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eラーニングシステムを無料で利用する方法

eラーニングシステムを無料で利用する方法|有料サービスとの違いは?

eラーニングシステムを無料で利用する方法|有料サービスとの違いは? eラーニングシステムを導入するには無料・有料のサービスもあります。 しかし、無料・有料で何が違うのかわからない方も多いかと思います。 今回の記事では、eラーニングシステムを無料で利用する方法や有料サービスのメリットについてご紹介します。 自社に適しているサービスを比較する際の参考にご活用ください。   目次はこちら 1.eラーニングシステムを無料で利用する方法 2.有料のeラーニングシステムを利用するメリット 3. まとめ   eラーニングシステムを無料で利用する方法 eラーニングシステムは、インターネットを活用する学習方法です。 パソコンやスマートフォンがあれば場所や時間を選ばずに学習できるため、近年は利用する人が増えています。 そして、eラーニングシステムは条件が制限されることもあるものの、無料で利用する方法があります。 無料プランを活用する具体的な方法や注意点についてみてきましょう。   無料プランの活用 eラーニングシステムの有料サービスの中には、無料プランを提供しているものもあります。 しかし、人数やコンテンツに制限があるお試しプランとして用意されているケースがほとんどです。 ちなみに、クラウド型のeラーニングシステムの場合、初期費用が無料となっているサービスもあります。導入の際はよく検討しましょう。   自社開発 自社でeラーニングのシステムを開発・活用した場合は、無料で使用できます。 自社に合ったシステムを開発できるため、効率的な学習が可能です。 しかし、自社開発を行うためには知識やスキルを持つ人員が必要となります。 加えて、システムの構築を行う際にはコストも発生し、運用や保守についても検討しなければならないため、ハードルは高いといえます。   オープンソースの利用 eラーニングシステムには、オープンソースとして幅広く提供されているものもあります。 ベースとなるシステムを活用しながら、自社向けにカスタマイズ可能です。 しかし、セキュリティ面でのリスクがあるため、注意が必要となります。   有料のeラーニングシステムを利用するメリット 有料のeラーニングシステムを利用するメリットをみていきましょう。   人数制限がない 無料のeラーニングシステムの場合、人数制限が設けられています。 制限人数はサービスによって違うものの、10人までに設定されているケースが多いといえるでしょう。 対して、有料のプランであれば人数制限がなくなるため、受講者数が多かったとしてもスムーズに管理できるでしょう。   専門知識不要 独自のeラーニングシステムを構築する場合、専門知識が必要です。 しかし有料サービスを活用した場合は、専門の知識がなくても学習教材の作成・配布・成績管理が簡単に行えます。 加えて、運用や保守を任せられるケースもあります。   セキュリティ対策がされている オープンソースや自社開発では不十分となりがちなセキュリティ対策に関しても、有料のeラーニングシステムであれば解決できます。 有料サービスの場合は、システム内で独自のセキュリティ対策を行っていることが多いためです。   幅広い教材形式 有料のeラーニングシステムの場合、作成できる教材の種類は多い傾向にあります。 穴埋め問題・クイズ・テスト・レポートといった幅広い教材形式を自社に合わせて選択可能です。 有料プランであれば大容量の動画教材の配布ができる点もメリットといえるでしょう。   まとめ eラーニングシステムは無料で利用できるものもあるものの、有料のeラーニングサービスならではのメリットもあります。 eラーニングシステムを導入する場合、費用対効果が見合うものを選択する必要があります。 無料・有料どちらも検討したうえで、自社に合うものを選択しましょう。 learning BOXは、ほぼすべての機能が10アカウントまで期間無制限・無料でご利用いただけるので、多くの方に大変喜ばれています。 登録は簡単で、いますぐご利用いただけますので、ご興味のある方はまず無料体験をお勧め致します。 ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「人材育成の課題解決にeラーニングが有効な理由」
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LMSとは?主な機能や導入するメリット│大学や企業の活用事例

