功に導くカギです。ぜひ参考にしてみてください。 目次 1.eラーニングにおける「よい」問題・テストとは? 2.まずは学習教材!eラーニングにおける教材作成の流れ 3.教材を作成したら問題・テストを作ろう! 4.まとめ 1.eラーニングにおける「よい」問題・テストとは? 実施目的が明確である そもそも『eラーニングの目的は何か?』目的がなければ問題の仕様検討や設問・解説などの作成は開始できません。目的が曖昧なままの状態で制作をスタートさせると、制作過程で手戻りが発生する可能性が高くなります。問題作成スケジュールの遅延や制作コストの増加を誘発し、さらに意図していない関連の薄い問題が出来上がってしまう場合もあります。何事もスタートが肝心です。作っている最中に『こんなはずではなかった』と後悔しないためにも、『目的は何か?』を明確に考えるところから始めましょう。 妥当性、信頼性がある 2つ目の条件はテスト問題に妥当性や信頼性があるということです。そのためには、『学習した範囲内の知識で解答できる問題』を作成しなければなりません。テストは、受講者に教材を通じて学習した内容を問い、その理解度を測ることを目的としています。問題を作りやすい理由で、学習の範囲外にある概念や考え方を題材とすることはやめましょう。これは受講者に混乱をもたらすほか、問い合わせの増加要因になってしまいます。 ストレスなく解答できる テスト問題を作成する際に大切なのは、『受講者の立場』で考えることです。例えば学習していないことについて問われた受講者は、「こんなこと学習してない!」と混乱するでしょう。また、たとえ学習の範囲内の知識を問う問題であったとしても、問題の内容によっては、学習者に不要なストレスを感じさせることがあります。簡単な問題から徐々に難易度をあげましょう。解けない問題が多ければ多いほど学習意欲は低下し、課題に取り組むこと自体を止めてしまいます。 ※テスト問題は、あくまでも学習した内容について明確かつ率直に問うものでなければならない。 質問の意図が分かりやすい 問題を作成する場合には言い切った『断言された文章』をより活用しましょう。言い回しがくどい文や二重否定の文章は誤解や誤った解釈につながる恐れがあります。 画像や動画教材を使う 私たちは、『情報のほとんどを視覚』から得て認識しています。ついつい文字が長くなり、まとまりのない文章になりそうな場合は思い切って画像や動画をどんどん活用しよう。 2.まずは学習教材!eラーニングにおける教材作成の流れ 分析 「何のために教材を作り・誰をターゲットにするのか」「学習時間をどれくらい設け・どこをゴールにするのか」「システムの利用方法」など、教材の作成に必要な情報を検討する。  ↓ ↓ ↓  設計 分析のプロセスで固まった情報をもとに、「教材の仕様書」「学習内容の構造」「作成スケジュール」などの準備を進める。  ↓ ↓ ↓  開発 設計イメージ図をもとに、教材を実際に作っていきます。完成した教材は第三者に見てもらうなどして、分かりやすい・使いやすいコンテンツになっているかを確かめながら修正・作成を進めます。  ↓ ↓ ↓  実施 完成した教材を基に受講者に運用スタート。  ↓ ↓ ↓  評価 一定の期間運用したのち、受講者の受講履歴やアンケート結果をもとにして学習者の傾向を把握し、当初の目的が達成できているかを分析します。これらの情報は、教育内容の見直しの際に有益なデータとなります。 3.教材を作成したら問題・テストを作ろう! eラーニングにおける「問題・テスト作成」の具体的な流れを確認していきましょう。基本的に問題は以下の流れで作成します。 何をどのような基準で測るのかを決める 「試験内容の理解度を確認すること」が主な目的ですが、その理解度の広さや深さは、テストと対を成す学習教材の目的に応じて変わります。以下の3点について確認しましょう。 ▼ テストと対を成す「学習教材」の目的は何か? ▼ 学習教材を踏まえたテストの目的は何か? ▼ 受講者の理解度を測る基準は? ※このポイントを前提に問題の作成基準を設定しましょう 問題の仕様(種類、出題形式、解説の有無、合格基準など)を決める 問題の目的が固まったら、その目的を達成するために必要となるテストの仕様を検討します。