コラム

eラーニングを企業内研修に導入するメリットとは

eラーニングを企業内研修に導入するメリットとは? 一昨日は七夕でした。読者の皆様はどんな願い事を短冊に書きましたか?私は『自然災害の少ない年でありますように』とお願いしました。もう少しでお盆ですね。お盆は地元に帰省予定のマーケティング担当の貴田岡(キタオカ)🍎です。ではでは!今回は企業内研修にeラーニング学習を導入するメリットについてお話ししたいと思います。本稿もどうぞお付き合いの程よろしくお願い致します。 eラーニングが注目される背景 eラーニングとは、簡単に説明するとインターネットを利用した学習システムになります。現在、eラーニングは、スキルアップ/キャリアアップや趣味学習、業務内容の理解、理念共有など様々な分野で活用され、個人利用はもちろん、社内研修の学習教材としても用いられています。 もともと、1990年代後半にパソコンが世界的に普及し始めると瞬く間に世に広がり、日本には2000年代になってE-ジャパン構想といった政府の推進も受け、さらに認知度が高くなりました。さて、今回はeラーニング学習が作りやすい現代の環境において、日本での普及率やビジネスシーンでの活用について説明したいと思います。 目次はこちら 1. eラーニングの普及 2. ビジネスシーンにおけるeラーニング 3. ビジネスシーンで利用効果が高まり続けるeラーニング 4. 企業研修に対するe-ラーニング活用のメリット 5. まとめ eラーニングの普及 eラーニングの歴史の始まりは1990年代に遡ります。当時パソコンといえば、仕事や研究に必要な人、コンピューターに詳しい人など、ごく一部のユーザーが使う特別なものでした。当時のPCを活用した学習システムは、いずれも非常に高価で敷居の高いものでしたが、IT技術の発達とネットワークの普及によって価格が大きく低下し、誰しもが簡単に参入できる環境へと移り変わりました。 その結果、『いつでも』『どこでも』『手軽に』行うことのできるeラーニング学習に大きな期待と関心が高まりました。自発的かつ持続的に行うべき学習・研修内容とPC、スマートフォン、タブレットなどの電子機器を用いた学習方法との親和性の高さが明らかになったことで、様々な分野において広く注目・活用されるようになりました ビジネスシーンにおけるeラーニング ネットワークを通じてリアルタイムで教師対学習者や学習者同士のコミュニケーションを図ることができるeラーニングは、教材の郵送などによって行われている従来の通信教育とは違い、自ら進んで学習が行え、自分の学習状況に合わせて何回でも予習・復習が可能です。eラーニング学習システムにより多数の学習者を一括で教育する事で、教師の負担や人件費など教育コストの大幅な削減をも実現させました。 学習機会を平等に提供することのできるeラーニング学習システムと人件費の削減効果に大きな魅力を感じた経営者や企業・人事担当者は、集合研修(集合教育)に代わる新しい学習形態として積極的にeラーニングを取り入れていきました。 ビジネスシーンで利用効果が高まり続けるeラーニング インターネットを活用したeラーニングがビジネスに活用されるようになった当初、その多くはeラーニング用の学習管理システム(LMS)を自社のサーバーに導入してシステム管理者が管理を行うという形態(オンプレミス型)をとっていました。しかし、使用方法、メンテナンス方法などの製品知識や高度な管理能力を必要とするため、企業にとって大きな負担となり、システム管理に強い人材の確保や高い導入効果が見込める大企業でしか活用されませんでした。しかし、ネットワーク回線を通じて送受信することのできるデータ容量が増えたことにより、この状況は大きく変化します。 企業内に設置されているサーバー内にシステムやデータを保管するのではなく、eラーニングの学習管理システムを開発した企業が運営会社として、共用サーバーを利用してシステムのアップデートやデータの管理を行ういわゆるクラウド型の学習管理システムが登場し、中小企業におけるeラーニング導入のハードルが大きく下がることになりました。 企業研修に対するe-ラーニング活用のメリット eラーニング導入によって企業内の学習環境は大きく変化します。導入するeラーニング学習システムの機能を最大限に活用することにより、学習者である従業員と提供者である企業は多くのメリットを受けることが実現可能となります。 学習者側のメリットを整理しましょう 従業員自ら学びたくなる学習環境を構築し、維持していくためにも、学習者側がeラーニングによって得ることのできるメリットを提供者側が理解しておく必要があります。eラーニングが学習者に与えるメリットとして次のものがあげられます。 ▼自分の都合に合わせて学習ができる 通常の研修を実施するには指導者や研修場所などの準備を要するため、日時や場所について細かい設定が行われます。しかし、日々の業務に追われてしまい研修日時に合わせた業務調整を行うことのできない従業員は、自分の業務内容に対する理解度の確認や更なるスキルアップを行いたいと思っても気軽に研修に応募することができません。それに対し、eラーニングであれば業務と業務の間に生まれた僅かな時間や余暇時間を活用することによって自分のペースで学習を行うことができるのです。『いつでも』『どこでも』学べるという学習環境は、eラーニングが学習者にもたらす一番のメリットといえるでしょう。 ▼業務マニュアルとして活用できる eラーニングが得意とすることは、復習やスキルアップだけではありません。業務に関する様々な情報やノウハウを分かりやすく整理し、従業員の誰もが自由に閲覧できるデータとして公開しておくことにより、業務や学習内で生まれた疑問や課題を自分の力で解決させることが可能となります。また、掲示板やチャットなどの情報交換ツールを通じて個人の努力だけでは解決できない問題を共有することによって、問題解決の糸口を掴み、問題解決に向けた協力者を得ることができます。 ▼研修の評価が容易に行える 学習を成長に繋げるためには自己分析が欠かせません。ですが、自身の学習に対する評価を行うには相応の準備と手順が必要となり、継続することが難しく、その手間ゆえに志半ばで挫折してしまうことも少なくありません。しかし、学習履歴を記録することができるeラーニングシステムであれば、学習成果や進捗度をグラフや数値など可視化した状態で表示してくれるため、学習内容に対する自己評価の負担を大きく軽減することが可能となります。ドリルや小テストの点数の推移だけをチェックするだけではなく、自分の得意分野と苦手分野を正しく理解することにより学習効率は大きく上昇し、学習効果を実感した学習者のモチベーションは更に高まっていくことでしょう。 ▼業務に関する不安や悩みを解消する 集合研修では指導者から個人的に指導やアドバイスを受ける機会が少ないため、消極的な受講者であれば自身の学習理解度や達成度を正しく判定できず、研修中に生まれた疑問も解消できないまま実務に戻るということも起こりえます。しかし、そのような状態では自信を持って業務に取り掛かることができず、業務効率の低下や自信喪失を招くことにもなりかねません。それに対し、eラーニングであれば個別ケアが簡単に行えるため、学習者はどのような疑問であっても気軽に尋ねることが可能となります。その重要性を十分に理解した指導者によって行われる適切なフィードバックは、学習者の安心感と理解に対する自信を高め、学習意欲や業務の質を向上させていくのです。 まとめ 本稿ではeラーニング学習が企業内研修において注目される背景及び、企業研修でのメリットについて、簡単ではございますがお話しさせていただきました。eラーニング学習の『いつでも・誰でも・手軽に』のうたい文句は今後もニーズが高まりそうなキャッチプレーズになりそうです。学びの入り口が拡大することで今まで具体的な対策が難しかった学習・教育・指導方法に役立つ、新しいヒントになりそうですね。今後のeラーニング学習の発展や活躍・動向を随時追ってまた報告させていただきたいと思います。ご覧いただきましてありがとうございました。
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eラーニングを活用した新人研修をしよう