LMS(Learning Management System)は学習管理システムとも呼ばれ、eラーニングによる学習をスムーズに進行させるためのシステムのことです。「eラーニングシステム」「eラーニングプラットフォーム」「教育管理システム」などの類語とも同じ意味で使われています。 近年ではIT技術の進歩に伴い、インターネット環境さえあれば使える便利な学習管理システムが登場し、人材育成に導入する企業も多くなってきました。オンライン学習に役立つ管理機能が搭載されたLMSを活用すれば、リモートワーク体制でも学習者を効率的に管理し、学習効果を高められます。 本記事では、LMSの基礎知識と利用におけるメリットについて解説していきます。今後LMSの利用を検討する場合は、ぜひ参考にしてみてください。 LMS(学習管理システム)とは 初めに、LMSが注目されている背景やLMSの機能とそれぞれの特徴、活用シーンについて見ていきましょう。 LMSが注目されている背景 eラーニングに欠かせないLMS LMSは、eラーニングによる学習のスムーズな進行や管理に役立つシステムです。 従来のeラーニングでは、学習者に教科書・CD・DVDなどの教材を配布し、各々で学習してもらう流れが一般的でした。しかし、教材を配布した後は授業の進捗状況や理解度が分からず 、使い方によっては効果的に学習できない問題も少なくありません。 そこでLMSを導入すれば、受講履歴や理解度といったデータの確認が可能となり、eラーニングの学習管理が容易になります。導入後は受講者ごとの学習状況を把握でき、テスト結果の集計といった詳細な管理も可能です。 LMSによって可能になったこと 学習者はスマートフォンやタブレット端末での学習が可能なので、社員教育のオンライン化やDX推進にも有効です。LMSはオンライン上で学習コンテンツを管理するので、講師は教材の作成・保管・更新・配布が容易です。動画教材やライブ配信など、学習教材の種類も充実させられます。 また、LMSで研修の運用体制が改善されると、社内の教育担当者や管理職の生産性が高まります。各従業員の成績や得意不得意のある分野など、細かい学習内容までシステム上で管理が可能です。クラウドサービスはベンダーが提供するシステムをオンラインで利用する仕組みのため、保守や運用にかかるコストも抑えられるでしょう。 このように、LMSは学習者・指導者・管理者いずれの立場のニーズも満たし、学習をスムーズに進められる基本的な機能が搭載されています。 LMSの主な機能・役割 LMSは「進捗管理」「教材管理」「コミュニケーション」の主に3つをサポートする役割を持ちます。搭載されている機能がどのように学習へ役立てられているかを確認していきましょう。 進捗管理 LMSの進捗管理機能では、学習内容・学習履歴・成績などを管理できます。学習者の進捗状況に合わせて自動送信メールを配信する機能が搭載され、学習の進め方に応じてアプローチすることも可能です。組織全体のデータを分析できるので、対象者を評価する際にも有効といえます。分析データを基に課題を発見し、早期に改善策を講じるのにも適しています。 教材管理 LMSのシステム上で学習コンテンツやカリキュラムを管理できます。マッチングシステムを使用している場合、学習者に合う教材を割り当てることも可能です。他にも、新しい教材の配信を日時指定で行うといった教材管理ができるため、学習者・管理者どちらにも工数削減のメリットがあります。 コミュニケーション LMSを通じて、学習者と講師のコミュニケーションの効率化も可能です。学習内容についてリアルタイムで気軽に相談や質問が可能で、解決へと導く環境構築を行うのも、LMSの役割の一つといえます。また、受講者同士で励まし合うことで、モチベーション向上やスキルアップにも役立てられるでしょう。 LMSの活用シーン LMSは社内でのeラーニング研修に活用できます。例えば、全社研修や内定者・新入社員の教育、管理職研修など職種別・階層別研修にも活用できるでしょう。なかには、習得度・活用度をチェックする検定や試験を実施できるLMSもあります。 LMSは幅広い分野の社内研修に適しています。研修内容はコンプライアンス・情報セキュリティ・ビジネスマナーなどさまざまです。自社で作成した学習コンテンツの販売ができるツールもあるので、ぜひ作成・カスタマイズしてみてください。 目次に戻る LMS(学習管理システム)を導入するメリット LMSの活用によって、学習者・指導者・管理者それぞれにメリットが生まれます。以下の比較表で具体的なポイントを見ていきましょう。 <LMSを導入するメリット> 学習者 ・ 学習状況の可視化により達成感やモチベーションにつながりやすい ・ 学習進捗や成績を即座に見られるため、目標や計画を立てやすい ・ コミュニケーション機能があれば、指導者に対して気軽に質問しやすい 指導者 ・ 学習進捗や成績を一覧で表示・抽出できるため、追加の課題や教材の修正、個別の指導を行いやすい ・ 蓄積されたデータを人材管理やマネジメントにも活用できるる 管理者 ・ 紙の資料の印刷・配布などの費用や労力を減らせる ・ 自社で新たにシステムを構築する必要がない(クラウド型の場合) ・ データを一元管理できるため、運用や保守が行いやすくなる 学習者のメリット 学習者はどの教材にいつ着手すべきか明確に指示されるため、学習ステップに迷うことなく目標や計画を立てやすくなります。学習状況が可視化され、受講状況や得意・不得意な分野を把握しやすいので、達成感やモチベーションUPにつながるのもポイントです。指導者に気軽に質問してコミュニケーションを充実させながら、学習効率を高められます。 指導者のメリット LMSを利用すると、学習者の進捗や成績のデータを一覧で出力して確認しやすくなります。指導者は個別の成績に合わせて、一人ひとりに適切な目標設定や指導を行いやすくなるでしょう。システム上に蓄積されたデータを人材管理やマネジメントに活用するのも一つの方法です。 管理者のメリット 管理者は企業内研修を実施する際、研修資料などを印刷・配布する手間を省けます。クラウド型のLMSなら、初期費用や導入の時間をかけずに運用ができ、自社独自にeラーニングシステムを構築する場合と比べて負担がかかりません。セキュリティ面で十分な安全性が確保されたサービスも多く、運用や保守も簡単に行えます。 目次に戻る LMS(学習管理システム)の導入事例 社員研修にLMSを導入して課題解決に成功した企業の取り組み事例をご紹介します。今後の導入に備えて、他社のLMSの活用方法や導入方法を参考にしてみてください。 PayPay銀行株式会社 PayPay銀行株式会社の導入事例をご紹介します。インターネット専業銀行として誕生したPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)では、10年以上前よりLMSを導入・運用してきましたが、システムが古くなったこともありリプレイスを検討されていました。 同社はカスタマーセンターや住宅ローンセンターでの知識確認テスト、全社でのコンプライアンステスト、人事部の研修などにLMSを活用しています。直感操作できるLMSへ乗り換えたことで受講者・管理者共に使いやすくなり、さらに細かな権限設定が可能となったことで各部署で問題が作成できるようになり、業務の効率化にもつながりました。 UUUM株式会社 UUUM株式会社の導入事例をご紹介します。同社では、コンプライアンスの徹底という重要なミッションを成し遂げるにあたって障壁がありました。一つは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、集合形式でのコンプライアンス研修が行えなくなったことです。同時に、数百人規模の研修会場費や、参加者交通費等の経費がかさむ点も課題でした。 そこで同社はLMSの導入に踏み切ります。重要なコンプライアンス研修をオンラインに移行することで、非対面・経費削減のいずれも実現。研修担当者が動画とテストを組み合わせて身になるコンテンツを作成し、内容の充実化も図りました。同社が導入したLMSは直感的にスムーズな操作ができるため、受講者の意欲を削ぐことなく活用できたようです。 学校法人 鈴鹿医療科学大学 学校法人 鈴鹿医療科学大学の導入事例をご紹介します。同大学では、所属する学生の学力向上を課題視しており、さらには留年・休学・退学の減少につながる施策を検討していました。そこで、学習意欲の向上に寄与するeラーニングコンテンツを提供する目的で、LMSの導入に踏み切ったのです。 LMSを活用して大学独自のコンテンツを作成した結果、繰り返し学習によるインプットの強化が可能となりました。初めに導入した学部では、再試験でつまずく学生を減らす効果が認められ、さらには教員間で使い勝手の良さが好評に。その後も対面授業と併用しながら活用が続いています。 目次に戻る LMSを導入して社員研修を最適化しましょう LMSはeラーニングでの学習を進めるうえで欠かせないプラットフォームです。費用や時間をかけずに、教材の作成や成績管理がスムーズになる点はメリットだといえます。また、規格のSCORMがあることでLMSは標準化され、互換性を保持できるようになりました。LMSを使ってeラーニング学習をスムーズに行いましょう。 eラーニングシステムの「learningBOX」では、教材の作成配布・成績管理・受講者管理の機能がすべて揃っています。誰でも簡単に、Web学習環境を構築できるのがおすすめのポイントです。10アカウントまでは登録無料でご利用いただけますので、まずはお気軽にお試しいただける無料プランをご体験ください。    ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る
中途採用者の研修を行う理由

中途採用者の研修を行う理由|研修方法やポイントとは?