検討すべき主な仕様としては以下があります。 ▼テストの種類 テスト形式にはいくつかの種類があります。目的に応じて最適な種類を選びましょう。 事前テスト:学習者の現時点での実力測定をするためのテスト。 事後テスト:事前テストの結果と比較することで学習者の知識の獲得度合いを測る。 確認テスト:学習単位ごとの理解度を測ることを目的としたテスト。 修了テスト:学修コース全体についての理解度を測り、設定した基準点を達成した場合には修了とするテスト。 ▼テストの出題形式 出題形式としては、「択一式」「複数選択式」「○×式」などが一般的に利用されています。受講者の理解度をより厳密に測りたい場合は、「○×式」よりも「択一式」、「択一式」よりも「複数選択式」を選ぶとよいでしょう。さらに難易度をアップさせる方法として「ランダム出題」があります。これは、テストを実施するたびに問題の出題順を変えるというものです。このほか、選択肢の順番を変える「選択肢シャッフル」もあります。※解答を文章で記載させる記述式もあります。この記述式に関しては、テスト実施後の採点が難しいことを理解しておきましょう。➡難易度「○×式」<「択一式」<「複数選択式」 ▼解説の要否 採点後に解説を出すか出さないかを決める必要があります。学習教材の内容について単純に問う問題については解説は不要です。なぜなら、合格基準を下回る点数しか取れなかった場合には、知識があやふやな部分についてもう一度学習してから確認テストを受けたほうがより高い学習効果が見込めるからです。 演習形式の問題の場合には、基本的に解説をつけます。演習式は、学習教材で学んだ知識を織り込んだ応用問題なので、なぜその解答になるのか分かり難いことがあるからです。応用的な考え方を身に付けてもらうためにも、解説は有効です。 ➡この場合、テストは単に「測るもの」ではなく、それ自体に「学び」の要素が含まれることになります。 ▼合格基準 テストには合格基準を設けるのが一般的ですが、その基準は、学習内容や学習目的に応じて調整する必要があります。下記の例のように、100%の得点率とする場合もあります。 受講者全員に必要最低限の知識を習得させたい場合には 70% 一定の水準をクリアしていれば問題ない場合は 80% 完璧な対応が求められる場合は 100% など 問題の仕様に合わせて原稿を作成する ▼設問文の仕様統一 設問文の仕様はできるだけ統一するようにしましょう。仕様が複数あると、学習者にストレスを与え、解答作業に集中できなくなる可能性があるからです。テストの原稿は「です・ます」調、または「だ・ある」調で作成します。気をつけたいのは、2つの調子が1つの文章内に混在しないようにすることです。この場合も、学習者に不要なストレスを与えてしまいます。 問題作成ツールを使って実際に作成する 原稿が完成したら、実際に作成していきます。ここでは、当社の問題作成ツール「Quiz Generator」を使った制作手順について簡単に説明します。まず、作成ツールに取り込むためのファイルフォーマットに準拠した原稿を作成します。以下は弊社の教材作成ツールにテスト原稿を取り込むために使用するExcel・テキストファイル画面の一部です。 このファイル(原稿)をツールに取り込んで作成した教材のイメージは以下のようになります。 サンプル問題➡弊社のツールで作成したサンプル問題 ※このように、問題作成ツールに対応したファイル(原稿)さえ作成すれば、問題・テストの作成は短時間(数分程度)で実施することができます。また、改訂作業も容易になります。 詳しい作業手順はこちらからご確認いただけます ➡テキストファイルで問題を作る ➡エクセルで問題を作る テストの実施結果を分析して改善する 作成した教材をLMSに搭載して運用しますが、作成してばっかりでは意味がありません。テスト結果の分析や学習者へのアンケート結果をもとに次の施策作りに取り組むこと、あるいはテスト自体の改善に取り組むことが大切です。分析のポイントとしては以下があります。 ・目的を達成することができたか ・問題と学習者のレベルは合っていたか ・合格基準は適切だったか ・学習者はストレスを感じていなかったか etc. ➡このような分析と改善の継続的な実施がテストの品質、さらにはeラーニングを活用した教育研修の品質を高め、学習者の満足度の向上につながります。 4.まとめ 今回、eラーニングを用いた問題作成に関するお話しをしました。新たな発見などはあったでしょうか? 簡単に振り返ってみましょう。 ・eラーニングの目的は何か?をまず考えよう。 ・eラーニングにおける教材作成の流れを把握しよう。 ・教材を作成したら問題・テストを作ろう。 ・問題作成ツールを活用して効率化しよう。 ・テストの実施結果を分析して改善しましょう。 最後に、テストは、実施したら終わりではありません。テスト結果や学習者の声(評価)を分析して次の施策、あるいはテストの改善につなげていく必要があります。そのためにも、テスト作成の担当者は、学習教材の内容に精通することが求められます。テスト作りは大変ですが、目的を明確にした上で、手順を踏んで制作すればそんなに難しくはありません。この記事を参考に是非、問題作りに挑戦してみてください。

【11月7日~11月9日】関西教育ITソリューションEXPO in インデックス大阪に出展します!<EC機能公開!!>

EDIX(エディックス)とは 業務支援システム、ICT機器、デジタル教材、eラーニング、各種学校向けサービスなどが一堂に展示される教育分野 日本最大の専門展です。 全国各地の大学、教育委員会、小・中・高校、塾・予備校、専門学校などから導入決定権を持つキーマンが多数来場します。   【新機能公開!!】EC教材販売機能 弊社ブースにて「EC教材販売機能」を公開いたします! WEBでの教材販売が実現可能に。新たなWEBでの販売事業をご検討の方に必見な機能です!   弊社出展について eラーニングのブースとして、5月の東京の展示会、並びに11月にある大阪の展示にも出展いたします。 会期:2018年11月7日(水)~9日(金)10:00~18:00 場所:インデックス大阪 1号館 eラーニングジャパン 9-35号ブース ぜひお越しください。 会期中はデモンストレーション、運用相談も承っております!!   入場方法 本展への入場には招待券と名刺2枚が必要になります。招待券はこちらよりお申し込み頂けます。 招待券は1枚につき1名様のみ有効です。(会期中3日間有効。) 複数名でご来場される場合は大変お手数ですが人数分の招待券をご用意ください。

learningBOXは本当に年間3万円で使えるのか?

learningBOXは年間30,000円で100人まで使えます。本当です。 そして、実際に、お客様の過半数は100人まで年間30,000円のスタータープランでご利用頂いております。 しかしながら、30,000円以上頂いているお客様もあります。 100名を超える人数でのご利用 950名で利用される場合は年間300,000円になります。 スタンダードプランでのご利用 100名あたり年間90,000円になります。1ファイルあたり500MBまでの動画を、100GBまでアップロードいただけます。200名の場合は180,000円になりますが、合計200GBまでの動画をアップロードできるようになります。 共用サーバー/デザインカスタマイズプランのご利用 共用サーバー/デザインカスタマイズプランをご利用頂く場合は、初年度費用:216,000円、次年度費用:54,000円を頂いております。 専用サーバー/デザインカスタマイズプランのご利用 専用サーバー/デザインカスタマイズプランをご利用頂く場合は、初年度費用:480,600円、次年度費用:264,600円を頂いております。(2018年11月現在の価格です)専用サーバは、AmazonAWSにてインスタンスを専有する形で運用しております。 イントラでのご利用 learningBOXをサーバにインストールし、オンプレミスのサーバルームに納品する場合は別途費用を頂いております。費用は条件に応じて見積もりますが、専用サーバプランより高額になります。
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