eラーニングを活用した新人研修をしよう 皆様こんにちは!CS(カスタマーサポート)の上田です🐯 7月に入りましたが、私達の会社がある兵庫県たつの市は梅雨真っ只中です・・・。 季節の変わり目で風邪が流行っていますが、皆様は体調崩されていませんか? 美味しいものを食べて頑張っていきましょう!! さて、本日は企業での研修についてお話したいと思います。 世界中でeラーニングの普及が進んでいます。企業での入社前研修や、入社後の新人研修、社員教育にeラーニングシステムを導入しようとお考えの方も多いのではないでしょうか? ただ、eラーニングを取り入れるにあたって、会社・社員それぞれのメリットや注意点があり、不安も同時にあるかと思います。 今回は、研修でeラーニングを活用するメリットや注意点、そして弊社で実際に行っているlearningBOX(学習管理システム)での新人研修の事例もご紹介します♪   メリットと注意点 ▼メリット ・コスト削減 → eラーニングは人材育成にかかる経費、時間、労力などのコストを削減可能です。 ・コンテンツの修正 → コンテンツに追加や修正が必要の際も、システム内で簡単に編集が可能です。 ・社員の学習進捗の確認が可能 → 学習している社員の成績や利用状況が残せるため、進捗や理解度がチェックしやすい。 ・いつでもどこでも可能 → インターネットがあればどこでも学習が可能なため、本社に学習者を同じ日時に全員集合させて研修を行う必要がなく、それぞれの支店や拠点での学習が可能です。 ▼注意点 ・インターネット環境を整えておく必要があります。 ・インターネット環境に適応しているデバイスが必要です。(パソコンやスマートフォン、タブレット等) ・eラーニングとして活用するにあたり、LMS(学習管理システム)が必要です。 ・eラーニング用に学習コンテンツを用意する必要があります。 当社の学習管理システムlearningBOXでは、手軽にコンテンツの作成・管理、メンバーの管理、成績の保存・閲覧などが可能です。使いやすいデザインなので、動画・PDF・クイズ・アンケート・レポート等が簡単にアップできます!   実は弊社もlearningBOXを活用して新人研修をしています! 弊社、龍野情報システムでは、実際に内定者の入社前学習や、新人研修、部署毎の研修にeラーニングを取り入れています。 内定者の方に入社前に弊社の概要や就業規則の確認、また業務についての簡単な学習をしてもらうだけで、内定決定後の辞退や、入社後のトラブル防止にもなるメリットもあります。 では、実際にlearningBOXを活用した弊社の新人研修内容をご紹介します。 まず、入社した方に学習していただく4つのコンテンツはこちら!!  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓    ■新入社員基礎研修 会社について・会社が利用しているサービスについてPDF資料で学習します。   ■learninBOX基本研修 弊社のメインサービスであるeラーニング作成システム learningBOX について製品の大きな4つの機能の理解を目指して学習します。 この研修では”learningBOXとは何か?”~learningBOXで利用できる教材を体験、実際に作成してみよう!という流れになっており、上から順に学習しないと次へ進めない学習の流れをつくっています。   ■セキュリティ・コンプライアンス研修 セキュリティ研修では個人のプライバシー、サーバー攻撃、情報漏洩などの情報セキュリティ事故の事例等を参考に身近に潜むリスクを知り、情報セキュリティ対策についての学習します。コンプライアンス研修も、事例を交えつつ本質を学び、コンプライアンス違反を防止するための体制作りについての学習します。   ■CS研修 お客様からのお問い合わせ対応に関する研修です。learningBOXのコンテンツ作成にあるレポート提出機能を利用した研修となっています。 まるでお客様からの問い合わせメール対応をするような流れで、質問の回答を考える研修です。 この研修を通じて、より深い機能を理解します。   研修の修了後やテストの合格に対して、認定証を発行することもできますよ!!   ▼新人研修以外にも”各部署の研修”や、”新機能開発研修”、また研修以外では”タイピング競争レクリエーション”なども社内で行っています♪ タイピング競争レクリエーションは、1位を目指して社内でタイピング速度を争っています!個々で仕事の合間や、休憩時間などに楽しんでいます!!   まとめ 学習管理システムLMSのlearningBOXを活用した弊社の新人研修の事例は参考になりましたか? learningBOXでは上記のようなコンテンツを簡単に作成・管理はもちろん、受講者(社員)のグループ管理や、受講者の学習の進捗状況、成績等も保存・確認が可能です。 10アカウントまででしたら無料で全機能ご利用いただけます!! 宜しければフリープランからお試しください♪