中途採用者の研修を行う理由|研修方法やポイントとは? 今回の記事では、中途採用者に研修が必要な理由と効果的な研修内容について詳しくご紹介します。 企業は、中途採用者に対して、「研修は不要である」と考える場合は少なくありません。 しかし、【新卒・中途】に関係なく適切な研修が実施できれば中途採用者の能力を最大限に発揮してもらうことが可能です。   目次はこちら 1.中途採用者に研修を行う理由 2.中途採用者への研修方法 3. 中途採用者研修のポイント 4. 中途採用者の社員研修を効率化 5. まとめ   中途採用者に研修を行う理由 中途採用者は、社会人としての知識や前職での経験があるため、改めて研修を行う必要が無いと考えがちです。 しかし、このような偏った考え方は非常に安易で危険です。 中途採用者であっても研修を行う理由や必要性を一緒に確認していきましょう。   業務内容の理解 業務内容は会社によって細かく異なります。 中途採用者が同業界の経験者だったとしても、以前勤めていた会社の規則のまま働いても上手くいかない可能性があります。 場合によっては早期転職・退職につながるリスクも潜んでいます。 そのため、研修によって業務内容を理解してもらうことが大切です。   会社の理念を知る 中途採用者とはいえ、新しい会社に入社するという状況は新卒採用者と何も変わりません。 研修を通して企業の理念を知ってもらうことで、会社内での働きを理解してもらいやすくなります。   新しい職場に馴染む 中途採用は、新卒採用と比べて同時期に入社する人数は多くありません。 そのため、他の社員とのコミュニケーションがとりにくく、社内で孤立してしまうことも懸念されます。 研修を行うことで、指導役の上司や先輩と親しくなりやすく、職場に馴染みやすくなるメリットがあります。   中途採用者への研修方法 中途採用者に対する研修方法は3つあります。 OJT・Off-JT、eラーニングのそれぞれの特徴をみていきましょう。   OJT OJT(On the job Training)は、業務を行いながら研修を進めていく手法です。 実務を経験しながら指導役となる上司からスキルを学べます。研修のみを行う時間を設けにくい際に有効です。   Off-JT Off-JT(Off the job Training)は、業務外の場所で行う研修です。 例えば、指定された場所に行きセミナーや講義を受講することで、スキルアップや知識の定着が可能となります。 中途採用者同士でのコミュニケーションも生まれやすい点も把握しておきましょう。   eラーニング eラーニングは、自宅や通勤時間などを利用して学習を行います。 パソコンやスマホを活用し、いつでも学習が可能です。 近年はコロナ禍であることもふまえて、人を集めずに研修できるeラーニングの注目度が高まっています。   中途採用者研修のポイント 中途採用者の研修を行う際のポイントは3つあります。詳しい内容についてみていきましょう。   目的や期間を定めておく 目的を持って研修内容を決めていくことが大切です。 例えば、どのようなキャリアを積んでほしいか、中途採用者自身がどういったスキルを身につけたいかといった要素も把握しておきましょう。 目的を達成するまでの期間を決めておくことで、研修内容の方向性も定めやすくなります。   正しい評価を行う 研修を行った際は正しい評価を行いましょう。 主観・客観的な要素もふくめて総合的な判断が必要となるものの、曖昧な評価は逆効果となります。 そのため、研修前にある程度、評価基準は明確に伝えておきましょう。   コミュニケーションをとる 積極的にコミュニケーションをとって、フォローアップしていきましょう。 新卒入社と比べて中途採用者は細かな指導を受けにくく、疑問を解決できないまま研修を進めてしまうケースがあるためです。   中途採用者の社員研修を効率化 効率的に社員研修を行うためにはDX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方を取り入れるとよいでしょう。 DXは、「ITの浸透によって人々の生活をより良くする」といった概念のことです。   DXで変わるコロナ禍の人材育成 DXにより、コロナ禍の人材育成が変わってきました。 例えば、オンラインを活用してのeラーニングやウェビナー(Webによるセミナー)が挙げられます。 集団研修で人材育成するのではなく、オンライン化することで感染症を防ぎつつ研修を行えるとあり、近年は注目されています。   DXで期待される人材育成の効果 中途採用者はスキルやビジネスマナーはありますが、やはり考え方は人それぞれです。 中途採用者が自身の経験を活かしながらも会社の理念や方針にいち早く馴染み、意欲的に会社で活躍できるよう、DXを使った人材育成を活用しましょう。 DXによるオフライン研修では、統一された研修を学ぶことができます。 認識のずれを最小限に抑えられることができ、仮に認識が甘かったり内容が落とし込めないところがあっても、繰り返し同じ内容を学ぶことで一定の理解を得ることができます。 これにより、中途採用者が「なかなか会社に馴染めない」「自分が抱いていた印象と違った」などという問題を最小限に抑えることができます。 また、DXによるオンライン研修を活用すれば、リモートでも直接対面で研修を実施できます。 オフラインの研修では見つけられなかった中途採用者が抱える課題や悩みに気づき、敏速に軌道修正することができます。 その他にも、DXで期待される人材育成の効果は、従来の会場型の研修に比べると場所や時間が柔軟に選択することができるため、経費や人件費の削減ができるため会社にとってもメリットがあります。   まとめ 中途採用者の研修では、新卒入社した社員とは違ったアプローチで研修を行いましょう。 経歴・スキルがあるといった中途採用者であっても、新しい会社に馴染めるとは限りません。 自社にあった研修方法を取り入れたうえで、中途採用者の能力を最大限発揮するためのサポートを行いましょう。 learningBOXでは、様々な企業様にも導入いただいております。 詳しくはこちらのlearningBOXの導入事例をご覧ください。 learningBOXは管理者を含め、最大10アカウントまで無期限で利用できる【無料プラン】もご用意してます。 ぜひ、少しでも興味を持っていただけたら弊社のlearningBOXを使ってみて下さい!   ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「人材育成に役立つ研修プログラムの作り方や必要性を解説」
人材育成の課題解決にeラーニングが有効な理由

