オンライン学習はどのように比較すべき?種類やポイントを解説

特定の場所で講師と受講者が一同に介する対面学習に対して、Web上で学習を進めていくオンライン学習の認知と採用が年々広がっています。その中で「オンライン学習サービスをどのように比較すべきかを知りたい」とのお考えを持った経営者や教育担当者もいるでしょう。

この記事では、オンライン学習の概要や種類、比較ポイントなどを解説していきます。社内の教育体制を充実させていきたいと考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

オンライン学習とは

オンライン学習とは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを活⽤してネットワーク上で学習を行う学習方式のことです。必要に応じて配信を行うオンデマンド配信やリアルタイムでのライブ配信など複数の形態があり、目的に応じて使い分けます。

従来は、講師と受講者が決められた時間と場所に集まって学習を進めるしかありませんでした。しかし、近年はインターネット環境とデバイスさえあれば世界中どこにいても学べるオンライン学習の普及が進んでいます。企業だけではなく、小学生向けや中高生向けのサービスも広がっているため、対象に合わせて内容を選べる点も魅力です。

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オンライン学習の種類

オンライン学習は、オンデマンド配信とライブ配信の2種類に大きく分けられます。他にも、受講者同士でコミュニケーションを取る学習形態も特徴的です。

ここからは、オンライン学習の種類について解説していきましょう。

映像コンテンツによる学習(オンデマンド配信)

映像コンテンツによる学習(オンデマンド配信)は、あらかじめ作られている映像コンテンツを用いた学習方式です。オンデマンド配信は、受講者が都合のよい時間であれば1日中いつでも学習できる便利さを持っています。さらに、何度でも見返して学びを深めることが可能です。

オンデマンド配信は、「すでに学んだ内容をオンライン上で復習する」「オンラインで事前に予習をし、本授業で深く学ぶための準備として活用する」「⽋席した授業の補填」など様々な用途に用いられます。

オンラインによるリアルタイム学習(ライブ配信)

オンラインによるリアルタイム学習(ライブ配信)は、ZoomやSkype、Google Meetなどのサービスを利用してリアルタイムで行う学習方式です。実際の講義や授業と似た感覚で学べるため、よりライブ感を感じながら学びを深められる点が魅力といえます。

ライブ配信の主な用途は「学校などで行われている授業を自宅で受ける」「海外在住の講師から英語を学ぶために使う」などです。オンデマンド配信をするための編集作業が不要な点も利点といえます。

グループによる学習

オンライン学習には、Zoomなどのツールを用いたグループ学習にも用いられています。「複数人で一つのテーマについてディスカッションを行う」「成果物作成」など、いくつかの種類があり、知識の活用や多様性理解、コミュニケーション促進などを目的としている点が特徴です。

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オンライン学習を選ぶ際の比較ポイント

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ここからは、オンライン学習サービスの導入を考えている方へ向けて、サービスを選定する際の比較ポイントについて解説します。学習側・管理側にとってコンテンツがどの程度充実しているかなどがポイントです。

その他、どのように選べばよいのかわからない方や選定基準が知りたい方はぜひ下記の内容を参考としてください。

学習コンテンツの充実度

オンライン学習サービスを導入する際には、学習目的に合ったコンテンツが用意されているかを確認しましょう。新入社員向けの新人研修では社会人として必要なスキルを体系的かつ網羅的に学んでいく、管理職向けの研修ではマネジメント知識を集中的に得ていくなど、それぞれの目的があるはずです。

個々の目的と照らし合わせ、その内容に即した学習コンテンツが用意されているか否かの確認が重要といえます。

管理システムの充実度

管理側向けのシステム充実度も比較ポイントとして大切です。管理システムの内容によって、受講者へのフィードバックや成績管理などのスムーズさが大きく変わってきます。

未受講者へのリマインドなど受講管理機能がついているか、テスト・アンケートの実施機能がついているかなど、機能面を確認したうえでこちらも導入目的に即したサービスを選びましょう。

費用対効果は充分かどうか

オンライン学習サービスを導入する際には、費用対効果の算出も欠かせません。企業が社員に対して学びを施す場合、その根底にあるのは「社員のパフォーマンスを上げたい」との思いでしょう。つまり、オンライン学習サービスの主目的は学びそのものではなく、知識とスキルを身に着けることで企業に貢献することといえます。

サービスを選定する際には、利用頻度や学ぶことによる効果がどの程度見込めるのかを算出し、それらの結果と費用が釣り合っているのかを検証することが大切です。

サポートの充実度が高いものを選ぶ

オンライン学習を比較するうえで、サービスの充実度が高いものを選ぶことも重要です。多くのオンライン学習サービスは提供内容をパッケージ化していますが、パッケージ外にて様々なオプションがあれば都度カスタマイズもしやすく、より使いやすくなるでしょう。

パッケージコンテンツが優れていても、目的や社内体制に照らし合わせて噛み合わない部分などが出てくるかもしれません。そのような場合にも、改善策を提案してくれる体制が整っているサービスを選ぶとよりスムーズに運用できます。

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オンライン学習比較時の注意点

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オンライン学習の導入は一定の費用がかかるため、一度導入すると中々変更はできません。ここからは、導入目的を明確にする、プラン内容をチェックするなど、オンライン学習比較時の注意点を解説していきます。

オンライン学習導入の目的を明確にする

まず注意すべきポイントは、選定前に導入目的を明確にすることです。何のためにオンライン学習を取り入れるかの軸を明確にすることで、どのようなサービスを導入すべきかが浮き彫りとなるでしょう。

その際には、コストやコンテンツ内容、質などそれぞれの点をどこまで求めるのかを検討することが大切です。導入によって実現したい学びを細かい点までイメージし、受講者にとっても管理側にとっても最適なシステムを選びましょう。

プラン内容や価格をチェックする

オンライン学習サービスには、対応内容や対応人数などに応じていくつかのプランが用意されていることがほとんどです。受講者に対して適切かつ継続的に学びを供給できるよう、各プランがどこまで対応しているのかを確認しましょう。

価格も大きく変わってくるケースがあるので、費用対効果も充分に把握しつつプランを検討することをおすすめします。

受講者のモチベーションを維持できるシステムを選定

コンテンツの質がいくら高くても、受講者のモチベーションが維持できずに学びが途中で終わるようであれば導入の意味がありません。そのため、フィードバック機能やアンケート機能、テスト機能など意欲を喚起できる内容が盛り込まれているか否かを確認しましょう。

仮にシステム上に機能が備わっていない場合には、社内でどのようにカバーしていくのかを検討することも重要です。

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目的に合わせてオンライン学習を選んでいきましょう

リモートワークの普及が進む中、学びを促進するオンライン学習の活用は多くの企業に広がりつつあります。どのようなコンテンツを求めているのかを明確にしたうえで、メリット・デメリットなどを比較しながらサービスを選定していきましょう。

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