eラーニングを無料で体験しよう

eラーニングを無料で体験しよう こんにちは!CS担当の坂本です。 ブログを書くのは今回で2回目です。文章を書くのは苦手なのですが、ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。 さて、我が家には中学生の娘がいるのですが、今回はその娘の「eラーニング体験」についてお話したいと思います。 目次はこちら 1. learningBOXでタイピング教材を作る! 2. 作った教材で練習!! 3. 暗記カードも作ってみる 4. まとめ learningBOXでタイピング教材を作る! ある日の娘との会話の中で、学校でパソコンの授業があり、その授業の中で1分間に何文字入力できるかを競う「タイピング競争」をしているという話を聞きました。 うちの娘はスマホはよく使っているのですが、パソコンは学校の授業でしか使ったことがありません。そのため、あまりタイピングが早い方ではないようなんです・・・「タイピングの練習したいからパソコン使ってもいい?」と娘が聞いてきたので「learningBOXにタイピングの練習ができる教材があるよ」と教えてあげました。すると早速「やってみたい!」ということでlearningBOXでタイピング教材を作ることになりました。 ちなみにlearningBOXは10人までなら無料で使えるんです!なので、まずは無料登録から。。。 登録が完了したら、教材を作成します。 タイピング教材には作成フォームがあるので、制限時間や合格点を設定し、文章と読み方を入力すれば誰でも簡単に教材が作成できます。 娘も使い方を教えてあげると、あっという間にタイピング教材を作成していました。 2.作った教材で練習!! 早速、作った教材でタイピング練習をすることに。 1回目が終わってすぐ娘が「あーーー全然あかん!」と言ったので見てみると、、、 「23点」・・・不合格です・・・ 合格点を何点にしたのか聞いてみると「70点」ということだったので、頑張って練習すれば手が届きそうな「40点」に下げることにしました。 そうです。合格点は、タイピング教材の再編集機能で変更することができるのです。 そして2回目の挑戦。 結果は、またまた「23点」。。。そんなすぐには上達はしません。 何度か練習し、その日の最高点は「26点」!! 少しだけ上達できました!! このタイピング教材、点数が出るのでゲームをしている感じで楽しいんです。 娘も点数を少しでも伸ばしたい!と思ったようで頑張りました。 暗記カードも作ってみる タイピング教材を作って一通り練習した後、他の教材も作ってみたいということで「暗記カード」を作ってみることにしました。 暗記カードにも作成フォームがあるので、とっても簡単に教材が作成できます。 作成フォームを利用して英単語の暗記カードを作成し早速学習! 暗記カードでは覚えたものに「覚えたチェック」を入れることができるんです。 覚えた単語が増えていくと、全体の何%を覚えたのかが表示され、どのくらいの単語を暗記できたのかが一目でわかります。 暗記カードはスマホでチェックして、普段の学習に利用しています。 まとめ learningboxは直感的な操作で、誰でも簡単に教材が作成できます。 お子さまの学習に、ご自身の学習用にぜひご利用ください! また、学習塾などでもlearningBOXはご活用頂いております。 100人利用でも年間3万円からと、とても導入しやすい価格設定をしております。 ぜひ、無料利用からお試し下さいませ。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