人材育成の課題解決にeラーニングが有効な理由

人材育成の課題解決にeラーニングが有効な理由 企業にとって大切なのが「人の財」と言われる人材です。 社員一人ひとりに適切な教育を実施できれば、企業全体の生産性が向上して離職防止にもつながります。 しかし、このような人材育成の重要性を理解していても、「実際にどのような人材育成を行えば良いのかわからない」と悩んでいる経営者も少なくないのではないでしょうか。 そこで今回の記事では、人材育成の課題や具体的な育成方法について解説します。 本稿を参考に、人材育成のメリットやデメリットを把握し、どのような研修方法が企業にとって最適かを学びましょう。   目次はこちら 1.人材育成における課題とは? 2.人材育成を考えるときのポイントとは? 3. 人材育成の具体的な手段 4. 人材育成にはeラーニングの導入が有効 5. まとめ   人材育成における課題とは? 企業の多くは人材育成における課題を抱えていても、教育担当者が思うような効果が得られないと感じていることが多いです。 人材育成の課題が見えないまま、「教育や研修」を続けていては、受ける側も「あまり意味がないのでは?」と感じてしまい悪循環の研修が続いてしまいます。 こちらでは、人材育成の課題に対する具体策を3つご紹介します。   1.教育に時間を費やせるような体制づくりを構築する まずは教育に時間を費やせるような体制づくりを準備します。 少子化による人材不足が嘆かれている日本では、社員ひとり一人の業務負担が大きく教育に十分な時間を使うことができていないことがほとんどです。 残業が多い中で、何とか人材育成をする時間を捻出する方法では、教育による十分な効果は期待できません。 そのため、研修も業務の一環であると捉え、時間を費やせる体制を構築しなければなりません。 人材育成を専門に行う部署を設置したり、教育を兼任する社員の業務内容を見直すなど、企業が全体的な働き方改革を行う必要があります。   2.上司の指導意識を高める 上司の指導意識を高めることも重要です。 企業は「勤務歴の長い社員を教育係に任命する」「個人成績の良い社員に任せる」のではなく、まずは指導側の育成能力を考えなければいけません。 いくら個人として優秀であっても、指導意識や育成能力がない上司による教育が行われている状態では、受ける側も十分な研修効果が得られない可能性があります。 そのため企業は、人材育成を評価のひとつとして取り入れる必要があります。 成果に結びつく人材教育であれば、指導する側も部下のスキルや能力、ゴールまでの道筋をきちんと考えるように意識が向きます。   3.世代間のギャップを埋める 世代間のギャップを知り、溝を埋めるようにしましょう。 社会情勢は常に変化するため、これまで上司の受けてきた研修が必ずしも新入社員にとって効果の出るものだとは限りません。 また、中途社員への教育も新入社員のものとは異なります。 中途社員は前職との違いに戸惑うことがあるため、ビジネスマナーや基礎知識というよりも社内のルールや規定について十分な研修を行わなければいけません。 そのため、世代ごと必要に応じた人材教育が求められます。   人材育成を考えるときのポイントとは? 上記で述べた課題をふまえ、人材育成を考えるときのポイントについて解説します。   世代ごとの課題と目標を知る 人材育成には、世代ごとに課題と目標があることを覚えておきましょう。 世代に応じて、研修方法は臨機応変に変える必要があります。 例えば次のように世代によって求められる課題と目標は異なります。 ■新入社員 企業の経営理念、ビジネスモデルの理解 基本的なビジネスマナーの習得 モチベーションアップのための教育 ■中堅社員 今後のキャリアプランの創出 課題解決能力やプレゼンテーションスキルといった具体的な能力の向上 部下への指導方法の理解 ■中途社員 業界の流れや仕組みに関する理解 環境に慣れるための人間関係を構築 前職との違いやギャップの理解 実際に企業の人材戦略として、10年に一度は学び直しをしなければいけないという「リカレント教育」が注目されていて、年代別のキャリアデザイン研修などが開催されています。 これからの人材教育は、それぞれの世代に応じたスキルアップが必要です。   スキルマップを作成する スキルマップの作成は人材教育において有効な手段のひとつです。 スキルマップとは業務で必要なスキルをピックアップした上で、社員一人ひとりの持つスキルを表にしたものです。 一覧でまとめることにより「今社員に必要なスキル」「どのような目標を立てて研修を進めれば良いか」などが見える化されていきます。 見える化されることにより個々の具体的な教育方針が定まるので、繰り返していく中で社員のスキルアップが目指せるでしょう。   研修の効果を分析する また研修後は効果をしっかり分析しましょう。 正しい分析を行うことで形骸化されない実のある研修となり、高い効果が得られます。 分析は、各研修の投資効果や社員の態度、行動の変化といった企業の視点や、研修の満足度や知識の習得度といった社員の視点で分けられます。 このような分析は、理解度テストや受講者インタビューなどをすればデータ収集が可能です。 「ただ研修を実施しました」ではなくその後の効果までを分析すれば、より高い効果を持つ研修へとブラッシュアップされていきます。   全員が教育に取り組む意識を持つ 企業全体が教育に対する強い意識を持つことが重要です。 指導者へ教育を丸投げしないようにしましょう。 企業ができることには、人材育成を促すキャンペーンを行ったり社内報で研修のメリットを啓蒙したりするなどがあります。 また自己啓発セミナーや学習に関して、企業が費用や時間を支援すれば主体的に学ぼうという姿勢が生まれます。 社員に対し「なぜ教育、研修を受ける必要があるのか?」という理解を促し、自発的に研修を受けたくなるような環境づくりが大切です。 企業が人を育てるものであると捉えて、個人だけに任せず企業全体で教育を進めましょう。   人材育成の具体的な手段 それでは、人材育成の具体的な手段について見ていきましょう。 それぞれのメリットやデメリットについて解説いたします。   研修 研修は一回の開催で多くの社員に教育を行う方法で最もポピュラーな人材育成の手段です。 外部講師による研修を受ければ、幅広い知識やスキルを学ぶことができます。また従業員が研修を行う内部講師型の集合研修もあります。 内部型は実務レベルのノウハウを習得できるのがメリットです。 ただし受講している間、各社員が実務から離れることになるので残業の多い企業では行いづらさがあります。 そして内部講師はメリットが大きい分、高い指導スキルが求められるため、養成するための時間やコストがかかってしまうのがデメリットです。 また昨今の時代の変化により、集合研修はオンラインに切り替えていこうという体制づくりが各企業で進められています。 今後、人を集めて行う研修は減少傾向にあるでしょう。   OJT OJTは「On-the-job Training」の略で、実務をしながら業務の知識を身につけさせる人材育成の手段です。 実際の仕事をしながらなので、より高い実践的なスキルが身につくのがメリットです。また指導する側もフィードバックを行うことで、円滑なコミュニケーションのほか人材育成のノウハウが培われていきます。 ただしOJTは指導者の高い能力が必要で、現場の負担が大きくなるのがデメリットです。そしてOJT自体は企業へ直接的な成果を生み出すものではないので、教える側の時間的なコストは大きめと言えます。   自己啓発 自己啓発は社員が主体的に自分の能力を高める行動です。 具体的には、読書による知識習得や自己啓発セミナーの参加などが挙げられます。 時間や場所の拘束がなく、学びたいときに学べ主体的なスキルアップ向上が目指せます。 しかし自己啓発には強制力がないため、自ら学ぶ姿勢を持たなければ難しい方法です。そのため企業が社員のモチベーションを高め、自己啓発する意味を理解させる必要があります。   人材育成にはeラーニングの導入が有効 人材教育には効果的な手段がいくつもありますが、いずれもコストがかかったり時間的な拘束があったりというデメリットもあります。 そこでおすすめなのが、「eラーニング」による教育です。 例えば、オンラインで研修を行えば、大人数が集まるスペースの確保、参加者の移動時間や交通費・宿泊費を削減でき、一人当たりの受講費用が安くコスト面で優れています。 またeラーニングでは、つど知識確認テストが受けられるうえ、成績や習得度合いもひと目で確認できるので、成長を実感しやすいのもメリットです。 管理者側も、各社員の成績や取り組み具合が確認できるので、業務の効率化に加え、研修や教育制度の効果分析に大きく役立ったり、個人に合った教育を提示できたり、人事評価の指針にもなります。 従来の人材育成のデメリットを補う役割を持つeラーニングは、各企業での導入が増えていて、現在ポピュラーになりつつある人材育成の手段です。   まとめ 人材育成における課題やポイント、具体的な手段について解説しました。 今回ご紹介した人材育成の方法は、いずれも高い効果が期待でき、企業の生産性を上げながら定着率を安定させることができます。 時間面や費用面で準備が必要だという場合は、eラーニングが有効です。中でもlearningBOXは直感的に操作ができるユーザーライクな設計で、いつでもどこでも手軽に利用できます。また10アカウントまでは無料体験ができるので、ぜひ利用してみてください。 ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングの基礎や仕組み・使い方を徹底解説!【2020年~2021年】」
ブロックくずしゲームを作成・追加する方法