学校で活用できるeラーニング学習【前編】

学校で活用できるeラーニング学習【前編】 お久しぶりです!マーケティング担当貴田岡(キタオカ)です🍎。6月も終わりの週に突入しました。全国的にも天候が不安定で、地域によっては気温の温度差も激しく体調を崩されている方も多いかもしれません。暑い夏がもうそこまで迫ってます! 今回もlearningBOXを通して、学校教育で役立つeラーニング学習を読者の皆様にお届けできるように頑張っていきたいと思います!eラーニング学習に興味はあるが実際にどのような場面で活用すればいいか分からないで困っている方!本稿の記事を参考にぜひ、一緒にeラーニング学習の使い方や活用方法を考えてみましょう 目次はこちら      ------【前編】今回はこちら!------ 1. 例題からヒモ解く 2. 目標設定 3. 学習教材を作ってみましょう 4. 科目ごとに分ける      ------【後編】------ 5. learningBOXのアカウント登録について 6. グループ設定 7. 成績管理の設定について 8. まとめ 例題からヒモ解く 今回は、仮の設定として中学校で社会科を教えている『龍野太郎先生』を題材に、教育現場で期待・活用できるeラーニング学習を考えてみましょう。本稿では先生方の悩みや生徒への指導方法をeラーニング学習の練習課題とし、話を進めていきます! 基本情報 龍野太郎:三年生の社会科を担当 龍野太郎のPCレベル パソコン関係はインターネットで情報収集レベル。プログラミング知識なし、パソコン操作はワードやエクセル、PowerPointで資料作成が行えるレベル 龍野太郎の悩み ①クラスによって点数のバラツキが多い ②一人一人に合わせた学習指導が現実的に難しい ③授業やテストに使う資料作りに労力を奪われ、業務の大半の時間を費やしてしまう ④親御さんの期待やプレッシャーが大きい ⑤社会科に関する生徒の興味が薄く学習意欲が低い 教育現場ではこういった悩みを抱える先生方は多いかと思います。決められた時間の中でいかに成果(成績)を残すかが求められ、一人の教員に対しての『業務・責任』の負荷が高く、身体的・精神的にも苦しい思いをしながら日々の業務をされている方が多いと思います。教員は生徒に勉強を教えること以外にも業務外の仕事や学校行事、親御さんとの関係性もあり、立場的にも、低姿勢で板挟みになることが多いです。部活やクラス・学年担当を持っている方はもっと多忙な日々を過ごしているかと思います。 龍野太郎の悩みを基に、eラーニング学習で教員の負担を減らし、生徒の勉強意識を高める学習環境の作り方、弊社のlearningBOXを実際に用いて、一緒にeラーニング学習を始めてみましょう!! 目標設定 ミッション ①生徒の知識や学習意欲を向上させる ②一人一人のレベルに合わせた勉強方法を提案・作成 ③資料作成に費やす時間を削減する ④学校や親御さんからの信頼を獲得する ⑤eラーニング学習を通し社会科に興味をもってもらう 上記の①~⑤の条件を満たせるような設計を早速learningBOXで作ってみましょう 学習教材を作ってみましょう 社会科という大きなワード(概念)で、学習教材を作ろうとすると、あまりにも入り口が広く、どこから手を付けていいか分からなくなります。範囲やジャンルを狭めて教材を作り、徐々に学習範囲を広く中身の質を高めていきましょう オススメ問題作成手順 ・小項目・中項目・大項目と分けてまず考えます。 ・小項目の問題が増えてきたら→中項目(グループ・カテゴリー)ごとに情報を整理しましょう。 ・中項目が増えてきたら→大項目に分けて構成完了 イメージ図 learningBOXで実際に教材を作ろう 大項目: 社会科 中項目: ①歴史、②地理、③公民・・・etc 小項目: ①‐1日本の歴史、②‐1日本の地理、③‐1日本の社会の仕組み・・・etc 作ったクイズはこちらです 日本の歴史に関する問題10問  → 歴史の問題 日本の地理に関する問題10問  → 地理の問題 日本の社会に関する問題10問  → 社会の問題 総合問題           → 総合問題 本番に近いテスト問題     → テスト ※ノーマルモードとマスターモードの違いはこちら learningBOXの特徴 ①excel、テキストで簡単に問題が作成。初めての方は『問題作成フォーム』がオススメです ②多機能な出題形式 ③画像や動画も挿入可能 ④解説にURLリンクを埋め込み可能 ⑤オプション機能を活用することで本番により近いテストが行える ▼クイズ作成機能はクイズの種類が豊富で、かつ機能も充実しています。 ▼セクション機能や動画を埋め込むことも可能です。 科目ごとに分ける 上記で作った教材をフォルダ毎に整理しましょう。 コース設計を助ける学習制御機能 コンテンツ機能の制約バーを用いることで前提条件を設定可能です。制約には2種類あり、制約より上の問題・資料を全て解答・閲覧する、または、制約より上の問題・資料を全て合格する、の2種類があります。※こちらの制約バーを用いることで学習者は効率よく手順通りに学習を進める事ができます。 目的に合わせた受講回数の制限 受講制限を設けることで、特定の回数まで受けさせることができます。普段の授業では刺激が与えづらい、緊張感・集中力もグングンアップ!! グループごとに教材の割当が出来ます 生徒のレベルに合わせて、各グループごとに配布したい教材を割り当てることが可能です! 前編のまとめ 今回は話が長くなりそうなので、ここで一度区切ります。前編では、龍野太郎の悩みを基にeラーニング学習で活用できそうな学習方法の提案・教材作成・問題の分け方をlearningBOXを例にお伝えしました。今回ご紹介したこのlearningBOXを使ったeラーニング学習はどうでしたでしょうか。学校や教育現場で現在使っている教科書やノート、プリント学習とまた違った新鮮な新しい勉強方法だったんではないでしょうか?勉強方法も時代と共にこれからどんどん、発展していくことでしょう。私たちが求める・求められる『教育の質・指導方法の柔軟性・時代に合わせた教育』は、転換期に入ったのかもしれません。 後編では、learningBOXで作った学習環境を基に成績管理・登録方法など、詳しくお話ししたいと思います。eラーニング学習を始める際に気なる操作方法やコスト面も後編でより深くお伝えします。eラーニング学習に興味がありながらも一歩踏み出せないでいた方、操作方法が難しそうで諦めかけていた方!弊社のlearningBOXでその不安を期待に変換しましょう!!それではまた、後編でお会いできるのを楽しみにしております!ご覧いただき、ありがとうございました。
learningBOXver27

learningBOXがVer2.7へバージョンアップ

いつもeラーニング作成システムのlearningBOXをご利用いただき、誠にありがとうございます。 本日、learningBOXがVer2.6から2.7へバージョンアップしました。 この記事では、各種新機能が追加されたVer2.7.4(2019年6月12日リリース)について、詳しくご紹介いたします。   今回のバージョンアップについて 今回のバージョンアップでは、「カルテ機能」「タグ付け機能」など目玉となる新機能に加え、「虫食いノート」「メンバー管理」といった既存機能の改善など、多くの機能が追加されました。 それでは、2.7系バージョンアップについて詳しくご紹介させていただきます。 タグ付け機能 「学習をよりアダプティブに。」 問題をタグ付け機能で振り分ける事により、点数だけでは分かりづらい学習者の成績の特徴が見えるようになります。 事前に設問にタグを設定しておくことで、1人ひとりの苦手分野・得意分野を分析できます。 この「タグ」を利用して成績分析・表示させたものが、以下の「カルテ機能」です。 カルテ機能 「学習の"進捗状況"を確認できる」 カルテ機能により、個々のユーザーが毎日どのくらい学習していて、どこまで進捗しているかを確認できます。 これにより、一人ひとりの学習状況を把握でき、よりアダプティブな学習者支援ができます。 その他新機能・機能改善について メール通知機能強化 ・マイページに表示される「お知らせ」をメールで通知できます。 ・成績管理画面から絞り込んだ条件の学習者に、メールを一斉送信できます。 認定証 ・認定証をオリジナルのデザインにできます。 ・認定証を一覧で確認できます。 虫食いノート ・「覚えたチェック」を付けられます。 メンバー管理 ・招待メール再発行機能 ・アカウント有効期限機能 コンテンツ管理、各種機能の追加・改善 ・PDF印刷禁止機能 ・右クリックで複製できる機能 ・添付ファイル教材 ・WEBページ/虫食いノートの入力欄を拡大 専用サーバー 主にカスタマイズ・オプション契約されている方向けの新機能ですが、EC機能についての各種新機能の追加・改善、また機関システムを持っている企業様への対応として、ログインや成績結果のAPI連携ができるようになりました。 その他 詳しい操作方法やご不明な点については、弊社担当:CS営業チームまでお問い合わせください。 ●お問い合わせフォーム 今後も、さらにお客様のお声に耳を傾け、より快適にご利用いただけるよう機能改善に取り組みます。 今後ともlearningBOX/QuizGeneratorをよろしくお願いいたします。
VR教育

教育分野で進むVRテクノロジー【世界のeラーニング】

教育分野で進むVRテクノロジー【世界のeラーニング】 こんにちわ。朝はゆで卵派・マーケティング担当の本木です。 【世界のeラーニング】シリーズもおかげさまで今回で6回目です。 これまでアダプティブラーニングや、MOOCなどいろいろご紹介してきましたが、今回は、アメリカのEdtech・eラーニングサービスにおける最先端のテクノロジー、「VR」について触れてみたいと思います。 目次はこちら 1.VRとは? 2.教育分野での活用 3.アメリカでのサービス事例 4.まとめ VRとは? 既に「VR」という言葉自体は非常に身近になっていますが、改めて説明しますと、VRとは「Virtual Reality」の略であり、日本語では「仮想現実」と訳されます。 一般的にはディスプレイやVRゴーグルなどを使用することで、360度にわたって視野が広がり、仮想現実の世界を体験できるテクノロジーです。 VRといえば、ゲームやエンターテイメントのイメージがありますが、教育にも親和性が高く、アメリカではEdtechの最先端分野の一つとなっています。 ▼イメージ 教育分野での活用 教育の分野では、宇宙や深海などの仮想空間で体験したり、職業の疑似体験などをはじめ、本では表現が難しい、もしくは、立体的に表現した方が理解しやすい分野(STEM教育関連、例えば、人体の臓器の形状など)で、より理解しやすく、より楽しく学ぶためのツールとして広がりはじめています。 アメリカでは、アメリカ政府がVRを利用した教育を普及させる試みで「VRエデュケーションプロジェクト」というプロジェクトを発足して、教育を目的としたテクノロジー商品の開発には助成金を交付される仕組みがあります。 →アメリカ政府の「Ed Tech Developer's Guide」(←全て英語です) アメリカでのサービス事例 それでは、早速ですが、具体的に代表的なサービスを見ていきましょう。 まずはじめに「Nearpod(ニアポッド)」です。 ▼タブレットでのVR体験 Nearpodは幼稚園から高校生まで学べるVRのコースを約100種類以上を用意しており、学校の先生が授業の教材として使うことができ、また、Nearpodを通して、先生が生徒の回答・反応を収集することができる授業を進めるためのプラットフォームとしての役割を担っているとのことです。 教室での利用が多いので、タブレットがメインで活用されており、VR見たり、授業の教科書・ノート代わりになっているようです。 次に「Zspace(ゼットスペース)」です。 ▼デモ動画(心臓の鼓動音まで出ている) 「Zspace(ゼットスペース)」(→ジースペースとも言う)ですが、こちらも小学生から高校生を対象としたVR教材を多く用意しています。特徴としてはノートパソコンのようなディスプレイ型のデバイスを使って、専用のメガネをかけると目の前に物体があるように見えます。そして専用のペンツールを操作をすると自在に動かすことができます。 こちらもNearpodと同じく、ゴーグルはメインで使われず、学習者が快適にVR学習を進めることができるかどうかを追求した結果、このようなスタイルになったんでしょう。 デモ動画にあるように、立体的に表現した方が理解しやすい分野(STEM関連、例えば、人体の臓器の形状など)で、より理解しやすく、より楽しく学ぶためにVRを活用した教材はとても魅力的ですね。 まとめ さらに、VRテクノロジーは企業の研修でもVRは活用されています。 アメリカの小売業大手Walmartは講師による店舗での実地研修に代わって、VRを使った研修プログラムが用意されているとのことです。 ▼VRを研修に活用 このようにVRはエンターテイメント分野だけでなく、教育分野での活用・普及が非常に進んでいることがわかりました。 STEM教育というと、プログラミング教育がメインに思えてきそうですが、このようなVRのテクノロジーが進化することによって科学・技術・工学・数学の教育の最適化が進んでいきそうですね。 さてみなさん、この【世界のeラーニング】シリーズですが、これまでアメリカの中心にご紹介してきましたが、今回をもってアメリカ編は一旦、終了となります。次回以降は、中国?ヨーロッパ?アジア?どこにいくのでしょうか?心配です。楽しみです。 お読み頂きありがとうございました。 ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏
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進化するアメリカのEdtechサービス【世界のeラーニング】