SCORM対応の「ブロックくずしゲーム」を作成・追加する方法

SCORM対応の「ブロックくずしゲーム」を作成・追加する方法 こんにちは!開発の小橋🌵です。 ここ数日で気温が急激に下がり、朝晩寒くなりましたね。 季節が、じわじわと秋に向かい1年も、早い所であと2ヵ月で終わりです。 今回の記事では、秋がもっと楽しくなる「SCORM対応のブロックくずしゲーム」をご紹介いたします。 弊社のeラーニングシステム【learningBOX】はSCORM1.2に対応したLMSです! 従って、LMSへ学習データを送信するようにコードを追加すると、学習教材としてユーザーに利用してもらうことができます。   目次はこちら 1.そもそも「SCORM」とは一体? 2.SCORM対応のブロックくずしゲーム 3. learningBOXはSCORM教材に対応したLMSです 4. まとめ   そもそも「SCORM」とは一体? SCORMとはeラーニングにおける標準規格で、LMS(学習管理システム)と教材を組み合わせるための仕様を定義しています。 SCORMは米国のAdvanced Distributed Learningによって策定され、日本国内においては、日本イーラーニングコンソシアムがLMSやコンテンツの認証および、SCORM関連資格の認定を行っています。 SCORMに準拠した教材であれば、SCORMに準拠したLMSで利用できます。   SCORMの目的 ▼SCORMには、大きく分けて2つの目的があります。 1.教材をシステムに登録する 2.教材とシステムの間で成績等をやり取りする ※SCORMについて詳しく知りたい方はこちらの【SCORMとは】をご確認ください!   SCORM対応のブロックくずしゲーム 今回ご紹介するコンテンツは、教材というよりも、ずばり「ゲーム」です。 まずはこちらの動画をご覧ください!   ブロックくずしゲームの詳細について 今回ご紹介する、「ブロックくずしゲーム」は、MDN Web Docsが「Canvas」を使って公開しているものに少し手を加えたものです。 javascriptとhtmlがある程度わかる方はぜひトライしてみてください。 参考:https://developer.mozilla.org/ja/docs/Games/Tutorials/2D_Breakout_game_pure_JavaScript/Mouse_controls   ■ブロックくずしゲームの変更内容はこちら ・ゲーム終了後、繰り返し自動実行となっていたので、一度終了したら繰り返さないように変更。 ・ゲーム終了と同時に「成績(合格か不合格)」と「得点」を自動送信するよう変更。 ・成績を100点満点としたいため、計算しやすいようにブロックの数を合計15個から20個に変更し、ブロック1個につき5点の得点を加算するよう変更。 ・ゲーム終了時のメッセージをアラートからテキスト表示に変更。 ・マウス操作のみに変更。   learningBOXはSCORM教材に対応したLMSです SCORM教材は、簡単なプログラムを書いたことのある人ならすぐに再現できます。 ブロックくずしゲームはこちらからダウンロードすることができます。 コンテンツをダウンロードしましたら、実際の動作をlearningBOXで確認してみましょう。 ⇒[download id="61379" template="教材をダウンロードする"]    ブロックくずしゲームの動作確認してみましょう   学習画面からブロック崩しゲームに挑戦してみましょう 教材の学習ステータスが合格・不合格の表示に切り替わります。 学習後、成績データが反映されます。   ブロックくずしゲームの成績データを確認をする learningBOXはSCORMに準拠したLMSなので、成績データも保存されます。 管理者はユーザーの受講履歴を成績管理画面で確認したり、CSV形式で成績データをダウンロードすることも可能です。 今回のブロックくずしゲーム成績の判定基準は80点以上を合格に設定してます。 成績管理の見かた、概要についてはこちらの成績管理ページにて詳しく紹介されています。   ブロックくずしゲームをカスタマイズしてみよう コンテンツを学習していると、「ここはこういう動きの方がいいな~」とか、いろいろ修正したいところが見つかるかと思います。 Javascriptの基礎知識をお持ちの方でした、ぜひ自分仕様にコンテンツをカスタマイズしてみましょう! ■カスタマイズ例) ・合格基準を変えてみる ・球の速さを変えてみる ・ブロックの数を変えてみる ・経過時間を成績送信してみる ・スタートボタンを用意して押したらゲームが開始されるように変えてみる ・違うゲームに書き換えてみる   ▼SCORM教材に関連する記事はこちらをご覧ください   まとめ SCORM教材を手作りしてインポートするとゲームのような自由度の高いコンテンツが作成できます。 learningBOXを使えば、自作のゲームを公開し、ランキング表示なども設定可能です! 今回ご紹介した「ブロックくずしゲーム」ほんの一例にすぎませんが、世界に一つだけのプログラムをlearningBOXで公開しましょう! learningBOXなら、SCORMを追加するだけで、SCORM対応の多種多様なコンテンツが作成できます。 まずは楽しみながら簡単なSCORMコンテンツを作ってみませんか? 弊社のeラーニングシステムは学習者にとっても使いやすいeラーニングです。 もし、eラーニングシステムの導入やSCORM教材を学習コンテンツとしてご利用したいとお考えのお客様は一度、弊社のlearningBOXをお試しください。 learningBOXは10アカウントまででしたら、なんと、期間無制限・無料でご利用が可能です。 ⇒フリープランをお試しする 本稿もご覧いただきありがとうございました。

Fromメールが迷惑メールに分類されないように設定する方法

Fromメールが迷惑メールに分類されないように設定する方法 はじめに、SPFとは「Sender Policy Framework」の略で、なりすましメールと誤判定されることを防ぐためのセキュリティ技術です。 SPF設定を行うことで、カスタマイズやサイトカスタマイザーでご利用いただける「Fromメールのアドレス変更」によって、学習者にメールが届かないといった事態を防ぐことができます。 今回の記事では、Fromメールが迷惑メールとして振り分けられてしまう際の対処方法をご紹介します。   目次はこちら 1.SPF設定とは? 2.SPF設定の手順について 3. まとめ   SPF設定とは? このメールアドレスは、このメールサーバからの配信を許可していると明示的にするための設定です。 SPFの設定をせずにメールの配信をすると、「ドメイン」の送信元であるメールサーバの「IPアドレス」が認証できないため、迷惑メールと判断される可能性が高くなってしまいます。 従って、SPFの設定を行うことで、Fromメールのメールアドレスが「第三者によって不正に利用されていない」という証明になり、迷惑メールに分類されにくくなります。   SPF設定の手順について learningBOXの管理画面からではなく、各社のご契約いただいているドメイン管理会社の管理画面(DNSサーバ)から設定を行います。 ドメイン管理会社とは、ドメインを取得する際に利用した会社のことを指します。 メールアドレスのドメイン部を確認することで、ご契約いただいているドメイン管理会社が分かります。   1.ドメイン管理会社にDNS設定を申請します 利用しているドメイン管理会社にDNSの設定を申請する必要があります。 DNSとは、ドメイン名を管理・運用するためのシステムです。 申請手順は各ドメイン管理会社のページにてご確認ください。   2.DNS設定画面でSPFを設定します 弊社のlearningBOXは、「Amazon SES」のメールサーバを利用しています。 ドメイン管理会社の管理画面より下記を入力し、SPF設定を行います。 ※ホスト部分に関しては、DNSサービスによって空白または@になります。 ドメインにすでに SPF レコードがある場合は、以下の形式を使用して、Amazon SES の include ステートメントを ~all の前に追加してください。 “v=spf1 既存設定 include:amazonses.com ~all” お名前ドットコムでSPF設定をする場合 お名前.comのコントロールパネルより設定します。 お名前.comの場合、ご利用のネームサーバによって設定方法が変わりますので、詳細につきましては、お名前.comのサポート情報をご参照ください。 XserverでSPF設定をする場合 まとめ 今回は、Fromメールが迷惑メールに分類されないためのSPF設定についてご紹介しました。 「SPF」や「DNS」などのIT用語を聞くと難しく感じてしまいますが、「Fromメールを送信したつもりが迷惑メールに分類されて学習者に届いていない」など、管理者と学習者との認識の相違を防ぐことができます。 また、学習者へのメールの到達率を高めるためにも「なりすましメール」への対策は必須です。 その中でも、SPF設定はメールアドレスの不正利用の疑いを晴らすための仕組みとして重要なので、ぜひ設定してみてください。 カスタマイズやサイトカスタマイザー機能は、サブドメイン毎に送信元(From)を含めたメールアドレスを自由に変更することが可能な有料オプションです。 送信元が明確になることで、学習者が安心してメールを受け取ることができます。 ご興味のある方はお気兼ねなくご相談ください。
ICT教育導入による生徒・教師・学校それぞれのメリットとは

ICT教育導入による生徒・教師・学校それぞれのメリットとは?

現代の教育現場では「探求学習」や「ICT教育」のように、新しい教育の形が推進されています。今回の記事では、ICT教育の導入によるメリット・デメリットについてご紹介します。 ICT教育の導入をお考えの教育担当者の方は、導入によって生徒・教師・学校が得られるメリットをあらかじめ把握することが重要です。本稿を参考にぜひICT教育の理解を深めていきましょう! ICT教育とは? ICT教育とは、教育現場で行われるタブレットやPCなどのITテクノロジーを活用した取り組みのことを指します。ICTは「Information and Communication Technology」を略した言葉であり、日本語では「情報通信技術」と呼ばれます。 ICT教育の例としては、タブレットや電子黒板の導入などが身近な例として挙げら、「デジタル機器を使うことで、生徒・教師のそれぞれが視覚的にわかりやすい授業」の実施が可能です。 ICT教育が注目されている理由 ICT教育が注目されている主な理由には、「GIGAスクール構想の推進」が挙げられます。「GIGAスクール構想」とは、小学校・中学校の児童生徒1人ずつに学習用のPCと、ネットワーク環境を整備する計画です。「1人1台端末」の環境を整備できれば、教師・生徒が双方向の授業を実施できるほか、個々の学習状況に応じた教育の実施も期待できます。学校におけるICTの環境整備状況は、地域によって差が生じています。 また、2018年に実施されたPISA(学習到達度調査)において、日本はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも、学校でのデジタル機器の利用時間が最下位でした。 【出典】 文部科学省「GIGA スクール構想の実現へ」 デジタル機器が活用されていない状態が進むことで、IT分野において日本はさらに遅れを取ることが懸念されています。GIGAスクール構想を実現させるためにも、ICT教育が持つ役割は大きいといえます。 目次に戻る ICT教育のメリット ICT教育には、生徒と教師の双方にとってたくさんのメリットがあります。こちらでは4つのメリットを例に、解説します。 生徒のメリット1:モチベーションが高まる 生徒の視点におけるICT教育のメリットとして、モチベーションの高まりが挙げられます。ただ黒板に板書された内容をノートに書き写す授業では、生徒のモチベーションを高めることは困難です。 しかし、タブレットやPCを使ったデジタル機器を用いることで、生徒は新鮮な感覚で授業を受けることができます。ひとつの例として、タブレットやPCに備わっているビデオ通話機能を利用し、海外の生徒と話す授業がおすすめです。英語を中心とした外国語の重要性が叫ばれている現状もあり、タブレットやPCをうまく使えば、生徒にとって刺激が高まる授業が実施できます。 生徒のメリット2:楽しみながら学習できる ICT教育は、視覚や聴覚で相手に情報を伝えられる点もメリットです。例えば、数学では図形が立体的に表示されたり、英語では単語の発音を音声で聞き取ることができます。教科書で文字を読むだけの授業では、生徒同士のディスカッションなども生まれにくく、教師の一方的な授業が多くなりがちです。 しかし、ICT教育では教師と生徒、あるいは生徒同士といった双方向の授業が行えます。生徒が楽しみながら学習できる状態を作り出せれば、授業の満足度が高まることにつながります。 教師のメリット1:業務効率化につながる ICT教育は、教師にとって業務効率化につながるメリットもあります。デジタル機器を使用して授業を実施すれば、教科書を発注したり印刷したりといった手間が発生しません。 また、課題の採点などもオンラインで実施することで、資料の保管や準備も不要となります。学校現場における教師の負担の大きさが叫ばれている現代、ICT教育は負担を減らすきっかけとなる活躍を期待されています。 教師のメリット2:情報共有がしやすくなる ICT教育を導入するメリットとして、教師同士の情報共有がしやすくなることも挙げられます。資料作成や表計算ができるソフトを使って資料を作成すれば、資料を紙で印刷する必要もなく、簡単に資料の共有が可能です。 また、授業の進捗状況を見える化しておけば、他の教師との連携も取りやすくなります。 目次に戻る ICT教育のデメリット ICT教育には多くのメリットがある一方、デメリットも少なからず存在します。代表的なデメリットは以下の2つです。 導入の際にコストがかかる タブレットやPCは安価に購入できるものではなく、一定のコストがかかってしまいます。生徒・教師の全員分のデジタル機器を用意する場合、導入時にまとまった費用が発生することがICT教育のデメリットです。 加えて、デジタル機器は故障してしまうことも珍しくありません。故障したときには修理を依頼するか、新しく買い直す必要があります。導入後のコスト発生も考えなければならず、想定した以上のコストがかかる可能性も考えられます。 トラブルが起こると授業が中断になる デジタル機器の利用にはインターネット環境が必須であるため、通信環境にトラブルが発生すると、授業を中断しなければなりません。インターネット環境が回復しない場合は、想定した授業を進められないことがデメリットです。 授業の進捗具合に影響が出ないよう、デジタル機器が使えなくなったときの対処法を考えておきましょう。 目次に戻る ICT教育を円滑に進めるために必要なこと ICT教育にはさまざまなメリットがあるものの、活用の仕方が不十分な場合は、効果を実感できないケースも少なくありません。ICT教育を円滑に進めるためには、以下の2点を確認しておきましょう。 ICT教育を実施する目的を明確にする ICT教育はあくまで「生徒のため」に実施することが重要です。教師の業務負担につながる側面もあるものの、実施する目的は明確にしておきましょう。どのようなスキルを身につけてほしいのか、ICT教育を通してどう成長してほしいのか、ICT教育を実施する前に考えておくことが求められます。 外部人材を活用する ICT教育を進めるときは、外部人材の活用も検討しましょう。ICTスキルのレベルは個人単位で異なるため、デジタル機器が用意されても教師がうまく使いこなせるとは限りません。 現在、文部科学省は「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」を実施しています。ICT環境の整備に関する計画策定や、効果的な指導方法をアドバイザーが助言する事業です。すでにICT教育に精通しているアドバイザーを活用すると、ICT教育を円滑に進めることが期待できます。 【出典】 文部科学省「ICT活用教育アドバイザー事業」 目次に戻る ICT教育の実例 ICT教育は多くの学校で実践されており、実例もたくさんあります。ここではICT教育の実例を2つ紹介します。 実例1:立教女学院小学校 東京都にある立教女学院小学校では、「Well Learning Project」と題してICT教育を推進しています。このプロジェクトは下記の3つの考えをベースとしています。 子どもたちが心から学びたいと思える学びの場所 立教女学院小学校で我が子を学ばせたいと親が実感できる環境 教員が心を込めて子どもに教えたいという意欲を持てる場所 野菜の栽培や田植えの体験といった自然に触れる機会が用意されているだけでなく、PCの操作を学ぶことも可能です。また、学習を通して学んだことを発表する場面ではiPadを用いるなど、デジタル機器を使う場面が頻繁に用意されています。 【出典】 立教女学院小学校「Well Learning Project」 実例2:N中等部 インターネット環境があればどこでも学習できるN中等部では、カリキュラムの中に「プログラミング学習」が用意されています。プログラミング学習の目的は、ただプログラミングのスキルを身につけることではありません。プログラミング言語の知識を活かしつつ、問題解決能力や論理的思考力を育てることを目的としています。 まずはPCの使い方など、基本的なICTスキルを身につける段階から始まります。その後、自身が作りたいと思うもの(Webサイト・ゲームなど)を選び、自らで作っていく流れです。 【出典】 N中等部「プログラミング学習」 目次に戻る まとめ 今回は、ICT教育のメリットを中心に、ICT教育を円滑に進めるために必要なことや実例なども紹介しました。 ICT教育には生徒・教師のそれぞれにメリットがあり、うまく活用できれば大きな効果を期待できます。しかし、教師が業務を楽にするために導入するのではなく、生徒にとって効果的になる工夫をしましょう。   ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい 目次に戻る
おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法

おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法

おさえておくべき新人研修の内容とモチベーション維持の手法 今回の記事では、新人研修の目的や新人社員のモチベーション維持の手法についてご紹介します。 入社したばかりの新人が、その会社で最初に経験するのが「新人研修」です。 会社の仲間としてキャリアをスタートするにあたり、業務に必要な知識やスキルを身につけてもらうのが重要です。 実はこの「新人研修」は、今後の会社員としてのモチベーションを左右するほどの影響力があることをご存知でしょうか? 意気揚々と入社した新入社員のやる気をさらにアップさせる「新人研修」には何が必要なのでしょうか?   目次はこちら 1.新人研修とは 2.研修を行う4つの目的 3. 新人研修で使われる4つの手法 4. モチベーション維持にはフォローが重要 5. 新人研修をさらに充実させるeラーニングシステム 6. まとめ   新人研修とは 新人研修とは文字通り、新しく入社した社員に行われる研修ですが、新卒での入社か、そうではないのかによってその内容は異なります。 なぜなら、新卒採用の社員と中途採用の社員では、社会人としての経験値に差が生じます。   新卒採用の場合 社会人としての経験がない新卒採用の社員は学生から社会人への意識改革が研修のメインになります。 コンプライアンスや社会人としての心構え、基本的なビジネスマナーなどがそれに該当します。 もちろん、具体的な業務に関する研修もありますが、一番大きな目的は「社会人になった!」という自覚を与えることでしょう。   中途採用の場合 社会人経験のある中途採用の社員はビジネスマナーなど社会人としての知識は身に付けています。 企業は、中途採用の社員には即戦力としての活躍を期待します。 そのため、「企業理念・企業特有の業務知識・業界情報」などを伝えるのが新人研修のメインとなります。 一人ひとりの経験やスキルに合わせ、足りない部分を補填して理解を深めていくことが重要です。   研修を行う4つの目的 新人研修の一番の目的は会社にとって有益な人材に育てることです。 新卒採用であろうが、中途採用であろうが大前提は変わりません。 そんな有益な人材の育成にはどのような研修が必要なのでしょうか。 教育担当者は、「なぜ研修を行うのか?」という目的をしっかりと明確にしておくことです。 「なんとなく、やらないといけないものだから」という気持ちで研修を行うと、その気持はおのずと新入社員にも伝染します。 教育担当者は、知らない間に「フレッシュな社員のモチベーションを下げてしまう」可能性があるので要注意です! では、新人研修を行う目的とは一体何なのでしょうか? こちらでは、大きく4つの項目を例にご紹介します。   【目的1】企業理念を理解する 新入社員には、まず初めに自社の企業理念を理解してもらうことが必要です。 理念やビジョンを知ってもらうことはとても大切です。 企業理念はその会社での働き方の基準になります。 会社の方向性に沿った働き方をするためには、これらの理解は欠かせません。 また、理念やビジョンの共有はモチベーションの向上につながります。 社員全員が共通の目的を持ち、仕事に取り組むことで、成果も目に見えて上がることが期待されます。 企業理念などは一度の研修で伝わるものではありませんが、くり返し伝え、会社全体に浸透されるように取り組みましょう。   【目的2】社内での人間関係を構築する 当たり前のことですが、入社したばかりの社員には周りに知り合いがいません。 研修には、上司や同期など新しく社内での人間関係を構築するという目的があります。 会社で働くには良好な人間関係は大変重要な項目です。 日頃のコミュニケーションが取りやすければ、業務もスムーズに行うことができます。 また、何か困ったことが発生したときに、上司、同期を問わず、相談相手がいることも重要です。 自分の味方をしてくれる存在が社内にいるということは大きな安心につながり、社員の離職防止にも繋がります。 新人研修で、多くの人と接する機会をつくることは、働きやすい環境へとつながります。   【目的3】業務に必要な技術や知識を身につける 業務内容に応じた必要な技術や知識を身に着つけさせることも新人研修の大きな目的のひとつです。 しっかりとした技術や知識を身につければ、研修後、スムーズに業務をスタートできます。 基本的なビジネスマナーもここに含まれます。 一般的な知識だけでなく、その会社や部署独自の知識や技術も伝えるようにしましょう。 その際には、現場で働く社員のリアルな声を取り入れ、実践的な研修内容にすることをおすすめします。   【目的4】社内でのルールを知る 会社には会社独自のルールや規律が存在します。 顧客対応が必要な仕事なら、服装の基準などがあるかもしれません。 会社にとって死活問題となっている情報漏洩を防止するため、文章の管理や記録メディアの取り扱いなどにルールがある会社もめずらしくありません。 中途採用の社員は、独自のルールに「前職と勝手が違う」とギャップを感じる可能性もあるので、何のためのルールであるかを丁寧に説明する必要があります。   新人研修で使われる4つの手法 こちらでは、新人のやる気を大きく左右する新人研修の進め方について代表的な4つの方法をご紹介します。 ■手法その1「グループワーク」 数人単位のいくつかのグループに分け、課題に取り組む手法です。 一緒に課題に取り組むなかで、チームワークスキルを育むことが期待されます。 ■手法その2「レクリエーション」 簡単なゲームを「レクリエーション」として用いる手法です。 「ジェスチャーゲーム」や「伝言ゲーム」など、誰でもできる単純で簡単なゲームがよく使われます。 レクリエーションは、緊張をほぐしたり、コミュニケーションをとるきっかけとなるといった効果があります。 ■手法その3「ロールプレイ」 実際のビジネスシーンを想定し、そのなかで必要とされる役割を演じる手法です。 「ロールプレイ」とは「役割(role) を演じる(play)」という意味で使われます。 座学ではなかなか身につかない実践的なノウハウを得ることができます。 ■手法その4「OJT」 「On-the-Job Training」の略で、経験豊富な上司や先輩が実際の業務を通じ指導し、知識や技術を身に付けさせる手法です。 実際に仕事をしている人から直接指導を受けられるのがメリットです。   モチベーション維持にはフォローが重要 研修が終わると、新入社員は各部署へと配属されていきます。 新入社員は新しい環境に期待と不安を常に感じているはずです。 そんな新人を迎える配属先の先輩社員や上司はどうすればいいでしょうか? 教育担当者はまず、配属先で孤立していないかを確認しましょう。 新入社員には何かわからないことがあった時に気軽に質問できる相手が必要です。 頼れる人の存は職場を働きやすくします。 そのような環境であれば、おのずと仕事へのモチベーションも上がります。 配属されて2〜3ヶ月間はわからないことも多く、壁にぶち当たることが多いです。 配属されて2〜3ヶ月後はモチベーションがちょっと低くなる傾向がでやすいです。 「あれ?思っていたのと違う」と不安を感じる社員もいます。 この時期は一度、新人社員と話し合う機会を作ることをおすすめします。 今までの成長具合を振り返り、これから先の新たな目標を設定するなどし、新人社員のモチベーションをサポートしましょう。   新人研修をさらに充実させるeラーニングシステム 「リモートワーク」ということばが一般的になった現在では、研修をリモートで行うことも一般的になってきました。 「eラーニングシステム」は新人研修の手法として最近注目されている教育システムです。 eラーニングシステムシステムを使った研修には次のようなメリットがあります。 【新人側のメリット】 ・自分のペースで場所を問わず学習できる ・何度も反復練習し、身につけることができる ・習慣化しやすい 【会社側のメリット】 ・研修のクオリティが均一である ・学習の進捗状況の管理がしやすい ・研修にかかるコストの削減が期待できる もちろん、eラーニングシステムにも、社員間の交流が減ることや、モチベーションのコントロールがむずかしいなどのデメリットもあります。 限られた時間で効率よく新人を研修が必要であれば、通常の研修とeラーニングシステムでの研修の併用を検討してみてはいかがでしょうか? それぞれのメリットを活かし、デメリットを補う研修プログラムができあがるのではないかと思います。   まとめ 新人研修は新入社員のこれからの働き方の土台となり、モチベーションに大きな影響を与えます。 新人研修の目的は会社にとって有益な人材を育成することです。 研修の目的を明確にしっかりと研修を行うことで、企業は、新入社員だけでなく、組織全体の生産性の向上へとつながります。 また、最短で効果を出すにはオンライン研修も検討すべき手段です。 弊社のeラーニングシステム「learningBOX」なら、さまざまな角度から新入社員の知識の定着を確認できます。 成績や進捗状況も簡単に確かめることができるので、社員のモチベーションUPにも繋がります。 プログラミングの知識がなくても、直感的に操作できるシンプルなシステムは多くの企業で高評価をいただいております。 まずは無料登録でその使いやすさを体験してください。     ▼こちらもおすすめ!あわせて読みたい「eラーニングを使った新人社内研修をご紹介します」