進化するアメリカのEdtechサービス【世界のeラーニング】 こんにちわ。朝はごはん派・マーケティング担当の本木です。 【世界のeラーニング】シリーズもおかげさまで今回で5回目です。 前回はアダプティブ・ラーニングが学校教育現場に与えた影響をご紹介させて頂きました。 今回はアメリカにおいてEdtechが企業に与えた影響とその動きについて触れてみたいと思います。 目次はこちら 1.アメリカにおけるeラーニング・Edtechの普及と進化 2.ビジネス分野のEdtechサービスの例 3.eポートフォリオの登場と普及 4.まとめ アメリカにおけるeラーニング・Edtechの普及と進化 アメリカは、国土が広く、また多くの企業が国内だけに留まらずグローバル展開をしており、集合研修で社員教育・人材育成をするには限界があり、必然的にeラーニング及びEdtechサービスが普及する土壌がありました。 結果、インターネットの普及とともに、企業の人材育成の手段の一つとして、eラーニングの普及とEdtechサービスの進化が進んでいきました。 そして最近では、企業の人材育成だけでなく、人材獲得を目的として福利厚生の一環としてeラーニング・Edtechサービスが利用されることも多くなっています。 ビジネス分野のEdtechサービスの例 それでは早速ですがビジネス向けサービスで人気のEdtechサービスを見てましょう。 まずはビジネスマン向けSNS「LinkedIn(リンクトイン)」です。 このLinkedInがオンライン学習向けサービスである「Lynda.com(リンダドットコム)」を買収しました。 この買収によって、SNSサービスとオンライン学習の学習履歴情報もミックスされたものなりました。 LinkedInでは、ユーザーが勤務先や役職、業種やスキル、学歴などのビジネスプロフィールを公開しています。 これにLynda.comの学習情報(ユーザーが受講した学習履歴や修了証書)もミックスされて公開することにより、ユーザーのタレント(能力)やスキル志向をSNSを通して見つけることができるようになりました。 これにより、企業内での人材活用、また人材募集や協業をする際に、大きな判断の一つとして利用できるようになりました。人材の流動性が高いアメリカならではのサービスですね。 eポートフォリオの登場と普及 LinkedInで紹介した学習履歴情報について少し突っ込んでみたいと思います。 アメリカでは学習履歴の保存・蓄積のIT化が進んでおり、いわゆる「eポートフォリオ」に就職・進学に活用されているようです。 例えば大学での学生の研究内容・成果がeポートフォリオにまとめられ、大学生が就職活動のためにそのeポートフォリオを通して企業にPRを行い、それを企業がインターンシップや人材獲得の材料とする動きです。 eポートフォリオのプラットフォームサービスの一つ「Portfolium(ポートフォリウム)」です。 こちらは大学での利用が進んでおり、学生のスキルレベルアップにも役立っているとのことです。 履歴書や学歴といった形式的なものから、学習履歴といったより具体的な情報がITによってデータ化され、就職・転職・進学のあり方を変えるものになりそうです。 まとめ アメリカの広い国土と数多くのグローバルな企業の存在により、eラーニング及びEdtechサービスが進化して広がっています。 また、SNSのような既存のITサービスにオンライン教育とその学習履歴が繋がったり、学習履歴管理をメインとしたプラットフォームサービスが登場するなど、Edtechサービスの裾野も広がっています。 単に学ぶだけでなく、進学・就職のあり方を変えるなどEdtechサービスが与える影響が大きいことがわかりました。 次回以降はeラーニング・Edtechの最先端テクノロジー、例えばVRなどにも触れていければと思います。最後までお読み頂きありがとうございました!
アダプティブラーニング

アダプティブ・ラーニングが与えた新しい学び方【世界のeラーニング】

アダプティブ・ラーニングが与えた新しい学び方 【世界のeラーニング】シリーズもおかげさまで今回で4回目です。 前回は、アダプティブラーニングのきっかけと普及について書かせて頂きました。 今回は、アダプティブ・ラーニングが与えた影響のひとつ、アメリカにおける学校のスタイルについて書きたいと思います。 目次はこちら 1.チャータースクールでの活用 2.グーグル元社員が作ったAltSchool 3.まとめ チャータースクールの普及 まずアメリカの学校のスタイルについてご紹介します。 アメリカでは元々、治安の問題や地域の教育水準の差などがあり、学校に行かずとも家で学習することができる「ホームスクール」というものがあります。そして、このホームスクールの進化系である「チャーター・スクール」というものが1990年代から普及し始めました。 例としてはテキサス州の「TEXAS VIRTUAL ACADEMY(テキサスバーチャルアカデミー)」です。 チャータースクールとは、民間が運営する公立学校のことです。TEXAS VIRTUAL ACADEMYでは、オンライン講義がメインとなり、週に一度だけ先生とミーティングしながら学習を進めていくスタイルです。テキサスに住む中学生・高校生を対象として、無料で、アダプティブ・ラーニングを取り入れた学習スタイルとなっているとのことです。 アメリカは日本と違い、教育の分権化が進んでいるため、チャータースクールをはじめ、Edtech・オンライン学習・eラーニングが広まりやすい土壌があるんですね。 一方、アダプティブ・ラーニングを実践している学校として注目されているのが、元Googleの社員が作った「Alt School(オルトスクール」です。 こちらはFacebook創始者のMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)や投資家なども多く出資しており、Edtechのテクノロジーをフルに活用してパーソナライズされた教育サービス(アダプティブ・ラーニング)を展開しています。 簡単には ・年齢に関係ないクラスの編成(多様性の教育) ・アプリなどのツールで先生・生徒・保護者に情報の見える化 ・オフラインの授業を重視 まとめ アダプティブ・ラーニングの進化に伴ってアメリカの学校現場では、チャータースクールのように、Edtechのテクノロジー活用が進みやすい環境があります。 また、先に書いたように、「Alt School(オルトスクール」のように最先端のITテクノロジーを教育現場に導入する試みがあり、そこで実践された手法がまた公立学校に適用されていく、という流れができているようです。 アダプティブ・ラーニングはこのように学校教育に影響を与えたように、企業の人材教育においても影響を与えました。 また次回以降、アメリカにおけるeラーニング・Edtechの進化・普及に伴う企業の人事育成に与えた影響についても鋭く切り込んで?いきたいと思います。 learningBOXは教育現場でも活躍中です! なお今回、学校教育について切り込んでいきましたが、当社のeラーニング作成システム「learningBOX」では、各種教育現場でもご利用頂いています。 ・塾や学校での教材ツールとして ・大学での学習強化システムとして ・授業サポートとして演習問題、テストツールとして 教育現場に必要とされるeラーニング作成システムに重要な教材ツールの種類が豊富です。 ぜひ無料利用から一度お試し下さいませ。 ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏

アダプティブ・ラーニングの普及について【世界のeラーニング】

アダプティブ・ラーニングの普及について【世界のeラーニング】 こんにちわ、マーケティング担当の本木です。 おかげさまで好評(自分の中で)の【世界のeラーニング】シリーズ、第3回です。 反転学習・MOOCの話に続きまして、今回はeラーニングで日々存在感を増しているキーワード 「アダプティブ・ラーニング」 について切り込んでいきたいと思います。 目次はこちら 1.アダプティブ・ラーニングとは? 2.代表的なサービス 3.押さえておきたいキーワード 4.まとめ アダプティブラーニングとは? アダプティブ・ラーニング(Adaptive Learning)とはそもそも何の意味でしょうか? 「adaptive」を辞書で調べてみると「順応性のある、適応する」といった意味です。 アダプティブ・ラーニングとは、AI(人工知能)を用いて学習者の学力に合った教材を習熟度別に最適化して提供する学習方法という意味です。 簡単にいうと、「学習者のレベルに合わせた学習方法」というところでしょうか。 AI(人工知能)技術の登場・進化とともに、教育分野でも、学習履歴データを解析して、個々人に最適化された学習コンテンツを提供する学習方法として、普及してきています。 学校の例に例えますと、今までだと、クラス全員に同じレベル・内容の宿題・問題をさせるのが一般的ですが、これだと、苦手な分野は苦手なままになる可能性があり、得意な分野はさらに伸ばすことがしづらい状況になります。アダプティブ・ラーニングによって苦手な箇所やつまずいた箇所については、その点を集中的に基本から学習していけたり、得意な分野はさらに得意になれるよう、学習をしていける仕組みを実現できます。 ネットショッピングだと、リコメンド機能というものがあって、商品検索履歴や購入履歴をもとに「あなたにおススメの商品はこちら」とか「一緒に買われている商品はこちら」などいった形で商品一覧がリコメンド表示されますよね。そういったものに近いイメージでしょうか。 ともあれ、子供のころを思い出すと、苦手な科目・単元の場合、わからないままどんどん進んでいくので「この単元、早く過ぎ去ってほしいー!」と思っていたのを思い出します。個々人のレベルに合わせて学習が進むって素敵ですね。 代表的なサービス それでは、代表的なサービスを見ていきましょう。 まずはKNEWTON(ニュートン)です。 アダプティブ・ラーニングの代表格が2008年に登場したアメリカのKnewton(ニュートン)。 ニュートンはアダプティブ・ラーニングに特化したサービスです。一例としてアリゾナ州立大で準備したある数学コース修了率は17%上昇、途中脱落率は56%も減少したほか、45%の学生が予定より4週間も早くコースを修了したという情報があります。 特徴としてはWEBテストを用いて、学習者に次の最適な学習内容・課題がリコメンドされる仕組みであり、管理者・学習者・保護者ともに、どこでつまずいているのか、どこが先に進めるのか、などの把握が可能とのことです。 その他のアダプティブ・ラーニングの提供サービスを紹介すると、 ●DreamBox Learning(ドリームボックスラーニング) 算数・数学をメインとした適応型オンライン学習サイトです。 ●IXL アメリカの学校で導入があるとのことです。実際に学校の宿題として利用されている情報もあります。日本語サイトも実際に問題が解けます。 押さえておきたいキーワード ここまでアダプティブ・ラーニングについて代表的なサービスをみてきましたが、今後、AIの進化・普及とともに、アダプティブ・ラーニング(Adaptive Learning)も学びのスタイルを変革しそうな手法の一つになりそうですね。。 さて、ここでアダプティブ・ラーニングに関連して、知っておきたい用語も併せて紹介します。それぞれの詳しい内容はまた後日、記事にて案内したいと思います。ここではさらっと紹介します。 ●教育ビッグデータ 教育のデジタル化・ICT化が進むにつれて、今まで紙ベースだった学習データの多くがデータ化によって入手が可能になりました。これらの活用はデータサイエンスという高度なアプローチが必要ですが、子供だけでなく大人も含めた教育全体の在り方を変えるデータですね。 ●ラーニングアナリティクス(Learning Aanalytics) 上に述べた教育ビッグデータを利用した学習のデータ解析アプローチも非常に重要です。各種eラーニングやMOOCなど教育のデジタル化により、得ることができるようになった学習データを活用するためにラーニングアナリティクスによる分析・測定はこれからより一層注目されそうです。 ●教育支援としてのレコメンド機能 教育ビッグデータ・ラーニングアナリティクスを活用した、学習者支援としてのリコメンド機能です。 EC(E-commerce)で馴染みのある機能ですが、教育の場合だと、さらに有益な機能になりそうです。例えば、個別に苦手部分を克服するための推薦された学習コンテンツや学習者の属性データ(年齢・性別・趣味嗜好)を活用した学習コンテンツの推薦など、いろいろな期待ができます。 まとめ ビッグデータが様々な産業分野で変革を促しているように、教育のデジタル化→ビッグデータ化→アダプティブ・ラーニングの進化・普及というふうに、教育分野も同様に変革されていくということですね。 今回はアメリカのアダプティブ・ラーニングの例に、そこから関連する用語も紹介させてしました。次回はさらに鋭い視点で?世界のeラーニングについて切り込んでいきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました! ※参考文献:Edtechが変える未来 著者:佐藤昌宏