即日利用開始できるLMS、learningBOX

西村です。learningBOXって、実は、クレジットカード決済で利用開始できます。半年ほど前までは、1年単位のプラン申込で、途中からの人数追加がやりにくい・・・などの課題も抱えておりましたが、最近のアップデートで、クレジットカード決済がかなりつかいやすくなりました。DX担当チームには感謝しかありません。 クレジットカード払いのメリット クレジットカードで払うと、いいこといっぱいあります。 すぐに利用開始できる(弊社営業日関係ない) クレジットカードで決済すると、弊社の営業日や金融機関の営業日などに影響されず、即時利用開始いただけます。 振込手数料が不要 銀行振込の場合はお客様に手数料を負担いただいておりますが、クレジットカードであれば手数料なしでお支払いいただけます。 弊社営業担当・経理担当が幸せになる 入金確認作業やそれをシステムに反映する作業がなくて弊社の営業やカスタマーサポートが幸せになります。また、金銭のやり取りがシステム的に完結するので、誤りもなく、経理担当も安心です。 クレジットカードのポイントがたまる クレジットカードのポイントがたまります。うれしいですね!(ポイントの取り扱いなどは勤務先のルールに違反しないようご注意ください) クレジットカードをおすすめしないケース とはいえ、クレジットカードでの支払いをお勧めしないケースもあります。 高額になる場合 クレジットカードの限度額を超えたり、限度額を過度に圧迫するような場合は、クレジットカードでの支払いはお勧めしません。弊社側も、数パーセント程度の決算手数料がかかってしまうので、銀行振込による支払いをお勧めしたいところです。 専用サーバの構築などを伴う場合 専用サーバの構築などを伴う場合は、納品日の調整が必要になりますし、高額になる場合にも該当するので、弊社のカスタマーサポートに連絡をいただいき、銀行振込にてお支払いいただく場合が一般的です とはいえ お支払い方法や使い方に不安がある場合は、メール、チャット、お電話などにてお気軽にお問合せください。電話は龍野の本社で対応しておりますが、カスタマーサポートチームのすぐ隣には開発チームや営業チームもおりますし、その隣には私もおります。料金プランのことから、技術的な相談、機能要望、不具合報告まで同じ窓口で対応しております。
ハッシュ関数・ストレッチング・ソルト

ハッシュ関数・ストレッチング・ソルト

こんにちは。こんにちは。西村です。年度末で大忙しですが、なんとかやってます。 パスワードはわからない learningBOXのサポートチームへのお問い合わせで、パスワード忘れたんだけど、教えてもらえますか??ってのがあります。お客様からすれば、サービス運営者ならパスワードぐらい分かるんじゃない?と思われるのかもしれませんが、実は、我々もパスワードに何が設定されているか知るすべはありません。 パスワードはハッシュ化されている learningBOXにおいて、パスワードはハッシュ化されて保存されています。ハッシュ化というのは、元の値に対して何らかの演算を行い、元の値の特徴は分かるものの、元の値が何であるかわからない値を作ることです。例えば、「整数に対して各桁の和を求める」というハッシュ関数を考えてみます。左から右は簡単に求まりますが、右から左は求めることができませんよね?これをハッシュ関数の一方向性といいます。 上記の例では、右の値から左の値を推測できませんが、右の値が同じになるような左の値は簡単に求められてしまうので、パスワード認証システムとしては安全ではありません。右の値を当てることがどれだけ難しいかは衝突耐性、衝突安全性などといわれ、適切なハッシュ関数を使うことが大切です。 ストレッチングで時間稼ぎ ブルートフォース攻撃。いわゆる総当り攻撃で、ありとあらゆるパスワードを試されると、どんなパスワードでも破れてしまいます。この総当り攻撃にかかる時間を引き伸ばすのがストレッチングという手法です。現代のCPUは速いです。GPUはもっともっと速いです。たかだかゲーミングPCレベルのGPUでも10TFlops、つまり、1秒間に10兆回程度の計算ができてしまいます。10万回の計算で実行できるハッシュ関数は、1秒間に1億回実行できてしまします。つまり、数字8桁のパスワードは1秒で破られます。やばいです。アルファベットと数字が使われているなら1日ぐらいかかるかもしれませんが、1日で破られます。やばいです。そこで、ストレッチングです。ストレッチングとは、ハッシュ関数を繰り返し通すことで時間稼ぎをする方法です。1024回通せば1日が1024日に伸びます。そこそこ安全です。 ソルトで安全に 1024日かかるといっても、それはゲーミングPCでのこと。予算が100億円あれば破れます。楽勝です。予算100億円あれば、10桁までのすべてのあり得るパスワードに対してストレッチングした後のハッシュ値を求め、レインボーテーブルなどという魔法の逆引き辞書を作れてしまいます。(※厳密に算出した金額ではありません)これに対抗するために、パスワードにソルト(Salt)をふって味付けします。こうすることによって、レインボーテーブルによる逆引き攻撃を防ぐことができます。もちろん、1このパスワードを破るために100億円注ぎ込まれると破ることができるわけですが、そこはバランスです。 オンライン攻撃とオフライン攻撃 ストレッチングとソルトの話は、実は、オフライン攻撃の話でした。オフライン攻撃というのは、ハッシュ化された値が外部に漏れていて、その値に対してPC上で総当りによるパスワード推定をする方法です。ハッシュ化された値が漏れていて・・・とか軽くかいてますけど、この時点で情報流出事故です。インシデントではなく、アクシデントです。大変な状態です。そんな事態に落らないよう、開発プロセスを整備し、コーディングルールを徹底し、コードレビューを行い、脆弱性診断をしているわけです。その一方、「オンライン攻撃」は簡単に実行できます。オンライン攻撃とは、ログイン画面にて、IDとパスワードを入力して、ログインしようとする攻撃です。誰でもできますね。 オンライン攻撃を防ぐ:回数制限 パスワードをN回間違えたらログインをロックする。それだけで試行回数を制限でき、不正ログインされる可能性が格段に下がります。learningBOX 2.10.xより、パスワードの誤入力回数の上限を設定できるようになりました。 オンライン攻撃を防ぐ:二要素認証 learningBOXでは、IDとパスワードが正確に入力された場合に、E-mailにて追加認証キーを通知することができます。この機能を使うことで、認証キーの送信先のメールボックスにログイン認証が破られない限りは、不正ログインできないです。 オンライン攻撃を防ぐ:IPアドレス制限 learningBOXを専用サーバ契約いただくことで、接続元のIPを制限することができます。つまり、会社からしか接続できないよう制限できるということです。 最後に セキュリティー技術は日進月歩で進んでいます。一度学習しただけで満足せず、常に新しい知識を取り入れ続けることが大切です。また、情報セキュリティマネジメント試験、情報処理安全確保支援士試験などの公的な資格を取得することで、俯瞰的な知識を効率的に身につけることができます。私も非登録ですが、情報処理安全確保支援士試験を受験し、合格しております。✌
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