SCORM(スコーム)とは?

SCORM(スコーム)とは? 早いものでもう少しで、5月も終わりです。これから本格的な夏に向けて関西の暑さにびびってます、マーケティング担当の貴田岡です。僕の地元青森は夏でも26~30度位です。🍎 さてさて、雑談はさておいて、本題に行きましょう!!eラーニング学習や勉強、これに関連する情報を収集していくうちについついお目にかかる?!『 SCORM(スコーム)』みなさんも調べていて何回か遭遇したことがある用語ではないでしょうか?!この『SCORM』という未知数な存在感!eラーニングに関係の深い概念・概要であることは間違いないが、いまいち内容が難しく、イメージが湧きません。 今回はこの『スコーム』について一緒に勉強・覚えていきましょう 目次はこちら 1.概要 2.SCORMの背景 3.SCORMの仕組み 4.標準化のメリット 5.まとめ 1.概要 SCORM(Sharable Content Object Reference Model/スコーム)とは、アメリカの国防総省であるADL(Advanced Distributed Learning Initiative)が策定したeラーニングに関する世界標準規格を指します。国際基準で適正に評価され『品質と信頼の証し』が標準化された規格基準です。 教材コンテンツをこの規格に準拠させることで、開発したメーカーに関係なく、さまざまなLMSでの学習が可能になります。スコームとは『eラーニングにおける共通化のための標準規格』と考えていいでしょう。日本ではeラーニングコンソシアムが中心となり普及に努めています。 SCORMをゲーム機に例えて考えてみましょう 新しいゲーム機を買うと以前使用していた、ゲーム機のコントローラーとの使い勝手や操作・ボタンの位置など相違に戸惑うことがありますよね。せっかく慣れてきたのに、また操作の学びなおしや、思い通りに操作できるまでに余計なストレスがかかってしまいます。しかしコントローラーに規格が定まっていた場合、どうでしょうか?!以前のゲーム機と変わらないコントローラーであれば操作に戸惑うことはなくスムーズに作業が行えます。以前のゲーム機と共通の操作ができ、マニュアルを読まなくても、直感的に作業をすすめることができるはずです。SCORMはここでいう規格を意味します。 2.SCORMの背景 SCORMは、異なる学習管理システム間においても教材・学習材が共通に使えることをめざし、規格の乱立を防ぐ目的で定められました。しかしながら、SCORM自体の仕様の複雑さから、一般の素人が簡単にSCORMに合致した教材・学習材を作ることが困難であるという矛盾や課題も抱えています。SCORMは、1997年の初出以後、何度か改訂されており、日本では日本イーラーニングコンソシアム(略称eLC)により日本語版が公開されています。 3.SCORMの構成 では、次にSCORMの構成についてみてみましょう。 ・耐久性 ・相互運用性 ・アクセス可能性 ・再利用性 これらをキーワードをもとにSCORMをわかりやすく説明すると、 e-Learning コンテンツのシステムやソフトウェアのバージョンアップなどでも大きな修正の必要がなく、多くの OS や Web ブラウザなどで学習可能で必要なときに学習教材が検索でき、既存のコンテンツを容易に再利用して新規コンテンツの作成を可能(再利用性)にするための規格と言えます。 e-Learning は、LMS(学習管理システム)の上で教材コンテンツを利用するという形態が一般的ですが、この両者を連結する部分の共通仕様などを定めたのが、SCORMです。 4.標準化のメリット ▼標準化とは? そもそも標準化とは?『複数の要素間で、仕様や構造、形式を同じものに統一すること。』と定義されます。製品の標準化は色々な分野で行われています。一般的なメリットを幾つかを挙げてみましょう。 ・使い勝手が同じになることで、新しく学習しなくても操作が可能である ・製品仕様が安定することから、エラーやバグなどのトラブル件数が減る ・同一仕様のスケールメリットで、コスト、価格が下がる ▼SCORMによる標準化のメリット ソフトウェアをはじめ新製品を使うときには、慣れるまでの期間が必要です。しかし、使い勝手が共通化していれば、新しく覚える手間や、こうした時間も少なくなります。現在 e-Learning は、LMSとコンテンツに分かれて流通していますが、この連結部分の標準化が進めば、どのコンテンツを、どのLMS上でも使えることになる。これは、eラーニングにもあてはまりますので、より良い製品が、より安価にユーザーに提供されることに繋がります。 まとめ 今回は簡単ではありますが『 SCORM 』についてお話をさせていただきました。SCORMとは国際基準で適正に評価され『品質と信頼の証し』が標準化された規格基準で、e-Learning における共通化のための標準規格です。コンテンツのシステムやソフトウェアのバージョンアップなど、大きな修正の必要がなく、多くの OS や Web ブラウザなどで必要なときに学習教材が検索でき、既存のコンテンツを容易に再利用して新規コンテンツの作成を可能にする設けられた世界標準規格です。
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